新型RAV4 60系 バルブ型番|交換できる電球は1つだけ

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ヘッドライトが暗く感じる、ウインカーの点滅が速い、バックしたときに後ろが見えづらい。灯火まわりで何か起きたとき、まず調べるのがバルブの型番だ。ところが2025年12月にフルモデルチェンジした6代目RAV4(60系)では、その調べ方そのものが先代までと変わった。トヨタの取扱説明書に載っている電球の表はたった1行、ドアミラー足元照明の5Wだけで、ヘッドランプからウインカー、後退灯、番号灯までの外装灯火はすべてLEDに置き換わっている。先代50系と同じ感覚でT16やT20を買っても、差し込む口が用意されていない。

目次

60系RAV4の灯火別バルブ早見表

新型RAV4(AXAN64/AXAP64)の灯火を、トヨタ公式の取扱説明書「電球(バルブ)の交換」とメンテナンスデータの記載に沿って一覧にした。自分で電球を差し替えられるのはドアミラー足元照明の1か所だけで、残りはすべてLED光源になる。

灯火の位置 60系の光源 自分で電球交換
ヘッドランプ LED 不可(販売店)
車幅灯(ポジション) LED 不可(販売店)
デイタイムランニングランプ LED 不可(販売店)
フロント方向指示灯 LED 不可(販売店)
サイド方向指示灯 LED 不可(販売店)
フロントフォグランプ LED 不可(販売店)
尾灯(テールランプ) LED 不可(販売店)
制動灯(ストップランプ) LED 不可(販売店)
リヤ方向指示灯 LED 不可(販売店)
リヤフォグランプ LED 不可(販売店)
後退灯(バックランプ) LED 不可(販売店)
ハイマウントストップランプ LED 不可(販売店)
番号灯(ナンバー灯) LED 不可(販売店)
ドアミラー足元照明 電球 5W

取扱説明書の電球表に載るのは5Wの1球だけ

新型RAV4のメンテナンスデータには「電球(バルブ)」の項目がある。そこに数字が入っているのは、ドアミラー足元照明の5Wという1行に限られる。ヘッドランプのW数も、ウインカーのW数も、後退灯のW数も、表には存在しない。そして表の下には「表に記載のないランプはLEDを採用しています」という注記が置かれている。載っていない灯火はLEDである、とメーカー自身が明示している形だ。型番を探しても見つからないのは調べ方が悪いからではなく、対応する電球が最初から無いからになる。

販売店での交換になる灯火の一覧

取扱説明書の「電球(バルブ)の交換」には、ドアミラー足元照明以外のランプは数個のLEDで構成されており、ひとつでも点灯しないときはトヨタ販売店で交換するよう書かれている。名前が挙がっているのはヘッドランプ、方向指示灯/非常点滅灯、車幅灯、デイタイムランニングランプ、フロントフォグランプ、サイド方向指示灯/非常点滅灯、尾灯、制動灯、リヤ方向指示灯/非常点滅灯、リヤフォグランプ、後退灯、ハイマウントストップランプ、番号灯。前後の主要な灯火がそのまま並ぶ。裏を返せば、ユーザーがドライバー1本で触れる余地はドアミラーの足元だけになった。

対象になる型式と年式(AXAN64・AXAP64)

この記事が対象にするのは、2025年12月以降のフルモデルチェンジ後のRAV4になる。中古車カタログの型式一覧では、6代目の型式は6AA-AXAN64(2.5Lハイブリッド)と6LA-AXAP64(PHEV)として並ぶ。先代50系の6AA-AXAH54・6BA-MXAA54などとは別系統の型式になり、灯火の構成も世代で切り替わっている。

HEVとPHEVで電球表の中身は同じ

新型RAV4の取扱説明書は、HEVが2025年12月以降、PHEVが2026年2月以降という区分で用意されている。両方のメンテナンスデータを見ても、電球表に載るのはドアミラー足元照明の5Wという同じ1行で、「表に記載のないランプはLEDを採用しています」の注記も共通になる。ハイブリッドとプラグインハイブリッドで灯火の作りを分けてはいない。したがってZでもAdventureでも、パワートレインの違いでバルブ型番が変わる心配は要らない。変わりようがない、という言い方のほうが近い。

先代50系(MXAA5#・AXAH5#)とは別の車として扱う

検索で出てくるRAV4のバルブ適合表の多くは、まだ50系(H31.3〜R7.11)を前提に作られている。ここに載っているH16やT16、T20といった型番は、60系にそのまま持ち込めない。年式が1年ずれただけで灯火の構成が入れ替わっているため、適合表を見るときは「どの型式まで収録されているか」を先に確認しておきたい。50系に乗っている場合の型番はRAV4 バルブ型番一覧|50系はフォグH16・バックT16にまとめてある。

LEDが切れたときはバルブ交換ではなくユニット交換になる

60系の灯火は、光源のLEDがランプユニットに組み込まれた構造になっている。電球のように口金で差さっているわけではないため、球だけを抜いて新品に差し替えるという作業が成立しない。球切れに相当する症状が出たら、交換するのはバルブではなくランプユニットそのものになる。

一体成型のLEDは球だけ抜けない

取扱説明書がヘッドランプから番号灯までを「数個のLEDで構成されています」と表現しているのは、この構造を指している。LEDは複数個が基板に並んだ状態で組み込まれ、ユニットとして密閉される。ユーザー側でレンズを割って基板を触るような作業は想定されておらず、取扱説明書も電球・ソケット・電気回路および構成部品を修理したり分解したりしないよう明記している。DIYで安く済ませる余地は、60系ではほぼ残っていない。

片側だけ暗い、一部だけ点かないときも同じ扱い

LEDは電球のように突然フィラメントが切れるのではなく、複数ある素子の一部だけが消えたり、光量が落ちたりする形で不具合が出ることがある。取扱説明書は「もしLEDがひとつでも点灯しないとき」を販売店交換の条件として挙げているため、全消灯していなくても対応の入り口は同じになる。灯火が正常に点かない状態のまま走れば保安基準にも触れるので、症状に気づいた時点で販売店に見てもらうのが早い。

フロントフォグのL1Bをどう考えるか

60系のバルブを調べていると、「AXAN64適合」をうたうL1B規格のLEDフォグバルブが通販に並んでいるのを見かける。ところが取扱説明書はフロントフォグランプをLEDのランプとして扱い、販売店交換の対象に含めている。ここは情報が食い違っている場所なので、切り分けて理解しておきたい。

トヨタの公式な扱いはLED・販売店交換

公式の取扱説明書に限れば、フロントフォグランプはヘッドランプや尾灯と同じ「数個のLEDで構成されているランプ」の一員になる。メンテナンスデータの電球表にもフォグの行は無い。メーカーの立場では、60系のフォグは交換用バルブを買って差し替える部位ではないという整理になる。

社外品はL1BのLEDバルブを60系適合として販売している

一方で、バルブメーカーや通販ショップの適合表には、60系のフォグをL1Bとして掲載し、社外LEDバルブが装着できると案内しているものがある。L1Bは50系後期のフォグでも使われていた規格で、光源そのものがLEDでも、口金の付いたバルブとして抜き差しできる構造なら社外品への交換は物理的に成り立つ。公式が販売店交換を指定していることと、部品として抜けるかどうかは別の話になる。

買う前に現車で確かめたい2点

この食い違いを机上で解決するのは難しい。フォグのLED化を考えるなら、注文する前に現車側を確認しておきたい。ひとつはフォグランプの裏側に口金付きのバルブが刺さっているか、それともユニット一体で抜けない作りかという点。もうひとつは適合表がどの型式・年式まで収録しているかという点で、50系までしか対象に入っていない表を60系に当てはめている例がある。判断がつかないときは、販売店やショップに型式を伝えて確認するのが安全になる。

先代50系との違いはウインカーと後退灯のLED化

60系で起きた変化を一言でいえば、自分で交換できた電球がほぼ消えたことになる。先代の取扱説明書と読み比べると、その差がはっきり出る。

50系で自分で交換できた4か所

50系の取扱説明書は、フロント方向指示灯/非常点滅灯、リヤ方向指示灯/非常点滅灯、後退灯、ドアミラー足元照明の4か所を「ご自身で交換できます」として挙げていた。60系ではこのうち前後のウインカーと後退灯がLED化され、残ったのはドアミラー足元照明だけになる。ウインカーのLED化やバックランプの明るさアップといった定番のカスタムは、60系では成立しなくなった。

50系の主なバルブ規格

バルブメーカーの適合表による50系の型番は次のとおり。60系には使えないが、乗り換え前の車両を整理する際や、中古の50系を検討する際の目安になる。

灯火 50系前期(H31.3〜R3.11) 50系後期(R3.12〜R7.11)
フロントフォグランプ H16 L1B(Adventureは専用LEDユニット)
フロント方向指示灯 T20ピンチ部違い T20ピンチ部違い(仕様により純正LED)
リヤ方向指示灯 T20ピンチ部違い T20ピンチ部違い
後退灯(バックランプ) T16 T16

60系で使い道が無くなる型番

上の表にあるT16、T20ピンチ部違い、H16は、60系のRAV4では装着先が無い。ネット通販では車種名だけで検索すると50系用の商品が上位に出てくるため、「RAV4用」と書かれていても年式と型式の欄を読む必要がある。60系のオーナーが買って使えるのは、ドアミラー足元照明の5W球に相当するものだけになる。

ドアミラー足元照明(5W)を交換するときに読む注意書き

60系で唯一ユーザー交換の対象になるのが、ドアミラーの下から足元を照らす照明だ。W数は取扱説明書のメンテナンスデータに5Wと記載がある。作業自体は難しくないが、取扱説明書には守るべき前提がいくつか並んでいる。

取扱説明書が挙げている禁止事項

ひとつはランプを消灯してから作業すること。消灯直後は高温になっているため、そのまま触るとやけどのおそれがある。ふたつめは電球のガラス部を素手で触らないこと。皮脂が残ると寿命が縮む。そして電球・ソケット・電気回路および構成部品を、修理したり分解したりしないことも明記されている。切れた電球のW数を確認してから同じW数のものを付けるのが基本で、W数の違う球を付けると発熱で周辺を傷める。作業に自信が持てないなら、この1か所のためだけでも販売店に頼む選択肢がある。

室内側のランプはどう記載されているか

取扱説明書のメンテナンスデータにある電球表には、ルームランプやラゲージランプといった室内側の灯火の行が無い。表の注記が「表に記載のないランプはLEDを採用しています」である以上、室内側もLED光源として扱われることになる。純正の白熱球をLEDバルブに打ち替えて明るくする、という従来型のカスタムは、60系では前提が崩れている。室内も含めた灯火まわりの現状は新型RAV4 60系 LED交換おすすめ|バルブ規格・取り付け手順を全箇所解説で箇所ごとに整理している。

よくある質問

新型RAV4のヘッドライトバルブはH4やH11ですか

どちらでもない。60系のヘッドランプはLEDで、取扱説明書のメンテナンスデータにヘッドランプのW数や型番の記載は無い。H4やH11といったハロゲン球の規格は、そもそも装着する口が用意されていない。ヘッドライトを明るくしたいという理由でバルブを買い替える手段は、60系には存在しない。

後退灯のT16やウインカーのT20は使えますか

使えない。50系では後退灯にT16、前後のウインカーにT20ピンチ部違いが入っていたが、60系ではどちらもLED化され、取扱説明書でも販売店交換の対象に移っている。50系用として売られているT16やT20のLEDバルブは、60系に取り付ける場所が無い。

フロントフォグのL1B対応LEDバルブは装着できますか

公式の取扱説明書では、60系のフロントフォグランプはLEDのランプとして販売店交換の対象に入っている。一方で社外品の適合表にはL1Bとして60系を掲載しているものがあり、扱いが割れている。注文の前に、自分の車のフォグに口金付きのバルブが刺さっているか、その適合表が60系まで収録しているかを確認しておきたい。

LEDが片側だけ点灯しないときは何を交換しますか

ランプユニットごと交換することになる。60系の灯火はLEDが複数個組み込まれた一体構造で、球だけを抜き差しする作りではない。取扱説明書もLEDがひとつでも点灯しないときは販売店で交換するよう案内しており、部分的な不点灯でも対応は同じになる。

まとめ|新型RAV4のバルブで押さえる3点

新型RAV4(60系・AXAN64/AXAP64)のバルブ型番は、探すべき対象がほとんど無いというのが実際のところになる。押さえておく点は3つ。ひとつめは、取扱説明書の電球表に載るのはドアミラー足元照明の5Wだけで、ほかの灯火は「表に記載のないランプはLEDを採用しています」の注記どおりすべてLEDだということ。ふたつめは、ヘッドランプから後退灯・番号灯までが販売店でのユニット交換になり、球切れを自分で直す前提が消えたこと。3つめは、フォグのL1Bのように公式と社外品の適合表で扱いが割れている部位があり、買う前に現車と適合表の収録範囲を確かめる必要があること。50系までの適合表をそのまま持ち込まないことが、無駄な買い物を避ける一番の近道になる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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