タントのキーケースは、車種名だけでは決まらない。現行のLA650S・LA660Sと、その前のLA600S・LA610Sではキー本体の形が違い、選ぶ製品も変わる。まず自分の車がどの世代かを押さえ、次に手元のキーの外形とボタンの並びを見る。この順で進めれば、届いてから入らないという失敗はほぼ避けられる。
タントのキーケース早見表
現在買える主な候補を、対応型式と素材で並べる。
| 製品 | 対応型式 | 素材 | 販売元の説明 |
|---|---|---|---|
| KOKATO レザー製キーケース | LA650S / LA660S | 本革 | 裏面に型式ロゴ入りの専用設計。ベルトを通してボタンで留める |
| ネクサスジャパン スマピタくん Eタイプ | LA650S / LA660S | シリコン | 柔らかく着脱が簡単。電波に関する注意書きあり |
| OFFCURVE TPUキーケース | LA650S / LA660S | TPU | ロッキーやルーミーと共用の複数車種対応品 |
| OFFCURVE 亜鉛合金+本革キーケース | LA600S / LA610S | 亜鉛合金+本革 | ウェイクと共用。キーフォブ付属 |
ただし、型式が一致していても装着できるとは限らない。販売元が商品ページに載せている注意書きでは、年式・グレード・オプションによってスマートキーの形状が異なる場合があるとして、注文前に形状を確認するよう求めている。候補を絞るのが型式、最後に決めるのは手元のキーの形だ。
自分のタントの世代と型式を確かめる
ダイハツの公式WEBカタログに載っている型式と発売時期は次のとおり。
- 4代目(現行): 2019年7月発売。型式はLA650S・LA660S。カタログ表記は6BA-LA650S / 6BA-LA660S / 5BA-LA650S / 5BA-LA660S。以降も2019年10月から2025年7月まで一部改良が続いている
- 3代目: 2013年10月発売。FFがLA600S、フルタイム4WDがLA610S。カタログ表記はDBA-LA600S / DBA-LA610Sで、2013年から2018年モデルとして括られている
- 2代目(2007年12月発売)はL375S・L385S、初代(2003年11月発売)はL350S・L360S
商品ページで見かける「2019年7月〜現行」「令和元年7月〜」という書き方は、4代目を指している。自分がどれに当たるかは車検証の型式欄で確認できる。型式別の情報は他の部品でも効いてくるので、
も同じ確認手順で読める。
タントのスマートキーは何ができるか
ダイハツはタントのスマートキーを公式に「電子カードキー」と呼ぶ。公式サイトの装備解説では、キーを携帯していればフロントドアハンドルのリクエストスイッチに触れるだけでドアを施錠・解錠できるとされ、登録済みの正規キー以外ではエンジンが始動しないイモビライザー機能も付く。降車時にインパネのスイッチで予約しておけば近づくだけでパワースライドドアが開くウェルカムオープンや、ドアハンドルに触れて自動ロックを予約するタッチ&ゴーロックもある。どれもキーを取り出さずに使う操作で、キー側のボタンも併用する。つまりケースは、携帯したままの操作とボタン操作の両方を邪魔しないことが条件になる。
なお公式の主要装備一覧表では、キーフリーシステムはカスタムRS・カスタムX・Xターボ・X・Lのグレード列を持つ行として掲載されており、全車標準装備の欄には並んでいない。どのグレードが標準かは一覧表の記号からは読み取れなかったため、ここでは断定しない。自分のグレードの装備と実物のキーを見るのが早い。
注文前に手元のキーで見るところ
見る順番は決まっている。
- ボタンの数と並び方(縦一列か横並びか、どの位置に何のボタンがあるか)
- 本体の厚みと角の丸み
- メカニカルキーの収納方式(引き出す、差し込むなど)
- 裏面の刻印
確認したら、明るい場所でキーの表裏を撮影しておく。商品ページの画像と並べて見比べると、入るかどうかの見当がつく。注文前のチェックは、車検証で型式と初度登録年を確認し、キーの写真を商品画像と照合するまでをひと続きにする。
世代・素材別に見る4製品
現行 LA650S・LA660S 向け
レザー製のKOKATO キーケースは、販売元が対応車種を「タント LA650S LA660S」、年式を「2019年7月〜現行」と表記している専用品だ。裏面に型式のロゴが入り、全体を包み込むフルカバー設計で落下時の傷や破損を防ぐと説明されている。質感を優先するなら、まずこれを候補に置きたい。
KOKATO タント LA650S/LA660S 専用 レザー製スマートキーケース
ネクサスジャパン スマピタくん Eタイプは、適合情報として「車種:タント/タントカスタム、型式:LA650S/LA660S、年式:令和元年7月〜(2019年7月〜)」が明記されたシリコン製。柔らかく着脱が簡単な一方、同じ商品ページに電波が弱くなり反応が鈍くなる場合があるという注意書きが載っている。着脱の速さを最優先するならこれ、反応の変化が気になるなら他の候補から選ぶ、と割り切れる。
ネクサスジャパン スマピタくん Eタイプ シリコン製スマートキーカバー
OFFCURVE TPUキーケースは、ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズ、新型タフト、トヨタ ルーミー(2020年9月〜)、タント カスタム LA650S・LA660Sを適応車種に挙げる複数車種対応品。軽量で光沢のあるTPUを使い、摩擦に強く割れにくい、落下時の着地緩衝の役割もあると説明されている。ここでも年式による形状差の注記が付く。同じ形のキーを使う車が複数あるため、
と候補が重なる。
OFFCURVE ダイハツ・トヨタ車用 TPUキーケース
3代目 LA600S・LA610S 向け
3代目に乗っているなら、亜鉛合金フレームと本革を組み合わせたOFFCURVE キーケースが選択肢になる。販売元は適応車種にウェイク LA700S/LA710S とタント/タントカスタム LA600S/LA610S を挙げ、耐摩耗性・耐クラック性・軽量性・耐久性に優れ、落下時の着地緩衝の役割もあると説明している。持ちやすいキーフォブが付属する。ここでも「スマートキーとボタンの形状を必ずご確認ください」と注記されている。
OFFCURVE ダイハツ専用 亜鉛合金+本革キーケース
素材ごとの向き不向き
本革は手触りが良く、使うほど色が変わる。ただしダイハツ純正の本革キーケースの商品情報には、気温・湿度・使用状況により色落ちする可能性があること、天然皮革のため傷やシワが表面に出て個体差やロットごとの差が生じることが注記されている。社外品の本革でも同じ性質だと考えておきたい。
シリコンとTPUは軽く、はめ込むだけで着脱が済む。傷を気にせず使い潰す前提ならこちらが向く。金属フレームと革の組み合わせは剛性と見た目が上がる代わりに重くなるので、ポケットに入れて持ち歩くか、鍵束にまとめるかで選び分ける。付属するキーリングの大きさも、手持ちの鍵とまとめやすいかで見ておきたい。
着脱の手数も毎日効いてくる。電池交換や掃除のたびに外すことになるため、ボタン留めやベルト通しは手順が一つ増え、はめ込み式のシリコンやTPUは速い。価格は社外品が1,000円前後から2,000円台後半までが中心で、純正アクセサリーはこれより高い。内装の色に合わせたいなら
や
と素材の系統をそろえる手もある。
純正アクセサリーという選択肢
ダイハツ純正にもキーケースがある。公式の商品情報では、本革のキーケースが税込4,950円、素材は本革、対応は電子カードキー1個分、適用車種は全車。キーカバーセットは税込6,490円で、装着タイプは貼付+交換タイプ、対応は同じく1個分、適用車種は全車と記載されている。
注意したいのは組み合わせの制限だ。キーカバーセットはキーフリーシステム(エンジンスタート付)およびキーケース(本革)と同時装着不可と明記されており、純正で揃えるつもりでもどちらか一方を選ぶことになる。社外品より高いが、適用車種と対応個数が公式に示されている点は判断材料になる。他の純正装備との組み合わせは
も参考になる。
装着してから確認するところ
装着による反応の変化は、販売元によって主張が分かれている。「電波を遮らない中空設計」と説明する製品がある一方、「装着する事により、電波が弱くなりキーの反応が鈍くなる場合があります」と注意書きを出している製品もある。どちらも販売元の記載で、第三者の検証ではない。だから装着後の実操作が唯一の答え合わせになる。
ケース本体にキーを入れ、製品の方式に応じてベルトを通すかはめ込み、ボタンや留め具で固定する。KOKATOのレザー製は、キーを入れてベルトを通した後にボタンにセットするだけ、と販売元が説明している。固定できたら、そのまま施錠と解錠を試し、パワースライドドアの操作ボタンも押して反応を見る。サイズが合わないものを無理に押し込むと、ボタンが常に押された状態になって電池を消耗させたり、意図しない操作が起きたりする。装着後にボタンが戻らない、はめ込みが浮く、閉じきらないといった状態なら、そのまま使い続けず外す。車内の小物の置き場を見直すなら
も合わせて読める。
よくある質問
型式が合っていれば必ず装着できるのか
できるとは限らない。販売元自身が、年式・グレード・オプションによってキー形状が異なる場合があると注記している。型式は候補を絞る条件で、最終判断は実物の形状との照合になる。
キーケースを付けるとスマートキーの反応は鈍くなるのか
販売元によって説明が正反対で、断定できない。電波を遮らない設計だとする製品もあれば、反応が鈍くなる場合があると注意書きを出す製品もある。いずれも販売元の記載なので、装着後に自分の車で施錠・解錠とスライドドアの操作を試して判断するのが確実だ。
純正アクセサリーと社外品はどちらを選べばよいのか
適用車種と対応個数が公式に示されている点を重く見るなら純正、価格と素材の選択肢を広く取りたいなら社外品になる。ただし純正はキーケース(本革)とキーカバーセットの同時装着ができないので、先にどちらを使うか決めておく。
3代目 LA600S 用のケースを現行 LA650S に流用できるのか
世代をまたぐ流用の可否は確認できていないため、勧められない。3代目向けと現行向けは別の製品として売られており、それぞれの適合表記に従って選ぶ。
電池交換のたびにケースを外す必要があるのか
外すことになるので、外しやすさは選ぶときに見ておきたい。はめ込み式は速く、ベルト通しやボタン留めは手順が一つ増える。なお電池の型番や交換周期は確認できていないため、交換時期の判断は取扱説明書か販売会社の案内に従ってほしい。
まとめ:迷ったときの進め方
まず車検証で型式と初度登録年月を確認し、現行のLA650S・LA660Sなのか3代目のLA600S・LA610Sなのかを確定させる。次に手元のキーを撮影して候補の商品画像と見比べ、そのうえで素材と価格帯で絞る。現行世代で質感を取るならKOKATOのレザー製、3代目ならOFFCURVEの亜鉛合金+本革が素直な出発点になる。
KOKATO タント LA650S/LA660S 専用 レザー製スマートキーケース
OFFCURVE ダイハツ専用 亜鉛合金+本革キーケース
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