更新日:2026年4月
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結論:ソリオ用エアコンフィルターはDENSO・BOSCH・MAHLEの3メーカーが有力
ソリオのエアコンフィルターは純正品番「95861-81P00」互換のS11規格です。全世代で共通の規格を使用しています。DENSO・BOSCH・MAHLEなど大手メーカーの社外品は、純正にはない抗ウイルス・PM2.5対応を備えています。価格帯は921〜3,109円です。
この記事では6製品のスペックを数値で比較しています。用途・予算に応じた選び方を解説します。交換手順も写真なしで分かるレベルで紹介しているので、DIY初心者の方にも参考になるはずです。
ソリオはスズキの中でもファミリー層に人気のコンパクトトールワゴンです。車室内の空間が広い分、エアコンフィルターの性能が乗車時の快適さに直結します。特に小さな子どもやペットを乗せる機会が多い場合、フィルターの機能選びは意識しておきたい部分です。
ソリオのエアコンフィルターを選ぶ前に知っておきたい基礎知識
エアコンフィルターは車室内に流入する空気を浄化する部品です。助手席グローブボックスの奥に取り付けられています。エンジンルームにあるエアフィルター(エアクリーナー)とは別の部品です。
交換の目安は1年または走行10,000kmごとです。フィルターが汚れると風量が低下し、エアコンの冷暖房効率が落ちます。カビの繁殖による異臭の原因にもなります。
ソリオの場合、純正フィルターはスズキディーラーで3,000円前後です。社外品を使えば921円から入手でき、年間のメンテナンスコストを下げられます。交換作業は工具不要で5〜10分です。初めてのDIYでも問題なく作業できるレベルです。
フィルターには「除塵のみ」「活性炭入り」「抗ウイルス対応」などのグレードがあります。どのグレードを選ぶかが、快適性と年間コストを分ける分かれ目になります。
最も基本的な「除塵タイプ」はホコリやチリを物理的に捕集するだけの製品です。「活性炭入り」はそこに脱臭機能が加わります。さらに上位の「抗ウイルスタイプ」は、ウイルスやアレルゲンの不活化機能を持ちます。
エアコンの風量低下を感じたり、送風時に嫌な臭いがしたりする場合は、フィルターの汚れが原因です。この記事を参考に、自分の使い方に合ったグレードを選んでください。
エアコンフィルターを1年以上交換していない場合、フィルター表面にはホコリ・花粉・カビの胞子が蓄積しています。特に梅雨時期はエバポレーターの結露と相まってカビが繁殖しやすい環境です。フィルターの汚れは目に見えにくいため、交換時期を過ぎても気づかないケースが多く報告されています。
カー用品店での交換工賃は1,000〜2,000円程度です。部品代を含めると3,000〜5,000円が一般的な費用感です。一方、自分で交換すれば部品代のみで済みます。ソリオのフィルター交換は工具不要のため、DIYのハードルは非常に低い作業です。
ソリオ対応エアコンフィルター スペック比較表
| 製品名 | 価格(税込) | フィルター構造 | 抗菌 | 脱臭 | 抗ウイルス | PM2.5 | サイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DENSO DCC7008 | 2,082円 | 多層 | ○ | ○ | ○ | ○ | S11規格準拠 |
| BOSCH AP-S11 | 3,109円 | 多層+活性炭 | ○ | ○ | ○ | ○ | S11規格準拠 |
| BOSCH AFS-S11 | 2,253円 | 多層+活性炭 | ○ | ○ | ○ | – | S11規格準拠 |
| MAHLE LAK1863P | 1,920円 | ヤシ殻活性炭 | ○ | ○ | ○ | ○ | 200×180×30mm |
| KIYOYO 5層活性炭 | 1,347円 | 特殊5層 | ○ | ○ | – | – | S11規格準拠 |
| BOSCH ACM-S11 | 921円 | 単層 | – | – | – | – | S11規格準拠 |
スペック比較で見ると、2,000円台の製品は抗菌・脱臭・抗ウイルスの3機能をカバーしています。DENSO DCC7008はPM2.5対応も含めて4機能を搭載しています。1機能あたりのコストは約416円です。
価格差1,027円でBOSCH AP-S11は抗アレル機能が加わります。花粉対策が不要な環境なら、DCC7008で十分な性能です。
最安のBOSCH ACM-S11は除塵のみですが、921円という単価は年2回の交換でも年間1,842円に収まります。コストを最小限に抑えたい場合の選択肢です。
6製品を機能数と価格のマトリクスで整理すると、MAHLE LAK1863P(1,920円・高機能)が機能対コストで最も効率的です。DENSO DCC7008(2,082円・高機能)はAmazon直販の安心感を加味した選択です。予算に余裕がある場合はBOSCH AP-S11(3,109円・最多機能)、予算を抑えたい場合はACM-S11(921円・除塵のみ)と、価格帯ごとに明確な棲み分けがされています。
ソリオのエアコンフィルター適合情報と純正品番
ソリオ全世代で使われる純正品番は以下の2つです。
- 95861-81P00:MA26S/MA36S/MA46S/MA27S/MA37S/MA47S向け(2015年8月以降)
- 95861-71L00:MA15S向け(2011年1月〜2015年8月)
どちらの品番も社外品では「S11規格」として統一されています。DENSO製のDCC7008、BOSCH製のAP-S11/AFS-S11/ACM-S11、MAHLE製のLAK1863Pのいずれも両方の品番に互換性があります。購入時にMA15S用かMA26S以降用かを迷う必要はありません。
社外品の多くはパッケージに「DCC7008互換」と記載されています。この品番がDENSOの型番で、S11規格のエアコンフィルターを指す業界標準の識別子として使われています。
追加の純正品番として「99000-990C5-A03」「99000-990G4-K01」「MQ502113」「MQ511983」もリストされています。これらは販売チャネルが異なるだけで、フィルター本体の規格は同一です。
世代別の適合一覧
| 世代 | 型式 | 年式 | 純正品番 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | MA15S | 2011.1〜2015.8 | 95861-71L00 | バンディット含む |
| 2代目 | MA26S/MA36S/MA46S | 2015.8〜2020.12 | 95861-81P00 | ハイブリッド含む |
| 3代目 | MA27S/MA37S/MA47S | 2020.12〜現行 | 95861-81P00 | マイルドハイブリッド含む |
ソリオバンディットも型式ごとに同じ品番が適合します。年式と型式は車検証の「型式」欄で確認できます。三菱デリカD:2(MB15S/MB36S/MB37S等)もOEM車として同じフィルターが使えます。
なお、同じスズキ車でもワゴンR(MH系)やスペーシア(MK系)はフィルター規格が異なります。型式が似ていても互換性はないので、購入時は型式の一致を確認してください。スイフト(ZC系)とは共通規格のため、スイフト用として販売されている製品もソリオに使えます。
エアコンフィルターの交換と同じタイミングでソリオのバッテリー交換も検討するオーナーが多いです。両方とも年1回の定期メンテナンスとして一緒に作業すると効率的です。
各製品の特徴と数値データ
DENSO DCC7008(高除塵・PM2.5対応・抗菌防カビ・脱臭)
純正カーエアコンメーカーであるDENSOが製造するフィルターです。品番は014535-2970です。高除塵・PM2.5対応・抗菌防カビ・抗ウイルス・脱臭の5つの機能を搭載しています。
2,082円で5機能を備えているため、1機能あたり約416円です。Amazon.co.jp直販で在庫が安定しています。返品対応もスムーズです。DENSOは国内メーカーとして純正品の製造実績があり、フィルター規格の信頼性は高い水準です。
交換目安は1年または10,000km走行後です。活性炭の脱臭機能は時間経過で低下するため、定期交換で性能を維持する設計です。年間のフィルター費用は2,082円で、ディーラーでの交換工賃(1,000〜2,000円)を加味してもDIYなら大幅にコストを抑えられます。
DENSO公式サイトではDCC7008の適合車種一覧を公開しています。ソリオ以外にもスイフト・デリカD:2など、同じS11規格を採用する車種が多数リストされています。
BOSCH AP-S11 アエリストプレミアム(全機能搭載・抗アレル対応)
BOSCHエアコンフィルターの最上位グレードです。抗アレル物質・抗ウイルス・抗菌・防カビ・脱臭・集塵の6機能すべてを搭載しています。
DENSO DCC7008と比べた場合の価格差は1,027円です。追加される機能は抗アレル対応です。花粉やダニの死骸など、アレルゲンとなる微粒子への対策が加わります。
BOSCHは1886年創業のグローバル自動車部品サプライヤーです。DCC7008との互換品番として「AP-S11」が設定されています。Amazon.co.jp直販で3,109円です。
花粉シーズンにエアコンの送風で目や鼻が気になる場合は、この抗アレル機能が差額分の価値を持ちます。それ以外の季節は、DCC7008との体感差は限定的です。
AP-S11の交換目安もDCC7008と同じ1年/10,000kmです。活性炭の脱臭機能は使用環境により劣化速度が変わります。喫煙車や市街地走行が多い場合は、半年での交換も視野に入れてください。
BOSCH AFS-S11 アエリストフレッシュ(抗ウイルス・脱臭・中価格帯)
BOSCHの中間グレードに位置する製品です。抗ウイルス・抗菌・防カビ・脱臭・集塵の5機能を備えています。AP-S11との差額は856円です。
省かれている機能は抗アレル対応のみです。花粉対策が不要な環境であれば、2,253円で上位モデルとほぼ同等の性能が得られます。
DENSO DCC7008との価格差は171円です。機能面での違いは、DCC7008がPM2.5対応を含むのに対し、AFS-S11はPM2.5の明示的な表記がない点です。微粒子除去性能を重視する場合はDCC7008に軍配が上がります。一方で、抗菌・防カビの機能はAFS-S11も備えているため、梅雨時のカビ対策という観点では同等の性能を発揮します。
室内の快適化では、ソリオのLEDルームランプ交換も同時に検討されることが多いです。車内環境を整えるDIYとしてセットで作業すると効率的です。
MAHLE LAK1863P(天然ポリフェノール・ヤシ殻活性炭配合)
ドイツの自動車部品メーカーMAHLE(マーレ)の製品です。天然ポリフェノールとヤシ殻活性炭を配合しています。対応機能は抗ウイルス・抗アレルゲン・抗菌・防カビ・脱臭・PM2.5除去・高除塵です。
外形寸法は縦200mm×横180mm×高さ30mmです。交換作業は箱裏面に写真付き手順が印刷されており、約5分で完了します。
価格は1,920円です。DENSO DCC7008より162円安く、BOSCH AP-S11より1,189円安い設定です。機能面ではAP-S11と同等の性能を持つため、コスト対機能の比率は6製品中で最も高い水準です。
Amazon.co.jp直販で在庫があり、適合型式にはMA15S〜MA47Sの全世代が明記されています。パッケージの裏面に写真付きの交換手順が印刷されている点も、初めてDIY交換する方には心強いポイントです。
MAHLEはドイツ・シュトゥットガルトに本社を置く自動車部品メーカーで、エンジン部品やフィルトレーション製品で世界的なシェアを持っています。エアコンフィルターの品質基準はBOSCHやDENSOと同等レベルです。
KIYOYO 5層活性炭フィルター(DCC7008互換・低価格帯)
DENSO DCC7008の互換品として設計された5層構造のフィルターです。活性炭入りで抗菌・防カビ・脱臭に対応しています。
純正品番95861-81P00と95861-71L00の両方に適合します。適合型式はスイフト(ZC13/ZC72/ZC32/ZC33/ZC83系)、ソリオ(MA15/MA26/MA36/MA46系)、デリカD:2(MB15/MB36系)と幅広く設定されています。
価格は1,347円です。DENSO DCC7008との差額は735円で、省かれている機能は抗ウイルスとPM2.5対応の2つです。ウイルス対策や微粒子除去が不要であれば、基本的な空気浄化は十分にこなせる性能です。5層構造は段階的に異なる粒子サイズを捕集する設計で、ホコリ・花粉・タバコの煙などに対応しています。
販売元はKIYOYO自動車部品専門店(適格請求書発行事業者)です。法人・事業者での経費計上にも対応しています。互換品番として「95861-81P00」「95861-71L00」「MQ502113」「MQ511983」「99000-990C5-A03」「99000-990G4-K01」が商品ページに明記されており、純正品番との適合確認が容易です。
BOSCH ACM-S11 アエリストコンフォート(除塵特化・最安価格)
集塵機能だけに絞ったBOSCHのベーシックモデルです。脱臭・抗菌・抗ウイルスなどの付加機能は搭載されていません。
921円は今回紹介する6製品の中で最安です。年2回の交換でも年間コストは1,842円です。年1回なら921円で維持できます。DENSO DCC7008の年1回交換(2,082円)と比べても、年間で1,161円の差が出ます。
臭いや花粉が気にならない環境で使用する場合に適しています。ホコリやチリの除去だけが目的なら、単層フィルターでも十分に機能します。除塵性能自体はBOSCH基準で設計されているため、集塵力に不安はないレベルです。
Amazon.co.jp直販で安定して在庫があります。交換頻度を上げてフィルターを常に清潔に保ちたい場合、低コストのこのモデルは実用的な選択です。
参考として、ACM-S11を年2回交換した場合の年間コスト1,842円は、DCC7008を年1回交換した場合の2,082円よりも240円安くなります。フィルターの交換頻度を倍にしても年間コストを下回るのは、ベーシックモデルならではの強みです。
純正フィルターと社外品の性能差を数値で比較
純正エアコンフィルターは除塵と基本的な脱臭に対応した仕様です。スズキ純正の高機能タイプ(クリーンエアフィルター)は脱臭機能が追加されますが、抗ウイルスやPM2.5対応は含まれません。
社外品は純正にない機能を追加しつつ、価格は921〜3,109円です。純正品の実勢価格3,000円前後と比較しても、同等以下のコストで上位機能を得られます。
| 比較項目 | 純正品 | 社外品(DENSO/BOSCH/MAHLE) |
|---|---|---|
| 除塵 | ○ | ○ |
| 脱臭 | △(高機能タイプのみ) | ○(活性炭入りモデル) |
| 抗菌・防カビ | △ | ○ |
| 抗ウイルス | – | ○(上位モデル) |
| PM2.5対応 | – | ○(DENSO/MAHLE) |
| 抗アレル | – | ○(BOSCH AP-S11/MAHLE) |
| 価格帯 | 約3,000円 | 921〜3,109円 |
| 入手性 | ディーラー注文 | Amazon即日配送 |
数値上は社外品が機能数で上回ります。価格も同等以下です。純正にこだわる理由が特になければ、社外品で機能を追加するのが合理的な判断です。
ディーラーでの交換を依頼した場合、工賃は1,000〜2,000円が相場です。フィルター代と合わせると4,000〜5,000円になります。DIYなら部品代のみで済むため、年間で3,000円以上のコスト差が生まれます。
カー用品店(オートバックス・イエローハットなど)でも交換対応しています。工賃込みで3,000〜5,000円程度が一般的です。ただし使用するフィルターは店舗在庫のものに限られるため、製品の選択肢はAmazon購入より狭くなります。
自分で選んだフィルターを持ち込み交換してもらう場合、別途持ち込み料がかかるケースもあります。DIYの手軽さを考えると、Amazonで購入してセルフ交換するのが最もコスパの良い方法です。
なお、車検時にディーラーから「エアコンフィルターの交換をしましょうか」と提案されることがあります。車検の点検項目にエアコンフィルターは含まれていませんが、ディーラーが追加メンテナンスとして提案するケースは一般的です。事前に自分で交換済みであれば、その提案は断っても問題ありません。交換済みであることを伝えれば、工賃の節約にもつながります。
エアコンフィルターの選び方ガイド
フィルター選びで見るべきポイントは、対応機能・構造・価格・入手性の4つです。それぞれのポイントを数値ベースで整理します。
対応機能の数で選ぶ場合:抗菌・脱臭・抗ウイルス・PM2.5・抗アレルの5カテゴリーで比較します。BOSCH AP-S11とMAHLE LAK1863Pが最多です。DENSO DCC7008は抗アレルを除く4機能です。ACM-S11は除塵のみです。
年間コストで選ぶ場合:年1回交換で921円(ACM-S11)〜3,109円(AP-S11)です。その差は2,188円です。年2回交換なら差額は4,376円に拡大します。
フィルター構造で選ぶ場合:KIYOYO製が5層構造で最多です。層数が多いほど段階的に異なるサイズの粒子を捕集できます。ACM-S11は単層で、大きなホコリの除去に特化しています。
入手しやすさで選ぶ場合:DENSO DCC7008、BOSCH全3モデル、MAHLE LAK1863PはいずれもAmazon.co.jp直販です。KIYOYOのみマーケットプレイス出品ですが、在庫は安定しています。Amazon直販品は初期不良時の返品対応がスムーズです。マーケットプレイス品は出品者ごとの対応になるため、購入前に返品ポリシーを確認しておくと安心です。
交換サイクルで選ぶ場合:年1回交換なら高機能モデル(AP-S11やDCC7008)で1年間しっかり機能を発揮させるのが合理的です。年2回交換する場合は、ACM-S11やKIYOYOなど低価格帯の製品を頻繁に入れ替えるほうがトータルの清潔さは上がります。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- ソリオ全世代(MA15S〜MA47S)への適合が確認済み(メーカー公式適合表で検証)
- 税込921〜3,109円の価格帯(純正フィルター価格以下で入手可能)
- 2026年4月時点でAmazon在庫あり(即納可能な製品に限定)
- メーカー名が明確な製品を優先(DENSO・BOSCH・MAHLEなどのグローバルサプライヤー)
- 互換品番DCC7008またはS11規格対応品(純正品番と互換性が確認済み)
交換作業の手順(工具不要・5〜10分)
ソリオのエアコンフィルター交換は初心者でも作業できるレベルです。特殊な工具は不要です。手順を6ステップで解説します。
ステップ1:助手席グローブボックスを開く。通常どおりレバーを引いてグローブボックスを開きます。中身を事前に取り出しておくと作業がスムーズです。
ステップ2:グローブボックスの左右ストッパーを外す。グローブボックスの両端にある突起(ストッパー)を内側に押しながら、ボックスを手前に引きます。片側ずつ外すと力が入りやすいです。
ステップ3:グローブボックスを取り外す。下側のヒンジ(軸受け)を持ち上げて外します。はまっているだけなので軽い力で外れます。外したボックスは傷つかない場所に置いてください。
ステップ4:フィルターカバーを取り外す。グローブボックスの奥にフィルターカバーが見えます。左右の爪を押しながら手前に引くと外れます。爪は樹脂製なので無理な力は避けてください。
ステップ5:古いフィルターを引き出して新品を挿入する。フィルターを手前にスライドさせて取り出します。新しいフィルターの矢印(AIR FLOWまたは↑マーク)の向きを確認してから挿入します。矢印の方向は下向きが正しい向きです。
ステップ6:逆の手順で組み立てる。フィルターカバー→グローブボックスの順で戻します。グローブボックスのストッパーが「カチッ」と音がするまで押し込めば完了です。
日東工業が交換手順書(品番29-015D)をPDFで公開しています。写真付きで手順を確認したい場合は参考にしてください。
作業のコツとして、気温が低い冬場は樹脂パーツが硬くなるため、室温が高い環境で作業するとストッパーや爪が外れやすくなります。夏場は逆に樹脂が柔らかくなるため、力加減を控えめにしてください。
ソリオの定期メンテナンスではタイヤサイズとPCD・オフセットの確認も押さえておきたいポイントです。足回りと車内環境の両方を整えることで、維持費を計画的に管理できます。
なお、ソリオのグローブボックスは他のスズキ車(スイフトやワゴンRなど)と比較して開口部が広めです。手が入りやすい設計のため、フィルター交換時のアクセス性は良好です。初回の交換で構造を把握してしまえば、2回目以降は3〜5分で完了する方がほとんどです。
失敗しやすいポイントと対策
エアコンフィルター交換はシンプルな作業ですが、よくある失敗パターンが報告されています。みんカラなどのDIY共有サイトでも同様のトラブル事例が投稿されています。事前に把握しておくことでトラブルを防げます。
フィルターの上下逆取り付け:最も多いミスです。フィルター側面に印刷された矢印の向きが正しいかどうかを挿入前に確認してください。逆向きだとフィルター性能が発揮されません。
グローブボックスの爪を折る:ストッパーの爪は樹脂製で、冬場は特に硬くなります。力任せに引っ張ると折れることがあります。ストッパーを内側に押してから引くのがポイントです。
型式違いの購入:ソリオのフィルターはスイフトやデリカD:2と共通規格ですが、他車種(ワゴンRやスペーシアなど)とは異なります。購入前に車検証の型式を確認してください。
古いフィルターの向きを記録しない:取り外す前に、古いフィルターの挿入方向をスマートフォンで撮影しておくと、新品の向きを間違えません。
交換時期を忘れる:フィルターの外箱や車内の見える場所に「次回交換:○年○月」とメモを貼っておくと、交換サイクルを管理しやすくなります。車検証入れに小さなメモを挟むのも有効な方法です。
フィルターカバーの爪がかみ合わない:組み立て時にカバーの左右を均等に押し込む必要があります。片側だけ先に押し込むと、反対側の爪がかみ合わないことがあります。両手で均等に力をかけてください。組み立て後にグローブボックスがスムーズに開閉するかを確認しておくと安心です。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、購入前に追加の確認が推奨されます。
- 年式・型式を把握していない場合:車検証の「型式」欄でMA15SなのかMA26S以降なのかを確認してください。特装車やカスタム仕様では標準と異なるフィルターが搭載されている可能性があります。
- エアコンの異臭が交換しても取れない場合:エバポレーター(熱交換器)にカビが繁殖している可能性があります。フィルター交換とは別に、エバポレーター洗浄をカー用品店に依頼してください(工賃3,000〜5,000円前後)。
- 花粉症やアレルギーが重度の場合:除塵のみのACM-S11では対策不足です。抗アレル対応のBOSCH AP-S11またはMAHLE LAK1863Pを選択し、内気循環モードとの併用を検討してください。
よくある質問
Q1. エアコンフィルターを交換しないと車検に通らない?
エアコンフィルターは車検の点検項目に含まれていません。未交換でも車検に影響はありません。ただし1年以上放置すると風量低下や異臭の原因になるため、車検のタイミングで交換するオーナーが多いです。2年車検のサイクルに合わせて交換する場合は、車検の間の年にもう1回交換するのが理想的です。
Q2. エアコンフィルターの交換時期の目安は?
メーカー各社が推奨する交換サイクルは1年または10,000km走行ごとです。喫煙車、花粉の多い地域、砂埃が多い環境では半年での交換が望ましいです。エアコンの風量が落ちてきた場合も交換のサインです。新車購入時に装着されている純正フィルターは、初回交換まで見落とされがちです。納車後1年を目安に最初の交換を行うと、その後の定期交換サイクルが定着しやすくなります。
Q3. エアコンフィルターとエアフィルターの違いは?
エアコンフィルターは車室内に入る空気を浄化する部品です。助手席グローブボックスの裏に設置されています。エアフィルター(エアクリーナー)はエンジンに吸入する空気を浄化する部品で、エンジンルーム内にあります。両者はサイズも形状も異なり、互換性はありません。購入時に「エアフィルター」と「エアコンフィルター」を混同しないよう注意してください。Amazonの検索結果でも両方が混在して表示されることがあります。「エアコンフィルター」で検索し、商品ページの適合車種欄を確認してから購入するのが確実です。
Q4. 純正品と社外品で寿命に差はある?
交換サイクルはどちらも1年/10,000kmが目安です。社外品でも活性炭入りモデルは脱臭効果の持続期間に大きな差は出ません。ただし除塵のみの製品は活性炭が入っていないため、目詰まりが起きにくい傾向があります。結果として風量低下までの期間はやや長くなります。どちらの場合も、使用開始から1年を超えた時点で新品に交換するのが望ましいです。
Q5. 花粉症対策として効果はある?
抗アレル対応フィルターは花粉の車室内侵入を低減します。BOSCH AP-S11は抗アレル物質を配合しています。MAHLE LAK1863Pも抗アレルゲン機能を搭載しています。エアコンを内気循環モードに設定すると、外気からの花粉侵入を抑えながらフィルターの捕集効率を上げられます。内気循環モードは車室内の空気を繰り返しフィルターに通すため、外気導入モードよりも浄化効率が高くなります。
Q6. ソリオバンディットも同じフィルターで対応できる?
ソリオとソリオバンディットは同一の型式・品番を使用しています。MA15S世代でもMA26S以降の世代でも、バンディットにはソリオと共通のフィルターが適合します。本記事で紹介した6製品はすべてバンディットにもそのまま使えます。三菱デリカD:2のOEM元がソリオのため、デリカD:2オーナーも同じ製品を利用できます。
まとめ:用途と予算で選ぶソリオ用エアコンフィルター
ソリオのエアコンフィルターはS11規格で統一されています。全世代・バンディット含めて共通です。921〜3,109円の価格帯で、用途に合った製品を選べます。
6製品すべてがソリオ全世代に対応しているため、型式による選択ミスの心配はありません。機能と価格のバランスではDENSO DCC7008(2,082円・4機能)が安定した選択です。花粉やアレルゲン対策まで求めるならBOSCH AP-S11(3,109円・6機能)が最上位です。年間コストを最小にしたい場合はBOSCH ACM-S11(921円・除塵のみ)です。
交換作業は工具不要で5〜10分です。年1回のセルフ交換を習慣化することで、エアコンの風量と車内空気の清潔さを維持できます。
エアコンフィルターの交換タイミングは、エアコンを本格稼働させる季節の前(5〜6月頃)がベストです。冬場に蓄積したホコリやカビを取り除いてから夏のシーズンに入ると、エアコンの冷却効率が高い状態で使い始められます。逆に秋口(9〜10月頃)に交換して冬の暖房シーズンに備えるパターンもあります。花粉が多い地域に住んでいる場合は、花粉シーズンの終わり(5月頃)に交換すると、蓄積した花粉を一掃できます。古いフィルターを外した際に、フィルター表面の汚れ具合を確認しておくと、次回の交換時期の判断材料になります。

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