CX-5 のエアコンフィルターを通販で探すと、商品ごとに書かれた寸法の数字がばらばらで、数字を頼りに選ぼうとすると迷いやすい。照合に使うのは寸法ではなく、純正品番と車検証の型式だ。KE 系も KF 系も、純正品番は同じ KD45-61-J6X になる。
KE 系・KF 系の純正品番は KD45-61-J6X で共通
フィルターメーカー MANN-FILTER の公式カタログでは、キャビンフィルター CU 24 009 の主な適用車に CX-5(KE)と CX-5(KF)の両方が並び、マツダの参照品番として KD45-61-J6X を挙げている(表記違いの KD4561J6X 9A も含む)。販売店の型式別の適合の掲載でも、KE 系 6 型式と KF 系 3 型式の全車に KD45-61-J6X が対応するとされている。2012年2月以降の KE 系と KF 系は、同じフィルターを使う扱いだ。
ただし、マツダの公式サイトでは「新型 MAZDA CX-5」を、従来の KF 系とは別の車種ページで扱っている。品番を確かめたのは KE 系と KF 系だけで、新型の品番は確かめていない。新型に乗っている人は、後の「新型 CX-5 は車台番号で品番を確かめる」の節を先に読んでほしい。
型式・年式ごとの純正品番早見表
販売店の型式別の適合の掲載をもとに、型式ごとの品番を整理した。標準の純正品番のほか、ディーラーオプション(販売店で付ける純正の選択品)の品番と、デンソーのクリーンエアフィルターの互換品も並べる。
KE 系(2012年2月〜2017年2月)
| 型式 | 標準の純正品番 | ディーラーオプション品番 | デンソーの互換品 |
|---|---|---|---|
| KEEAW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KEEFW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KE2AW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KE2FW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KE5AW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KE5FW | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
KF 系(2017年2月〜)
| 型式 | 標準の純正品番 | ディーラーオプション品番 | デンソーの互換品 |
|---|---|---|---|
| KFEP | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KF2P | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
| KF5P | KD45-61-J6X | K015-V9-030 | DCC4008(014535-3080) |
一部の掲載には、ディーラーオプション品番として K015-V9-030A・K031-V9-030 の表記もある。自分で買うときに照合する番号は、上の表の KE 系・KF 系の型式なら KD45-61-J6X でよい。
同じフィルターを使うほかのマツダ車
MANN-FILTER の公式カタログでは、CX-5 と同じ CU 24 009 の主な適用に、マツダ3(BM・BN)とマツダ6(GJ/GL)も入っている。販売店の型式別の適合の掲載でも、次の車種に KD45-61-J6X が載っている。
- アテンザセダン・アテンザワゴン(GJ 系、2012年11月〜2019年7月)
- MAZDA6 セダン・ワゴン(GJ 系、2019年8月〜)
- アクセラセダン(BM5AP・BM5FP、2013年11月〜)
家族でこれらの車にも乗っているなら、同じ品番で揃えられる可能性がある。 買い置きする前に、それぞれの車検証の型式が上の掲載に入っているかを見ておくとよい。
マツダ純正エアコンフィルターは2種類
マツダの公式サイトのメンテナンスパーツの案内では、純正のエアコンフィルターとして「プレミアムエアコンフィルター」と「高機能エアコンフィルター」を挙げている。このページには品番も適合車種も載っていない。早見表のディーラーオプション品番が、この2種類のどちらに当たるかは確かめられていない。
プレミアムエアコンフィルター
脱臭層の活性炭を従来品の1.5倍にして幅広い臭いに対応し、抗ウイルス加工のフィルター層を2層構造にしている。マツダは効果として、高い除じん性能・抗菌・抗ウイルス・抗カビ・脱臭・安定した風量を挙げている。
高機能エアコンフィルター
PM2.5 対策向けで、立体構造帯電不織布を使い、集じん・脱臭に加えて特定ウイルスの減少・抗菌・防カビをうたう。活性炭層は車外からの排ガス臭を吸着する。除去率は粒子の大きさで違い、2.5μm の粒子で約90%、1.0μm で約65%、0.3μm で約30%。マツダはこれを自社の試験条件での値とし、実際の環境の性能とは異なること、0.3μm 未満の粒子は除去を確認していないことを注記している。
新型 CX-5 は車台番号で品番を確かめる
新型 CX-5 のエアコンフィルターの品番は、ここで使った出典では確かめていない。KD45-61-J6X や、後で紹介する社外品が新型に合うかは分からないので、型式を確かめずに買わないほうがいい。
年式で品番が変わる例もある。北米のマツダ純正部品の通販サイトでは、CX-5 の 2013〜2025 年式に KD45-61-J6X(末尾に -9U の付く表記)、2026 年式に別の品番 BDGF-61-J6X を載せている。これは北米の年式での表記で、国内のどの型式に当たるかは確かめていない。
確かめ方は次の順になる。
- 車検証の「型式」と初度登録年月を見る
- 商品の適合表に、その型式が載っているかを見る
- 型式が新型に当たるときや判断がつかないときは、マツダの販売店に車台番号を伝えて純正品番を聞く
部品メーカー PIAA も、適合のデータは予告なく変わることがあり、車両の仕様変更で適用が変わる場合もあると注記している。
CX-5 用の社外品エアコンフィルター4商品を比べる
社外品を選ぶときに見るのは次の2つだ。
- 適合: 商品名か商品説明に、純正品番 KD45-61-J6X か、自分の型式(KE 系なら KEEAW など、KF 系なら KFEP・KF2P・KF5P)が書かれているか
- 機能: 花粉やほこりが取れれば足りるのか、活性炭による脱臭や抗ウイルスまで欲しいのか。層の構成と、商品説明がうたう機能を見る
寸法の数字は当てにしない。MANN-FILTER の CU 24 009 は 235×214×28mm、AUTO SPEC の CX-5 用は販売ページの商品説明で 213×192×15mm と、製品によって表記が違う。寸法の数字だけで互換を判断せず、純正品番と型式で選ぶ。
| 商品 | 商品説明の対応 | 純正品番の記載 | 交換目安の記載 | 層の構成 |
|---|---|---|---|---|
| エムリット D-140 | KE 系・KF 系 | あり | 装着後1年か10,000km | 商品名で「ガラスが汚れにくい」とうたう |
| VALFEE Air-11G | KE 系6型式・KF 系3型式 | なし | なし | 4層(中身の記載なし) |
| AUTO SPEC CX-5 用 | KE 系6型式・KF 系3型式 | なし | 1年に1回か10,000km | 4層(活性炭・PM2.5 の層など) |
| VALFEE Air-11 | KE 系・KF 系 | なし | なし | 3層(中身の記載なし) |
4商品とも、商品名か販売ページの商品説明に CX-5 の KE 系と KF 系への対応が書かれている(出品者の記載)。純正品番まで書いているのはエムリット D-140 だけで、ほかの3商品は型式と年式で対応を示している。
エムリット D-140
販売ページの商品説明では、2012年1月以降に販売された CX-5(KE 系・KF 系)に対応するとし、純正品番 KD45-61-J6X・K015-V9-030・K031-V9-030 と、デンソーの互換品番 DCC4008 を挙げている。交換目安は装着後1年か10,000km 走行後で、交換時期を確かめるシールが付く。適合は購入前にエムリットのホームページで確かめるよう書いている。純正品番で照合したい人は、まずこれから見るとよい。
エムリットフィルター D-140(CX-5 KE/KF 用)
VALFEE Air-11G(4層)
販売ページの商品説明では、CX-5 の KE 系(KEEAW・KEEFW・KE2AW・KE2FW・KE5AW・KE5FW、H24.2〜H29.2)と KF 系(KFEP・KF2P・KF5P、H29.2〜)のほか、アクセラスポーツ・アクセラセダン(BM 系)、アテンザセダン・アテンザワゴン(GJ 系)を対応に挙げている。商品名では4層をうたうが、どの層が何を取るかは商品名にも商品説明にも書かれていない。型式の一覧で自分の車を照合したい人に向く。
VALFEE エアコンフィルター 4層 Air-11G(FJ4946)
AUTO SPEC CX-5 用
販売ページの商品説明では、KE 系6型式(2012年2月〜2017年2月)と KF 系3型式(2017年2月〜)を対応に挙げている。4層構造として、抗菌・抗カビ・抗ウイルスの層、花粉やチリを取る層、活性炭の層、PM2.5 を取る層をうたい、2.5μm の粒子を90%、1.0μm の粒子を85% 捕らえるとしている。ただし試験条件の記載は無く、マツダ純正の除去率と同じ物差しでは比べられない。交換目安は1年に1回か走行10,000km。取り付け位置は車種で異なるので、車両の整備マニュアルを見るよう書いている。脱臭や抗ウイルスまで欲しい人には、層の中身まで書いてあるこれが選びやすい。
AUTO SPEC CX-5 用エアコンフィルター(4層・活性炭入り)
VALFEE Air-11(3層)
販売ページの商品説明では、Air-11G と同じく CX-5 の KE 系(H24.2〜H29.2)と KF 系(KFEP・KF2P・KF5P、H29.2〜)、アクセラ(BM 系)、アテンザ(GJ 系)を対応に挙げている。商品名でうたうのは3層で、層の中身の記載は無い。Air-11G との違いは商品説明からは層の数しか読み取れないので、同じ VALFEE で迷ったら、価格は変動するのでリンク先で見比べて決めてよい。
VALFEE エアコンフィルター 3層 Air-11(FJ4109)
ほかの商品まで広げて比べたいなら、こちらにまとめている。
交換の目安と汚れのサイン
エアコンフィルターは、車内に取り入れる空気から粉じん・花粉・臭いの成分などを除く部品で、きれいになった空気が吹き出し口から出る。マツダの公式サイトの案内では、フィルターが汚れると通気抵抗が上がって送風量と性能が落ち、脱臭性能も下がって臭いの原因になるとしている。車内が冷えにくい・暖房が効きにくい・排気ガスの臭いが強くなる、といった症状があれば販売店に相談するよう案内している。
交換の目安は、部品メーカー PIAA の解説では1年に1〜2回。花粉や黄砂の時期、カビが生えやすい蒸し暑い時期の前に替えると効果的とし、交通量や粉じんの多い地域では、風量が極端に落ちたり窓が曇りやすくなったりしたら早めの交換を勧めている。マツダ公式の案内のページには交換時期の記載が無く、この目安は部品メーカーの解説だ。
付いている場所は、PIAA の一般的な解説では多くの車でグローブボックスの裏側付近。取り付け位置は車種で異なるので、CX-5 での作業は取扱説明書で確かめてから始める。
フィルターを替えるついでに、ほかの消耗品も見直すなら次の記事が使える。
よくある質問
KE 系と KF 系でエアコンフィルターは同じ?
同じ品番を使う。KE 系から KF 系へ乗り換えても、KD45-61-J6X の品なら買い置きをそのまま回せる。
K015-V9-030 はどんな品番?
販売店の適合の掲載で、標準の KD45-61-J6X と並んで載っているディーラーオプションの品番だ。マツダ純正のプレミアムと高機能のどちらに当たるかは確かめていないので、気になるなら販売店で聞くのが早い。
新型 CX-5 にも KD45-61-J6X は使える?
ここで使った出典では確かめていない。新型は車台番号を伝えて、販売店で純正品番を聞いてから買う。
交換の目安はどれくらい?
部品メーカー PIAA の解説では1年に1〜2回。商品説明で目安を書いている社外品は、エムリット D-140 と AUTO SPEC の2つで、どちらも1年か10,000km としている。いずれもマツダ公式の交換時期ではない。
まとめ:買う前に確かめる5つ
- 車検証の型式が KE 系(KEEAW など6型式)か KF 系(KFEP・KF2P・KF5P)か
- KE 系・KF 系なら、照合する純正品番は KD45-61-J6X
- 社外品は、商品名か商品説明にその品番か自分の型式があるか
- 寸法の数字では選ばない
- 新型 CX-5 なら、車台番号で販売店に品番を聞く
CX-30 とマツダ3 のエアコンフィルターは、それぞれの車種の記事で型式ごとの品番をまとめている。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント