2020年12月以降の4代目ソリオ/ソリオバンディットは、エアコンフィルターの純正品番こそ1つだが、社外品の選び方は型式で分かれる。2025年1月より前のMA27S・MA37Sか、2025年1月以降のMAD7Sか。まず自分の車がどちら側かを確かめてから、純正品番と社外品の表記を照らし合わせていこう。
ソリオのエアコンフィルター純正品番は99000-990G4-K01
スズキ公式サイトの純正用品ページにある「クリーンエアフィルター(高機能タイプ)」の品番表では、ソリオ用の品番は99000-990G4-K01で、スイフトと共通になっている。品番表の中でソリオが出てくるのはこの1品番だけだ。本体価格は4,840円(2026年3月現在の表記)で、本体価格と取付費は販売会社が独自に定めるという注記がある。
現行モデルについては、スズキ公式サイトのソリオ用アクセサリーページにも「クリーンエアフィルター(高機能タイプ)」が本体価格4,840円で載っている(2025年12月現在の表記)。この欄に品番の記載はないが、品名と価格は品番表のソリオ用と一致する。
ただし、品番表にもアクセサリーページにも型式(MA27S・MA37S・MAD7S)や年式の記載はない。車種名「ソリオ」で示しているだけなので、年式・型式で迷うときは車検証の車台番号を伝えてスズキの販売店で品番を確かめるのがいちばん早い。
社外品を探すと、もう1つ95861-81P00という品番に出会う。Amazonの商品ページの記載では、MA27S・MA37Sを挙げる社外品が純正品番として95861-81P00を併記しており、99000-990G4-K01を併記するものもある。95861-81P00はスズキ公式ページでは確認できていない販売者の記載なので、標準品の品番と決めつけず、取り外したフィルターの表示や販売店で照合してほしい。
まず車検証で型式を確かめる
自分のソリオの型式は、車検証の「型式」欄(例: 5BA-MA27S、5AA-MA37S、5AA-MAD7S)で分かる。社外品を選ぶときは、この型式が商品名や適合欄に書かれているかを見る。電球の型番なども同じ型式で調べるので、一度控えておくと後で役に立つ。
MA27S・MA37S(2020年12月〜2025年1月)
4代目のソリオ/ソリオバンディットは、2020年11月25日に発表され、12月4日に発売された。1.2リッターの4気筒エンジンと、スズキ独自のマイルドハイブリッドシステムを積む世代だ。
- 5BA-MA27S: 1.2リッターのK12Cエンジンを積むガソリン車(グレード例: 1.2 G)
- 5AA-MA37S: K12Cエンジンのマイルドハイブリッド車(グレード例: ソリオバンディット ハイブリッドMV)
MAD7S(2025年1月以降)
ソリオは2025年1月16日に一部改良を受け、エンジンがK12C型からスイフトと同じZ12E型(CVTとの組み合わせ)に変わった。フルハイブリッドの設定はなくなり、改良後の型式は5AA-MAD7Sになっている。同じ4代目でも、ここから型式の表記が変わる点を押さえておきたい。
型式別の適合早見表
| 型式 | スズキ公式で確認できる純正品 | 社外品の商品名の表記 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| MA27S | 99000-990G4-K01(品番表は車種名「ソリオ」で掲載) | MA27Sの表記あり。純正品番として95861-81P00を併記するものが多い | 併記品番と今付いているフィルターの表示 |
| MA37S | 99000-990G4-K01(同上) | MA37Sの表記あり。99000-990G4-K01を併記するものもある | 併記品番と今付いているフィルターの表示 |
| MAD7S | 現行ソリオ用アクセサリーページに、99000-990G4-K01と同じ品名・本体価格で掲載 | 今回確認した社外品の商品名にMAD7Sの表記は見当たらない | 適合欄にMAD7Sの明記があるか |
MAD7Sは、スズキ純正のクリーンエアフィルターを基準に考えるのが筋だ。社外品を使うなら商品ページの適合欄でMAD7Sが明記されているかを確かめ、分からなければ販売店に聞く。95861-81P00は前の節のとおり販売者の記載であり、公式の品番として扱わない。
スズキ純正クリーンエアフィルター(高機能タイプ)の中身
スズキ公式サイトの純正用品ページによると、このフィルターは2.5μm粒子を約90%、1.0μm粒子を約60%、0.3μm粒子を約30%捕集するとされる。数値は試験品を使った性能試験(通気量150㎥/h)に基づく値で、実環境での性質とは異なる。0.3μm未満の微粒子物質は除去の確認ができていない。
同じページでは、帯電不織布ろ材で花粉・黄砂・チリ・ホコリなどを捕集する除塵性能と、抗ウイルス・抗菌・脱臭のトリプル対策、エアコン効率を損なわず風量を安定させる点を挙げている。フィルターの機能・効果は品番により異なるとの注記もある。
注意書きとして、空気中の有害物質をすべて除去できるものではないこと、すべてのウイルスを完全に除去したり感染を防いだりするものではないこと、車内で芳香剤を使っていると脱臭性能が十分に発揮されにくくなることがあると書かれている。
装着は、標準装備のエアコンフィルターを取り外して入れ替える形になる。掲載商品は車両登録後の取付を前提としており、取付費は販売会社が定める。販売店で交換まで頼むなら、本体価格と取付費の合計を先に聞いておくとよい。
MA27S・MA37S向けの社外品3点
ここで挙げるのは、商品名にMA27S・MA37Sの表記がある社外品だ。価格はAmazon実売価格(2026年10月確認時点)で、変動する前提で見てほしい。
マーレ(MAHLE)LAK1863P
商品名にスイフト・ソリオ・ソリオバンディットと、MA27S・MA37Sを含むスズキ車の型式、純正品番95861-81P00と95861-71L00を併記している。抗菌・抗ウイルスをうたうフィルターで、確認時点の価格は1,780円。抗菌・抗ウイルスを重視するならこれを選ぶ。
マーレ(MAHLE)エアコンフィルター LAK1863P 抗菌・抗ウイルス
エムズ部品 エアコンフィルター
商品名にソリオ・ソリオバンディットとMA27S・MA37Sの型式、品番95861-81P00と99000-990G4-K01を併記している。スズキ公式の品番表と同じ99000-990G4-K01が商品名に書かれているので、純正品番から照合したい人には分かりやすい。確認時点の価格は1,730円。
エムズ部品 エアコンフィルター ソリオ/ソリオバンディット用
INEX AIRF49(エアクリーナーとのセット)
エアコンフィルターとエアクリーナーのセットで、商品名に「MA27S/MA37S ソリオ/ソリオバンディット ハイブリッド含 R2.12-に対応」と書かれている。令和2年12月以降のMA27S・MA37Sが対象で、確認時点の価格は2,360円。2つをまとめて替える時期が重なったときに選ぶ。
適合表記はMA27S・MA37Sだけで、MAD7Sの表記はない。MAD7Sはエンジン自体がZ12Eに変わっているので、エアクリーナーを含むこのセットをMAD7Sに使える前提で考えないこと。
INEX エアコンフィルター+エアクリーナー セット AIRF49
機能ごとの選び分けをもう少し広く見たいなら、おすすめ記事も参考になる。
失敗しない選び方
1. 型式表記を最初に見る
商品名や適合欄に、自分の車の型式(MA27S・MA37S・MAD7S)が明記されているかを見る。車種名「ソリオ」だけで型式の書かれていない商品は、型式違いの可能性が残るので後回しにしてよい。
2. 併記された品番を照合する
社外品の商品名に併記された純正品番(99000-990G4-K01、95861-81P00など)と、今付いているフィルターの表示や販売店で確かめた品番が一致するかを見る。
3. 欲しい機能で絞る
除塵が中心のもの、抗菌・抗ウイルスをうたうもの、脱臭をうたうものがある。ニオイが気になるなら脱臭、花粉・PM2.5対策を重視するなら除塵性能の記載を優先する。
4. 純正か社外品かは買い方で決める
純正の高機能タイプは販売店で扱い、本体価格・取付費は販売会社が定める。社外品は自分で買って交換できる代わりに、型式表記と品番で適合を自分で確かめる手間がかかる。点検のついでに任せたいなら純正、自分で交換したいなら社外品と考えると迷わない。
交換時期の目安と交換のサイン
スズキ公式サイトでは、交換の目安を1年または12,000kmとしている。喫煙する車はフィルターが汚れやすいため、通常より早めの交換がすすめられている。
目安の時期より前でも、スズキ公式ページが挙げる次の症状が出たら交換を考えたい。
- エアコンが効かない
- ガラスがすぐ曇る
- カビ臭い
- 風量が弱くなった
1年ごとの交換なら、オイルやバッテリーの点検時期とまとめて予定を組むと忘れにくい。
交換の前に確かめること
交換前に、今付いているフィルターの表示(品番や向きの印)を控えておくと、新しいフィルターとの照合や取り付けの向きの確認がしやすい。
フィルターの外し方・取り付け方は年式や仕様で異なる場合がある。手順は車両の取扱説明書で確かめ、不安があれば販売店や整備工場に交換を頼むほうがよい。純正の高機能タイプも、標準装備のフィルターと入れ替える形で付く。
ワイパーなど、ほかの消耗品も同じ機会に見直しておくと手間が1回で済む。
よくある質問
ソリオのエアコンフィルターの品番は型式で変わる?
スズキ公式の品番表はソリオ用を99000-990G4-K01の1品番で示しており、型式・年式の区別は書かれていない。迷う場合は車台番号で販売店に確かめるのが早い。
2025年1月以降のMAD7Sに社外品は使える?
今回確認した社外品3点の商品名にはMAD7Sの表記がない。使えるかどうかは商品ページの適合欄でMAD7Sの明記を確かめ、記載がなければ純正品を選ぶか販売店に聞く。
交換時期の目安は?
スズキ公式の目安は1年または12,000kmで、喫煙する車は早めがすすめられている。
純正の高機能タイプと社外品はどう違う?
いちばんの違いは買い方だ。純正は販売店で本体と取付をまとめて頼め、社外品は自分で買って交換できる代わりに型式と品番の照合を自分で行う。
まとめ
最初にやることは、今付いているエアコンフィルターを取り出して表示を確かめることだ。そのうえで車検証の型式欄を見て、次の順で選ぶ。
- スズキ公式の品番表でソリオ用は99000-990G4-K01
- MA27S・MA37Sは、商品名に型式表記のある社外品から品番を照合して選べる
- 2025年1月以降のMAD7Sは表記のある社外品が見当たらないため、純正品を基準にする
- 交換の目安は1年または12,000km
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