GRヤリスのワイパーサイズ 600mmと400mmの適合

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GRヤリスのフロントワイパーは、運転席側が600mm、助手席側が400mm。リヤワイパーは装備されていないので、リヤの長さという数字はそもそも存在しない。GXPA16でもMXPA12でも同じ組み合わせで、2020年9月以降ならどの年式でも切り替わらない。長さが決まった後に効いてくるのは、取付形状と、替えゴムだけを買う場合の呼び方の2点になる。

目次

GRヤリスのワイパーサイズ早見表

取付位置 長さ 対象型式
運転席側(右) 600mm GXPA16 / MXPA12
助手席側(左) 400mm GXPA16 / MXPA12
リヤ 装備なし

この600mmと400mmという組み合わせは、各社がGRヤリス向けに設定している製品の型番体系から読み取れる。PIAAのスーパーグラファイトはWG60とWG40、NWBのデザインワイパーはD60とD40、BOSCHのエアロツインJ-Fit(+)はAJ60とAJ40。BOSCHのフロント2本セットの表記には600mmと400mmの数値がそのまま併記されている。

ソフト99の適合検索では、運転席側がPB-12・PM-12・GB-12、助手席側がPB-5・PM-5・GB-5と別の品番になっている。左右で品番が分かれているということは、左右で長さが違うということでもある。セット品を買ったら、袋を開けた時点でどちらが長いほうかを確認しておく。

600mmと400mmが当てはまる型式と年式

GXPA16とMXPA12で長さは変わらない。ワイパーメーカーの適合表はどれも両方の型式を併記した1つの品番設定になっていて、型式ごとに別の長さが用意されているわけではない。ソフト99の適合検索も、型式欄にGXPA16とMXPA12を並べたうえで1つの結果を返す。車検証を引っ張り出して自分がどちらの型式か調べ直さなくても、フロントの長さは決まる

年式でも分かれない。NWBの車種別適用検索でGRヤリスを選ぶと、年式の選択肢は2020年9月以降を意味する1件だけ。ソフト99も同じ1件で、PIAAの適用情報の告知も同じ区分で対象を示している。発売から現在までに一部改良は入っているが、ワイパーの適合はそれをまたいでも切り替わらない設定になっている。

そのうえで、買う前にメーカー公式の車種別適用検索で自分の車を照合してほしい。ソフト99もNWBもPIAAも、メーカー・車種・年式をたどる検索を公式サイトに用意している。NWBは利用条件として、適合データに掲載されていない車両では交換を行わないよう明記している。ここに書いた長さは選ぶ目安であって、特殊仕様や販売店装着オプションで標準と異なる場合に気づけるのはその照合のほうだ。型式で数値が変わる部品はワイパー以外にもあるので、足回りをいじる予定があるなら

もあわせて確認しておくといい。

リヤワイパーは装備そのものが無い

GRヤリスにリヤワイパーは付いていない。メーカー公式の取扱書は、ワイパーの説明がフロント1系統だけで構成されていて、標準のヤリスの取扱書にある「ワイパー&ウォッシャー(リヤ)」に相当する章が存在しない。ワイパーメーカーの公式適合検索でも、雨用ブレード・雨用替えゴム・雪用ブレードのすべてでリヤが適合なしになる。同じ検索で標準のヤリスにはリヤの替えゴム設定が出てくるので、製品側にリヤのラインアップが無いという話ではない。車にリヤワイパーが無いから、リヤのサイズを探しても見つからないのが正しい状態ということだ。

リヤ用として売られている汎用ブレードを買う必要もない。アームもモーターも付いていないので、取り付ける相手がいない。商品名にヤリスと書かれたフロント2本+リヤ1本の3本セットも流通しているが、これは標準のヤリス向けの構成で、GRヤリスではリヤの1本が丸ごと余る。

後方視界はガラス側で組み立てる

雨天の後方視界は、リヤガラスに撥水処理をしておくと走行風で水滴が流れて確保しやすくなる。油膜を落としてから施工すると持ちが違う。ただし停車中や低速では風が当たらないぶん水滴が残るので、その場面はカメラの映像を使うミラーやバックカメラが付いていればそちらで補うのが現実的だ。後付けのリヤワイパーを探すより、ガラス側の処理とカメラ類の組み合わせで考えたほうが早い。

標準のヤリスとの共通点と違い

フロントは標準のヤリスとまったく同じ。ワイパーメーカーの公式適合検索で両方を引くと、運転席側はどちらもPB-12・PM-12・GB-12、助手席側はどちらもPB-5・PM-5・GB-5、替えゴムも運転席側が131または51、助手席側が103または50と、品番までそのまま一致する。カー用品店オートバックスの公式サイトにあるヤリス向けの解説でも、標準のヤリス(KSP210・MXPA10・MXPA15・MXPH10・MXPH15)は運転席側600mm・助手席側400mmと書かれている。GR専用の3ドアボディだから別サイズになる、ということはない

違うのはリヤだけだ。標準のヤリスにはリヤの替えゴム設定があり、GRヤリスには無い。だから「ヤリス用」と書かれた商品でも、フロント2本組なら中身は同じ長さ、リヤを含む3本セットなら1本余る、という読み分けになる。

長さが合っていても取付形状が違えば付かない

ワイパーはアームとの接続部の形が合わないと取り付かない。GRヤリスに設定されている社外ブレードは、Uフック(Uクリップ)と呼ばれる形状のもの。BOSCHのエアロツインJ-Fit(+)はアダプター指定なしでAJ60とAJ40の組み合わせで設定されていて、同シリーズ単品の表記も600mmのUフックタイプとなっている。BOSCHはこのシリーズについて、サイドフックタイプを採用する車には別売アダプターが必要という位置づけで説明しているので、アダプター指定なしで設定されているGRヤリスはUフック側にあたる。商品ページでは長さと並んで取付形状の欄を見る

もう1点、ソフト99の適合表には、GRヤリスの複数の製品に対して、適合はするが純正ワイパーとは形状が異なるという注記が付いている。適合表に載っている=そのまま取り付いて機能するという意味であって、見た目が純正と同じになるという意味ではない。骨組みが見えるトーナメント形状か、平たいデザイン形状かで、ガラス上の見え方も格納位置での収まりも変わる。純正の雰囲気を保ちたいなら、選ぶ前にこの注記を見ておく。

車種名も型式も書かれていない汎用品は候補から外していい。長さだけを大きく表示して取付形状の記載が小さい商品や、車種名を羅列した確認事項つきの替えゴムは、適合の判断が買い手側に委ねられている。適合車種欄にGRヤリスとGXPA16・MXPA12が明記されているか、年式区分が2020年9月以降になっているかで振り分ける。

替えゴムは長さだけでは選べない

替えゴムはブレードの金具レールにはめ込む部品だ。600mm・400mmと分かっていても、それだけでは足りない。合わせる必要があるのは、メーカーが定める呼番や品番、ゴムの断面形状と幅、そして金具の有無(レール付きかゴムのみか)の3つ。今付いているブレードが純正か社外かで、選ぶ替えゴムが変わる

呼び方はメーカーごとに違う。同じGRヤリスの替えゴムでも、PIAAは運転席側が呼番81・助手席側が呼番5、ソフト99はパワー撥水の替えゴムが運転席側131または51・助手席側103または50、グラファイト超視界の替えゴムが運転席側G-131・助手席側G-103。NWBはDW60GNとDW40GNという長さの分かる型番で持っている。長さの数値だけを覚えて売り場に行くと、この番号の照合ができない。

今付いているブレードの品番を控えてから、それに対応する替えゴムを選ぶ。分からないままなら、ブレードごと交換に切り替えたほうが失敗が少ないし、呼び方を調べる手間も要らない。

各社の設定と型番の読み方

主要メーカーは一通り設定を持っている。確認できた範囲では、PIAAがスーパーグラファイト(WG60・WG40)、スリムヴォーグのグラファイトタイプ(WSVG60B・WSVG40C)、超強力シリコートの替えゴム(SLW60・SLR40)。NWBがデザインワイパー(D60・D40)、グラファイト雪用(R60W・R40W)、グラファイト替えゴム(DW60GN・DW40GN)。BOSCHがエアロツインJ-Fit(+)(AJ60・AJ40)。ソフト99はパワー撥水ブレード、パワー撥水エアロスムース、グラファイト超視界ブレード、パワー撥水の雪用ブレードと、それぞれの替えゴムを適合品として公開している。どれもフロント左右の2本立てで、リヤ用の設定は無い。

型番の末尾の数字が長さを指す

型番の数字はそのまま長さを表している。WG60・D60・DW60GN・AJ60はいずれも600mm、WG40・D40・DW40GN・AJ40はいずれも400mm。BOSCHの2本組の表記には型番と並べて600mmと400mmが書かれているので、対応関係がそのまま読み取れる。通販の検索結果に型番しか出ていなくても、末尾の数字でサイズの当たりは付く。ただしWSVG40Cのように末尾に記号が付く型番は形状や仕様の区別を含むので、最終確認は適用検索で行う。

雪用も同じ長さで設定がある

雪用も同じ600mmと400mmで設定されている。通常のブレードは金具に雪が詰まって凍るとガラスへの当たりが不均一になり拭けなくなるので、積雪地なら冬季だけ雪用に替える方法が確実だ。凍結した朝は無理に動かす前に解氷スプレーやデフロスターで固着を解く。降雪が予想される夜はワイパーを立てておくと、翌朝ゴムがガラスに張り付くのを避けられる。

同じ600mm・400mmの中から何を基準に選ぶか

長さが決まった後の判断軸は5つある。払拭の質(拭き残しやスジの出にくさ)、静粛性(ビビリ音や作動音)、耐久(ゴムの持ちと紫外線・凍結への強さ)、ガラス側の状態との相性、価格と入手性(左右セットで買えるか、替えゴムが後から手に入るか)。屋外駐車か、降雪地か、高速走行が多いかで、どの軸を重く見るかが変わる。GRヤリスは高速域を使う機会が多い車なので、走行風での浮き上がりにくさを取るなら平たいデザイン形状という考え方もある。

ガラスにコーティングをしているなら撥水タイプは外す

撥水コーティング済みのガラスに撥水タイプのワイパーを重ねると、成分が過剰になって水滴の動きが不安定になったり、ビビリが出やすくなることがある。この場合はグラファイトタイプなど非撥水の製品にすると落ち着くことが多い。逆にコーティングをしていないガラスなら、撥水タイプで手軽に撥水効果を得る使い方が合う。撥水タイプは拭くたびにガラスへ撥水成分を移す仕組み、グラファイトタイプはゴム表面の滑りをよくしてビビリを抑える方向、という性格の違いで選ぶ。

ブレードごとか、替えゴムだけか

ゴムの縁が波打つ・欠ける・硬くなっているだけで、金具にガタがなく塗装も荒れていないなら、替えゴムだけで戻ることが多い。一方、ブレード本体を持って揺すったときに接合部がカタつく、金具に浮き錆が出ている、ガラスへの当たりが均一でない、という状態なら、ゴムを新しくしても圧力が均等にかからず拭きムラが残る。ここはブレードごと交換する。判断が付かないうちはブレード交換を選んでおけばいい。

交換のサインは走行中の見え方に出る

拭いた跡に細いスジが残る、拭き終わりに水が膜のように残る、動作のたびにビビリ音がして小刻みに震える、雨天の夜に対向車のライトが滲む。こうした症状が出たら消耗を疑う。ゴムの縁を指でなぞって角が丸くなっている、ひび割れや欠けがある、触ると粉っぽい、という手触りでも判断できる。傷み方は走行距離より、屋外駐車か屋根付きか、直射日光や凍結にさらされる頻度で決まる。製品の絞り込みは

にまとめてある。

交換の手順とやりがちな失敗

準備

エンジンを切り、ワイパーが停止位置に戻っていることを確認する。ガラス面にたたんだタオルを敷いて養生してから、アームを立てる。立てたアームは金属がむき出しで、ばねの力でガラスに倒れると割れる。作業中に手を離したまま放置しない。風の強い日を避けるとアームが煽られる事故も防げる。カウル部分に格納された位置のまま起こそうとすると干渉することがあるので、無理に力をかけない。

古いブレードを外す

アームとブレードの接続部にあるロック(爪やレバー)を探し、解除しながら軸に対してスライドさせると外れる。固くて動かないときは、ロックが完全に解除できていないことがほとんどだ。力任せに引かず、接続部をもう一度見る。外したブレードは、新品と長さや接続部の形を見比べるためにその場へ置いておく。

新しいブレードを取り付ける

袋から出した時点で、600mmが運転席側・400mmが助手席側であることを確認する。200mmも違うので逆に付けると拭き残しが大きく出るか、アームの可動範囲に収まらず隣のブレードやピラーに当たる。接続部を軸に差し込み、カチッと音がしてロックがかかるまで押し込んだら、軽く引っ張って抜けないことを確かめる。ロックが甘いと走行中の風圧や作動の反動で外れる。保護カバーが付いている製品はここで外す。

替えゴムだけを交換する場合

アームを立てた状態で、ブレードの端にあるストッパー側から金具レールごと古いゴムを引き抜く。新しいゴムには金具レールが付属する製品とゴムのみの製品があるので、付属していなければ古いゴムから移し替える。このとき金具の向き(凹凸や曲がりの方向)を間違えるとゴムが波打つ。外す前に向きを覚えておく。差し込んだ後は、ストッパーが確実にかかっているかを端まで指でなぞって確かめる。

取り付け後の確認

アームをゆっくりガラス面に戻し、タオルを外す。エンジンをかけてウォッシャー液を出しながら数往復させ、拭き残しやスジ、異音、左右のブレードの干渉を見る。乾いたガラスの上で空拭きするとゴムを傷めるので、必ず水をかけた状態で動かす。停止位置に正しく戻るかもあわせて確認しておく。

新品にした後の使い方でゴムを早く痛めない

メーカー公式の取扱書には、フロントウインドウガラスが乾いているときにワイパーを使うとガラスを傷付けるおそれがある、と明記されている。新品のゴムは角が立っていて摩擦が大きいぶん、一度の空拭きでも縁を痛めやすい

寒冷時はガラスが暖まるまでウォッシャー液を使わないことも取扱書に注意として書かれている。冷え切ったガラスにかけると、そのまま凍って視界を奪う。氷点下の朝はデフロスターでガラスを暖め、ゴムが固着していないことを確かめてから動かす。凍り付いたまま作動させるとゴムが裂けるし、モーターやリンク機構にも負担がかかる。

GRヤリスのフロントワイパーには、間欠時間調整式と雨滴感知式(AUTO)の2つの仕様がある。取扱書によると、雨滴感知式は雨滴の量と車速に応じて自動で作動し、感度は調整ツマミで高低を切り替えられる。ただしセンサーは光学式なので、ガラスが汚れているときや、朝夕の日差しが断続的にガラスへ当たるときは正しく作動しないことがある、と注意が添えられている。センサーの温度が高すぎたり低すぎたりする場合も同様だ。AUTO付きの車で作動が不安定になったら、ワイパーの消耗を疑う前にセンサー周りのガラスの汚れを落として確かめる。

よくある質問

GRヤリスのワイパーは運転席と助手席で何mmですか

運転席側が600mm、助手席側が400mm。右ハンドル車なので、長いほうが運転席側になる。

GRヤリスにリヤワイパーはありますか

装備されていない。アームもモーターも無いので、リヤ用のブレードや替えゴムを買っても取り付ける相手がいない。

GXPA16とMXPA12でワイパーのサイズは違いますか

同じ。各社の適合表は両方の型式を1つの品番設定にまとめている。

2024年の一部改良でワイパーの適合は変わりましたか

変わっていない。適合区分は2020年9月以降の1つだけで、年式で切り替わる設定になっていない。

標準のヤリス用と書かれたワイパーは使えますか

フロントは品番まで一致するので同じものが使える。ただしリヤを含む3本セットは、GRヤリスではリヤの1本が余る。

まとめ

GRヤリスのワイパーは運転席側600mm・助手席側400mm、リヤは装備なし。型式でも年式でも変わらないので、ここで迷う要素はほとんど無い。

買い方の順番としては、まず撥水かグラファイトかとブレードか替えゴムかで候補を1つに絞り、そのうえでメーカー公式の適用検索に車検証の型式と年式を入れて最終確認する。この順で進めれば、取付形状の取り違えも、替えゴムの呼番の照合漏れも起きにくい。替えゴムだけは長さで選べない部品だという点だけ、売り場に着く前に思い出してほしい。

長さや型番で選ぶ消耗品は他にもある。

も、同じ要領で先に数字を押さえておくと買い物が早い。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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