ミライース LA350S サンシェード 用途別4タイプの選び方

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真夏の屋外駐車から戻ると、ミラ イースのダッシュボードもハンドルも素手で触れないほど熱くなっている。通販で探すと LA350S 対応をうたうサンシェードが何種類も並ぶが、覆う範囲も枚数も製品ごとに違い、どれが自分に必要かは使い方で変わる。毎日の駐車で内装の焼けを抑えたいのか、後席の同乗者への直射を弱めたいのか、車中泊の目隠しまで欲しいのか。まず自分がどこに当てはまるかを決め、それから寸法と適合年式を照らす順番で進めるのが早い。

目次

目的から覆う範囲を決めると、候補は4タイプに分かれる

サンシェードは「フロント用」と「側面窓用」で目的そのものが別だ。先に目的を決めれば、候補は次の4つのどれかに落ちる。

目的 タイプ 覆う範囲 固定方式 価格
毎日の駐車で内装の焼けを抑える 折りたたみ型(LFOTPP) フロント1枚 ガラス面に吸着+サンバイザー ¥2,680
着脱の手数を最短にする 傘型(ruiya) フロント1枚 中央のシリコン吸盤+サンバイザー ¥3,480
後席の同乗者やペットへの直射と蒸れ 通気メッシュ4枚組(RDRDN) 前後席の側面窓 窓枠に取り付け ¥1,999
車中泊や仮眠の目隠し 全窓セット(趣味職人) 全窓6枚 簡易吸盤 ¥9,800

価格はいずれも確認時点の Amazon 実売価格で、変動する前提で見てほしい。フロント用と側面窓用は役割が別なので、両方欲しいなら片方ずつ買うか、全窓セットに寄せることになる。

読み進める前に、前提を2つ置いておく。1つ目、サンシェードで下がるのは直射が当たる内装の表面温度で、車内の空気はほとんど変わらない。2つ目、商品名に「専用」と書いてあっても、適合年式の表記は製品ごとにばらついている。どちらもこの記事で根拠と一緒に見ていく。

効くのはダッシュボード、車内の空気は2℃しか変わらない

JAFのユーザーテスト「真夏の車内温度」では、晴れ・外気温35度の条件で初期室温を25℃にそろえた車両を正午から4時間駐車し、対策の有無で温度を比べている。公表された表を対策なし(白)とサンシェード装着で並べると、こうなる。

測定箇所 対策なし(白) サンシェード装着
ダッシュボード最高温度 74℃ 52℃ 22℃
車内最高温度 52℃ 50℃ 2℃
車内平均温度 47℃ 45℃ 2℃

直射が当たるダッシュボードは22℃の開きが出る一方、車内の空気は最高でも平均でも2℃しか違わない。 JAF側も車内温度の上昇を防ぐことはできないと結論づけている。ただしこのテストの車両はミニバン5台で軽自動車ではなく、装着車のボディカラーも公表された表には記載がない。ミラ イースで測った値ではなく、効くところと効かないところを分ける材料として読むのが正しい。

つまり買う目的は「涼しくする」ではない。ダッシュボード・ハンドル・シート表面の焼けと、内装の劣化を抑える道具として選ぶ。遮熱の数値そのものを比べたい人は、同じダイハツ車で数値を軸にした記事も参考になる。

LA350S と LA360S は世代違いではなく駆動方式違い

車検証の型式欄を先に見てほしい。ダイハツ公式のモデルヒストリーでは、2代目ミラ イースは2017年5月発売で「販売中」と記載されている。2WD(FF)が LA350S、4WDが LA360S で、この2つは世代の違いではなく駆動方式の違いだ。 どちらでもこの記事の範囲に入る。

初代の LA300S / LA310S は2011年9月から2017年5月までの別世代で、車体が違う。型式欄がこちらなら対象外になる。

発売時のグレードは L / L SA III / X SA III / G SA III / B / B SA III の6種類。名前に入る「SA III」はスマートアシストIIIの装着を表しており、これが次の節で効いてくる。2代目のあいだの主な変更は、2018年8月の「G/X リミテッドSA III」追加、2021年10月の「L SA III 10thアニバーサリーエディション」設定、2024年9月の後方コーナーセンサー追加とグレード体系変更の3件で、この間にフルモデルチェンジは挟まれていない。

車体はカタログ値で全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm、ホイールベース2,455mm、車両重量650kg(2WD)。室内幅1,345mm×室内高1,240mm。軽自動車の枠いっぱいのサイズで、畳んだシェードの置き場所は後で効いてくる。

選べるタイプを絞るのは、フロントガラス上端に何が付いているか

ダイハツ公式のカタログによると、スマートアシストIIIは世界最小サイズの高性能なステレオカメラを採用した方式で、コーナーセンサーをフロント2個・リヤ2個備える。同じ公式の説明には、雪や濃霧、トンネル内、夜間、日射しの状況によってはステレオカメラやソナーセンサーが障害物などを正常に認識できず、適切に作動しない場合があるという注意書きも載っている。

一方で、カメラの取り付け位置を明示する記載と、カメラの前を覆わないよう求める具体的な注意書きは、確認した時点の公式ページには見当たらなかった。だから位置は断定しない。代わりの運用はこうだ。フロントガラスの上端まで覆うタイプ(傘型・全窓セット)を選ぶなら、注文前に実車で上端を見て、ルームミラー・ドライブレコーダー・運転支援のカメラの取り付け部と干渉しないかを自分の目で確かめる。

避ける設計だと商品ページに書いてある製品もある。傘型(ruiya)は、大型切り込みとベルクロでルームミラー・ドライブレコーダーに干渉せず視界を確保する、と明記している。逆にこの記載がない製品では、上端の装備をどう避けるつもりなのかが読み取れない。判断材料が書いてあるかどうかも、選ぶ基準にしていい。

注文前に測る4か所と、固定方式で変わる手数

採寸は次の4か所でいい。

  1. フロントガラス下端、ダッシュボードとの境目に沿った横幅
  2. ガラス中央での上下の長さ
  3. 傘型を検討するなら、フロントガラスからダッシュボード上面までの奥行き
  4. ガラス上端に付いている物(ルームミラーの台座、ドライブレコーダー、ETCアンテナ、検査標章、運転支援のカメラ)の左右位置と、上端からの張り出し

メジャーが手元になくても、A4用紙の長辺が29.7cmであることを目安に当てていけば見当はつく。測った値は商品ページの寸法表記と突き合わせる。

もう1つの比較軸が固定方式だ。折りたたみ型はガラス面に吸着させてサンバイザーで押さえる方式、傘型は中央のシリコン吸盤で吸着させてからサンバイザーを下ろす方式、側面窓用のメッシュは窓枠に取り付ける方式、全窓セットは簡易吸盤。週に何回停めるかを考えると、1回あたり十数秒の差でも積み上がる。 なお吸盤を使わず、マジックテープでルームミラーに固定してサンバイザーで挟む方式のフロント用製品もある。同じダイハツ車での選び分けは、ムーヴの記事でも扱っている。

フロント1枚で済ませるなら、折りたたみ型か傘型

毎日の駐車で内装を守るのが目的なら、フロント用1枚で足りる。候補は2つで、違いは畳む手数と置き場所に出る。

折りたたみ型:収納袋がハンドルカバーを兼ねる

商品ページの記載では、高密度アルミ遮熱シート・ポリウレタン断熱素材・チタンシルバーコーティングの多層構成で、生地は菱形エンボス加工のシルバー。骨はアルミ強化骨で、何度開閉しても形をキープし、縁取り加工で骨の飛び出しを防ぐとしている。弾力ストラップで畳んだあとをまとめられ、付属の収納袋は遮光遮熱仕様。この収納袋は駐車中のハンドルカバーとしても使え、使わないときはドアポケットに収まる。 1年保証付きで、適合年式の表記は「2017年 -現行」。

LFOTPP ミライース LA350S/360S型 フロントガラス用サンシェード(折りたたみ式・収納袋付き)

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傘型:畳む手数が最短で、上端の装備を避ける切り込みがある

同じく商品ページの記載として、10本構造の高強度ガラス繊維の傘骨を使い、各骨に耐錆・高弾性スプリングを内蔵。引き紐の中棒を引くと傘が展開し、ボタンひとつで畳める。バネ式の先端がフロントガラスの曲面に±10cmまで自動で追従して密着するとしている。中央の高耐久シリコン吸盤は耐熱200℃、素材は4層の高遮光断熱素材で表面にチタンシルバーコーティング。専用袋が不要で、本体の幅広バンドでまとめてドアポケットやシート横に置ける。適合年式の表記は「2017.5~現行」。

ruiya ミライース LA350S/LA360S 専用 傘型フロントサンシェード(引き紐式・シリコン吸盤)

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どちらもサンバイザーで押さえる運用は共通で、分かれるのは畳む手数と収納の形だけだ。なお両方の商品ページにある省エネ・エアコン効率といった効果表現は、出品者が書いている内容であって検証された測定値ではない。

後席と換気が目的なら側面窓のメッシュ、ただし前席側は駐車中だけ

後席の同乗者やペットへの直射を弱めたい、閉め切った車内の蒸れを抑えたい。この目的にはフロント用は効かない。前後席の窓用4枚組が該当する。

商品ページの記載では、特殊通気メッシュを使い、窓を閉めたままでも空気が通る設計。窓の開閉に影響しない設計で、洗濯もでき、5秒で設置できるとしている。フロントガラスは覆えないので、フロント用の代わりにはならない。

RDRDN ミライース LA350S/LA360S 専用 前後席窓用 通気メッシュサンシェード 4個セット

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ここで法令の線を引いておく。国土交通省が不正改造の具体例として示している内容では、運転席および助手席の窓ガラスに可視光線透過率70%未満の着色フィルム等を貼ることが禁止され、前面ガラスおよび側面ガラスへの装飾板の取り付けも、運転者の死角が増えて危険であるとして禁止されている。根拠条文は道路運送車両の保安基準第29条。この透過率の規定がかかるのは前面ガラスと、側面ガラスのうち運転者席より後方を除いた範囲で、運転者席より後方の側面ガラスとリアガラスは規定の範囲外とされている。

この製品は前後席の窓用4枚組なので、前席側の2枚は駐車中だけの運用になる。 後席側とリアガラスが規定の範囲外であることは、覆ったまま走ってよいという意味ではない。ルームミラーでの後方確認や目視の妨げになるなら外す。外が見えると書かれている製品でも、判断の基準は自分の目で後方を確認できるかどうかに置く。なお個別の車検の合否や取り締まりの結果まで、これらの資料から断定することはできない。

車中泊や仮眠の目隠しまで欲しいなら全窓6枚セット

内訳はフロントガラス1枚、サイドドアガラス2枚、後部座席ドアガラス2枚、リアガラス1枚の計6枚。商品ページの記載では、固定は簡易吸盤で脱着が簡単、生地はシボ加工で耐久力があり収納時のシワが目立ちにくいとしている。適合車種欄には「ミライースLA350/360S系」と型式が明記されている。

趣味職人 シームレスライト サンシェード ミライース LA350S/360S系 全窓6枚セット(05s-h015-sa)

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リアハッチガラスだけ手順が違う。商品ページには、室内側のハイマウントストップランプとガラスのわずかな隙間に挟み込むように、左右へ動かしながら装着すると書かれている。初回は明るいうちに一度試しておき、暗い駐車場でぶっつけ本番にしない。

価格帯が上なのは遮光性能の差ではなく枚数の差だ。そのぶん保管場所も要る。フロント用は付属袋に入れてドアポケットに収まり、傘型は本体のバンドでまとめてシート横に置けるが、6枚セットはかさばる。全幅1,475mmで荷室も大きくない車なので、使う時期だけ載せる運用にするなら自宅側の置き場所も先に決めておきたい。

商品ページの「専用」「適合年式」「効果」の読み方

同じ LA350S / LA360S 向けをうたっていても、書かれた適合年式は一致していない。折りたたみ型は「2017年 -現行」、傘型は「2017.5~現行」、別のフロント用製品は「2019年モデル~現行」。2代目の発売は2017年5月なので、2017年から2018年に登録された個体は、製品によっては出品者が想定する年式の範囲外に入る。 車検証の初度登録年月と適合欄を照らしてから注文する。

表記の食い違いは年式だけではない。「専用」と書きながら、同じページに「ほとんどの車種の窓にぴったりフィット」と汎用向けの表現が同居している製品がある。商品タイトルに無関係の車名が混じっている製品もある。判断は商品名ではなく、適合欄と注意書きの両方を読んで食い違いのないものを選ぶ。

遮光率・UVカット率・省エネ・燃費向上といった表記も同じ扱いでいい。いずれも出品者やメーカーの記載であって、第三者機関の測定値として確認できるものではない。製品どうしの優劣をこれらの数値で決めない。同じ判断の仕方は、他の型式の記事でも使える。

よくある質問

サンシェードを付ければ車内は涼しくなりますか

涼しくはならない。JAFの実測でも、装着車の車内最高温度は50℃で、対策なし(白)との差は2℃だった。下がるのはダッシュボードのように直射が当たる面の温度で、そこは22℃の開きがある。

乗り込んだあと、いちばん早く冷やす方法は何ですか

JAFの別のユーザーテストでは、車内温度が55℃に達した状態から、エアコンと走行の併用が5分後に28.0℃まで下がって最も早かった。エアコン内気循環は10分後に27.5℃、外気導入は10分後に29.5℃。ドアの開閉だけでは47.5℃、冷却スプレーは3分後に50.1℃にとどまる。窓を開けて外気導入で走り出し、その後に窓を閉めて内気循環へ切り替えるのが効率的だとされている。

LA360S(4WD)でも同じ製品でいいですか

型式が違うのは駆動方式で、ボディやガラスの世代は同じだ。ここで挙げた製品はいずれも LA350S / LA360S の両方を適合欄に書いている。確認すべきは駆動方式ではなく年式のほうで、適合年式の表記が製品ごとに違う点だけ見ておけばいい。

サンシェードを付けたまま走ってもいいですか

フロントガラス用と前席側面ガラス用は駐車中の装備なので、走り出す前に外す。後席側とリアガラスは透過率の規定の範囲外だが、後方確認の妨げになる使い方は避ける。

フロント用だけで車中泊の目隠しになりますか

ならない。フロント用が覆うのはフロントガラス1枚だけで、側面窓とリアガラスは素通しのままだ。目隠しまで求めるなら6枚セットの構成になる。

まとめ

最後に3点だけ確認しておきたい。

1つ目、期待値の置き方。効くのは内装の表面温度で、車内の空気は2℃程度しか変わらない。内装の焼けを抑える道具として買う。

2つ目、覆う範囲は目的で決める。毎日の駐車なら折りたたみ型、着脱の速さなら傘型、後席の直射と蒸れなら側面窓のメッシュ、車中泊の目隠しなら全窓6枚。フロントガラスの上端まで覆うタイプを選ぶときは、実車で干渉を見てから注文する。

3つ目、絞り込んだあとの最終確認。候補を1つに決めたら、車検証の型式と初度登録年月を手元に置いて、商品ページの適合欄に書かれた型式と年式範囲を照らす。年式の表記は製品ごとに違うので、ここだけは商品名を信用せずに読む。

そしてサンシェードを付けていても、実測では車内最高温度が50℃に達している。炎天下の車内に人やペットを残さない。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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