ライズ バルブ型番一覧|T20・T16・T10と交換可否

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夜のバックで後方が思ったより暗い、ナンバー灯だけ電球色で黄色く浮いて見える。ライズに乗っていると、灯火まわりに手を入れたくなる場面はいくつか出てくる。ただライズは2019年11月の発売時点でヘッドライトもフォグランプも純正LEDになっていて、社外バルブに載せ替えられる部位は思っているよりずっと少ない。部位ごとの型番と交換の可否を、電球メーカーの適合表の記載に沿って一覧にした。

目次

部位別バルブ型番の早見表

対象は2019年11月以降のライズ。1.0Lターボの2WDがA200A、4WDがA210A、2021年11月の改良で加わった1.2Lガソリンの2WDがA201A、ハイブリッドの2WDがA202Aにあたる。電球の適合表ではこの4型式を「A2#0A・A202A」とひとまとめに扱っていて、駆動方式やパワートレインが分かれても灯火類の規格に差は付かない。

部位 型番・仕様 定格 社外バルブへの交換
ヘッドライト(ロービーム) 純正LED 適合設定なし
ヘッドライト(ハイビーム) 純正LED 適合設定なし
フォグランプ 純正LED(ユニット一体) ユニットごとの交換が必要
ポジション(車幅灯) 純正LED 不可
コーナーリングランプ 装備なし
フロントウインカー 純正LED 不可
サイドウインカー 純正LED 不可
リアウインカー T20ピンチ部違い(アンバー) 12V21W
テール 純正LED 不可
ストップ 純正LED 不可
ハイマウントストップ 純正LED 不可
バックランプ T16 12V16W(18W)
ナンバー灯(ライセンス) T10 12V5W
ルームランプ(フロント) T10 12V5W
ルームランプ(ミドル) T10 12V8W
ルームランプ(リア) T10 12V5W

この一覧は、電球メーカーの日星工業が公開しているPOLARGの車種別電球適合表(トヨタ ライズ/年式R1.10〜/車両型式A2#0A・A202A)の記載に沿って整理している。LED専門店が公開している適合表でも同じ結果になっていて、ヘッドライトとフォグランプは「LED仕様車」として社外バルブの設定自体が存在しない。

自分でバルブを買って交換できるのは4系統

表を見て分かるとおり、ライズで電球を買ってきて差し替えられるのはリアウインカー・バックランプ・ナンバー灯・ルームランプの4系統だけになる。規格もT20ピンチ部違い、T16、T10の3種類しかなく、そのうちT10はナンバー灯とルームランプで共用されている。灯火のカスタムを考えるときは、この4系統の外側には手が入らないという前提から組み立てることになる。

純正LEDで設定がない部位

残りのヘッドライト、フォグランプ、ポジション、フロントとサイドのウインカー、テール、ストップ、ハイマウントストップは、すべて新車の時点で純正LEDになっている。適合表ではこれらの欄が「LED」と記されるだけで、社外バルブの製品番号は割り当てられていない。バルブが独立した部品として存在せず、灯体(ユニット)の中にLED素子が組み込まれているため、電球だけを抜き差しするという発想が成り立たない構造になっている。なおコーナーリングランプはライズには設定がなく、適合表でも空欄扱いになっている。

ヘッドライトはバルブ単体の交換ができない

ライズのヘッドライトは、グレードを問わずロービーム・ハイビームともLEDで統一されている。H4やHB3といったハロゲン球やHIDバーナーを探しても、この車には該当する規格が存在しない。

適合表でもロー・ハイとも「装着不可」

LEDヘッドライトを製造しているメーカーの適合表でも、ライズは「LED車」と明記されたうえで、ロービーム・ハイビームとも全製品が「装着不可」として扱われている。標準タイプからハイルーメンタイプ、車種専用設計まで、どのグレードの製品にも適合が付かない。これは製品ラインナップの都合ではなく、そもそも交換対象になるバルブが車両側に無いためで、他社の適合表を当たっても結果は変わらない。

明るさを変えたいときに残る手段

それでもヘッドライトの見え方を変えたい場合、選択肢は灯体(ヘッドライトユニット)そのものの交換か、光軸の調整に絞られる。光量が落ちてきたと感じる場合は、LEDの劣化よりもレンズ表面の黄ばみやくすみが原因になっていることが多く、ヘッドライトクリーナーやコーティングで透明度を戻すほうが費用対効果は高い。純正LEDは素子が寿命を迎えると原則ユニット交換になるため、社外品でどうにかする発想よりも、まずレンズの状態を疑う順序で見ていくとよい。

フォグランプもLEDユニット一体型

フォグランプもヘッドライトと同じく純正LEDで、適合表の欄には「LED」とだけ記載される。ここが「ライズ バルブ 型番」で検索したときに一番誤解が生まれやすい部分になる。

H11のバルブを使うにはユニットごと交換する

社外品の検索結果には「ライズ用 H11 LEDフォグランプ」といった商品が並ぶため、ライズのフォグはH11規格だと思い込みやすい。実際には、純正のLEDフォグランプはLEDとフォグランプユニットが一体化していて、バルブの交換ができない構造になっている。市販されているH11対応品は、バルブ交換ができるフォグランプユニットを丸ごと組み替えるキットで、レンズユニットとバルブがセットで供給される。このユニットに載せ替えて初めて、H11(H8・H11・H16と口金が共通)のバルブが使えるようになる。

純正のままイエロー化はできない

フォグを黄色くしたいという要望はライズでも多いが、純正LEDフォグのままではバルブが抜けないため色を変えられない。イエローにする場合も、イエローレンズのユニットに交換するか、バルブ交換ができるユニットに替えたうえでイエローのバルブを入れるかの二択になる。いずれにしても作業はバンパー側からのユニット脱着になり、電球の差し替えに比べると手間と費用は一段上がる。

ウインカーはリアだけがバルブ

ウインカーは、フロントとサイドが純正LED、リアだけが電球という構成になっている。前後で仕様が分かれるため、「ライズのウインカーをLEDにする」といっても手を入れられるのはリアに限られる。

純正相当はT20ピンチ部違いのアンバー球

リアウインカーの規格はT20のピンチ部違いで、定格は12V21Wのアンバー(橙色)球になる。ピンチ部違いというのは、バルブ根元の金属部分にある突起(ピンチ部)の位置や形が、一般的なT20シングルとずれている形状を指す。見た目が似ていても差し込めない、あるいは差し込めても正しく固定されないことがあるため、購入時は「T20ピンチ部違い対応」と書かれた製品を選ぶ必要がある。適合表では純正相当の品番が2種類併記されていて、同じT20ピンチ部違いでもタイプやグレードによって使われている球が分かれる可能性がある点にも触れられている。

色は橙色から外さない

方向指示器は保安基準で橙色と定められているため、LED化するときも発光色はアンバーを選ぶ。レンズがクリアに見えるステルスバルブでも、点灯時にオレンジに光るものであれば問題はない。白く光るタイプを入れると車検に通らなくなる。

LED化するならハイフラ対策とセットで

電球をLEDに替えると消費電力が下がるため、車両側が球切れと判断して点滅が速くなる、いわゆるハイフラッシャー(ハイフラ)が起こることがある。対策は、抵抗を内蔵したLEDバルブを選ぶか、別途ハイフラ防止抵抗を追加するかのどちらかになる。ライズはフロントとサイドが最初からLEDなので、手を入れるのはリアの左右2個だけだが、その2個を替えたときに点滅速度がどう変わるかは事前に想定しておきたい。

バックランプはT16、ナンバー灯はT10

リアまわりで交換できるのは、リアウインカーのほかにバックランプとナンバー灯になる。どちらも工具をほとんど使わずに作業できる部類で、灯火カスタムの最初の一歩として選ばれやすい。

T16の「12V16W(18W)」という表記の意味

バックランプの規格はT16で、定格は12V16W(18W)と併記される。この2つの数字は別々の球を指しているわけではなく、16WがECE規格での表示電力、18Wが旧JIS規格での表示電力という違いにすぎない。バルブの製造時期によって箱の表記が変わるだけで、特性は同じものになる。16Wと18Wのどちらを買うか迷う必要はなく、T16と書かれていれば同じ球と考えてよい。バックランプは左右に1個ずつなので、必要な数は2個になる。

ナンバー灯と室内灯は同じT10でもワット数が違う

ナンバー灯はT10の12V5Wで、これも左右で2個使う。同じT10でも、ルームランプ側はフロントとリアが12V5W、ミドルだけが12V8Wと定格が分かれている。純正の電球を外して見比べるとサイズはほぼ同じに見えるが、消費電力が違う分だけ明るさも変わる。LEDバルブに置き換える場合は消費電力の考え方が変わるため、W数よりも「T10のウェッジ球」という口金の一致を優先して選ぶことになる。

バックランプとナンバー灯の色の規定

後退灯と番号灯は保安基準で白色と定められている。青みの強い、いわゆる高ケルビンのLEDは白色から外れて見えることがあり、車検で指摘される場合がある。純白に近い色温度の製品を選んでおくと後が楽になる。

室内灯はT10が3か所

ライズの室内灯は、フロント(前席)・ミドル(センター)・リア(ラゲージ側)の3か所に分かれていて、いずれもT10のウェッジ球が使われている。

3か所で定格が揃っていない

前述のとおり、フロントとリアが12V5W、ミドルが12V8Wになる。同じT10でも純正の明るさが揃っていないため、3か所とも同じLEDバルブに置き換えると、純正時とは光量のバランスが変わって見えることがある。全体をまとめて明るくしたいのか、手元だけ明るくしたいのかで、選ぶ製品の明るさを変えるという考え方もできる。

交換自体は工具が少なくて済む

室内灯はレンズカバーを内張り剥がしなどで浮かせ、ウェッジ球を引き抜いて差し替えるだけの作業になる。バルブの向きに極性があるLEDだと、差した方向によっては点灯しないことがあるため、点かないときは180度回して入れ直す。無極性と書かれた製品ならこの手間は要らない。

注文する前に確認したい3点

適合表は年式・型式単位でまとめられているが、そこに書かれていない事情で現車の球が違うことがある。買ってから合わないと気づくのを避けるため、注文前に次の3点を見ておきたい。

年式と型式をそろえる

ライズは2019年11月の発売以降、2021年11月に一部改良を受けてグレード構成とパワートレインが変わっている。適合表はR1.10以降のA2#0A・A202Aを一括で扱っているため、この範囲内であれば灯火の型番は共通と読める。ただし年改や特別仕様車で装備が動く可能性は残るので、車検証の型式と初度登録年月は手元に置いて照合したい。

特別仕様車とグレード差に注意する

適合表には、年式・型式・タイプ・グレードが一致していても、特別仕様車などの条件によって記載と異なる電球が使われている場合があるという注記が添えられている。リアウインカーの純正相当品番が2種類併記されているのも、この分岐を示している。表の値は出発点として使い、最終判断は現車に合わせる。

現車で口金の形を目で見る

一番確実な確認方法は、実際に付いている電球を外して形を見ることになる。バックランプとナンバー灯はカバーを外せばすぐ抜けるし、リアウインカーもテールランプユニット側からソケットにアクセスできる。抜いた球の根元の突起の位置と、買おうとしている製品の写真を並べて見比べれば、ピンチ部違いの取り違えはほぼ防げる。

よくある質問

ライズのヘッドライトをLEDバルブに交換できますか?

できない。ライズはロービーム・ハイビームとも新車の時点で純正LEDになっていて、交換対象になるバルブが車両側に存在しない。LEDバルブメーカーの適合表でも、ライズは「LED車」として全製品が装着不可の扱いになっている。明るさを変えたい場合は、ヘッドライトユニットごとの交換か、レンズの黄ばみを取る方向で検討することになる。

ライズのフォグランプにH11のバルブは使えますか?

純正のままでは使えない。ライズの純正フォグランプはLEDとユニットが一体化していて、バルブだけを抜き差しできない構造になっている。市販の「ライズ用H11」と表記された製品は、バルブ交換ができるフォグランプユニットを丸ごと組み替えるキットで、そのユニットに載せ替えて初めてH11(H8・H11・H16と口金は共通)のバルブが使えるようになる。

リアウインカーをLEDにするとハイフラになりますか?

なる場合がある。電球からLEDに替えると消費電力が下がり、車両が球切れと判断して点滅が速くなることがある。抵抗内蔵タイプのLEDバルブを選ぶか、ハイフラ防止抵抗を追加すれば点滅速度は純正どおりに戻せる。ライズはフロントとサイドが元からLEDで、電球なのはリアの左右2個だけになる。

バックランプのT16は何個必要ですか?

2個になる。ライズのバックランプは左右に1個ずつ配置されている。定格は12V16W(18W)と併記されるが、16WはECE規格、18Wは旧JIS規格での表示電力という違いだけで、球そのものは同じものを指している。

ロッキー用のバルブをライズに流用できますか?

ライズとダイハツ ロッキーは同じ車体をベースにした兄弟車で、灯火類の規格も共通している。適合表もロッキーを同じ型式群として扱うため、ロッキー対応と書かれたバルブがライズに合うことは多い。ただし灯体のデザインやグレード構成には差があるため、製品ページの適合表記に「ライズ(A200A/A210A)」が含まれているかを見て判断したい。

まとめ

ライズの灯火は、ヘッドライト・フォグランプ・ポジション・フロントとサイドのウインカー・テール・ストップ・ハイマウントストップまでが純正LEDで固められていて、電球を買って差し替えられるのはリアウインカー(T20ピンチ部違い/12V21Wアンバー)、バックランプ(T16/12V16W(18W))、ナンバー灯(T10/12V5W)、ルームランプ(T10/フロント・リア5W、ミドル8W)の4系統に限られる。フォグをH11のバルブで運用したい場合は、ユニットごと交換するキットが前提になる。型番が分かっていても、特別仕様車やグレードで球が分かれることがあるため、注文前に現車の口金を一度見ておくと確実性が上がる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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