RAV4 バルブ型番一覧|50系はフォグH16・バックT16

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夜の駐車場で後退したときに後ろが妙に暗く、バックランプの片側が切れていると気づく。ところが交換球を買おうとすると、RAV4は世代でバルブの中身がまるごと入れ替わっていることに突き当たる。2019年4月に登場した50系は外装の灯火の大半が純正LEDで、電球として外せる箇所は数えるほどしか残っていない。一方、3代目のACA3#はロービームがHID、フォグがH11のハロゲンで、同じ車名でも共通する球はごくわずかになる。バルブメーカーが公開している車種別電球適合表をもとに、灯火ごとの型番を世代別の表に整理した。

目次

RAV4 灯火別バルブ型番の早見表

売り場で迷う原因は、車名だけで球を選ぼうとすることにある。RAV4は世代の違いがそのままバルブ規格の違いになるため、まず車検証の型式欄を見て、自分の車がどちらの表に当たるかを決めるところから始まる。

50系(MXAA/AXAH5#・2019年4月〜)の型番一覧

50系は2.0Lガソリン車がMXAA52(2WD)/MXAA54(4WD)、ハイブリッド車がAXAH52/AXAH54という型式になる。電球適合表の記載は次のとおり。

灯火 適合表の記載 社外品での呼び名 球だけの交換
ヘッドランプ(ロービーム) LED — 不可
ヘッドランプ(ハイビーム) LED — 不可
フロントフォグ H16(12V19W)/LED装着車あり H16 ハロゲン車のみ可
ポジション(車幅灯) LED — 不可
フロントウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W) T20 アンバー 可
リヤウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W) T20 アンバー 可
テールランプ LED — 不可
ストップ(ブレーキ) LED — 不可
ハイマウントストップ LED — 不可
バックランプ T16(12V16W) T16 可
ライセンス(ナンバー灯) LED — 不可
ルームランプ(フロント) T10(12V5W) T10 可
ルームランプ(センター) T10×31(12V8W) T10×31 フェストン 可
ルームランプ(リヤ) T10(12V5W) T10 可

50系で電球として交換できるのは、フォグ・前後ウインカー・バックランプ・ルームランプの4系統だけになる。ヘッドランプもテールもナンバー灯も光源が基板に組み込まれた純正LEDで、球を買っても差し込む場所が無い。

3代目 ACA3#(2008年9月〜2016年7月)の型番一覧

3代目RAV4の型式はACA31W(2WD)とACA36W(4WD)。適合表がACA3#として収録しているのは、マイナーチェンジ後のH20.9〜H28.7に当たる個体になる。

灯火 適合表の記載 社外品での呼び名
ヘッドランプ(ロービーム) D4S(42V35W) D4S(HID・ディスチャージ)
ヘッドランプ(ハイビーム) HB3(12V65W) HB3/9005
フロントフォグ H11(12V55W) H11
ポジション(車幅灯) T10(12V5W) T10
フロントウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W) T20 アンバー
リヤウインカー T20 ピンチ部違い(12V21W) T20 アンバー
テール/ストップ T20(12V21W) T20 ダブル
ハイマウントストップ LED —
バックランプ T16(12V16W) T16
ライセンス(ナンバー灯) T10(12V5W) T10
ルームランプ(フロント) T10(12V8W) T10
ルームランプ(センター) T10×31(12V8W) T10×31 フェストン
ルームランプ(リヤ) T8×28(12V5W) T8×28 フェストン

2つの世代で規格が一致するのは、前後ウインカーのT20とバックランプのT16、そしてルームランプのT10系だけになる。ヘッドランプもフォグもナンバー灯も別物で、先代から乗り換えて予備球を流用しようとすると、その大半が使えない。

新型(60系)は今回の適合表の収録範囲外

根拠にした電球適合表がRAV4として収録しているのは、50系のMXAA/AXAH5#(H31.3〜R7.11)までになる。その後にフルモデルチェンジした新型は表に載っていないため、上の型番をそのまま当てはめられない。新型に乗っている場合は、灯火別の規格を個別にまとめた

を先に見てほしい。

50系は「交換できる球」のほうが少数派

灯火のLED化は年々進んでいて、50系はその過渡期を通り越している。バルブを買う前に、そもそも自分が替えたい箇所が電球なのかを見極めるほうが早い。

外装で光る大半が純正LEDになっている

50系の外装は、ヘッドランプのロー・ハイ、車幅灯、テール、ブレーキ、ハイマウントストップ、ナンバー灯まで適合表の記載がLEDで埋まっている。これらは球切れではなくユニット側の不具合として扱われ、修理はランプアッセンブリー交換になる。「LEDバルブに替えて明るくしたい」という発想が、50系のヘッドランプに関しては最初から成立しない。

交換できるのはフォグ・ウインカー・バック・ルームランプ

裏を返すと、社外品で手を入れられる余地はこの4系統に集中している。フォグのH16、前後ウインカーのT20、バックランプのT16、そしてルームランプのT10系。とくにバックランプのT16は、純正の電球が黄色っぽく暗いため、白色LEDへの交換で後退時の見え方がはっきり変わる箇所になる。フォグはグレードによって純正でLEDが入っている個体があり、その場合はH16の球を買っても付かない。

純正の規格表記を売り場の呼び名に読み替える

適合表やカタログで使われる呼び名は一種類ではない。国産バルブの棚では「T10」「T20」という表記が並ぶが、輸入品や一部の製品は「W5W」「W16W」という国際規格の呼称で売られている。指しているものが違うだけで、同じ球を別の角度から呼んでいる。

T○は口金の直径、W○Wは消費電力を表している

Tに続く数字は口金(ソケットに差さる部分)の直径をミリで表したもの、W○Wの数字は消費電力のワット数になる。RAV4で使われるウェッジ球の対応は次のとおり。

国際規格の表記 社外品での呼び名 RAV4での使用箇所
W5W T10 ルームランプ、ACA3#の車幅灯・ナンバー灯
W16W T16 バックランプ(50系・ACA3#共通)
W21/5W T20 ダブル ACA3#のテール/ストップ
WY21W T20 シングル アンバー 前後ウインカー(50系・ACA3#共通)

T10とT16は名前が近いが口金の太さが違い、T16のソケットにT10のLEDは固定できない。バックランプ用としてT10を買ってしまう取り違えが起きやすい組み合わせになる。

H16・H11・H8は形が似ていても差し替えられない

50系のフォグはH16、ACA3#のフォグはH11で、この2つは口金の外観がよく似ている。ただし位置決めの爪(キー)の向きが規格ごとに変えてあり、そのままでは奥まで入らない。H8を含めた3種は同じ系列の口金を持ちながら互換性が無く、「フォグ用と書いてあるハロゲン球」という選び方をすると高い確率で外れる。パッケージの型番を見て、50系はH16、ACA3#はH11と指定して買う。

3代目ACA3#はロービームがHIDのD4S

ACA3#で最も間違いが多いのがヘッドランプになる。ハイとローで光源の種類そのものが違うため、まとめ買いという発想が通用しない。

ロービームはバルブ交換にHIDの知識が要る

適合表の記載はD4S(42V35W)で、これはハロゲンではなくHID(ディスチャージ)のバーナーになる。点灯中は2万ボルト級の高電圧がかかるため、必ずライトを消してキーを抜き、しばらく置いてから作業に入る。片側だけ色が変わってきた、点灯までの時間が延びたという症状は球の寿命で、左右同時に替えないと色味が揃わない。

ハイビームはHB3のハロゲンが残っている

ロービームがHIDでも、ハイビームには12V65WのHB3(9005)というハロゲン球が入っている。ここは工具なしで手が届く場合が多く、球だけの交換で直せる。ロービームがHIDだからハイビームも自分では触れないと考えて、そのまま販売店に持ち込むケースが目立つ箇所になる。

ナンバー灯と車幅灯はT10の電球

ACA3#は車幅灯とナンバー灯がどちらもT10(12V5W)の電球で、50系のように純正LEDではない。白色LEDへの交換が効く世代で、ヘッドランプのHIDの色味と揃えると見た目のちぐはぐさが消える。

交換前に押さえておくこと

型番が合っていれば何を付けてもよいわけではなく、保安基準と電気的な相性という2つの制約がかかる。

車検で通る色は決まっている

ウインカーは橙色、バックランプとナンバー灯は白色と保安基準で色が定められている。バックランプを青みの強い製品に替えると、T16という型番が合っていても車検で落ちる。ケルビン数の表記が6000Kを大きく超える製品は、白ではなく青と判定されうる。

ウインカーをLED化するとハイフラが出る

ウインカーを電球からLEDに替えると消費電力が下がり、車両側が球切れと誤認して点滅が速くなる。ハイフラッシャーと呼ばれるこの症状は、抵抗を内蔵した対策済み製品を選ぶか、別途ハイフラ防止抵抗を追加して回避する。50系もACA3#も前後ともT20の電球式なので、4個まとめて交換する場面で必ず関わってくる。

ルームランプは3か所でサイズが違う

適合表では、フロントがT10、センターがT10×31のフェストン球、リヤがT10(ACA3#はT8×28)と分かれている。同じ「ルームランプ」でも1種類のまとめ買いでは足りず、交換する箇所ごとにサイズを合わせる。センターのフェストン球は両端で挟み込む形状で、ウェッジ球のT10とは差し込み方から違う。

よくある質問

RAV4 50系のヘッドライトのバルブ型番は何ですか

50系(MXAA/AXAH5#)のヘッドランプはロービーム・ハイビームとも純正LEDで、交換用のバルブ型番は存在しない。光源が基板に直付けされているため、H11やHB3といったハロゲン球を買っても差し込む場所が無い。明るさに不満がある場合の選択肢は、光軸の再調整かランプユニットそのものの交換になる。

50系のフォグランプはH16とH11のどちらですか

適合表の記載はH16(12V19W)で、H11ではない。ただしグレードによって純正でLEDフォグが入っている個体があり、その場合はH16の球に交換できない。H11とH16は口金の見た目が似ているため、パッケージの型番を確認してから購入する。

バックランプのT16はT10と同じですか

別物になる。T16は口金の直径が16mm、T10は10mmで、T16のソケットにT10のLEDを差しても固定されない。RAV4のバックランプは50系・ACA3#とも共通してT16(12V16W)で、ここだけは世代をまたいで同じ球が使える。

RAV4のナンバー灯をLEDに交換できますか

世代で答えが分かれる。ACA3#はT10(12V5W)の電球なので白色LEDへの交換ができる。50系のナンバー灯は適合表の記載が純正LEDで、球だけの交換はできない。なお適合表には、同じ型式でも特別仕様車などの条件で装着バルブが異なる場合があると注記されているため、購入前に現車で口金を確認しておく。

まとめ

RAV4のバルブ選びは、世代の特定と「そもそも電球かどうか」の見極めで9割が決まる。

  • 50系(MXAA/AXAH5#・2019年4月〜)で交換できるのは、フォグH16・前後ウインカーT20・バックランプT16・ルームランプT10系の4系統だけ。ヘッドランプ、車幅灯、テール、ブレーキ、ナンバー灯は純正LED。
  • 3代目ACA3#(2008年9月〜2016年7月)はロービームがHIDのD4S、ハイビームがHB3、フォグがH11。ロービームがHIDでもハイビームは球の交換で直せる。
  • 2世代で共通する規格は、前後ウインカーのT20、バックランプのT16、ルームランプのT10系のみ。ヘッドランプとフォグは流用できない。
  • 50系のフォグH16と3代目のフォグH11は口金が似ていて入らない。H8を含む3種は互換性が無い。
  • ウインカーのLED化はハイフラ対策が要る。バックランプとナンバー灯は白色でなければ車検に通らない。

型番を押さえたら、次は箇所ごとの取り外し手順とハイフラ対策を確認しておくと、部品を揃えたのに作業が止まるという事態を避けられる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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