RAV4のワイパーは、世代によって長さも品番も変わる。2019年4月〜2025年11月の50系なら運転席650mm・助手席400mmで、ガソリン車・ハイブリッド車・PHVで違いはない。ただし2025年12月以降の新型や、2016年7月までの旧型は別の答えになるので、まず自分の車がどの世代かを確かめてから品番を選んでほしい。
RAV4 50系のワイパーサイズと適合品番
ワイパーメーカーNWBの車種別適用検索でRAV4(H31.4~R7.11・PHV含む)を引くと、新車装着と同じデザインワイパーの適合品番は運転席D65・助手席D40で、同じNWBの製品一覧ではD65が650mm、D40が400mmになっている。PIAAの車種別適用検索でも、スーパーグラファイトワイパーは運転席側WG65・助手席側WG40で、65と40の組み合わせはNWBと同じだ。
| 位置 | 長さ | NWBの適合品番 | PIAAの適合品番 |
|---|---|---|---|
| 運転席 | 650mm | D65 | WG65 |
| 助手席 | 400mm | D40 | WG40 |
| リヤ | ブレード305mm・ゴム300mm | GRB30(替えゴムGR41〈TN30G〉) | WGW30RS/WG30RS |
対象はMXAA52・MXAA54(ガソリン車)、AXAH52・AXAH54(ハイブリッド車)、AXAP54(PHV)の5型式。NWBはこの5型式を1つの区分にまとめている。PIAAはRAV4とRAV4 PHV(R2.6~R7.11)を別の区分にしているが、スーパーグラファイトワイパーの品番はどちらも表のとおりで変わらない。リヤだけは長さの表記が2つに分かれるので、後の節で詳しく触れる。
自分のRAV4が50系かを型式で確かめる
世代は車検証(自動車検査証)の型式欄で見分ける。MXAA52・MXAA54・AXAH52・AXAH54・AXAP54のどれかなら50系だ。PIAAも自動車検査証で年式・型式を確かめてから選ぶよう案内している。
旧型(ACA31W・ACA36W)との違い
ひとつ前の国内向けRAV4(ACA31W・ACA36W/2005年11月〜2016年7月)は、NWBの適用検索で運転席D60・助手席D43。製品一覧ではD60が600mm、D43が425mmで、50系とは運転席・助手席とも長さが違う。リヤの適合品番はどちらの世代もGRB30だ。なおPIAAのRAV4の年式区分は、H17.11~H28.7の次がH31.4~R7.11で、その間の区分はない。
新型(AXAN64・AXAP64)との違い
2025年12月以降の新型は、PIAAの適用検索で別の区分(R7.12~)になっている。フロントは運転席WG65・助手席WG40で50系と同じ品番だが、リアはWGW25RS(呼番16RS)で、50系のWGW30RS・WG30RS(呼番1RS)とは違う。新型のリヤを50系と同じ品番で買わないこと。新型に乗っているなら、こちらを見てほしい。
純正ワイパーの形と取付形状
NWBの適用検索は、50系に新車装着されているのはデザイン型のワイパーで、交換にもデザインワイパーを勧めると注記している。製品一覧を見ると、デザインワイパー(D65・D40)の取付形状はカバー付Uクリップ。リヤのGRB30はリヤ専用樹脂RBタイプだ。形まで純正に合わせたいなら、フロントはデザイン型から選ぶのが手堅い。
NWBの適合品番で選ぶ
NWBの適用検索に出てくる50系向けの雨用ワイパーは次のとおり。
| 種類 | 運転席 | 助手席 | リヤ |
|---|---|---|---|
| デザインワイパー | D65 | D40 | − |
| 強力撥水コートデザインワイパー | HD65A | HD40A | − |
| 撥水コートデザインワイパー | HD65B | HD40B | − |
| スタンダードデザインワイパー | SD65 | SD40 | − |
| グラファイトワイパー | G65 | G40 | GRB30 |
| 強力撥水コートグラファイトワイパー | HG65A | HG40A | − |
| 撥水コートグラファイトワイパー | HG65B | HG40B | − |
| 視界スッキリワイパー | S65 | S40 | − |
雨用でリヤの品番があるのはグラファイトワイパー(GRB30)だけだ。視界良好ワイパー(R65/R40)は業務用販路向けの品番だ。
撥水系の2種は役割が違う。NWBの製品一覧の説明では、強力撥水コート(HD65A・HD40A)はワイパーの作動で撥水コーティングするタイプで、5分以上の乾拭きが要る。撥水コート(HD65B・HD40B)は撥水コーティング被膜を補修して効果を長持ちさせるタイプ。グラファイトタイプはビビリを軽くする役目を持つ。ビビリが気になっているだけなら、純正と同じ形のデザインワイパーかグラファイト系で十分だと考える。
PIAA・ガラコ(SOFT99)の適合品番で選ぶ
PIAAの適合品番
PIAAの車種別適用検索で出てくる50系向けの雨用ワイパーは次の4種。
| 種類 | 運転席側 | 助手席側 | リア |
|---|---|---|---|
| スーパーグラファイトワイパー | WG65 | WG40 | WGW30RS/WG30RS |
| 超強力シリコートワイパー | WSU65 | WSU40 | WSU30RS |
| スリムヴォーグ グラファイトワイパー | WSVG65A | WSVG40A | − |
| クレフィット | CF65 | CF40 | 適用なし |
品番のあとの呼番は、ゴムの長さや断面形状の組み合わせで割り当てた番号で、替えゴムを探すときに使う。PIAAの適用データはPIAA製品で調べたものなので、他社製品には当てはめられない。
ガラコ(SOFT99)の適合品番
ガラコはSOFT99のワイパーブランドで、適合検索(令和6年6月現在のデータ)ではパワー撥水ブレードが運転席PB-14・助手席PB-5、グラファイト超視界ブレードが運転席GB-14・助手席GB-5。どちらも「適合するが純正ワイパーとは形状が異なる」との注記つきだ。リアは替えゴムで適合し、パワー撥水が30又は90、グラファイト超視界がG-90になる。フロントの替えゴムは、パワー撥水が運転席132又は51・助手席103又は50、グラファイト超視界が運転席G-132・助手席G-103。
替えゴムだけを交換するときの品番
ブレードに傷みがなければ、ゴムだけの交換で済む。NWBの適用検索で純正ワイパー用のグラファイト替えゴムは次のとおり。
| 位置 | 品番 | 長さ(NWBの替えゴム一覧) |
|---|---|---|
| 運転席 | DW65GN | 650mm(DWタイプ) |
| 助手席 | DW40GN | 400mm(DWタイプ) |
| リヤ | GR41-TN30G | 300mm(TNタイプ) |
撥水系は強力撥水コート替えゴムDW65HA・DW40HA、撥水コート替えゴムDW65HB・DW40HBがあるが、リヤの設定はない。
ここで押さえておきたいのは、替えゴムの適合品番は新車時に付いている純正ワイパーに合わせたものだということ。NWBは、過去にワイパー本体を社外品へ替えている場合は適合表の替えゴムが合わないことがあるので、いま付いているワイパーの品番から対応する替えゴムを選ぶよう注意している。ガラコもPIAAも、適合データは純正品を基準にしている。中古で買った車なら、いま付いているブレードの品番を先に確かめておくとよい。
また純正ワイパーのゴム交換では、古いゴムから金属プレート2枚を外して新しいゴムへ付けかえる(トヨタの取扱説明書)。手順は後の節で示す。
50系に合うことを確認できた商品
ここでは、何を根拠に50系に合うと言えるかが違う3つを並べる。NWBのセットはメーカーの適合品番そのもの。残りの2つは販売ページの記載で、メーカーの適合データとは分けて考えてほしい。Amazon実売価格(2026年9月確認時点)はNWBのフロント2本セットが4,470円、WeCarの替えゴム3本セットが1,580円、リア用ブレードが1,430円で、価格は変わる。
NWB デザインワイパー フロント2本セット
運転席D65(650mm)と助手席D40(400mm)のセットで、新車装着と同じデザイン型・Uクリップ式、ゴムはグラファイト(炭素微粒子)入り。販売ページの適合情報はAXAH52・AXAH54・MXAA52・MXAA54までで、AXAP54(PHV)は載っていない。ただD65・D40はNWBの適用検索でPHVを含む50系の適合品番そのものなので、PHVでもこの2本で合う。迷ったらこれを選ぶ。リヤは含まず、次に替えゴムを買うときはDW65GN・DW40GNを選べばよい。
NWB デザインワイパー RAV4 50系用 フロント左右2本セット(D65 650mm・D40 400mm)
WeCar 替えゴム 運転席・助手席・リア3本セット
販売ページの記載では、適合はRAV4 50系のAXAH52・AXAH54・AXAP54・MXAA52・MXAA54で、純正互換のグラファイト配合ゴム。金属レールは外して使い回す方式で、純正ワイパーブレード用のため社外品のブレードには付けられない。届いたゴムが純正より長いとカットが要ることがあり、購入後30日以内にビビリが出たら取り替える保証がついている。各ゴムの長さ(mm)は販売ページに書かれていないので、純正ブレードのまま3本まとめてゴムだけ替えたい人向けだ。
WeCar RAV4 50系用 替えゴム 運転席・助手席・リア 3本セット(グラファイト配合)
リア用ワイパーブレード 300mm
リヤをブレードごと替えたいときの候補。販売ページの記載では、適合はRAV4のAXAH52・AXAH54・AXAP54・MXAA52・MXAA54(PHV含む)、サイズ300mm、中身はリアワイパー本体1本とアタッチメント4個。ブレードは黒色樹脂、ゴムはグラファイト加工で撥水加工はなく、Uクリップのワイパーには付けられない。NWBのリヤ適合品番GRB30は305mm表記なので、表記が5mm違う点は承知のうえで、購入前に販売ページの適合表記といま付いているブレードを見比べてほしい。
RAV4 50系用 リアワイパーブレード 300mm(グラファイト加工・PHV含む)
ワイパーの種類ごとの選び方は、こちらで詳しく比べている。
リヤワイパーは305mmと300mmの2つの表記がある
50系のリヤで迷いやすいのが長さの表記だ。NWBの製品一覧では、ブレードのGRB30は305mmのリヤ専用樹脂RBタイプで、対応する替えゴムGR41(TN30G)は300mm。つまりブレード本体は305mm、ゴムは300mmと表記が分かれている。ブレードを買うのかゴムを買うのかで、見るべき数字が変わると覚えておけばよい。
PIAAの車種別適用検索では、リアはスーパーグラファイトワイパーのWGW30RSまたはWG30RS(どちらも呼番1RS)、超強力シリコートワイパーのWSU30RSが適合品番になっている。
リヤワイパーには連動する機能もある。50系の取扱説明書(2024年11月〜2025年11月生産のガソリン車の版)によると、フロントワイパーの作動中にリヤワイパーを動かしていない状態でシフトレバーをRに入れると、リヤワイパーが自動で1回動く(リバース連動機能。カスタマイズで設定を変えられる)。停車中にリヤワイパーが動いているときにバックドアを開けると止まり、閉めると再開する機能もあるが、これにはトヨタ販売店での設定変更が必要とされている。
雪用ワイパーに替える場合の品番
冬に雪用へ替えるなら、50系向けの適合品番は次のとおり。
| メーカー・種類 | 運転席 | 助手席 | リヤ |
|---|---|---|---|
| NWB グラファイトデザイン雪用 | D65W | D40W | − |
| NWB 強力撥水コートデザイン雪用 | HD65W | HD40W | − |
| NWB グラファイト雪用 | R-15 | R-7 | 2B |
| PIAA シリコートスノー | WSC65W | WSC40W | WSC30KWT |
| PIAA スーパーグラファイトスノー | WG65W | WG40W | WG30KWT |
| ガラコ(SOFT99) パワー撥水雪用 | PS-14 | PS-5 | PS-22 |
ガラコのリアPS-22は同梱のクリップBを使って付け、ガラコの雪用は純正ワイパーとは形状が異なる。NWBは雪用ワイパーは替えゴム交換ができないとしているので、ゴムが傷んだらブレードごと買い替える前提で選ぶ。
トヨタの取扱説明書どおりの交換手順
手順は50系の取扱説明書に沿って書く。作業の前に、アームはフック部を持って起こすこと(ブレードだけを持つと変形するおそれがある)、ワイパーを立てたまま作動させないこと、ブレードを外したらガラスとアームのあいだに布などを挟むことを守る。ツメを折ったり、ゴムを無理に引き出して金属プレートを曲げたりしないよう注意し、不安があればトヨタ販売店に相談すればよい。
フロントワイパーのゴム交換
- フック部を持ってワイパーアームを起こす
- 先端を布などで巻いたマイナスドライバーを差し込み、ストッパーを起こす
- ワイパーブレードをスライドさせてアームから外す
- ゴムを引っ張り、ブレードのツメをストッパーから外してそのまま引き抜く
- 古いゴムから金属プレート2枚を外して新しいゴムに付けかえる。切り欠きと反りの向きを元どおりにする
- ストッパーがない側を先にして、ゴムをブレードに差し込む
- ブレードのツメでゴムのストッパーを確実に固定する
ブレードの取り付けは、外したときと逆の手順で行う。
リヤワイパーのゴム交換
- カチッと音がしてツメのかみ合いが外れる位置までブレードを起こし、アームから外す
- ブレードのストッパーからゴムを引き出し、そのまま引き抜く。ツメとツメの中央付近を軽く握って押すと、ゴムが浮いて抜きやすい
- 古いゴムから金属プレート2枚を外し、新しいゴムに付けかえる
- ブレード中央部のツメを通してゴムを差し込み、3つのツメに通したらストッパーからはみ出させ、残る1つのツメに通す。ゴムにウォッシャー液を少量塗ると溝に入れやすい
- ツメがゴムの溝に入っているか確かめる。入っていなければゴムをつまんで数回スライドさせる(中央部を軽く持ち上げるとスライドさせやすい)
- 1と逆の手順でブレードを取り付け、接続部がロックされたか確かめる
交換後の動作確認では、ガラスが乾いたままワイパーを動かさない。取扱説明書は、フロント・リヤともガラスを傷付けるおそれがあるとしている。
よくある質問
ガソリン車・ハイブリッド車・PHVでサイズは違う?
違わない。50系の5型式はどれも運転席650mm・助手席400mmで、NWBでもPIAAでも適合品番は同じだ。
リヤワイパーは300mm?305mm?
ブレードを買うなら305mm、ゴムだけなら300mmの表記を見る。NWBではブレードGRB30が305mm、替えゴムGR41(TN30G)が300mmとされている。
新型RAV4(60系)と同じワイパーが使える?
フロントはPIAAの品番で見ると同じWG65・WG40だが、リアは新型がWGW25RSで50系と違う。新型のリヤは50系の品番で買わない。
替えゴムだけの交換でもよい?
純正ワイパーのままならDW65GN・DW40GN・GR41-TN30Gで交換できる。社外ワイパーに替えている場合は、そのワイパーの品番に合う替えゴムを選ぶ。
まとめ:買う前に確認すること
最初にやるのは、いま車に付いているワイパーを見ることだ。フロントが純正のデザイン型か社外品か、ブレードに品番が書かれているか、リヤがブレードごと替わっていないかを実車で確かめる。そのうえで車検証の型式が50系の5型式に入るかを見れば、運転席650mm・助手席400mmで選んでよいかが決まる。あとは取付形状(Uクリップ)を合わせ、ブレードごと替えるかゴムだけにするかを決めれば、買い間違いは起きにくい。
ほかの車種のワイパーサイズや、RAV4のほかの消耗品もあわせて確認しておくとよい。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント