ワゴンR LEDおすすめ4選|型式別ヘッド・フォグ・室内灯

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ワゴンRのLED化で何を買うかは、明るさの数字ではなく、車検証の型式・純正LEDかハロゲンか・交換する箇所の3つでほぼ決まる。この3つを先に確定させれば、候補は箇所ごとに1〜2点まで自然に絞れる。ここでは6代目を軸に、ヘッドライト・フォグランプ・室内灯の候補と、車検で実際に見られる点をまとめた。

目次

ワゴンRでLED化できる箇所と規格の早見表

6代目のハロゲン仕様について、LEDバルブメーカーの車種別適合表に載っている規格をまとめる。

交換する箇所 6代目ハロゲン仕様の規格 この記事で挙げる候補
ヘッドライト H4(ロー/ハイ一体) MH35S・MH55S向けH4バルブ(¥3,984)
フォグランプ レンズタイプC または H8 MH23S向けH8/H11/H16対応(¥2,500)
ポジション・ナンバー灯 T10
バックランプ T16
ウインカー(前後) T20ピンチ部違い
室内灯 車種専用のルームランプセット MH55S前期6点セット(¥2,380)/カスタムZ用2ピース(¥1,304)

価格はいずれもAmazonの実売価格で、確認した時点の値。変動するので購入時に商品ページで見直してほしい。LED仕様のグレードでは、ヘッドライトもポジションも交換対象から外れる

世代と型式の対応

スズキの公式資料によると、1993年に初代CT21S、1998年に2代目MC11S・MC21S、2003年に3代目MH21S、2007年にスティングレーMH22S、2008年に4代目MH23S、2012年に5代目MH34S、2017年に6代目MH35S(ガソリン)・MH55S(ハイブリッド)という並びになる。ただしこの公式一覧にMH44S・MH85S・MH95Sの記載はない。

公式一覧に出てこない型式がある

車種別バルブ適合検索の年式区分では、H26.8〜H29.2が5代目のMH34S/MH44S後期、H29.2〜R2.1が6代目のMH35S/MH55S、R2.1〜がMH85S/MH95Sとして扱われている。一方でLEDバルブメーカーの適合表には「MH55S/85S/95S(R4.8〜)」というくくり方もあり、MH55Sは2020年1月以降も併存している。

3代目〜5代目に乗っているなら

今回の材料でヘッドライトやポジションの規格まで確認できたのは6代目と、MH23Sのフォグランプだけだ。それ以外の世代の箇所別の型番は、型式別にまとめた早見表のほうを見てほしい。

買う前に確認する2点

適合ミスのほとんどは、この2点を飛ばしたときに起きる。

車検証のどこを見るか

見るのは「型式」欄。スズキの公式資料でも型式は「DBA-MH23S」「DAA-MH55S」のように排出ガス規制などの識別記号を頭に付けた形で書かれていて、商品ページの適合表示と突き合わせるのはハイフンより後ろのMH23S、MH55Sといった部分になる。あわせて初度登録年月で年式も控えておく。

年式だけでは型式が決まらない

スズキは2020年1月20日にワゴンRとワゴンRスティングレーを一部改良して発売した(昇降シート車は同年2月4日)。自然吸気エンジン車にR06D型エンジンと新開発のCVTを組み合わせた改良だが、このニュースリリース本文に型式の記載はない。前述のとおりMH55Sは改良後も残っているため、「2020年以降だからMH85S」とは言い切れない。

純正LED車の見分け方

LEDバルブメーカーの適合表では、6代目のLED仕様車についてヘッドライトのロー/ハイ、ポジション、ブレーキ/ストップがいずれも「LED」かつ「対応製品なし」と書かれている。同社のサポートにも、グレードや純正オプションで純正LEDの場合があり装着できないことがあるので現車を確認するように、と明記されている。グレード名で判断せず、実際にバルブを外して口金の形を見るのが確実だ。

選ぶ基準は効く順に5つ

判断軸は次の順で効く。①車検証の型式・年式が商品ページの適合欄と一致しているか。ここが外れると残りの条件は意味を持たない。②その車が純正LED仕様かハロゲン仕様か。③交換する箇所ごとに規格が違うこと。ヘッドライト・フォグ・ポジション・ウインカー・バックランプ・ナンバー灯・室内灯を一括りにしない。④車検に直結する箇所かどうか。前照灯は色も明るさも取り付け方も基準の対象になるが、室内灯は見た目と使い勝手で選べる。⑤ウインカーは後述のハイフラ対策の要否と費用を含めて考える。

どこから手を付けるか

夜間の見え方そのものを変えるのはヘッドライトとフォグで、効果が大きいぶん選定は慎重になる。初めてLED化するなら、車検への影響が小さく費用も抑えられる室内灯とナンバー灯から始めるほうが失敗しにくい。ウインカーは手数が増えるので、他が済んでからでも遅くない。

価格の比べ方

室内灯の専用基板セットとヘッドライト用H4バルブでは価格帯が違うから、箇所をまたいだ値段の比較に意味はない。比べるなら同じ箇所・同じ規格の中で、適合表示に型式と年式が書かれているか、車検対応が明記されているか、保証条件がどうかの3点を見る。取り付けまで含めた費用感は下の記事にまとめてある。

ヘッドライト(H4)のおすすめ

LEDバルブメーカーの適合表では、H29.2〜R4.7のワゴンR・スティングレーが「ヘッドライトH4、ハイビームHB3」、R4.8〜の新型が「ヘッドライトH4」と記載されている。H4はロービームとハイビームが1本のバルブにまとまった規格だ。

ワゴンR MH35S/MH55S用 H4 LEDヘッドライト(Hi/Lo一体・車検対応表記)

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向く型式と、対象外になる車

商品名にMH35S・MH55Sが入っているとおり、6代目のハロゲン仕様が対象。商品ページのメーカー記載仕様では12V・24V対応で、販売者は日本の店舗(LUMRAN)。同じ仕様欄に「純正LED、HID装着車には未対応になります。」「偽物、類似品については保証対象外になっております。」と明記されている。純正LEDヘッドランプの車とHID車は、この製品の対象から外れる。仕様の細部は商品画像で説明する形式なので、文字で確認できるのはここまでだ。

「車検対応」表記の読み方

車検対応と書かれていても、合格そのものが約束されるわけではない。実際に見られるのは光軸・光量・レンズの状態と取り付け方で、そこは製品の表記ではどうにもならない。表記は「基準を満たすように設計してある」という意味だと受け取っておくのが安全だ。

フォグランプのおすすめ

道路運送車両の保安基準では、前部霧灯について「自動車の前面には、前部霧灯を備えることができる」と定めていて、装備そのものは任意だ。ただし付けるなら、霧などで視界が制限された場面で前方を照らす照度を増やし、かつ照射光線が他の交通を妨げないものとして告示で定める基準に適合していなければならない。付けるかどうかは自由でも、付ける以上は基準に適合していることが前提になる。

ワゴンR MH23S用 LEDフォグランプ(H8/H11/H16対応・6000Kホワイト)

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向く型式と年式

商品名のとおりH20.9〜H24.8のMH23S向け。商品ページのメーカー記載仕様は、LED規格がH8・H11・H16対応、電圧DC12V-24V、消費電力36W、発光色6000Kホワイト、2個セット、7600LM(片側3800LM)、LED数はCOBチップ2チップ、使用箇所はフォグランプ専用となっている。

H8・H11・H16の関係

この3規格は台座の形が近く、1つの製品で兼用をうたう例が多い。6代目の場合、適合表ではMH55S前期が「レンズタイプC または H8」、R4.8〜の新型が「レンズタイプC」で、LED仕様車のフォグは純正LED扱いになっている。自分の車のフォグが純正でLEDなのかハロゲンなのかで、そもそも替えられるかが変わる。

室内灯(ルームランプ)のおすすめ

LEDバルブメーカーの適合表は、ルームランプを「ルームランプセット」という車種専用品の区分で扱っている。口金の型番だけでは適合が決まらないということだ。

専用基板セットと汎用バルブの違い

ルームランプのLED化には、口金規格のバルブを1個ずつ替える方法と、車両の灯具形状に合わせた専用設計の基板に丸ごと置き換える方法がある。専用基板は型式と年式でしか適合が切られていないので、選ぶときは口金ではなく車検証を見る

MH55S前期に合わせるなら

ワゴンRハイブリッド MH55S専用 LEDルームランプ6点セット(H29.2〜R1.12)

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商品ページのメーカー記載の適合は「型式:MH55S/年式:H29.2〜R1.12/全グレード共通」。内容はフロント36基108発が1枚、リア20基60発が1枚の2ピース基板に、T10ウェッジ球4個とスペーサーが付いて合計6点、発光体は合計168発。3chip SMD LEDを使った車種専用設計の基板と説明されていて、車検対応も明記されている。年式区分がR1.12までで切られている点に注意したい。

カスタムZに合わせるなら

ワゴンRカスタムZ MH55S/MH95S用 LEDルームランプ2ピース

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ワゴンRカスタムZのMH55S・MH95S向けで、2ピース構成、品番はT-ROOM-LAMP-012。ただし商品ページの説明欄は同一商品の別称の列挙が中心で、発光数や消費電力といった数値の記載がない。数値で比べて選びたい人には情報が足りない製品だと分かったうえで検討してほしい。

車検で見られるのは色・明るさ・検査するビーム

保安基準の第32条第2項は、走行用前照灯について「夜間に自動車の前方にある交通上の障害物を確認できるものとして、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない」と定めている。つまり保安基準の本文には色名も明るさの数値も書かれておらず、中身は告示側にある。同条第3項は取り付け位置や取り付け方法まで基準の対象にしている。

色は「白色であること」

国内LEDバルブメーカーの技術解説によると、前照灯の色について基準が定めているのは「走行用前照灯の灯光の色は、白色であること」という表現で、色温度の数値範囲は定められていない。平成17年12月31日以前に製作された車には「白色又は淡黄色であり、そのすべてが同一であること」という経過措置がある。判定は白色と見なされるかどうかで決まるため、青みの強い高ケルビンの製品は白色と判定されないおそれがある。

明るさの数値の出どころ

前照灯検査でよく挙がる片側6,400カンデラ以上という数値は、同じ解説によれば保安基準の本文にある値ではなく、検査を行う独立行政法人自動車技術総合機構の審査事務規程を典拠とする検査上の基準値だ。測られるのは決められた測定点での光度なので、商品に書かれたルーメン値の大小から合否を読み取ることはできない。

ロービームで検査される

軽自動車検査協会の告知によると、平成27年9月1日から、平成10年9月1日以降に製作された軽自動車の前照灯試験は原則としてすれ違い用前照灯で実施される。ワゴンRは3代目MH21S以降のいずれもこの区切りより後の製作だから、車検で見られるのはロービーム側になる。ヘッドライトを替えるときにロービームの明るさと配光を気にする理由はここにある。

ウインカーとナンバー灯の注意

商品としては挙げていない箇所だが、落とし穴があるので触れておく。

ハイフラはなぜ起きるか

ハイフラは、ウインカーバルブが切れたことを運転者に知らせるために点滅が速くなる、もともと車両に備わった機能だ。LEDに替えると消費電力が下がるので、車両側がバルブ切れと誤って判断して起きる。LEDバルブメーカーが挙げる対策は3つで、①抵抗内蔵のLED製品を使う、②配線に抵抗を追加して消費電力を純正バルブと同じにする、③純正リレーをLED対応のウインカーリレーに交換する。いちばん手軽なのは①で、ウインカーをLED化するならこの費用と手間を最初から見込んでおく。

ナンバー灯は義務の灯火

保安基準の第36条第1項は「自動車の後面には、番号灯を備えなければならない」と定めている(最高速度20km/h未満の軽自動車と小型特殊自動車を除く)。第2項では、夜間に番号標の番号等を確認できるものとして告示で定める基準に適合することが求められている。付けてもよい灯火ではなく備え付けが義務の灯火なので、LEDに替える場合も基準への適合が前提になる。6代目のナンバー灯はT10だ。

届いてから取り付けるまで

開封したら、本組みの前に点灯確認をする。バッテリーに仮接続するか、片側だけ仮付けして光るかを見ておく。ヘッドライトとフォグは仮組みのまま点灯させ、色味と照らし方を見てから本締めする。外した純正バルブは捨てずに取っておくと、車検や不具合のときに戻せる。取り付け後に照らし方が変わったと感じたら、光軸の調整を整備工場に頼む。

保証の起算日に注意

保証条件は商品ごとに違い、起算日にも差がある。上のフォグランプは初期不良保証が発送日から10日以内で、取付日からではないと商品仕様に明記されている。返品・返金も同じく発送日から10日以内で、返送料は購入者負担だ。届いてから取り付けまで日が空くと保証期間を使い切ってしまうので、受け取ったら点灯確認だけでも先に済ませておきたい。作業そのものの流れは下の2本にまとめてある。

よくある質問

純正LEDのグレードでも社外のLEDバルブに交換できる?

できない。適合表では6代目のLED仕様車のヘッドライトやポジションが「対応製品なし」となっていて、商品側の仕様にも純正LED車は未対応と書かれている。

何ケルビンまでなら車検に通る?

基準はケルビンの範囲を定めていないので、この形の質問には数値で答えられない。定められているのは灯光の色が白色であることだけだ。

ウインカーをLEDにしたら点滅が速くなった

バルブ切れと誤認されて起きるハイフラで、故障ではない。抵抗内蔵品への変更、抵抗の追加、LED対応リレーへの交換のいずれかで戻せる。

MH85S・MH95SにMH55S用と書かれた製品は使える?

型式が違えば使えるとは限らない。適合表がMH55Sと85S・95Sをまとめて扱う場合もあれば、商品側が型式と年式で細かく切っている場合もある。商品ページの適合欄に自分の型式が書かれているかで判断してほしい。

ヘッドライトとフォグ、どちらを先に替えるべき?

夜間の見え方への効きはヘッドライトが大きい。フォグは保安基準でも任意の装備なので、優先順位としては後になる。

まとめ

まずは実車のバルブを1つ外して、口金の形と刻印された型番を自分の目で確かめてほしい。純正LEDかハロゲンかもここで分かる。そのうえで車検証の型式欄を見て、商品ページの適合表示と突き合わせる——この順番を守るだけで、適合ミスはほぼ防げる。

箇所ごとの結論を1行ずつで振り返る。ヘッドライトはハロゲン仕様のMH35S・MH55SならH4のLEDバルブ。フォグはMH23SならH8/H11/H16対応の製品が候補で、そもそも付けるかどうかは自由。室内灯はMH55S前期なら専用形状の6点セット、カスタムZなら2ピースの製品。ウインカーはハイフラ対策込みで見積もり、他の箇所を済ませてからでいい。

バッテリーの上がりやすさが気になる時期なら、あわせて次の記事も見ておくといい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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