RAV4のエアコンフィルターは、車検証の型式が新型の60系(AXAN64・AXAP64)か、先代の50系かで調べ方が変わる。50系なら下の50系の記事で品番を確かめられるが、60系は公開資料で品番を確かめられなかったので、ここでは番号を挙げずに、買い間違えないための確かめ方と取扱説明書どおりの交換時期・手順をまとめる。まず車検証の型式欄を見て、自分がどちら側かを確かめてから読み進めてほしい。
60系のエアコンフィルター品番は公開資料では確かめられない
トヨタの取扱説明書(RAV4 HEV 2025.12~)のエアコンフィルター交換のページには、フィルターの品番が書かれていない。確認した時点(2026年10月)では、トヨタやフィルターメーカーが公開した資料でも、60系(AXAN64・AXAP64)の品番は確かめられなかった。
だから番号の分からないまま商品を買わず、先に品番を確かめるのが近道になる。確かな手段は、販売店に車台番号で部品番号を照会してもらうことと、いま付いているフィルターの印字を見ることの2つだ。やり方は後の節で説明する。
対象は新型RAV4(60系)の2つの型式
車検証の型式欄が次のどちらかなら、この記事の対象になる。
| 型式(車検証の表記) | 発売 | 種類 | グレード |
|---|---|---|---|
| 6AA-AXAN64 | 2025年12月 | ハイブリッド(HEV) | アドベンチャー、Z |
| 6LA-AXAP64 | 2026年3月 | プラグインハイブリッド(PHEV) | Z、GRスポーツ |
どちらも排気量2487cc・CVT・フルタイム4WD・5名乗りだ(モーターファンのRAV4カタログによる)。
この記事の交換時期・交換手順・注意は、トヨタのRAV4 HEV(2025.12~)の取扱説明書に基づいている。PHEV(AXAP64)の取扱説明書の同じ項目は確認できていないので、PHEVに乗っている人は自分の車の取扱説明書で手順を確かめてから作業してほしい。
50系用の品番や互換品をそのまま使わない
通販では「RAV4 50系」用と書かれたエアコンフィルターや、50系の品番を挙げた互換品をよく見かける。ただ、これらは60系(AXAN64・AXAP64)に合うとは示されていない。50系と60系は別の型式なので、50系用の品番や互換品を60系にそのまま使えると考えない。60系への適合が確かめられた商品だけを買う(商品の適合表の見方は後の選び方の節で触れる)。
先代の50系(2019年4月発売の型式)に乗っている人は、こちらで品番を確かめてほしい。
品番を確かめる3つの方法
販売店で照会する
いちばん確かなのは、トヨタの販売店でエアコンフィルターの部品番号を照会してもらう方法だ。車検証を見せて車台番号を伝えれば、その車の部品番号を調べてもらえる。そのまま部品の取り寄せも頼める。
付いているフィルターを見る
後で説明する手順でいま付いているフィルターを取り出し、本体や枠に番号やメーカー名の印字があれば控えておく。印字が無いこともあり、その場合は販売店での照会に切り替える。
外したフィルターの縦・横・厚みを測っておくと、商品を比べるときの手がかりになる。ただし寸法が同じでも適合するとは限らないので、寸法だけで決めない。
フィルターメーカーの型式検索を使う
PIAAはエアコンフィルターの車種別適用検索を公開していて、「メーカー」「車種」「年式」「型式」を選んで調べる形になっている。PIAAの適合検索ページでは、車検証で年式と型式を確かめてから選ぶよう案内している。
同じページには、適用データは新車発売時のカーメーカー純正品に準じてPIAAが調べたもので、「車両の仕様変更などにより適用が変わる場合があります」という注意もある。検索で候補が出たら、車検証の型式と照らし合わせてから買うようにしたい。
交換時期の目安
トヨタの取扱説明書(RAV4 HEV 2025.12~)では、交換の目安を20000kmごと、ただし12ヶ月をこえないこととしている。大都市や寒冷地など、交通量や粉じんの多い地区では10000kmごとが目安だ。あまり走らない人も、1年たったら替えると覚えておけばいい。
距離や期間とは別に、エアコンの風量が少なくなったときはフィルターの目詰まりが考えられるので交換し、エアコンの臭いが気になりだしたときも交換する、と取扱説明書にある。
PIAAは、日本では花粉の季節、黄砂の飛散、高温多湿によるカビの繁殖、年末の大掃除などの前に交換するのが効果的だとして、1年に1〜2回の交換を勧めている。花粉がつらい人は春の前に替える、のように自分の困る時期に合わせて予定を組むとよい。
交換の手順(取扱説明書のとおり)
エアコンフィルターはグローブボックスの奥にあり、グローブボックスを外してからフィルターカバーを取りはずすと交換できる。以下はRAV4 HEVの取扱説明書の手順だ。
グローブボックスを外す
- パワースイッチをOFFにする。
- グローブボックスを開き、ダンパーステーのピンをはずす。
- グローブボックスの側面を内側に押して上部のツメを片側ずつはずし、グローブボックスを支えながらゆっくり全開させる。
- いっぱいまで開いた状態から少しだけ持ち上げた位置で手前に引き、グローブボックス下部の結合部をはずす。軽く引いても外れないときは無理に引っ張らず、持ち上げる量を少しずつ変えながら手前に引く。
フィルターを替える
- フィルターカバーのロックをはずし、ツメからフィルターカバーを抜いて取りはずす。
- フィルターを取りはずし、新しいフィルターと交換する。
- 取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける。
新しいフィルターを入れる前に、外したフィルターがどの向きで入っていたかを見ておき、同じ向きで入れる。新しいフィルターに向きの表示があれば、それにも合わせる。
交換するときの注意
- グローブボックスは必ず取扱説明書の手順どおりに外す。正しい方法で外さないと、グローブボックス下部の結合部が破損するおそれがある。
- フィルターカバーを取りはずすときは、カバーのツメに無理な力が加わらないようにする。
- フィルターは交換するタイプで、水洗いやエアブローで清掃して使うものではない。
- フィルターを外したままエアコンを使わない。装着せずに使うと、故障の原因になることがある。
適合を確かめたあとの選び方
社外品のエアコンフィルターを選ぶとき、最初に見るのは商品の適合表だ。AXAN64・AXAP64、または「2025年12月以降のRAV4」と書かれているかを確かめ、書かれていなければ、品番が確かめられるまで買わない。
型式の確認が済んだら、機能で選ぶ。ほこりや花粉を取るだけのもの、活性炭入りで臭いも抑えるもの、抗ウイルスや防カビをうたうものなどがあり、値段も機能によって変わる。臭いが気になる人は脱臭タイプ、花粉の季節がつらい人は集じん性能を重く見る、というように、自分の困りごとから決めるのが外れにくい。
よくある質問
50系用のエアコンフィルターは60系に使える?
使えるものとして扱わない。50系用と書かれた商品は、60系に合うとは示されていない。60系の品番が確かめられるまでは買わずにおく。
交換の時期はどれくらい?
HEVの取扱説明書では、距離と期間のどちらか早いほうが目安になっている。毎年同じ季節に替えると決めておくと忘れにくい。
フィルターは掃除して使い続けられる?
できない。取扱説明書ではフィルターは交換するタイプとされていて、汚れたら新しいものに替える。
PHEVも同じ手順で交換できる?
この記事の手順はHEVの取扱説明書によるもので、PHEVについては確かめられていない。PHEVの人は、自分の車の取扱説明書で手順を確かめてから作業する。
まとめ
新型RAV4(60系)のエアコンフィルターは、欲しい機能で候補を1つに絞り、その商品の適合表とフィルターメーカーの適合情報で60系の型式を最後に確かめてから買う。どちらでも判断がつかなければ、販売店で品番を照会するのがいちばん確かだ。交換は取扱説明書の目安どおりに時期を決め、グローブボックスを外す手順を守って進めればいい。
新型RAV4のほかの消耗品やサイズは、次の記事で確かめられる。

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