CX-5のバルブ型番一覧|KE/KF系・純正LEDの見分け方

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夜間にウインカーの点滅が速くなった、ナンバー灯だけが暗い——CX-5でそうした症状が出たとき、最初に必要になるのはその灯火に入っている電球の規格です。ただしCX-5は世代とグレードで灯火の構成が大きく変わり、2代目のKF系では外装のほとんどが純正LEDのため、電球そのものを交換できない箇所が大半を占めます。マツダ公式の電子取扱説明書と電球メーカーの適合表をもとに、KE系・KF系それぞれの型番と、実際に自分で交換できる箇所を整理しました。

目次

CX-5のバルブ型番早見表(KE系・KF系)

CX-5は初代のKE系(2012年2月〜2016年12月)と2代目のKF系(2017年2月〜)で灯火の構成が異なります。まず世代ごとの一覧を示します。規格とW数は、いずれもマツダ公式の電子取扱説明書に掲載された「W(ワット)数」ページの記載内容です。

KF系(2代目・2017年〜)の電球一覧

灯火の種類 規格(型番) W数
ヘッドランプ(ロービーム/ハイビーム) LED
ワイドロービーム(ALH装着車) LED
フロントフォグランプ LED
車幅灯(ポジションランプ) LED
前面方向指示灯(フロントウインカー) WY21W 21W
側面方向指示灯(サイドウインカー) LED
後面方向指示灯(リアウインカー) WY21W 21W
尾灯(テールランプ) LED
制動灯(ストップランプ) LED
後退灯(バックランプ) LED
リアフォグランプ W21W 21W
番号灯(ナンバー灯) W5W 5W
ハイマウントストップランプ LED
ルームランプ(フロント/リア) 8W
ラゲッジルームランプ 8W
バニティミラーランプ 2W

KF系で電球として単体交換できる外装の灯火は、前後のウインカー・リアフォグランプ・番号灯の4か所だけです。ヘッドランプもフォグもテールもバックランプも工場出荷時からLEDで、取扱説明書にも交換できない旨が明記されています。

KE系(初代・2012〜2016年)の電球一覧

灯火の種類 規格(型番) W数
ヘッドランプ(ロービーム/ハイビーム) 仕様により異なる(後述)
フロントフォグランプ(バルブ仕様) H11 55W
フロントフォグランプ(LED仕様) LED
車幅灯(ポジションランプ) LED
前面方向指示灯(フロントウインカー) WY21W 21W
側面方向指示灯(サイドウインカー) LED
後面方向指示灯(リアウインカー) WY21W 21W
制動灯/尾灯 LED
後退灯(バックランプ) W16W 16W
リアフォグランプ W21W 21W
番号灯(ナンバー灯) W5W 5W
ハイマウントストップランプ LED
ルームランプ/マップランプ 8W
ラゲッジルームランプ 8W
バニティミラーランプ 2W

KF系との差が実用面で最も効いてくるのが後退灯です。KE系のバックランプはW16W(16W)の電球式で、KF系は純正LED。KE系ならバックランプのLED化という定番のカスタムが成立し、KF系では成立しません。なおKE系のヘッドランプとフォグランプは年式・グレードで構成が変わるため、この後に分けて扱います。

KF系で自分で交換できる電球は4か所だけ

KF系のオーナーが型番を調べ始めて最初に突き当たるのは、探しても該当する電球が存在しないという事実です。

交換できるのは前後ウインカー・リアフォグ・番号灯

マツダ公式の取扱説明書で交換手順が案内されているのは、前面方向指示灯、後面方向指示灯、リアフォグランプ、番号灯、そして室内のルームランプとラゲッジルームランプです。外装の電球はWY21W(前後ウインカー)、W21W(リアフォグ)、W5W(番号灯)の3規格に集約されます。DIYで作業する場合も、この3種類を押さえれば足ります。

純正LED部位はユニットごとの交換になる

ヘッドランプ、車幅灯、フロントフォグランプ、側面方向指示灯、制動灯、尾灯、後退灯、ハイマウントストップランプは、取扱説明書にLEDタイプのため交換できないと記載があります。LEDは基板ごとランプユニットに組み込まれており、球だけを抜き差しする構造になっていません。明るさを上げたい、色を変えたいという理由でKF系のヘッドライトにLEDバルブを入れる、という発想自体が成立しない点は、パーツを注文する前に押さえておきたいところです。点灯しなくなった場合はランプユニットごとの交換となり、費用も工数も電球交換とは別の次元になります。

KE系はヘッドライトが3仕様に分かれる

KE系は生産期間中にヘッドランプの構成が変わっており、同じKE系でもロービームの規格が異なります。小糸製作所(日星工業)の車種別電球適合表では、KE#型のH24年2月〜H26年12月について次のように記載されています。

HID(D4S)仕様

上位グレードに装着されたディスチャージヘッドランプの仕様で、ロービームはD4S(35W)のHIDバルブです。ハイビームはHB3(9005・65W)のハロゲン球が別に入ります。バルブ交換自体はできますが、D4Sは高電圧のバラストを介して点灯するため、作業前にバッテリー端子を外すなどの手順を踏む前提の部位です。

ハロゲン(H11)仕様

ロービームがハロゲンのグレードでは、規格はH11(55W)です。フォグランプもH11(55W)で同一規格のため、ロービームとフォグをまとめてLED化する場合はH11のバルブを4本用意すれば足ります。ハイビームはHID仕様と同じくHB3(9005・65W)です。

LEDヘッドランプ仕様

KE系にはLEDヘッドランプ装着車もあり、マツダ公式のKE系取扱説明書ではヘッドランプのハイ・ロー双方がLEDと記載されています。この仕様ではヘッドライトのバルブ交換はできません。一方フォグランプはバルブ仕様(H11・55W)とLED仕様の両方が併記されており、LEDヘッドランプ車でもフォグだけはH11の電球という個体があります。同じKE系でも3通りに分かれるため、年式だけで型番を決めると外します

型番の読み方——WY21WとT20は同じものを指す

取扱説明書はUNECE(国連欧州経済委員会)の規格表記を使い、カー用品店やLEDバルブの商品ページは国内の通称を使います。両者は同じ電球を別の名前で呼んでいるだけです。

UNECE表記と国内通称の対応

取説の表記(UNECE) 国内通称 CX-5での主な用途
WY21W T20ウェッジ・アンバー 前後ウインカー(KE系・KF系)
W21W T20ウェッジ・クリア リアフォグランプ
W16W T16ウェッジ 後退灯(KE系)
W5W T10ウェッジ 番号灯・車幅灯
H11 H11 フォグランプ/ロービーム(ハロゲン仕様)
HB3 9005 ハイビーム(KE系)
D4S D4S ロービーム(HID仕様)

小糸製作所の適合表がKE系の後退灯をT16(16W)、番号灯と車幅灯をT10(5W)と記載しているのに対し、マツダの取扱説明書は同じ位置をW16W・W5Wと記載しています。数字の前後が入れ替わっているだけで中身は同一の電球で、W5W=T10、W16W=T16、W21W=T20という対応を覚えておくと商品選びで迷いません。

WY21Wの「Y」とピン角違い

WY21Wの「Y」はイエロー(アンバー)を意味し、ウインカー用の橙色球であることを示します。fclの適合表はCX-5の前後ウインカーをT20のピン角違いと表記しており、これはT20ウェッジのうち口金のピン位置がずれた形状を指します。同じT20でもリアフォグ用のW21Wをウインカーにそのまま流用することはできません。商品を選ぶときはT20という数字だけで決めず、ピン角違い・アンバーの記載を確認してください。

自分のCX-5の仕様を確認する手順

早見表はあくまで出発点です。特別仕様車やメーカーオプションで構成が変わる場合があるため、注文前に実車で裏を取ります。

車検証で型式と初度登録年月を確認する

車検証の型式欄を見ます。KE2AW/KE2FW/KE5AW/KE5FW/KEEAW/KEEFWで始まるものが初代のKE系、KF2P/KF5P/KFEPで始まるものが2代目のKF系です。あわせて初度登録年月を確認すれば、KE系のどの時期に当たるかが絞り込めます。

現物の電球を抜いて刻印を読む

型式と年式が一致していても、特別仕様車などの条件で実際の装着球が適合表と異なる場合があります。小糸製作所の適合表にも、購入前に車両に装着されている電球の形状と定格を確認するよう注意書きがあります。最終的な答えは実車に入っている球のガラス面か口金の刻印にあり、そこにH11、W5W、WY21Wといった規格が印字されています。

交換前に押さえておきたい注意点

規格が分かっても、そのまま同じ品番を買えば済むとは限りません。CX-5で引っかかりやすい点を3つ挙げます。

ハイフラ対策はLED化とセットで考える

CX-5の前後ウインカーはWY21W(21W)の電球です。これをLEDに替えると消費電力が下がり、車両側が球切れと判定して点滅が速くなります。抵抗内蔵タイプのバルブを選ぶか、ICウインカーリレーや抵抗を別途組み込む前提で見積もっておく必要があります。

色は保安基準で決まっている

方向指示灯は橙色、番号灯と後退灯は白色と定められています。ウインカーをクリアのW21Wに替えて白く光らせる、といった変更は車検に通りません。LED化の際も発光色は純正と同じ系統を選びます。

室内灯は容量に合わせて選ぶ

CX-5の室内灯はフロント・リアのルームランプとラゲッジルームランプがいずれも8W、バニティミラーランプが2Wです。市販のLEDルームランプセットは車種別の形状違いがあるため、CX-5用と明記された製品を選ぶと取り付けの手戻りが減ります。

よくある質問

KF系のヘッドライトをLEDバルブに交換できますか?

できません。KF系のヘッドランプはロービーム・ハイビームともに工場出荷時からLEDで、取扱説明書にもLEDタイプのため交換できないと明記されています。球を差し替える構造ではないため、明るさを変えたい場合はランプユニットごとの交換になります。

KE系のバックランプはLEDに交換できますか?

できます。KE系の後退灯はW16W(T16・16W)の電球式のため、T16のLEDバルブに差し替えられます。一方KF系の後退灯は純正LEDで、この交換は成立しません。世代でここが分かれる点が、CX-5のLED化で最も混乱しやすい箇所です。

フォグランプのH11はKE系とKF系のどちらに使えますか?

H11(55W)はKE系のバルブ仕様のフロントフォグランプに使う規格です。KF系のフロントフォグランプは純正LEDのため、H11のバルブは適合しません。KE系でもLEDフォグ装着車には使えないため、実車のフォグを外して形状を確認してから注文します。

純正と同じ電球はどこで買えますか?

WY21W、W21W、W5W、W16W、H11、HB3はいずれも汎用規格で、カー用品店やオンラインショップで入手できます。純正部品としての取り寄せを希望する場合は、マツダ販売店に車検証の型式と初度登録年月を伝えて注文します。

まとめ:CX-5のバルブは年式ではなく仕様で決まる

CX-5の電球は、KF系が外装4か所(前後ウインカーのWY21W、リアフォグのW21W、番号灯のW5W)のみ交換でき、残りはすべて純正LEDです。KE系はこれに後退灯のW16Wが加わり、さらにヘッドランプがHID(D4S)/ハロゲン(H11)/LEDの3仕様に分かれます。フォグランプはKE系のバルブ仕様がH11(55W)、KF系はLEDという違いがあります。

同じ型式でもグレードと年式で構成が変わるため、型番を確定させる手順は、車検証で型式を確認する、早見表で当たりをつける、実車の刻印で裏を取る、の3段階になります。ここまで踏めば、規格違いの電球を買ってしまう失敗は防げます。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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