カムリAVV50のホイールPCD・オフセット|114.3・5穴

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カムリ AVV50 のホイール選びは、グレードによって基準になる純正サイズが分かれる。トヨタ公式サイトの中古車カタログでは、標準グレードの純正タイヤが 215/60R16(2011年9月発売・2014年9月発売)、Gパッケージ・レザーパッケージ系が 215/55R17(2014年9月発売・2015年5月発売)になっている。取り付けの規格は AVV50 ならどちらのグレードでも同じで、5穴・PCD114.3・ハブ径φ60・ナット M12×1.5 だ。まず自分の車がどちら側かを確かめ、その純正サイズからの出入りで候補を絞っていこう。

目次

AVV50のホイール規格の早見表

AVV50 は 2011年9月発売のカムリ ハイブリッド(型式 DAA-AVV50)で、公式の中古車カタログには 2011年9月・2014年9月・2015年5月発売のモデルが載っている。タイヤ・ホイール通販サイトの車種別適合検索では「50系 11年9月~17年6月 AVV50 ハイブリッド」として扱われている。

取り付けに関わる規格は、ウェッズの車種別の適合表の車両情報欄に載っており、車種別の諸元データベースや純正の中古ホイールの表記とも一致する。

項目 AVV50 の値
穴数・PCD 5穴・114.3mm(適合表の表記は H/P.C.D 5/114.3)
車両ハブ径 φ60
ナット M12×1.5・二面幅 HEX21

純正ホイールのリム幅とインセットは、公式カタログではなく二次出典で確かめた値になる。

純正ホイール リム幅・インセット 確かめられた範囲(出典)
17インチ 17×7J・+45(前後同じ) 2011年9月〜2012年9月のGパッケージ(車種別の諸元データベース)と、後期のレザー/Gパッケージ純正として販売されている中古ホイールの表記
16インチ 16×6.5J・+45(前後同じ) 2011年9月〜2012年9月の標準グレード(2WD・ハイブリッド。車種別の諸元データベース)。2012年10月以降は今回の出典では確認できていない

グレード別の純正タイヤ・ホイールのサイズ

公式の中古車カタログで確かめられる純正タイヤサイズは次のとおり。

グレード 純正タイヤ(前後) カタログで確かめられた発売時期
ハイブリッド(標準グレード) 215/60R16 2011年9月・2014年9月
ハイブリッド Gパッケージ / レザーパッケージ 215/55R17(17インチのアルミホイールが標準) 2014年9月
ハイブリッド Gパッケージ・プレミアムブラック 215/55R17(17インチのアルミホイールが標準) 2015年5月

このカタログにはタイヤサイズとアルミホイールのインチ・標準かオプションかは載っているが、ホイールのリム幅・PCD・インセット・ハブ径の記載は無い。手元の車は、ホイールの裏側の刻印とタイヤ側面のサイズ表記で確かめるのが確実だ。

16インチの標準グレード

車種別の諸元データベースでは、2011年9月〜2012年9月の標準グレード(2WD・ハイブリッド)の純正ホイールが 16×6.5J・インセット +45 で掲載されている。2012年10月以降の標準グレードの純正ホイールのリム幅・インセットは、今回の出典では確認できていない(タイヤの 215/60R16 は 2014年9月発売でも公式カタログで確かめられる)。

公式カタログの標準グレードのアルミホイール欄は、2011年9月発売が「オプション設定無」、2014年9月発売が「オプション設定有」と表記が違う。標準グレードの純正ホイールの材質や、オプションのアルミホイールのサイズは、この資料からは分からない。

17インチのGパッケージ・レザーパッケージ

車種別の諸元データベースでは 2011年9月〜2012年9月の Gパッケージが 17×7J・インセット +45 で載っており、後期のレザー/Gパッケージ純正として販売されている中古ホイールの表記(17インチ・リム幅 7・インセット 45.00mm)とも一致する。2011年9月〜2012年9月の Gパッケージのタイヤも、同じデータベースでは 215/55R17 だ。データベース側は、カタログの数値からのシミュレーションで誤差を含む場合があると断っている。

タイヤの銘柄選びや空気圧は、別の記事にまとめている。

PCD・インセット・ハブ径の見方

PCDと穴数

PCD はボルト穴の中心を結んでできる円の直径(mm)で、車種によって 100・114.3・139.7 などがある。穴数が同じでも PCD の値が違うとボルト位置がずれて装着できない。

中古ホイールの PCD を手元で確かめるなら、5穴は隣り合うボルト穴の中心どうしの距離に約 1.701 を掛けると近似値が出る。114.3 の 5穴なら、隣り合う穴の中心間は約 67mm になる計算だ。

インセット(オフセット)

インセットは、リム幅の中心線からホイールの取り付け面までの距離を mm で表した値で、以前はオフセットと呼ばれていた。取り付け面が中心線より外側(プラス側)にあればインセット、内側(マイナス側)にあればアウトセット。インセットならホイールはタイヤハウスやフェンダーの中に収まる向き、アウトセットなら外へ張り出す向きになる。

同じリム幅なら、インセットの値が小さいホイールほど外へ出て、大きいほど内側へ入る。インセットの数字が小さいほどディスク面が奥に入ってリムが深く見える、という説明も同じ関係の言い換えだ。

ハブ径(センターボア)

ハブ径はホイールの中心にある穴の直径。ホイール側の穴が車両側のハブより小さいと装着できず、大きすぎると芯が出ずにハンドルの振動につながる。

リム幅とタイヤ

リム幅は 0.5インチ刻みで設定される。タイヤに対してリム幅が広すぎるとサイドウォールが引っ張られて変形し、狭すぎるとタイヤが膨らむ。組み合わせるタイヤサイズに合ったリム幅を選ぶ。

純正から何mm動くかの見積もり方

ここでは 17インチの純正(2011年9月〜2012年9月のGパッケージと後期のレザー/Gパッケージで確かめられた 17×7J +45)を基準にする。どれも計算上の目安で、実際の収まりはタイヤの銘柄や車両の個体差で変わる。

インセットだけを変えた場合

同じ 7J のままインセットを +40 にすると、差の 5mm だけ、ホイールの外側の端も内側の端も外へ動く。外側は約 5mm フェンダーに近づき、内側は足回りから約 5mm 離れる。インセットだけを変えたときは、インセットの差がそのまま出入りの差になる。

リム幅を広げた場合

インセットを同じにしたままリム幅を 1J(1インチ = 25.4mm)広げると、リム幅の中心線を基準に外側と内側へ約 12.7mm ずつ広がる。17×7J +45 から 18×8.0J +45 にすると、外側の端も内側の端も約 12.7mm ずつ広がる計算だ。リム幅を広げてインセットも小さくすると、外側へはその両方を足した分だけ出る。

自動車メディアの CARPRIME の解説では、標準ホイールと同じインセットでリム幅を広げると、タイヤはタイヤハウスの中で外側にも内側にも広がり、インナーフェンダーやサスアームに干渉することが多くなるとしている。リム幅を広げるならインセットをプラス側へ変える必要があるが、それもホイールのデザインやタイヤハウスの奥行き次第だ。計算値だけで隙間が足りると決めず、余裕の少ないサイズは避ける。

ウェッズの適合表に載っているAVV50のサイズ例

ホイールメーカーのウェッズの適合表では、AVV50 向けに次のサイズが掲載されている(VELVA は WONDER・SPORTⅡ とも同じ値)。

モデル サイズ インセット タイヤ
VELVA 16×6.5J 39ST / 40 215/60-16
VELVA 17×7.0J 39ST / 40 215/55-17
VELVA 18×8.0J 45 225/45-18
VELVA 19×7.5J 38 225/40-19
MAVERICK 1212F 18×8.0J 42(Lo ディスク) 225/45-18
MAVERICK 1212F 19×8.0J 42(Lo ディスク) 225/40-19
MAVERICK 1212F 20×8.0J 42(Lo ディスク) 225/35-20

16・17インチ(純正と同じ径)

VELVA の 17×7.0J は 17インチの純正とリム幅が同じなので、インセット 40 の行なら前の節の計算どおり外側も内側も約 5mm 外へ動く。インセット欄の「39ST」の「ST」は、トヨタ純正平座ナット仕様のみ使用可能という意味だ。

18〜20インチ(インチアップ)

VELVA は 18インチが 8.0J・インセット 45、19インチが 7.5J・インセット 38。MAVERICK 1212F は 18インチ・19インチ・20インチとも 8.0J・インセット 42(Lo ディスク)で、フロントは対応ディスク L、リアは S の表記があり、Hi-CAP 使用時の S-Lo の行もある。

同じ 18インチ 8.0J でも、インセットは VELVA が 45、MAVERICK 1212F が 42 と分かれる。適合サイズはホイールのモデルごとに違うので、別のモデルの値を流用せず、買うモデルの適合表で確かめる。

適合表の注記の読み方

適合表には、はみ出しや干渉で装着できないサイズを示す「×」と、注意が要るサイズに付く注記がある。

  • *1: フェンダーからはみ出して折り返し部分に接触するおそれ
  • *2: ノーマル車高ではフェンダーからはみ出すので、ローダウンなど車両側の調整が必要
  • *3: インナークリアランスが少なく、車両の個体差やタイヤ銘柄によって接触のおそれ。ハンドルを切ったときのクリアランスも少ない
  • *4: はみ出しと接触のおそれに加え、インナークリアランスも少ない

適合表に載っているサイズでも、注記が付いていればその条件を確かめる。載っていることは、どの個体・どのタイヤ銘柄でも干渉しないという保証ではない。

ナットとハブリングの確認

ナットの座面形状

AVV50 のナットは M12×1.5・HEX21 だが、合わせるのはねじの規格だけではない。座面の形状もホイールごとに指定がある。ウェッズの AVV50 の適合表では一部のサイズに「ST」の印があり、通販サイトの車種別適合検索にも「トヨタ純正アルミホイール用ストレートナット対応」「60°テーパー座使用不可」と書かれたホイールがある。純正のナットをそのまま使えるか、別のナットが要るかは、買うホイール側の指定で確かめる。

ハブリング

純正ホイールは中心穴と車両のハブの出っ張りがぴったり合う作りだが、社外ホイールは車種ごとにハブの大きさが違っても付くよう、中心穴が大きめに作られている。ハブリングでその隙間を埋めて密着させると、荷重をハブの中心で支えられる。AVV50 の車両ハブ径は φ60 なので、中心穴が 60mm より大きい社外ホイールにはハブリングを用意する。商品説明でハブリングの装着を推奨しているホイールもある。

締め付けトルク

ホイールナットの締め付けはトルク管理が必須で、締め過ぎてもタイヤが外れることがある。AVV50 の規定トルクの数値は今回の出典では確認できていないので、取扱説明書の値を見てトルクレンチで締める。ナットのテーパー部にはグリスを付けない。

はみ出し・外径・スペーサーと車検

フェンダーからのはみ出し

自動車メディアの Motor Fan の解説では、タイヤがフェンダーからはみ出すと車検に通らず、判定の範囲はホイールの中心から前 30度・後ろ 50度とされている。2017年の保安基準の改正で、タイヤのゴム部分の最外側がフェンダーから 10mm 未満ならはみ出しとみなされない範囲ができた。ただし、ホイールやリムの部分のはみ出しは認められない。

タイヤ外径とスピードメーター

インチアップでタイヤの外径が大きく変わると、スピードメーターに誤差が出て車検に通らない場合がある。ウェッズの AVV50 の適合表も、インチごとに組み合わせるタイヤサイズを指定している。ホイールと一緒に、タイヤも適合表のサイズで用意する。

スペーサーで外へ出す場合

スペーサーでホイールを外側に出すと、スタッドボルトにかかる負荷が増える。外側へ出すほどはみ出しの判定にも近づくので、出す量はフェンダーとの位置関係と合わせて考える。

買う前の確認手順

  1. 車検証で型式が AVV50 であることとグレードを確かめる。今のタイヤ側面のサイズ表記とホイール裏側の刻印(リム幅・インセット)を見て、基準になる今のサイズを把握する。
  2. 候補のホイールが 5穴・PCD114.3 で、ナット M12×1.5 に対応しているかを確かめる。中心穴の径が 60mm 以上か(60mm より大きければハブリングが要る)も見る。
  3. ホイールメーカーの車種別の適合表で、買うモデルに AVV50 のサイズが載っているかと、そのサイズに付く注記(装着不可の印・はみ出しや干渉の注記・ナットの仕様の印)を確かめる。
  4. 候補のリム幅とインセットを今の純正サイズと比べ、外側と内側へ何mm動くかを見積もる。インセットの差はそのまま、リム幅の差は半分ずつ外側と内側に振り分けて足す。計算値は目安として扱う。
  5. ホイール側が指定する座面形状のナットと、中心穴が車両ハブ径より大きいホイールならハブリングを用意する。
  6. 取り付けたら、取扱説明書に書かれた締付トルクでトルクレンチを使って締める。

よくある質問

AVV50に18インチは付く?

ウェッズの AVV50 の適合表には、VELVA の 18×8.0J・インセット 45(タイヤ 225/45-18)と、MAVERICK 1212F の 18×8.0J・インセット 42(Lo ディスク)が載っている。この値は VELVA と MAVERICK 1212F のもので、ほかのモデルやメーカーには当てはめられない。注記が付くサイズもあるので、買うモデルの適合表と注記で確かめる。

純正ナットは社外ホイールにそのまま使える?

一律には決まらない。ホイールごとに座面形状の指定があり、トヨタ純正平座ナット仕様のみ使用可能(ST)のサイズもあれば、60°テーパー座使用不可と書かれたホイールもある。買うホイール側の指定で判断する。

ハブリングは必要?

AVV50 なら、中心穴が 60mm より大きい社外ホイールには用意する。車両ハブ径が φ60 なので、その隙間を埋めると荷重をハブの中心で支えられる。

インセットを小さくすると何が変わる?

同じリム幅なら、ホイールが外へ出る。17インチの純正(17×7J +45。確かめられた範囲は早見表のとおり)から +40 にすると、外側の端も内側の端も約 5mm 外へ動き、フェンダーに近づく。

まとめ:買う前のチェックリスト

  • 車検証で型式 AVV50 とグレードを確かめ、タイヤ側面とホイール裏の刻印で今のサイズを把握したか
  • 候補は 5穴・PCD114.3・ナット M12×1.5 対応で、中心穴は φ60 以上か
  • 買うモデルの適合表に AVV50 のサイズがあり、付いている注記の条件を確かめたか
  • 17インチなら、2011年9月〜2012年9月のGパッケージと後期のレザー/Gパッケージで確かめられた純正 17×7J +45 から、外側・内側の出入りを mm で見積もったか
  • ホイールが指定する座面形状のナットと、必要ならハブリングを用意したか
  • 締付トルクは取扱説明書の値を見て、トルクレンチで締める段取りか

ホイール交換のついでに、ほかの消耗品や不具合の記事も確かめておくとよい。交換後にハンドルの振動や異音が出たときは、原因の切り分けの記事が参考になる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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