bB QNC20 ドラレコ取り付け・配線|上部20%の位置決め

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QNC20 の bB にドラレコを付けるとき、決めることは本体の位置・配線の経路・電源の取り方の3つだ。位置は保安基準で決まった範囲に収め、配線はエアバッグの動作を妨げない経路で通し、電源はシガーソケットかヒューズボックスのどちらかから取る。QNC20 は年式やグレードでカーテンエアバッグの扱いが違うので、ピラー沿いに配線する前に自分の車の装備を確かめるところから始めてほしい。

目次

bB QNC20 のドラレコ取り付けで先に知っておく3つのこと

作業に入る前に、全体の要点を3つに絞っておく。

  • 位置:三井ダイレクト損保の取付ガイドでは、フロントガラスの上部20%の範囲内で、かつワイパーの拭き取り範囲内の、運転者の視界を妨げない場所に付けるとしている。
  • 配線:同じガイドでは、エアバッグの動作を妨げる場所には取り付けも配線もせず、フロントピラーにエアバッグのマークがある場合は取付業者に依頼するよう求めている。
  • 電源:シガーソケットから取るか、ヒューズボックスから取るかの2通り。手軽さならシガーソケット、コードを見せたくないならヒューズボックスを選ぶ。

型式 DBA-QNC20 は、1.3L の K3-VE エンジン・FF・4速AT の組み合わせで、2代目 bB の S 系のグレードにあたる。販売期間が長い車なので、次の節で装備の確かめ方から押さえておく。

bB QNC20 の年式とエアバッグの装備

2代目 bB と QNC20

トヨタの発表では、2代目 bB は2005年12月26日に発売された。エンジンは新開発の 1.5L VVT-i(3SZ-VE)と、出力を高めた 1.3L VVT-i(K3-VE)で、駆動方式は 2WD(FF)と 4WD がある。生産はダイハツ工業の本社池田工場だ。

販売期間は2005年12月〜2016年8月で、2008年10月にマイナーチェンジを受けている。1.3L は S、1.5L は Z のグレードで、4WD 車は全車 1.3L。QNC20 はこのうち 1.3L・FF・4速AT の型式にあたる。

カーテンエアバッグの有無を確かめる

中古車のガリバーのカタログでは、2005年12月〜2007年8月の DBA-QNC20(S と S Xバージョン)は、運転席・助手席・サイドのエアバッグが標準で、カーテンエアバッグはオプションの扱いだ。同じ年式でも、カーテンエアバッグが付いている車と付いていない車がある。同じカタログでは、2009年8月〜2010年7月の DBA-QNC20 の S HIDセレクション(キーフリーシステム装着車)は、カーテンエアバッグが標準の扱いになっている。ほかの年式・グレードは、自分の車で確かめる。

確かめ方は難しくない。日本ライティングの解説では、カーテンシールドエアバッグが付いているかどうかは、側面のパネルに SRS の表記があるかで判断できるとしている。中古で手に入れた bB は前の持ち主がどの仕様を選んだか分からないので、配線を考える前に一度パネルを見ておきたい。

自分で付けるか業者に任せるか

分かれ目は2つある。1つ目はフロントピラーのエアバッグのマークで、三井ダイレクト損保の取付ガイドでは、マークがある場合は自分で取り付けをせず、取付業者に依頼するとしている。2つ目は電源の取り方で、日本ライティングの解説では、シガーソケット以外から電源を取るときや駐車監視ユニットを付けるときは、プラスとマイナスを誤るとショートにつながるので、不安があればシガーソケットから取る方法を選ぶよう勧めている。

先輩として線を引くなら、ピラーにマークがある車は迷わず業者へ。マークが無く、電源をシガーソケットから取るなら、自分で付けても進めやすい。

自分で進めるときは、作業の前に次の3点を済ませておく。

  • ドライブレコーダーに同梱の取り付け要領書で、取付け可能範囲を確かめる。前後2カメラの製品は、リアカメラの配線を通すルートも先に決めておく。
  • 取り付けやアース配線に、ステアリング、ブレーキ、タンクなどの保安部品のボルトやナットを使わない。視界や運転動作を妨げる場所、同乗者に危険を及ぼす場所にも付けない。
  • 内装を外すときは無理な力をかけず、固定ネジの外し忘れに注意する。傷が付かないよう、養生テープなどで内装を保護しておく。

本体の位置決めと貼り付け

貼ってよい範囲

フロントガラスへの取り付け位置は、道路運送車両の保安基準第29条(窓ガラス)と細目告示第195条で制限されている。三井ダイレクト損保の取付ガイドが示す範囲は、冒頭で挙げた3つの条件(上部20%の範囲内・ワイパーの拭き取り範囲内・運転者の視界を妨げない)を同時に満たす場所だ。

MOTA の解説では、告示の言い方は「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡(ルームミラー)により遮へいされる前面ガラスの範囲」だという。ルームミラーの高さはだいたい20%の範囲に収まるので、ルームミラーの裏側か、ルームミラーと同じ高さを目安に付けると範囲から外れにくい。

ブラケットを先に貼る

貼り付けはエンジンを止め、水平で運転席から前方の見通しが良い場所で行う。

  1. ガラス面をクリーナーでよく拭く。
  2. 取付ブラケットだけを先に貼り付ける。
  3. ブラケットが接着したことを確かめてから、本体をブラケットに取り付ける。

両面テープは粘着力が強く、一度貼ると外すのが難しい。位置は貼る前に慎重に決める。

前側の配線:天井からピラー、足元へ

配線の前にエンジンを止め、シガープラグを抜いておく。経路は上から下へ、次の順に通す。

  1. 電源ケーブルを、フロントガラスと天井の隙間に押し込んで隠す。
  2. フロントピラーに沿って目立たないように下ろし、ゴムをめくってその隙間に挟み込んで固定する。
  3. 足元ではフロアマットの裏を通し、マットをかぶせて隠してから電源につなぐ。

ピラー沿いを通すときは、前の節で確かめた装備を思い出してほしい。日本ライティングの解説では、カーテンシールドエアバッグが付いている車では、エアバッグの展開面の上を避けて配線を通すとしている。フロントピラーにエアバッグのマークがある車は、この作業を業者に任せる。ケーブルを固定するときも、保安部品のボルトやナットには留めない。

電源の取り方:シガーソケットかヒューズボックスか

シガーソケットから取る

ベストカーWebの記事では、シガーソケット(アクセサリーソケット)から取れば簡単だが、電源コードが見えてしまうとしている。配線に慣れていない人や、プラスとマイナスの扱いに不安がある人は、こちらを選ぶ。

ヒューズボックスから取る

コードを見せたくないなら、ヒューズボックスから電源を取る。最初にやるのは、自分の車の取扱説明書を出してヒューズの位置を確かめることだ。取扱説明書は、車検証といっしょにグローブボックスに入っていることが多い。

bB QNC20 のヒューズボックスの位置、ヒューズの名称と容量、シガーソケットの位置は、確かめた出典には載っていない。ここは手元の取扱説明書で確かめる。

ヒューズを選ぶ手順は次のとおり。

  • アクセサリーモード(エンジンはかかっていないが、ラジオやカーナビが動く状態)で電気が流れ、キーOFFでは流れないヒューズを選ぶ。
  • 電気が流れているかは、発光で知らせる検電テスターで確かめる。
  • マイナス側は、車のボディ全体がマイナス線になっているので、ボディから出ているネジ山やボルトにつなぐ。塗装は電気を通さない点に注意する。

電源まわりの配線はナビの取り付けとも関わるので、あわせて目を通しておくとよい。

駐車監視を使うとき

MOTA の解説では、電源ケーブルが2芯のタイプはヒューズボックスの ACC 電源から取るのが一般的で、3芯のタイプは駐車監視モードを使うためのものだという。3芯のタイプは、ふだんは ACC 電源で動き、エンジンOFFを検知して駐車監視モードに移ると、その間はバッテリーの電源を使う。

駐車監視ユニットを付けるときは、プラスとマイナスの取り違えがショートにつながる。極性に不安があるなら、シガーソケットから取る方法を選ぶ。

リアカメラの配線

前後2カメラのタイプはリアカメラも付くので、配線を後ろ側から通してくる必要がある。どこを通すかは作業の前に決めておく。bB QNC20 の後ろ側の具体的な配線の経路は確かめられていないので、製品の取り付け要領書に従い、不安があれば業者に相談したい。

作業を終えたら、外した部分の水の侵入を防ぐゴム部品が外れずに付いているかを確かめる。日本ライティングの解説では、雨漏れを防ぐための確認として挙げられている。

取り付け後の確認とバッテリー上がりの注意

最後に、次の順で動作を確かめる。

  1. エンジンをかけ、ドライブレコーダーが自動で起動して録画中の表示が出るかを見る(三井ダイレクト損保の取付ガイド)。
  2. 外した内装部品についている電装品が動くか、エンジンをかけて異常がないかを確かめる(日本ライティングの解説)。
  3. 設定の後にキーをOFFにして、ドライブレコーダーの電源が連動して落ちるかを確かめる。

3つ目は飛ばさないでほしい。日本ライティングの解説では、電源が落ちないままだとバッテリー上がりにつながる可能性があるとしている。ベストカーWebの記事でも、長い時間アクセサリーモードにしておくとバッテリーが上がるので注意するよう書かれている。

バッテリーの状態が気になるなら、型番と交換の手順も確かめておくとよい。

よくある質問

車検に通る取り付け位置は?

保安基準で決まった範囲は、フロントガラスの上部20%の範囲内で、かつワイパーの拭き取り範囲内の、運転者の視界を妨げない場所だ(三井ダイレクト損保の取付ガイド)。目安はルームミラーの裏側か同じ高さ(MOTA の解説)で、詳しくは「本体の位置決めと貼り付け」の節にまとめた。

bB QNC20 に自分で付けられる?

三井ダイレクト損保の取付ガイドでは、フロントピラーにエアバッグのマークがある場合は取付業者に依頼するとしている。マークが無く、電源をシガーソケットから取るなら、自分で付けても進めやすい。ヒューズボックスから取るなら、取扱説明書でヒューズの位置を確かめてからにする。

駐車監視を使うとバッテリーは?

3芯のタイプは、エンジンOFFを検知して駐車監視モードに移ると、その間はバッテリーの電源を使う(MOTA の解説)。バッテリーの電源を使う時間があるぶん、バッテリーの状態はふだんより気にかけたい。

カーテンエアバッグは付いている?

年式とグレードで違う。中古車のガリバーのカタログでは、2005年12月〜2007年8月の DBA-QNC20(S と S Xバージョン)はカーテンエアバッグがオプションの扱いで、同じ年式でも付いている車と付いていない車がある。2009年8月〜2010年7月の DBA-QNC20 の S HIDセレクション(キーフリーシステム装着車)は標準の扱いだ。それ以外の年式・グレードは、側面のパネルに SRS の表記があるかで自分の車を確かめる。

まとめ:作業の前に確かめる4つのこと

  • 貼る位置:フロントガラスの上部20%の範囲内で、かつワイパーの拭き取り範囲内の、視界を妨げない場所か(三井ダイレクト損保の取付ガイド)。目安はルームミラーの裏側
  • エアバッグ:側面のパネルに SRS の表記があるか(日本ライティングの解説)。フロントピラーにマークがあれば業者に任せる
  • 電源:手軽さならシガーソケット、コードを隠すならヒューズボックス。ヒューズの位置は取扱説明書で確かめる
  • 仕上げ:録画中の表示が出るか、キーOFFで電源が落ちるか

ほかの電装やライトまわりも自分で手を入れるなら、次の記事も役に立つ。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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