ボンゴバン S403Z サンシェード 型式で選ぶ4点

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炎天下に数時間止めた仕事車に戻ると、ダッシュボードは手を置けない温度になっている。フロントガラスを覆うサンシェードはその対策として真っ先に思いつくが、通販の検索結果には商品名にボンゴバンと入っていても2020年8月までの先代向けという品が混ざる。ボンゴという名前が指す車体は世代で分かれていて、現行型を対象にしているかどうかは商品名では読み取れない。判断の基準になるのは車検証の型式欄と、商品側に書かれた対象型式の2つだけだ。

目次

S403Z・S413Z が明記された車種別品は現時点で1本

2020年9月以降のボンゴバンを対象型式として書いている車種別サンシェードは、調べた範囲ではカーキャンパージャパンのフロント用1本にとどまる。フロントガラス1枚を覆う目的ならこれで足りるが、側面やリアまで覆いたい場合は車種別品では埋まらず、実測して汎用品を選ぶ必要がある。扱える車種別品が1本しかないのは適合表記と流通の事情であって、この製品が性能で最良だという意味ではない。

商品の書かれ方 対象型式の表記 扱い
車種別品(カーキャンパージャパン) S403Z・S413Z / 令和2.9〜 現行バンのフロント用として選べる
ボンゴバン用とだけ書かれた品 型式なし どの世代向けか読み取れない
S403F・S413F と書かれた品 トラック側の型式 バンではない
姉妹車の名前で売られている品 ボンゴの型式なし 名前だけを根拠にしない
汎用品 寸法のみ 実測して選ぶ

カーキャンパージャパン ボンゴバン S403Z/S413Z 用 フロントサンシェード 傘型 折り畳み式

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まず車検証で自分の型式を確かめる

マツダが公開しているボンゴのサービスキャンペーン情報を見ると、2020年9月以降に作られたボンゴには 5BF-S403Z、5BF-S413Z、5BF-S403F、5BF-S413F の4つの型式が与えられている。製作期間はいずれも令和2年9月から。買い物の前に、まず自分の車がこの4つのどれなのかを確定させる。

車検証のどこを見るか

型式は車検証の「型式」欄に書かれている。5BF- から始まる記号がそれで、後半の S403Z のような部分が製品の適合表記と突き合わせる値になる。同じ書類の車台番号欄も手掛かりになり、上記のサービスキャンペーン情報では車台番号の起点が S403Z-7000101、S413Z-7000102 と型式ごとに示されている。

末尾がFならトラック側

4つの型式のうち、末尾が F の 5BF-S403F と 5BF-S413F はトラックタイプ。 マツダが公開しているリコール情報ではこの2型式だけが対象に挙げられ、備考にトラックタイプと記されている。つまり末尾が Z ならバン、F ならトラックという分かれ方で、適合欄に S403F・S413F しか並んでいない製品は自分の車のものではない。

商品名のボンゴバンは世代を保証しない

ボンゴという名前は1990年代から続いている。ワイパーメーカーの車種別適合検索でマツダのボンゴを引くと、区分は2020年9月から、1999年6月から2020年8月まで、1990年8月から1999年5月までの3つに分かれる。部品メーカーが世代を分けて管理している以上、商品名の車種名だけでは3区分のどれ向けかは決まらない。

先代のボンゴバンは1999年6月16日の発売で、当時のマツダのニュースリリースによれば全長4,285mm、全幅1,630mm、全高1,850mm(2WD・低床・標準ルーフ車)だった。現行型とは別に開発された車体で、フロントガラスまわりの形も同じではない。フロントガラスに合わせて型紙を起こした製品は世代をまたいで流用できないと考えたほうがいい。

姉妹車の名前で売られている製品をどう扱うか

現行ボンゴはマツダの自社開発車ではない。マツダのリコール情報には、マツダにボンゴを供給しているダイハツ工業という書き方が出てくる。発表時のニュースリリースでも、運転支援の名称がダイハツ工業の登録商標であることが脚注に記されている。そのため通販では、同じ車体をベースにした他銘柄向けの用品が検索結果に並ぶ。

ここで気をつけたいのは、車体が近いことと適合が確認できていることは別だという点だ。商品側にボンゴバンの型式が併記されていない限り、他銘柄の名前だけを根拠に使えると判断しない。 判断がつかないときは出品者に対象型式を問い合わせてから買う。姉妹関係にある車の選び方は、同じトピックの記事も参考になる。

車種別品の中身を確認する

唯一押さえられた車種別品について、商品ページに書かれている内容を見ていく。

適合の書かれ方

商品説明には型式として S403Z と S413Z、年式として令和2.9〜が明記されている。商品名にもボンゴバン S403Z S413Z 用と型式が入っており、現行型を対象にした製品であることが商品ページ上で読み取れる。この記事で挙げた確認事項のうち、対象型式の突き合わせはこの製品では済んでいる。 価格はAmazonの実売で4,980円(確認時点)。相場も在庫も動くので、買う時点の表示を見てほしい。

たたんだときの形

形式は傘型の折り畳み式で、たたむと棒状にまとまる。表面は太陽光を断熱し紫外線から車内を守る素材と説明されている。ルームミラーを避けるための切れ込みが加工済みで、中棒は360度回転して好きな方向に曲げられるため、装着したときに邪魔になりにくいとされる。サイズは車種に合わせたものが送られる売り方になっている。

向いている使い方

傘型は開いて立てかけ、たたんで棒状に戻すだけで済むので、1日に何度も乗り降りする使い方と相性がいい。配達で停車のたびに使うなら、この開閉の速さが効く。一方、開いた状態の骨組みは厚みを持つので、ダッシュボード上に物を置いている車では干渉することがある。長時間の駐車が中心なら、開閉の速さより遮光面の広さを優先する選び方もある。

選ぶときに見る4点

車種別品でも汎用品でも、判断の軸は変わらない。

対象型式が書かれているか

商品名か商品説明に S403Z・S413Z が入っているかで、現行型を対象にしているかが決まる。ボンゴバン用、マツダ車用といった表記だけでは、どの世代のどのボディを想定しているかが読み取れず、サイズが合う保証にはならない。年式の表記(令和2年9月〜)が併記されていれば確度はさらに上がる。

ルームミラーの逃げ

フロント用はルームミラーの根元と干渉しやすい。切れ込みや凹みの加工があるかどうかで、ガラスに密着させられるか、手前で浮いて日が差し込むかが変わる。加工のない製品は上端の遮光が甘くなりやすい。

たたんだ形と置き場所

傘型は棒状にまとまるので、ドアポケットやシート脇の隙間に立てて置ける。折り返して重ねる板状のタイプは面積が残るため、助手席側やシート裏に置き場所を決めておく必要がある。毎日乗り降りする仕事車ほど、置き場所が決まるかどうかが使い続けられるかを分ける。運転席から手の届く範囲に決めておくと続けやすい。

フロントだけか全窓か

日中の駐車で運転席まわりの熱を抑えたいだけなら、フロント1枚で足りる。車中泊で外からの視線を切りたい、荷室の荷物を隠したいという目的なら、覆う窓の枚数から逆算する。フロント用と側面用を別々に買って組み合わせてもかまわない。軽バンで同じ悩みを抱えている場合の考え方も近い。

汎用品で埋めるなら、どこを測るか

車種別品がフロント1本しかない以上、側面やリアは汎用品で埋めることになる。メジャーを用意して、フロントガラスの内側で3か所を測る。下辺の幅(ダッシュボードに接する側の左右)、上辺の幅(ルーフ側の左右)、中央の高さ(下辺中央から上辺中央まで)。ガラスは台形なので、下辺と上辺の両方が要る。

あわせて、ルームミラーの根元が下辺中央から何センチ上にあるかも控えておくと、切れ込みが要るかどうかを判断できる。商品側の寸法は最大幅・最大高で書かれていることが多いので、実測より数センチ大きいものを選び、余りは端を折って収める前提で考える。 側面の窓も、窓枠の内側で最大幅と最大高を同じ要領で測ればいい。

どのくらい効くのかを実測値で見る

期待値は先に補正しておきたい。JAFが公開している真夏の車内温度のユーザーテストでは、気温35度・晴れの条件で正午から4時間放置した車内を測っている。対策なしの黒いボディで車内最高57℃、車内平均51℃、ダッシュボード最高79℃。サンシェードを装着した条件では車内最高50℃、車内平均45℃、ダッシュボード最高52℃だった。

車内温度そのものの差は7℃前後にとどまり、サンシェードを付けても車内が人の耐えられる温度になるわけではない。 一方でダッシュボード最高温度は79℃から52℃へと27℃の差がついている。乗り込んだ瞬間の輻射熱、ハンドルやシフトノブの触れなさ、樹脂やダッシュボード上の物への負担、このあたりに効く道具だと考えるのが実態に合う。

走り出す前に必ず外す

国土交通省は不正改造の具体例として、前面ガラス等に装飾板を装着した状態での可視光線透過率が70%未満のものは不可、運転席および助手席の窓ガラスに着色フィルムを貼り付けた状態での可視光線透過率70%未満のものは不可を挙げ、根拠として道路運送車両の保安基準第29条を示している。対象は大型車に限らず、被牽引自動車以外のすべての自動車だ。

フロントガラスを覆うサンシェードは駐車中に使うもので、走り出す前に外す。 付け外しが面倒だと結局使わなくなるので、たたんだ状態の定位置を先に決めておく。

よくある質問

S403Z と S413Z でサンシェードは変わるのか

車種別品の側は2つの型式をまとめて対象にしている。この記事で挙げた製品も、商品説明で S403Z と S413Z の両方を対象型式として並べている。どちらに乗っていても同じ製品を選べる。

ボンゴトラック用と書かれたものは使えるのか

使わないほうがいい。トラック側の型式は S403F・S413F で、マツダのリコール情報でもトラックタイプとして区別されている。キャビンの形が違えばフロントガラスの形も違う。

サンシェードを付ければ車内は涼しくなるのか

涼しくはならない。JAFの実測でも、装着した条件の車内最高温度は50℃に達している。効き目が大きいのはダッシュボードの表面温度のほうで、乗り込んだ直後の熱さと内装への負担を軽くする道具だと考えたい。

リアやスライドドアの窓はどうすればよいか

現時点で型式が明記された車種別品はフロント用しか押さえられていない。側面やリアを覆いたい場合は、窓枠の内側を測って汎用品を選ぶ。車中泊で視線を切りたいのか、日中の駐車で熱だけ抑えたいのかで、必要な枚数は変わる。

まとめ

買う前に確認するのは次の4点。

  • 車検証の型式欄が S403Z か S413Z か(末尾が F ならトラック側で対象外)
  • 商品側の対象型式に S403Z・S413Z が書かれているか(車種名だけの表記は根拠にならない)
  • ルームミラーの切り欠きがあるか、たたんだ形が自分の置き場所に収まるか
  • フロント1枚で足りるのか、側面やリアまで要るのか

フロントは型式の明記された車種別品で押さえ、足りない窓は実測して汎用品で埋める。この順序なら、通販の検索結果に何が混ざっていても迷わずに済む。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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