CX-60のバルブ型番は?全灯火LEDの適合早見表

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球切れに備えて予備を持っておきたい、バックランプをもう少し明るくしたい——CX-60でそう思って社外バルブを探し始めると、適合表の型番欄にたどり着けないまま手が止まります。マツダの公式取扱書がこの車両の電球を「すべてLEDタイプ」と記載していて、ユーザーが差し替える前提のバルブ型番そのものが設定されていないためです。KH系の4型式はいずれも同じ構成で、灯火は電球単位ではなくユニット単位で扱われます。灯火位置ごとに何が入っているのか、社外品を買う前にどこを見ればよいのかを早見表で押さえます。

目次

CX-60に交換用バルブの型番が存在しない理由

公式取扱書が「すべてLED」と記載している

マツダの電子取扱説明書(CX-60/KH系)の「電球(バルブ)について」には、「この車両に装備されている電球は、すべてLEDタイプです」「LEDタイプの電球は交換できません。交換については、マツダ販売店へご相談ください」と書かれています。ヘッドランプからナンバー灯、室内灯まで例外なくLEDで、ハロゲンやHIDのようにバルブだけを引き抜いて差し替える構造を持ちません。

バルブメーカー側の適合表も同じ内容です。カシムラの車種別バルブ適合表では、CX-60(R4.9〜/KH系)の各灯火の欄が型番ではなく「LED」表記で埋まっており、交換用電球の設定自体がありません。型番が見つからないのは検索の失敗ではなく、設定がないという状態を正しく引き当てている、ということになります。

「電球」と「LEDユニット」は交換の単位が違う

T16やH11といったバルブ型番は、口金の形状や定格を表す規格名です。規格が共通だからこそ、同じ型番の社外品に差し替えられます。

一方、CX-60のLEDは発光素子・基板・放熱部・レンズが一体で設計され、灯火ユニットの内側に組み込まれています。素子だけを抜き出す想定がないため、規格名としての型番が振られません。交換が必要になったときは、素子ではなくランプユニット(アッセンブリー)ごとの扱いになります。

灯火位置別・純正仕様の早見表(KH系)

マツダの主要諸元・装備表と、バルブメーカーの適合表を突き合わせると、灯火位置と仕様の対応は次のようになります。

灯火位置 純正仕様 適合バルブ型番 交換の方法
ヘッドランプ(ロー/ハイ) LED(オートレベリング機構付) 設定なし 販売店でユニット単位
アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH) LED(装備グレードのみ) 設定なし 販売店でユニット単位
デイタイム・ランニング・ライト(DRL) LED 設定なし 販売店でユニット単位
フロントターンシグナル LED(ディミングターンシグナル) 設定なし 販売店でユニット単位
ドアミラーウインカー LED 設定なし 販売店でユニット単位
テール/ストップランプ LED(リアコンビランプ) 設定なし 販売店でユニット単位
リアターンシグナル LED(リアコンビランプ) 設定なし 販売店でユニット単位
バックランプ LED 設定なし 販売店でユニット単位
ハイマウントストップランプ LED 設定なし 販売店でユニット単位
ライセンス(ナンバー)ランプ LED 設定なし 販売店でユニット単位
マップランプ(フロント/リア) LED 設定なし 販売店でユニット単位
ルームランプ(フロント/リア) LED 設定なし 販売店でユニット単位

表の「設定なし」が意味すること

ここでの設定なしは、社外品がまだ出ていないという意味ではありません。差し替え用の電球という部品カテゴリーが、この車両には最初から存在しないという意味です。年数が経って社外品の選択肢が増えたとしても、CX-60用のバルブ型番が新たに設定されることはありません。在庫切れや品薄を疑って探し続けるより、交換の単位がユニットであると理解したほうが早く前に進めます。

対象となる型式とグレードの対応

適合を確かめる作業は、車検証に書かれた型式の確認から始まります。CX-60はマツダの主要諸元表で次の4型式が設定されています。

グレード 型式 エンジン型式 総排気量
25S(L Package/Exclusive Mode) マツダ・5BA-KH5P PY-VPS型 2.488L
XD(Premium Sports/Drive Edition ほか) マツダ・3DA-KH3P T3-VPTS型 3.283L
XD-HYBRID マツダ・3CA-KH3R3P T3-VPTH型 3.283L
PHEV(Premium Sports/Premium Modern) マツダ・5LA-KH5S3P PY-VPH型 2.488L

ボディサイズは4型式で共通し、全長4,740×全幅1,890×全高1,685mm、ホイールベース2,870mmです。灯火の構成も4型式で共通のため、型式によってバルブの有無が分かれることはありません。

ガソリンの25S

2.5Lガソリン(PY-VPS型)を積む5BA-KH5Pです。直列4気筒で、6気筒ディーゼルとはボンネットの中身がまったく違いますが、灯火まわりの考え方は共通で、LEDユニット構成に変わりはありません。

ディーゼルのXDとXD-HYBRID

3.3L直列6気筒ディーゼル(T3-VPTS型)の3DA-KH3Pと、M Hybrid Boostを組み合わせたT3-VPTH型の3CA-KH3R3Pです。XD-HYBRIDはマイルドハイブリッド用の電源系を持ちますが、これも灯火の仕様には影響しません。

PHEVは電装の取り回しだけ注意

5LA-KH5S3PはPY-VPH型に永久磁石式同期電動機を組み合わせたプラグインハイブリッドです。駆動用の高電圧系を持つぶん、電装品を後付けする際の配線経路には気を配る必要がありますが、純正灯火がLEDである点は他の3型式と同じです。

社外バルブを買う前に確認したい規格の話

T10・T16・T20は出番を持たない

ポジション灯にT10、バックランプにT16、ウインカーにT20という組み合わせは、電球で灯火を作る世代の車両での話です。CX-60はこれらのソケットを持たないため、ウェッジ球を買っても差し込む先がありません。手持ちのバルブが余っていても、この車両では使い道がない、と割り切ることになります。

H11・HB3などヘッドライト用規格も非対応

ロービームにH11、ハイビームにHB3といったハロゲン/HID用の規格も同じです。CX-60のヘッドランプはLED光源をユニット内に内蔵しており、口金でバルブを保持する構造ではありません。明るいLEDバルブに打ち替えて光量を上げるという手法自体が、この車両では成立しません。

通販の「CX-60対応」表記の読み方

通販サイトでCX-60と書かれたライト系の商品が出てきたときは、それが灯火本体の交換品なのか、増設用のアクセサリーなのかを見分けます。バルブを名乗る商品でCX-60適合を掲げているものは、車種名の一致だけで機械的に生成された適合表示である可能性があり、実車には装着できません。適合欄の年式がR4.9以降、型式がKH系と書かれていても、それだけでは根拠になりません。

純正LED装備はグレードで中身が変わる

バルブ型番の設定はなくても、どのLEDが付くかはグレードで差があります。主要諸元・装備表に載る灯火系の装備は次のとおりです。

外装まわりのLED装備

  • アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
  • LEDヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)
  • ヘッドランプユニット内シグネチャーLEDランプ(ブラッククローム加飾/クロームメッキ加飾)
  • LEDリアコンビランプ/リアコンビランプユニット内シグネチャーLEDランプ
  • LEDハイマウントストップランプ
  • LEDドアミラーウインカー
  • LEDライセンスランプ(リア)
  • デイタイム・ランニング・ライト(DRL)/ディミングターンシグナル
  • リアフォグランプ

ALHは上位グレード向けの装備で、非装着車は通常のLEDヘッドランプになります。外観で差が出るのはALHの有無とシグネチャーランプの加飾で、光源がLEDである点はグレードを問わず共通です。

室内まわりの照明装備

  • LEDマップランプ(フロント/リア)
  • LEDルームランプ(フロント/リア)
  • オーバーヘッドコンソールLEDダウンライト
  • グローブボックス内LEDイルミネーション
  • フットランプ(フロント/リア)
  • アンビエントライト(フロント/リアドア)
  • ドアカーテシー&ポケットランプ
  • ラゲッジルームランプ

取扱書の記載どおり、室内側の電球もすべてLEDです。暗い純正球を白色LEDに打ち替えるという定番のカスタムは、CX-60では出番がありません。室内を明るくしたい場合は、打ち替えではなく増設で考えることになります。

LEDが切れたときに交換する単位

LEDは寿命が長いものの、素子や基板の不良、レンズ内部への浸水などで点灯しなくなることがあります。取扱書は交換について販売店へ相談するよう案内しており、実務上はランプユニットごとの交換になります。

保証と相談の窓口

新車保証の期間内であれば、灯火ユニットの不点灯は保証の対象として扱われるのが一般的です。販売店へ持ち込む前に、点灯しないのが片側だけなのか、特定の機能(ウインカーだけ、ロービームだけ)なのかを整理しておくと、症状の切り分けが早く済みます。

DIYの余地が小さい理由

バルブ交換であれば工具なしで終わる作業も、ユニット交換となるとバンパーの脱着や車両側の設定変更を伴う場合があります。光り方の異常を見つけた時点で、自分で外そうとせず販売店に判断を任せたほうが安全です。故障時の症状の見分け方と費用の目安は、CX-60のLED交換を扱った記事にまとめています。

増設でできる照明カスタムと保安基準

手を入れやすい箇所

純正灯火に手を入れられない代わりに、増設という選択肢は残ります。ラゲッジや足元へのLEDテープ、シガーソケットやUSB電源から取るタイプの照明は、純正配線を切らずに追加できます。室内照明を足す具体的なパターンは、CX-60のLEDルームランプを扱った記事で比較しています。

車検で引っかかりやすい点

増設で問題になりやすいのは色と光り方です。前方に向けて赤色、後方に向けて白色の光を出す配置は保安基準に触れます。走行中に点灯したままの室内照明も、運転者の視界や後続車への影響を理由に指摘を受けることがあります。増設は「走行中は消える」「外から灯火と誤認されない」の2点を満たす範囲に留めるのが無難です。

よくある質問

CX-60のバックランプはLEDですか

LEDです。マツダの取扱書は車両の電球をすべてLEDタイプと記載しており、バルブメーカーの適合表でもバックランプの欄はLED表記で、交換用電球の設定がありません。T16などのウェッジ球へ差し替えることはできません。

ヘッドライトのバルブだけを交換できますか

できません。取扱書はLEDタイプの電球について交換できないと記載しており、交換は販売店を通じたユニット単位の作業になります。H11やHB3といったハロゲン用規格の社外バルブも装着できません。

ルームランプをLEDに交換する意味はありますか

純正の時点でLEDマップランプとLEDルームランプが備わるため、白色化や高輝度化を狙った打ち替えでは効果が見込めません。明るさを足したい場合は、打ち替えではなくラゲッジや足元への増設で考えます。

適合表サイトで型番が出てこないのはなぜですか

サイト側の情報不足ではなく、CX-60に電球の設定がないためです。バルブメーカーの適合表でも、CX-60(R4.9〜/KH系)の欄は型番ではなくLED表記で統一されています。

車検証のどこで型式を確認できますか

車検証の型式欄に、5BA-KH5P・3DA-KH3P・3CA-KH3R3P・5LA-KH5S3Pのいずれかが記載されています。灯火の仕様は4型式で共通のため、型式が分かればランプ構成を取り違えることはありません。

まとめ:型番ではなく交換の単位で押さえる

CX-60(KH系)はマツダの公式取扱書が電球をすべてLEDと記載しており、ユーザーが差し替えるバルブ型番は設定されていません。25Sの5BA-KH5PからPHEVの5LA-KH5S3Pまで、4型式すべてで灯火はユニット構成です。社外バルブを探す作業そのものが不要で、代わりに把握しておきたいのは、切れたら販売店でユニット交換という交換の単位と、増設カスタムが保安基準の範囲に収まっているかどうかの2点になります。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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