ムーヴの純正タイヤサイズは、世代とグレードで決まる。現行(7代目・LA850S/LA860S)は L・X・G が 155/65R14、RS が 165/55R15。先代(6代目・LA150S/LA160S)はカスタムではないムーヴが L・X・X ターボの全グレードで 155/65R14、同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタムは X 系が 155/65R14、RS 系が 165/55R15 になる。タイヤ交換やスタッドレス選びの前に、自分の車がどの行に当たるかを下の表と見分け方で確かめてほしい。
ムーヴの純正タイヤサイズ早見表(現行・先代)
| 世代・型式 | グレード | 純正タイヤサイズ |
|---|---|---|
| 現行(7代目)LA850S/LA860S | L・X・G | 155/65R14 |
| 現行(7代目)LA850S/LA860S | RS | 165/55R15 |
| 先代(6代目)LA150S/LA160S ムーヴ | L・X・X ターボ(X リミテッドなどを含む) | 155/65R14 |
| 先代と同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタム | X 系 | 155/65R14 |
| 先代と同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタム | RS 系 | 165/55R15 |
どの行も 2WD と 4WD で同じサイズで、前輪と後輪も同じだ。
サイズの数値のうち、現行と先代のムーヴの行は、カカクコムの車種別タイヤサイズ一覧と、タイヤ販売店の東京タイヤのまとめ記事で一致した値だ。先代と同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタムの行は、カカクコムの車種別タイヤサイズ一覧(ムーヴカスタム)の値で、2014年12月のブリヂストンの発表を伝えた MarkLines の記事も同じ2つのサイズとしている。ダイハツの諸元表そのものは確認できていない。一方、現行の14インチか15インチかの別は、ダイハツ公式サイトのグレード紹介で確かめた(RS が15インチ、L・X・G が14インチ)。
現行ムーヴ(7代目・LA850S/LA860S)のグレード別サイズ
ムーヴは2025年6月5日にフルモデルチェンジし、スライドドアを採用した。現行のグレードは L・X・G・RS の4つで、それぞれに 2WD(LA850S)と 4WD(LA860S)がある(変速機は CVT)。
ダイハツ公式サイトのグレード紹介では、標準のホイールが次のように分かれている。
| グレード | 標準のホイール | 純正タイヤサイズ |
|---|---|---|
| RS | 15インチアルミホイール(切削) | 165/55R15 |
| G | 14インチアルミホイール | 155/65R14 |
| X | 14インチのフルホイールキャップ | 155/65R14 |
| L | 14インチのフルホイールキャップ | 155/65R14 |
X と L のホイールがアルミかスチールかは、グレード紹介に明記が無い。
なお、タイヤ販売店の東京タイヤのまとめ記事(2026年9月28日更新)は、現行ムーヴが2026年7月に一部改良を受け、タイヤサイズの設定は変わっていないと書いている。メーカーの資料では確認していない。
L・X・G(14インチ)
L・X・G の純正タイヤサイズは 155/65R14 だ。カカクコムの車種別タイヤサイズ一覧と東京タイヤのまとめ記事で値が一致している。carview! の新車カタログ(G グレード)では、G(2WD・型式 5BA-LA850S-GBVF・2025年6月発売)のタイヤが前後とも「155/65R14 75S」と書かれている。75S まで確かめたのはこの G(2WD)だけで、ほかのグレードの荷重指数・速度記号は確認していない。
RS(15インチ)
ダイハツの発表(2025年6月5日)では、RS グレードには15インチタイヤを採用したと説明している。サイズは、カカクコムの一覧と東京タイヤのまとめ記事のどちらも 165/55R15 で一致している。現行で15インチを履くのは RS だけだ。
先代ムーヴ(6代目・LA150S/LA160S)とムーヴ カスタムのサイズ
先代ムーヴの型式は 2WD が LA150S、4WD が LA160S で、販売期間は2014年12月〜2023年7月(生産終了)だ。
ムーヴ(標準系)
カスタムではないムーヴは、L・X・X ターボ(SA・SAⅡ・SAⅢ などの安全装備の違いや X リミテッドを含む)の全グレードで 155/65R14 だ。2WD と 4WD で同じで、前後も同じ。カカクコムの車種別タイヤサイズ一覧と東京タイヤのまとめ記事で一致している。
ムーヴ カスタム
カカクコムの車種別タイヤサイズ一覧(ムーヴカスタム)では、先代と同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタムは次のとおりだ。
- X 系(X・X ハイパー・X リミテッド・X スペシャル など): 155/65R14
- RS 系(RS・RS ハイパー・RS ハイパーリミテッド など): 165/55R15
こちらも 2WD と 4WD で同じで、前後同じ。
2014年12月のブリヂストンの発表を伝えた MarkLines の記事(2014年12月12日)では、ブリヂストンが新型ムーヴ・ムーヴ カスタムの新車装着用タイヤとして ECOPIA EP150 を納入したとしている。サイズはムーヴが 155/65R14、ムーヴ カスタムが 155/65R14 と 165/55R15 で、上の一覧と合う。ただし、全車がこの銘柄だったかどうかは確認していない。
自分のムーヴがどのサイズかを見分ける方法
まず世代を決め、次にグレード、最後に実物の表示で確かめる順番がよい。
- 世代を確かめる: 2025年6月以降の新車なら現行だ。タイヤ販売店の東京タイヤのまとめ記事によると、2023年7月から2025年6月まではムーヴの新車が販売されていない期間があり、この間に中古で買ったムーヴは先代(LA150S/LA160S)にあたる。
- 現行ならホイールで当たりを付ける: 15インチアルミなら RS、14インチアルミなら G、フルホイールキャップなら X か L だ。
- タイヤの側面を見る: 今付いているタイヤの側面に「155/65R14 75S」のような形でサイズが表示されている。
- ドアの内側のステッカーを見る: 実車の指定サイズはドアの内側のステッカーで確かめられる。東京タイヤのまとめ記事は、2種類のサイズが並べて書かれていることもあると案内している。
中古車は前の持ち主が別のサイズに替えていることもあるので、側面の表示だけで決めず、グレードやドアのステッカーと照らし合わせてから買う。
ターボかどうかだけでは決まらない点にも気をつけたい。先代(LA150S/LA160S)のムーヴは X ターボも 155/65R14(14インチ)で、15インチ(165/55R15)は同じ世代のムーヴ カスタムの RS 系だった。現行は RS(ターボ)が 165/55R15 だ。
2014年12月より前のモデルは、この記事の表に入れていない。その世代の車は、タイヤの側面とドアのステッカーで確かめてほしい。
155/65R14 75S の読み方
サイズ表記の並びは、工具・部品通販のモノタロウの解説に沿って読むと次のとおりだ。現行 G(2WD)の表記を例にする。
| 部分 | 意味 |
|---|---|
| 155 | タイヤ幅(mm) |
| 65 | 偏平率(タイヤの幅に対する高さの比率・%) |
| R | ラジアル構造 |
| 14 | リム径(インチ) |
| 75 | 荷重指数(規定の使用条件でそのタイヤに付加できる最大荷重を表す記号) |
| S | 速度記号(規定の使用条件でそのタイヤが走行できる速度を表す記号) |
リム径の数字が、ホイールの14インチ・15インチにあたる。75S は現行 G(2WD)で確かめた値で、L・X・RS や 4WD、先代の荷重指数・速度記号は、手元のタイヤの側面で確かめる。
タイヤ・スタッドレスを買うときの注意
同じムーヴでも、14インチ(155/65R14)の車と15インチ(165/55R15)の車がある。現行は RS だけ、先代はムーヴ カスタムの RS 系だけが15インチなので、買う前に自分の世代とグレードを確かめることが取り違えを防ぐ一番の手だ。
- スタッドレスタイヤや履き替え用のタイヤも、まずは純正と同じサイズで選ぶのが基本だ。
- 荷重指数(ロードインデックス)は純正タイヤより下げない。今のタイヤの側面で純正の値を確かめてから選ぶ。
- インチアップなどで純正と違うサイズにするときは、タイヤだけでなくホイールのサイズ・PCD・オフセット、車体との干渉、荷重指数をあわせて確かめる。可否は車ごとに変わるので、取り付け店で確認してから決める。
- スペアタイヤの有無も見ておきたい。ダイハツ公式サイトのグレード紹介には「価格はスペアタイヤレス&タイヤパンク応急修理セット付の価格です。」と注記があり、現行の新車はスペアタイヤを積まずにパンク応急修理セットを付けた形が前提になっている。
155/65R14 のタイヤ選びや、ホイール・足回りを替えるときは次の記事を参考にしてほしい。
ムーヴ キャンバスは別の記事で確かめる
ムーヴ キャンバスは名前が似ているが、ここでは別の車種として扱う。この記事のサイズをキャンバスに当てはめず、専用の記事で確かめてほしい。
よくある質問
2WD と 4WD でタイヤサイズは違う?
違わない。現行(LA850S/LA860S)の L・X・G は 155/65R14、RS は 165/55R15 で、2WD と 4WD で同じだ。先代(LA150S/LA160S)のムーヴと、同じ世代のムーヴ カスタムも 2WD と 4WD で同じサイズになっている。
2026年7月の一部改良でサイズは変わった?
東京タイヤのまとめ記事(2026年9月28日更新)は、タイヤサイズの設定は変わっていないとしている。メーカーの資料では確認していないので、心配ならタイヤの側面とドアのステッカーで確かめる。
先代のムーヴ カスタムのサイズは?
先代と同じ世代(2014年モデル)のムーヴ カスタムは、X 系が 155/65R14、RS 系が 165/55R15 だ(2WD・4WD 共通)。
ターボ車はみんな15インチ?
そうではない。先代(LA150S/LA160S)のムーヴは X ターボも 155/65R14 の14インチで、15インチは同じ世代のムーヴ カスタムの RS 系だった。現行では RS(ターボ)が 165/55R15 の15インチだ。
スペアタイヤは積んでいる?
現行ムーヴの新車価格は、ダイハツ公式サイトのグレード紹介の注記のとおり、スペアタイヤを積まずにパンク応急修理セットを付けた形が前提だ。
まとめ:買う前のチェックリスト
- 世代は現行(LA850S/LA860S・2025年6月〜)か、先代(LA150S/LA160S・2014年12月〜2023年7月)か
- 現行の L・X・G なら 155/65R14、RS なら 165/55R15
- 先代のムーヴ(L・X・X ターボの全グレード)なら 155/65R14、同じ世代のムーヴ カスタムは X 系 155/65R14・RS 系 165/55R15
- 今のタイヤの側面の表示とドアの内側のステッカーが、上のサイズと合っているか
- 荷重指数が純正より下がっていないか

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