ヤリスのワイパーサイズと適合 リヤ250mm

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ヤリスのワイパーの長さは、型式でも年式でも分かれない。運転席側600mm、助手席側400mm、リヤ250mmの3つを押さえれば、フロントの買い物はそこで終わる。分かれるのはその先で、リヤ用が買えるかどうかはワイパーメーカーとシリーズによって変わり、替えゴムだけを買う場合は今付いているブレードが純正のままかどうかで話が変わってくる。

目次

ヤリスのワイパーサイズ早見表

取付位置 長さ 対象型式
運転席側 600mm KSP210 / MXPA10 / MXPA15 / MXPH10 / MXPH15 / MXPH14 / MXPH17
助手席側 400mm 同上
リヤ 250mm 同上

ワイパーメーカーNWBの車種別適用検索でヤリスを引くと、運転席側にD60、助手席側にD40のデザインワイパーが指定される。同じNWBが公開している製品一覧を見ると、D60はサイズ600mm、D40はサイズ400mmと書かれている。ワイパーメーカーPIAAの車種別適用検索でも運転席側は60系(WAVG60など)、助手席側は40系(WAVG40など)、ソフト99がガラコワイパー向けに公開している適合検索でも運転席側PB-12・助手席側PB-5と、3社とも同じ長短の組み合わせに揃う。カー用品店オートバックスの公式サイトにあるヤリス向けの解説も、運転席側600mm・助手席側400mmとして扱っている。

リヤはNWBがグラファイトワイパーGRB25と、その替えゴムにあたるGR39(TN25G)を指定していて、製品一覧ではどちらもサイズ250mm。PIAAの適用検索でもリヤの替えゴムは全シリーズが品番末尾250(超強力シリコートのSRTR250とSUD250、エクセルコートのERTR250とEXD250、スーパーグラファイトのWRTR250とWGD250)で、割り当てられた呼番もすべて16Dで共通している。フロントの2値については3社の適合表が完全に一致していて、迷う余地がない。

この長さが当てはまる型式と年式

NWB・PIAA・ソフト99のいずれも、ヤリスの適合を年式で分割していない。「2020年2月以降」の1区分に、KSP210・MXPA10・MXPA15・MXPH10・MXPH15・MXPH14・MXPH17の7型式をまとめて並べ、どの型式でも同じ品番を指定する。PIAAは同じ行に「ハイブリッド車含む」と明記している。車検証の型式欄がこの7つのどれかなら、長さは上の表のとおりでよい。

7型式のうちMXPH10とMXPH15は、トヨタが公開しているヤリスの主要諸元表(2026年4月版)には載っていない。諸元表に並ぶのは6AA-MXPH14(ハイブリッド2WD)、6AA-MXPH17(ハイブリッドE-Four)、5BA-MXPA10(1.5Lガソリン2WD)、5BA-MXPA15(1.5Lガソリン4WD)、5BA-KSP210(1.0Lガソリン2WD)の5つで、残る2つは発売初期のハイブリッドの型式にあたる。古い型式まで含めて区分が1つのままなので、1.0Lガソリンでも1.5Lでもハイブリッドでも、前輪駆動でも4WD・E-Fourでも、ワイパーの長さは同じと考えてよい。

リヤは250mmでも買える製品が限られる

ヤリスにリヤワイパーがあること自体は、メーカー公式の取扱書で確認できる。「ワイパー&ウォッシャー(リヤ)」の項があり、間欠作動・通常作動・ウォッシャー液を出す操作が説明されている。フロントワイパーの作動中にシフトレバーをRに入れるとリヤワイパーが1回動くリバース連動機能、停車中にバックドアを開けるとリヤワイパーが止まる機能の記載もある。リバース連動があるぶん、雨が降っていなくてもリヤのゴムは動いて減っていく。

厄介なのは、リヤ用の社外品がメーカーとシリーズで設定の有無に分かれること。NWBでリヤの欄に品番が入るのはグラファイトワイパーのGRB25と替えゴムのGR39(TN25G)だけで、デザインワイパーや強力撥水コート、撥水コートなどはリヤの欄が空欄になっている。PIAAは雨用のリヤブレードが全シリーズ「適用なし」で、スーパーグラファイトワイパーには「拭き残しが発生するため適用不可」と理由まで書かれているが、替えゴムにはリヤの品番が設定されている。ソフト99はパワー撥水ブレードがリヤ「替えゴムにて適合あり」、パワー撥水の替えゴムはリヤに30または88、グラファイト超視界はブレードも替えゴムもリヤが「適合なし1(適合品番が無いため)」となっている。

つまり、あるメーカーのページでリヤ用が見つからなくても、それはヤリスにリヤワイパーが無いという意味ではない。リヤまで替えるつもりなら、シリーズを決める段階でリヤの設定がある側を選ぶ。

長さが合っても取付形状が違えば付かない

ヤリスの新車装着ワイパーはデザイン型。NWBの適用検索結果には「検索したお車に新車装着されているワイパーはデザイン型のワイパーです。ワイパー交換は、デザインワイパーをおススメ致します」と書かれていて、製品一覧でデザインワイパーの取付形状は「カバー付Uクリップ」に分類されている。オートバックスの解説も、初代ヤリスのフロントワイパーはカバーありのUタイプで標準装備はデザイン形状と説明している。同じ600mmでも取付形状が違う製品は付かないので、長さと形状は必ずセットで見る。

リヤはフロントとは別系統になる。NWBの製品一覧でGRB25は「リヤ専用樹脂RBタイプ」に分類され、フロントの「カバー付Uクリップ」とは別の表に載っている。同じリヤ専用樹脂RBタイプには195mmのGRB20から400mmのGRB40まで長さ違いが並んでいて、この中から250mmを選ぶという形になる。

なお、社外ブレードに替えると見た目が純正と変わることがある。ソフト99の適合検索では、ヤリスに適合するパワー撥水ブレードとグラファイト超視界ブレードに注1がつき「適合しますが、純正ワイパーとは形状が異なります」、パワー撥水エアロスムースにも同じ趣旨の注記が入っている。

替えゴムだけを買うときの前提

適合表の品番は純正ブレードが付いている前提

適合表が返す替えゴムの品番は、純正のワイパーブレードが車に付いたままの状態を前提にしている。NWBは替えゴム購入前の注意として「検索結果で表示している品番は、純正ワイパーに適用する替えゴム品番です。過去にワイパーを本体ごと交換している場合は、適合しない場合があります」と明記し、すでにNWB製へ替えている場合は買ったワイパーの品番から対応替えゴムを引くよう案内している。ソフト99も、ブレードを自社製に交換済みなら替えゴム対応表を見るよう求めている。前のオーナーがブレードを替えている可能性のある中古車では、今付いているブレードの品番を確認するのが先。

フロント用には金属レールが付いてこない

ヤリスのフロントに指定される替えゴムDW60GN・DW40GNは、金属レール(バーテブラ)が付属しないDWタイプ。NWBは「下表にある品番については、商品に金属レールが付属されておりません。現在ご使用中のワイパーの金属レールを再利用しますので、絶対に捨てないでください」として、DW35GN〜DW75GNを対象に挙げている。PIAAの替えゴムにも運転席側・助手席側とも「製品に金属レールは付属していません。使用中のゴムに使用している金属レールをご使用ください」と同じ趣旨の注意がある。古いゴムを抜いたら、中の金属板を先に取り分けておく。

リヤ用はストッパー穴の無いTNタイプ

リヤの替えゴムGR39(TN25G)はTNタイプ。NWBは「TNタイプ品番一覧」としてグラファイトのGR38〜GR41、GR43〜GR50を挙げ、これらは「ワイパー先端部が写真のタイプのワイパーのみ装着できます」と説明している。250mmという長さが合っていても、リヤブレードの先端の形が違えば装着できない。

切って使うフリーサイズ品もある

PIAAはヤリスのフロント替えゴムに、決まった長さの品番(運転席側SLW60、助手席側SLR40など)とフリーサイズ品(SLW70F、SLR52Fなど)の2通りを設定している。フリーサイズ品には「使用中のゴムと同じ長さにカットしてご使用ください」という注意がついていて、切る前提の商品と切らない商品が同じ適合欄に並ぶ。品番末尾のFの有無で扱いが変わるので、買う前に見分けておく。

品番から長さを読み取る

NWBは品番の数字がそのまま長さに対応していて、D60なら600mm、DW60GNなら600mm用の替えゴムと読める。PIAAは品番に加えて呼番を併記する方式で、ヤリスのフロントは運転席側WAVG60(呼番81)・助手席側WAVG40(呼番5)。呼番についてPIAAは「製品の種類に関わらず、ゴムの長さや断面形状などの組み合わせによって、割り当てている番号です」と説明しているので、シリーズをまたいでも呼番が同じなら長さと断面形状は同じと読める。

ソフト99は通し番号で、ミリ表記ではない。ヤリスの適合はブレードが運転席側PB-12・助手席側PB-5、替えゴムが運転席側131または51・助手席側103または50、リヤが30または88。数字が小さいほど短いとは限らないので、ソフト99製品では品番ではなく適合車種の型式欄を見る。車種をまたいで長さを調べたいときは、車種別の一覧のほうが早い。

雪用に替えると長さが変わることがある

PIAAの適用検索でヤリスの雪用を見ると、助手席側は38系の品番(フラットスノーのFSS38AW、シリコートスノーのWSC38W、スーパーグラファイトスノーのWG38Wなど)になり、いずれにも「純正ワイパーより寸法が短くなります」という注意がついている。リヤの雪用(WSC19KSW・WG19KSW)にも同じ注意がある。運転席側は60系のままで、この注意は入らない。

NWBはフロントにグラファイトデザイン雪用ワイパーD60W・D40W、強力撥水コートデザイン雪用ワイパーHD60W・HD40W、グラファイト雪用ワイパーR-14・R-7を設定していて、製品一覧ではD60WとR-14が600mm、D40WとR-7が400mm。こちらは純正と同じ長さが選べる。ただしリヤの欄には注2が入り、NWBの凡例で注2は「対応製品がありません」と定義されている。冬にリヤまで雪用にしたいなら、リヤの設定があるメーカーを探すことになる。なおNWBは「雪用ワイパーは替えゴム交換ができません」と案内しているので、傷んだらブレードごとの交換になる。

同じ長さの中から何を選ぶか

長さが決まった後に残る分岐は3つ。ブレードごとか替えゴムだけか、撥水系かグラファイト系か、フロント2本だけかリヤまでか。

1つ目は症状で切り分けられる。オートバックスの解説では、拭き取った跡に筋状の線が残る・滲みになるときはワイパーゴムを交換、拭きムラやビビリ音が出るときはワイパーブレードごと交換としている。あわせて「1年以上交換していないケースや、どちらにするか迷ったらワイパーブレードごと交換しましょう。ワイパーブレードが歪んでいたり関節部分が劣化してガタつきがあると、ワイパーゴムだけを新品にしても本来の拭き取り性能が得られません」とも書かれている。判断がつかないならブレードごと替えるほうが結果的に早い。

2つ目のゴムの系統は、NWBがヤリス向けにデザインワイパー(D60・D40)、強力撥水コート(HD60A・HD40A)、撥水コート(HD60B・HD40B)、スタンダードデザイン(SD60・SD40)、グラファイト(G60・G40)などを設定している。撥水系はガラスに撥水被膜をつくる方向、グラファイト系は摩擦を下げてビビリや鳴きを抑える方向で、狙いが違う。交換の目安としてオートバックスはブレードを1年に1回、替えゴムを半年に1度としている。走行距離ではなく期間で見る考え方で、雨の少ない年でもゴムは同じように劣化する。

交換の手順と失敗しやすい点

ヤリスの取扱書には、ワイパーブレードや替えゴムの交換手順が載っていない。「簡単な点検・部品交換」の章に並ぶのはボンネット、ガレージジャッキ、ウォッシャー液の補充、タイヤについて、タイヤ交換、タイヤ空気圧について、エアコンフィルターの交換、キーの電池交換、ヒューズの点検・交換、電球(バルブ)の交換で、ワイパーの項目は無い。手順は買った商品のパッケージや説明書で確認する前提になる。

フロントは運転席側から起こす

オートバックスの解説によると、フロントワイパーは運転席側から順に起こし、助手席側から順に戻す。助手席側を先に起こしたり運転席側を先に戻したりすると、ワイパー同士が干渉して傷つくことがある。アームを立てるときはガラスにタオルなどを敷いて養生し、起こした状態でボンネットを開けない。デザインワイパーは爪を押すのではなく、カバー部を上げてブレードを引き抜く。

替えゴムはバーテブラを移す

替えゴムだけを替えるときは、引き抜いたゴムから金属プレート状のバーテブラ(リテーナー)を外して新しいゴムに移す。新しいゴムにリテーナーが付属している場合は、古いものを再利用せず新しいほうを使う。ゴムだけを替える場合も、ブレードと同じメーカーの製品を選ぶ。メーカーが異なると断面形状が違って、適切に取り付けられない。リヤは、ブレードを回転させるようにしてアームのホルダー部分から引き抜く。

交換した後の使い方も効いてくる

トヨタの取扱書は、フロント・リヤとも「ウインドウガラスが乾いているときワイパーを使わないでください。ガラスを傷付けるおそれがあります」と注意している。寒冷時はガラスが暖まるまでウォッシャー液を使わないよう警告もあり、凍りついて視界不良を起こすおそれがあると書かれている。新品に替えた後の使い方で、ゴムのもちは変わる。店に頼む場合、オートバックスは基本工賃の目安をワイパーブレードの交換が税込220円前後から、ワイパーゴムの交換が税込330円前後から(いずれも運転席・助手席用)と案内している。

ヤリスクロス・GRヤリスと混ぜない

ヤリスクロスとGRヤリスは、名前が近いだけの別の車。ワイパーメーカーの適用検索でも3車種はそれぞれ別に登録されていて、選ぶ車種を間違えれば別の適合結果が出る。トヨタの主要諸元表ではヤリスの全長は3,950mm、全幅1,695mm、全高1,495mm(一部1,510mm)、ホイールベース2,550mm、乗車定員5名で、ヤリスクロスは別の諸元表が用意された別車種にあたる。商品ページに複数の車名が併記されているときは、車名ではなく自分の型式が対応欄に入っているかで判断する。

よくある質問

ハイブリッドとガソリンでワイパーのサイズは変わりますか

変わらない。3社の適合表とも7型式を同じ行にまとめていて、PIAAは「ハイブリッド車含む」と明記している。駆動方式でも分岐しない。

リヤワイパーは何ミリですか。ブレードごと買えますか

長さは250mm。ブレードごと買えるかはメーカー次第で、NWBはGRB25を設定しているが、PIAAは雨用のリヤブレードを全シリーズ適用なしとしている。ブレードごと替えたいなら、リヤ用ブレードの設定があるメーカーから探す。

替えゴムだけ買えば直りますか

拭き跡に筋や滲みが出る段階ならゴムで足りるが、ビビリ音や拭きムラが出ているならブレード側が原因のことがある。加えて、適合表の替えゴム品番は純正ブレードが付いている前提なので、過去にブレードを交換した車では今付いている製品の品番から引き直す。

ヤリスクロスやGRヤリス用と書かれた商品は使えますか

車名だけでは判断できない。適用検索上は別車種として登録されているので、商品の適合欄にKSP210やMXPH14といった自分の型式が入っているかを確認する。

適合表の数値をそのまま信じて買って大丈夫ですか

最後は実車を見て確かめる前提になっている。NWBは「本適合データは、予告なく変更することがあります」、PIAAも「本適用データは予告なく変更することがあります」「自動車検査証で年式・型式をご確認の上、お選びください」と記載している。ソフト99の適合検索の表示データは令和6年6月時点のもので、同社は「カーメーカーの仕様変更等により適合表の表示内容と実際のサイズ・形状が異なる場合がありますので、標準装備のワイパーであっても、必ずご購入前に実車装着ワイパーの【長さ】【断面形状】をご確認ください」と案内している。

同じヤリスで交換のたびに型番を調べ直す部品は、ワイパー以外にもある。

まとめ 買う前に確認する順番

ヤリスのワイパーは運転席側600mm・助手席側400mm・リヤ250mmで、7型式のどれでも同じ。まず替える範囲(フロント2本か、リヤまでか)とブレードか替えゴムかを決めて候補を1つに絞り、そのうえで買おうとしている製品の適合表でヤリスの行を引く。そこで見るのは長さだけではなく、取付形状がカバー付Uクリップかどうかと、替えゴムなら純正ブレードが付いたままの車かどうかの2点。適合データは各社とも変更される前提で公開されているので、注文する前に実車のワイパーを一度見ておくと確実になる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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