ヤリスのオイル交換時期と量|型式・生産年月別の一覧

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ヤリスのオイル交換は、1.0Lガソリン車・1.5Lガソリン車・ハイブリッド車のどれかで指定のオイルが変わり、さらに何年何月に生産された車かで入れる量も変わる。交換時期も、トヨタが公開している目安の表に当てはめられるのは過給機の無い1.5Lガソリン車で、ハイブリッド車は取扱説明書での確認が要る。まず車検証の型式で自分の車がどの区分かを決め、そのうえで量と時期を拾ってほしい。

目次

ヤリスのオイル交換の時期と量の早見表

今の版(2026年2月以降生産)の取扱説明書の量と、交換時期の目安をまとめるとこうなる。

区分(型式) 交換時期の目安 量(オイルのみ交換/オイルとオイルフィルター交換)
1.0Lガソリン車(KSP210) 取扱説明書か販売店で確認 2.6L/2.8L
1.5Lガソリン車(MXPA10・MXPA15) 15,000kmまたは1年(シビアコンディション時7,500kmまたは6ヶ月) 3.1L/3.3L
ハイブリッド車(MXPH14・MXPH17) 取扱説明書か販売店で確認 3.2L/3.5L

1.5Lガソリン車の時期は、トヨタの公式サイトのエンジンオイルの案内にある「ガソリン車(ターボ車除く)」の目安だ。ハイブリッド車は、その表に行が無いので時期を空けている。量は型式と生産年月で決まるので、2026年1月以前に生産された車は次の節以降で自分の版の値を選んでほしい。

自分のヤリスの型式と取扱説明書の版を確かめる

ヤリスの取扱説明書は生産年月ごとに版が分かれ、さらにガソリン車とハイブリッド車で別になっている。版の区切りは次の6つだ。

  • 2019年12月~2021年4月
  • 2021年5月~2022年6月
  • 2022年7月~2023年12月
  • 2024年1月~2025年1月
  • 2025年2月~2026年1月
  • 2026年2月以降

型式は車検証で確かめる。KSP210なら1.0Lガソリン車、MXPA10・MXPA15なら1.5Lガソリン車、MXPH10・MXPH15・MXPH14・MXPH17ならハイブリッド車だ。

2019年12月~2022年6月に生産された車は、量と指定オイルの記載をまだ確かめられていない。この期間の車は、生産年月に合う版の取扱説明書で量と粘度を見てほしい。2022年7月以降の版の値は当てはめないこと。

GRヤリスの取扱説明書はヤリスとは別に用意されていて、この記事の量・粘度・時期はGRヤリスには当てはまらない。GRヤリスやヤリスクロスに乗っているなら、次の記事を見てほしい。

型式・生産年月別のエンジンオイル量

ここからは2022年7月以降の4つの版の値を、型式ごとに並べる。どれも取扱説明書の参考値だ。

ガソリン車(1.0L・1.5L)の量

型式(エンジン) 版(生産年月) オイルのみ交換 オイルとオイルフィルター交換
KSP210(1KR-FE) 2022年7月以降の4つの版 2.6L 2.8L
MXPA10・MXPA15(M15A-FKS) 2022年7月~2023年12月 3.2L 3.4L
MXPA10・MXPA15(M15A-FKS) 2024年1月以降 3.1L 3.3L

1.0Lガソリン車は4つの版で同じ値だ。1.5Lガソリン車は、2024年1月以降の版で0.1L少ない値になっている。同じ型式でも版で数字が違うので、見かけた量をそのまま使わず、自分の生産年月の行を選ぶ。

ハイブリッド車の量

型式(エンジン) 版(生産年月) オイルのみ交換 オイルとオイルフィルター交換
MXPH10・MXPH15(M15A-FXE) 2022年7月~2023年12月 3.3L 3.6L
MXPH10・MXPH15(M15A-FXE) 2024年1月~2025年1月 3.2L 3.5L
MXPH14・MXPH17(M15A-FXE) 2025年2月以降 3.2L 3.5L

ハイブリッド車も2024年1月の版から0.1L減った。2025年2月以降の版では、車両仕様の表の型式がMXPH14(前輪駆動)・MXPH17(4輪駆動)に変わっているが、エンジンはM15A-FXEのままで、量も1つ前の版と同じだ。

フィルターも替えるときの量

オイルフィルターも替える回は「オイルとオイルフィルター交換」の値、オイルだけを替える回は「オイルのみ交換」の値を使う。2つの差は、1.0Lガソリン車と1.5Lガソリン車で0.2L、ハイブリッド車で0.3Lだ。

2022年7月以降の版では、いちばん多い2022年7月~2023年12月のハイブリッド車でも3.6Lで、どの型式もフィルター込みで4Lに届かない。オイルを用意するときは、自分の型式と版の量に足りる容量を選べばいい。

指定オイルの粘度と規格

型式ごとの推奨と適合

推奨は新車時に工場で入れられているオイルで、手に入りにくいときの適合も取扱説明書に載っている。2022年7月以降の4つの版で同じ内容だ。

区分(型式) 推奨(トヨタ純正モーターオイル) 入手が難しいときの適合
1.0Lガソリン車(KSP210) SP 0W-20 SP 5W-30
1.5Lガソリン車(MXPA10・MXPA15) SP 0W-16 SP 0W-20、SP 5W-30
ハイブリッド車(MXPH10・MXPH15・MXPH14・MXPH17) GLV-1 0W-8 SP 0W-16、SP 0W-20、SP 5W-30

規格は、SP 0W-16がAPI SP/RC・ILSAC GF-6B、SP 0W-20とSP 5W-30がAPI SP/RC・ILSAC GF-6A、GLV-1 0W-8がJASO GLV-1だ。ガソリン車の取扱説明書は、指定エンジンオイルを「API規格SP/RC、SN PLUS/RC、SN/RCか、ILSAC規格に合致したオイル」としている。

ハイブリッド車は0W-8が基本

ハイブリッド車は、2026年2月以降生産の版の取扱説明書が、JASO GLV-1規格に合致したオイルを使うよう案内し、合格品の缶にはJASO GLV-1のマークが付いているとしている。トヨタの公式サイトのエンジンオイルの案内も、0W-8を低摩擦化でハイブリッド車の燃費向上に貢献するオイルとして紹介している。2022年7月以降に生産されたハイブリッド車は0W-8を基本に選ぶのがいい。

外気温で粘度を変えたいとき

取扱説明書は、外気温に応じて粘度を選ぶとし、その目安を図で示している。図の中身はここでは確かめられていないので、外気温を理由に粘度を変えたいときは、取扱説明書の図か販売店で確かめてほしい。推奨と適合に無い粘度は選ばない。

交換時期の目安とシビアコンディション

トヨタの公式サイトのエンジンオイルの案内では、ガソリン車(ターボ車除く)の交換時期の目安を次のとおりとしている。

対象 標準 シビアコンディション時
エンジンオイル 15,000kmまたは1年 7,500kmまたは6ヶ月
オイルフィルター 15,000km 7,500km

同じ表のガソリンターボ車は、エンジンオイルが標準5,000~10,000kmまたは半年~1年、シビアコンディション時2,500kmまたは3ヶ月と短い。シビアコンディションは「悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等」とされていて、当てはまるなら短い方の目安で考える。

案内は、交換時期は車種によって異なるので取扱説明書か販売店で確かめるよう添え、表の値は「あくまでも目安」として早め早めの交換を勧めている。使い方で劣化の状態は変わり、エンジンオイルはクルマを使わなくても自然に劣化するともある。あまり走らない車でも、期間の目安は外さないほうがいい。

1.5Lガソリン車は「ターボ車除く」の行に当たる

トヨタの認定中古車の車両情報では、M15A-FKSを積むヤリス(2021年5月発売のMXPA10・MXPA15、2025年2月発売のMXPA10)の過給機は「なし」だ。つまり1.5Lガソリン車は「ガソリン車(ターボ車除く)」の行に当たり、上の表の標準とシビアコンディション時の値が目安になる。自分の車の決まりは、取扱説明書か販売店で確かめておく。

ハイブリッド車と1.0Lガソリン車は取扱説明書で確かめる

トヨタの表には、ガソリン車(ターボ車除く)・ガソリンターボ車・ディーゼル車の行だけがあり、ハイブリッド車の行は無い。ガソリン車の値を、トヨタがハイブリッド車に決めた時期として扱わない。ハイブリッド車の交換時期は、取扱説明書か販売店で確かめる。

1.0Lガソリン車(KSP210)は、過給機の有無をトヨタの資料で確かめられていないので、表のどの行に当たるかを言い切らない。こちらも取扱説明書か販売店で確かめてほしい。

オイルフィルターの役割と選び方

トヨタの公式サイトの案内では、エンジンオイルはエンジン内部の潤滑などを行うもの、オイルフィルターはエンジンオイルをろ過して汚れを取り除くものだ。どちらも劣化すると黒ずみ、エンジンオイルは劣化するとエンジンの性能が落ちる。

1.5Lガソリン車(MXPA10・MXPA15)のフィルターの目安は、前の節の表のとおり標準15,000km(シビアコンディション時7,500km)だ。1.0Lガソリン車とハイブリッド車は、前の節のとおり取扱説明書か販売店で確かめる。替える回はオイルの量が0.2~0.3L増える(2022年7月以降の版の値)ので、その回だけフィルター込みの値で用意する。

通販で選ぶときに見る4つの点

  1. 商品名や商品説明の型式が、車検証の型式(KSP210・MXPA10・MXPA15・MXPH10・MXPH15・MXPH14・MXPH17のどれか)と合うか
  2. 1個か、複数個のセットか
  3. ネジ径・直径・高さなどの寸法の記載があるか
  4. 出品者が適合の問い合わせに答えるか

適合に不安があれば、車台番号を伝えて販売店で品番を確かめる。商品名に入っている品番は出品者の記載で、純正品番の確認の代わりにはならない。

ヤリス用と表示のあるオイルフィルター3つ

商品名にヤリスの型式の表記があるオイルフィルターを3つ挙げる。販売ページの商品説明では、3つとも寸法の記載が同じで、違いは商品名の型式と個数だ。

商品 個数 商品名の型式 商品説明の寸法
オイルフィルター 5個セット MXPA10・MXPA15 ネジ径3/4-16UNF、レンチ角14角、直径68mm、高さ70mm
オイルフィルター 5個セット MXPH10・MXPH15(ハイブリッド) 同上
オイルエレメント 1個 MXPH10・MXPH15(ハイブリッド) 同上

3つとも、商品名に「90915-10009」の表記があり、商品説明には取扱説明書なしとある。価格は変わるので、リンクの先で確かめてほしい。

1.5Lガソリン車(MXPA10・MXPA15)向けの表記

MXPA10・MXPA15に乗っているなら、型式が商品名に入っているのはこの5個セットだけだ。

オイルフィルター 5個セット(商品名にヤリス MXPA10・MXPA15 の表記)

Amazonで見る

ハイブリッド車(MXPH10・MXPH15)向けの表記

MXPH10・MXPH15なら、この先も自分でフィルターを用意するつもりなら5個セット、まず1回分だけなら単品を選ぶ。

オイルフィルター 5個セット(商品名にヤリス ハイブリッド MXPH10・MXPH15 の表記)

Amazonで見る

オイルエレメント 1個(商品名にヤリス ハイブリッド MXPH10・MXPH15 の表記)

Amazonで見る

買う前に知っておくこと

販売ページの商品説明には、3つとも「掲載しております参考車種や型式についてはあくまで参考です」「適合車種のお問い合わせにはお答え致しかねます」とある。商品名の「90915-10009」も出品者の記載で、これがヤリスの純正オイルフィルターの品番かどうかは、トヨタの公開資料で確かめられていない。

1.0Lガソリン車のKSP210と、2025年2月以降の版に載るハイブリッド車のMXPH14・MXPH17は、3つのどの商品名にも商品説明の箇条書きにも書かれていない。どの型式でも、車台番号を伝えてトヨタの販売店などで品番を確かめてから選ぶのが確実だ。

交換後と日常のオイル量の確かめ方

取扱説明書は、エンジンオイルの容量を「交換する際の目安」(参考値)としている。表の量を入れて終わりにせず、最後はレベルゲージで見る。

交換後に見るときは、ガソリン車はエンジンの暖機後にエンジンを止め、ハイブリッド車は暖機後にハイブリッドシステムを止め、どちらも5分以上たってからゲージを見る、と取扱説明書にある。トヨタの公式サイトの日常点検の案内では、日常の点検は「エンジン始動前か、エンジンを止めてから少なくとも5分以上」で行う。

レベルゲージの見方

トヨタの日常点検の案内による手順は次のとおりだ。

  1. 平らな場所に止める(傾斜した場所では正確に測れない)
  2. オイルレベルゲージを抜いて、きれいにふく
  3. 止まるまでいっぱいに差し込んでから、再び抜く
  4. ゲージの上限と下限の間にオイルが付いているかを見る

下限以下なら給油キャップを外して補給し、補給後にもう一度量を見て、上限と下限の間ならキャップを確実に取り付ける。上限を超えて補給しない。点検の結果、オイルの補充や調整などの整備が要るときは、トヨタの販売店に相談するよう案内されている。

よくある質問

ハイブリッドで0W-8が手に入らないときは?

2022年7月以降に生産された車の取扱説明書は、入手が難しい場合の適合としてSP 0W-16・SP 0W-20・SP 5W-30を挙げている。この期間の車で代わりを選ぶならこの3つの中からにする。2022年6月以前に生産された車は、その版の取扱説明書で確かめる。

ハイブリッド車も15,000kmまたは1年でいい?

その値はトヨタの表のガソリン車(ターボ車除く)の行で、ハイブリッド車の行は表に無い。点検やオイル交換を販売店に頼むときに、自分の車の時期を聞いておくのが早い。

オイルフィルターは毎回替える?

トヨタの表のガソリン車(ターボ車除く)の行では、フィルターの目安は距離(標準15,000km)で示されている。この行に当たる1.5Lガソリン車(MXPA10・MXPA15)は、その距離の目安で替える回を決め、替えた回だけフィルター込みの量を用意する。表のどの行に当たるかを言い切れない1.0Lガソリン車(KSP210)と、表に行が無いハイブリッド車は、取扱説明書か販売店で確かめる。

2022年6月以前に生産された車の量は?

その期間の版の量は、まだ確かめられていない。新しい版の間でも0.1Lの差が出ているので、生産年月に合う版の取扱説明書で確かめてほしい。

まとめ

オイルとフィルターを用意する前に、次の順で確かめる。

  • 車検証の型式で、1.0Lガソリン車・1.5Lガソリン車・ハイブリッド車のどれかを決める
  • 生産年月で取扱説明書の版を選ぶ(2022年6月以前の車は手元の取扱説明書の値)
  • フィルターも替える回か、オイルだけの回かで量を選ぶ
  • 粘度は推奨か適合の中から選ぶ
  • 交換時期は目安で、トヨタは早めの交換を勧めている。走らない車のオイルも劣化する
  • 入れた後はレベルゲージで、上限と下限の間にあるかを見る

ヤリスのほかの整備や消耗品は、次の記事にまとめている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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