サンシェードの商品ページには、車名だけを並べて「RAV4専用」と書いてあるものがある。先代の50系と6代目の60系は型式が別なので、この表記だけではどちらの世代に向けた商品なのか読み取れない。新型RAV4で外さない順番は、覆う窓を決める、型式で適合を確かめる、形と固定方法を選ぶ、の3つ。4つの候補も、この順番に沿って並べた。
覆う窓を決めると候補は3つに絞れる
毎日の駐車で日射を止めたいだけならフロントガラス1枚、車中泊や仮眠で横と後ろの視線まで遮るなら全窓セット、窓を開けたまま過ごしたいならメッシュ。用途を1つに決めないまま価格順に並べると、フロント用単品と全窓セットが同じ列に混ざる。 価格の桁が1つ違う商品どうしを比べても決まらない。
下の表は、この記事で扱う4つを使い方から引くためのもの。価格はAmazonの実売価格で、2026年8月18日に確認した時点の値。購入時の表示が正になる。
| 使い方 | 覆う範囲 | 候補 | 価格(確認時点) |
|---|---|---|---|
| 毎日の駐車 | フロントガラス | ruiya 折りたたみ式(吸盤不要) | ¥2,450 |
| 出し入れを速くしたい | フロントガラス | LFOTPP 傘型(紐引き式) | ¥3,480 |
| 車中泊・仮眠 | 全窓8枚 | Perrace フルセット | ¥12,980 |
| 窓を開けて過ごす | サイドガラス6枚 | ruiya メッシュ | ¥7,280 |
いま乗っている60系を型式で確かめる
新型RAV4は6代目にあたる。ハイブリッド車が2025年12月17日に発売され、発売時のグレードはZとAdventure。のちにプラグインハイブリッド車のZとGR SPORTが2026年3月9日発売として加わり、Z(PHEV・HEV)/Adventure(HEV)/GR SPORT(PHEV)の構成になった。社外品の商品名やカスタムパーツの世界では、この6代目を60系、先代を50系と呼び分けている。
車検証で見るのは型式欄
車検証の型式欄に入るのは、ハイブリッド車が6AA-AXAN64、プラグインハイブリッド車が6LA-AXAP64。エンジンはどちらもA25A-FXS(直列4気筒・総排気量2.487L)で、駆動方式はE-Four、トランスミッションは電気式無段変速機。サンシェードを買う前に見るのは、この型式欄の1行だけでいい。
50系向けの商品と混ざりやすい理由
商品ページの適合表記は「60系」「AXAN64」の形で書かれることが多い。AXAN64はハイブリッド車の型式なので、PHEVに乗っているなら、AXAN64しか書かれていない商品が自分の車に合うかどうかを販売ページの対応型式・対応年式の記載で確かめる。先代50系向けとして売られている商品が60系に合うかは、両世代の寸法が一致するという確認が取れていないため、ここでは判断しない。
標準のガラス装備で足りている窓を外す
60系はガラスまわりが全車標準装備でそろっている。どこにシェードが要るかは、この装備差から逆算できる。
色がついている窓と透明な窓
リヤドア・リヤクォーター・バックドアには、UVカット機能付プライバシーガラスが入る。フロントガラスはUVカット機能付ウインドシールドグリーンガラス(合わせ・高遮音性ガラス)、前席ドアガラスは透明なUVカットガラス。後ろ半分は最初から色がついているので、シェードで埋める価値が大きいのはフロントガラスと前席まわり。 運転席・助手席にはバニティミラー付きサンバイザーが付くため、そこへ挟む固定方式も使える。
トヨタ純正用品にもオールシーズンシェードの設定があり、Z向けのライフスタイルパッケージに含まれる用品の1つとして公式リリースに記載されている。社外品の価格を見るときの基準に置ける。用品全体の費用感は
にまとめてある。
パノラマムーンルーフ装着車の天井
パノラマムーンルーフ(チルト&スライド電動[フロント側]/挟み込み防止機能付)はメーカーオプションで143,000円(消費税抜き130,000円)。装着すると室内高は1,220mmから1,210mmになり、車両重量は30kg増える。天井のガラス面はフロントガラス用でも側面ガラス用でも覆えないので、全窓セットを買うときは対象窓に天井が入るかどうかを枚数と一緒に見る。
形と固定方法で絞り込む
フロント用は傘型か折りたたみか
傘型は開いて置くだけで、畳むと細長くまとまる。折りたたみ式は面で覆いやすく、畳んだときに厚みが出にくい。固定は吸盤式とサンバイザーで挟む方式(吸盤不要)に分かれ、吸盤式はガラスの汚れや高温で外れることがある。見る順番は、出し入れの速さ、畳んだときの大きさ、固定方法の3つ。
全窓セットは枚数と対象窓を数える
前席ドア、後席ドア、リヤクォーター、バックドアまで入って何枚か。1枚ずつの固定方法は何か。収納袋が付くか。枚数が多いほど覆える範囲は広いが、毎日の駐車で全部を付け外しする使い方には重い。
メッシュは通気と目隠しを同時に取る形
窓を少し開けたまま網で覆う形。遮光板ほど日射は止めないので、車中泊や休憩で風を通したいときの選択肢になる。覆う窓の範囲(フルとハーフを切り替えられるか)と固定方式を見る。
車種専用設計をうたう商品は、フロントガラス上部のカメラやセンサーの張り出し、ルームミラーの根元の形に合わせて切り欠きが入っていることが多い。汎用サイズの商品は寸法が合っても、この部分で浮いたり隙間ができたりする。商品名に車名しか書いていないなら、装着写真でミラー根元の収まりを見る。
用途別の4候補
毎日の駐車に置いておく1枚
ruiyaのフロントガラス用は、販売ページで新型RAV4 60系専用の折りたたみ式・吸盤不要と説明されている。吸盤を使わない固定なので、貼り直しの手間も、夏場に外れて落ちてくる心配もない。4つのなかで価格が最も低く、毎日出し入れする1枚として最初に置くならここから。 外す条件は、車中泊で横や後ろも覆いたい場合。
ruiya 新型RAV4 60系 専用 フロントサンシェード(折りたたみ式・吸盤不要)
出し入れの速さを取るなら傘型
LFOTPPのフロントガラス用は、販売ページで新型RAV4 60系(6代目)専用の傘型・紐引き式、10本のガラス繊維骨と説明されている。紐を引くだけで開閉が1動作で終わるので、朝夕に何度も付け外しする使い方だと手数が減る。畳めば細長くまとまり、置き場所も選ばない。
LFOTPP 新型RAV4 60系 専用 傘型フロントサンシェード(紐引き式・10本骨)
車中泊まで考えるなら全窓8枚セット
Perraceのフルセットは、販売ページで新型RAV4 60系(AXAN64)用の全窓対応8枚セットと説明されている。前後のドアガラスから後方まで一度に覆う構成で、車内で過ごす時間が長い使い方に向く。4つのなかでは価格が最も高いので、毎日の駐車だけが目的なら過剰になる。 車内の使い方そのものは
を先に見て決めたい。
Perrace 新型RAV4 60系 専用 サンシェード 全窓8枚フルセット
窓を開けて過ごすならメッシュ
ruiyaのメッシュシェードは、販売ページで新型RAV4 60系専用のサイドガラス用6枚セット、フルカバーとハーフカバーを切り替えられるマグネット式と説明されている。サイドガラス用なのでフロントガラスは覆えない。遮光板の代わりに置くものではなく、フロント用と組み合わせて使う位置づけ。
ruiya 新型RAV4 60系 専用 メッシュシェード サイドガラス用6枚セット
JAFの公表値で効き方を見る
JAFが公表している真夏の車内温度のユーザーテストは、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の駐車場で、晴れ・気温35度の条件下、ミニバンを正午から4時間放置して計測したもの。テスト車はミニバンで、RAV4での実測ではない。
| 条件 | 車内最高 | 車内平均 | ダッシュボード最高 |
|---|---|---|---|
| 対策なし(ボディカラー黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
| 対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
| サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
| 窓を3cm開ける | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
| エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
この表はダッシュボードの表面温度と車内の空気温度を分けて読む。 直射日光が当たる面と車内全体の空気とでは、数値の出方がそろわない。サンシェード装着の行はダッシュボード最高が52℃で、70℃台が並ぶ他の条件から離れた位置にある。車内の空気側は、どの条件も40〜50℃台の範囲に収まっている。
走行中は前と後ろで扱いが違う
国土交通省が定める道路運送車両の保安基準では、第29条第4項が、前面ガラスと側面ガラス(運転者席より後方の部分を除く)に同項の列挙するもの以外を装着・貼り付け・塗装・刻印してはならないと定めている。細目告示第39条は、認められるものの1つとして「装着され、貼り付けられ、又は塗装された状態において、透明であるもの(運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲では可視光線透過率70%以上を確保できるもの)」を挙げる。透明でないサンシェードをフロントガラスや前席の側面ガラスに装着したまま運行することは、この規定に反する。 規定の対象外なのは、運転者席より後方の座席等の側面ガラスなど後席側の範囲。
サンシェードは駐車中に使うもの、と決めておけば迷わない。走り出す前に外して畳む動作を、乗り込みの流れに組み込んでおく。
取り付けと畳んだあとの置き場所
手順は4つ。駐車したらできるだけ早く装着する。吸盤式ならガラス面の砂ぼこりを軽く拭いてから貼る。サンバイザーで挟む方式ならバイザーを下ろして端を挟み込む。降車前に、ルームミラーやドライブレコーダーの取り付け位置へ当たっていないか一度見る。
置き場所も選定条件に入る。畳んだ状態の長さと厚みが、ドアポケット、シートバックポケット、荷室のどこに入るかで使う頻度が変わる。毎日使う1枚は、運転席から手が届く場所に収まるサイズを選ぶ。全窓セットは畳んでもかさばるため、置き場所は荷室側になる。 60系の荷室容量は749L(VDA測定法)で、従来型のGの733Lから16L拡大した。後席を倒したときの床の傾斜も緩やかになったとされる。
荷室まわりの使い方は
、足元の装備は
にまとめてある。
よくある質問
50系用のサンシェードは60系に使える?
両世代で寸法が一致するという確認は取れていないので、使える・使えないのどちらも断定できない。50系向けの商品を検討しているなら、販売ページの対応型式に6AA-AXAN64または6LA-AXAP64が入っているかを見る。50系側の商品選びは
にまとめてある。
フロント用1枚だけで足りる?
毎日の駐車で日射とダッシュボードの熱を抑えるのが目的なら1枚で足りる。後ろ半分はUVカット機能付プライバシーガラスが標準なので、追加で覆う優先度は下がる。車内で寝る、着替える、視線を遮るといった用途が入ってきたときに全窓セットを考える。
PHEVでも同じ商品を選べる?
PHEVの型式は6LA-AXAP64で、ハイブリッド車の6AA-AXAN64とは別。商品ページにAXAN64しか書かれていない場合、AXAP64が対応に入るかどうかは販売ページの記載で確かめる。
パノラマムーンルーフ装着車はどうする?
天井のガラス面はフロントガラス用でも側面ガラス用でも覆えない。全窓セットを選ぶときに、対象窓へ天井が含まれるかを枚数と一緒に確認する。
まとめ
覆う窓を決める、車検証の型式欄で適合を確かめる、形と固定方法を選ぶ。この順番で候補を1つに絞ってから、販売ページの対応型式・対応年式で最終確認をする。毎日の駐車だけならruiyaの折りたたみ式、朝夕に何度も付け外しするならLFOTPPの傘型、車中泊まで見るならPerraceの8枚セット、窓を開けて過ごすならruiyaのメッシュ。
外装まわりを続けて見るなら
へ。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント