ステラ LA150F でエアコンを入れたとき、吹き出し口の臭いや風の弱さが気になってきたら、グローブボックス内のエアコンフィルターを自分で替える手がある。通販で探すと、商品ごとにカスタムか標準かの書き方や年式の範囲が違い、純正品番も時期とグレードで分かれるので迷いやすい。デンソーのクリーンエアフィルター車種別適合表では、ステラの LA150・160(2014年12月〜2023年6月)の行に DCC7003 と上位品の DCP7003 が適合グレード「全車」で載っているので、この 2 つの品番を軸に考えると整理しやすい。
デンソーの適合表で見るステラ LA150F の型番
デンソーのクリーンエアフィルター車種別適合表では、スバル ステラの LA150・160(2014年12月〜2023年6月)の行に、次の 2 品番が載っている。
| 品名 | 品番 | 適合品番 | 適合グレード |
|---|---|---|---|
| クリーンエアフィルター | DCC7003 | 014535-1660 | 全車 |
| クリーンエアフィルタープレミアム | DCP7003 | 014535-3780 | 全車 |
表は型式を「LA150・160」の形で載せていて、車検証の型式が LA150F の車はこの LA150 の行を見る(読み方は次の節)。2014年12月〜2023年6月の LA150F なら、デンソー品は DCC7003 か DCP7003 の品番で探せばよい。一方、純正品番は時期とグレードで分かれるので、純正品を頼む人は後の節で自分の欄を確かめてほしい。
車検証の型式と年式で適合表の行を選ぶ
デンソーの適合表は「車両型式末尾のアルファベットは省略しております」と注記している。車検証の型式欄が LA150F なら、末尾の F を省いた LA150 の行を見る。
気をつけたいのは、同じステラでも型式で行が分かれることだ。デンソーの適合表のステラの車種選択には、LA150・160 のほかに次の行がある。
- LA850・860(2025年6月〜)
- LA100・110(2011年5月〜2014年12月)
- RN1・2(2006年6月〜2011年3月)
車検証の型式と年式の両方で行を選ぶのが基本だ。LA150・160 の行の期間は 2014年12月〜2023年6月で、この期間の外の年式の車にこの行の品番が当たるとは、表からは言えない。また、デンソーの適合表は、適合品番検索データベースに車がない場合は対応する製品が無い、と注記している。
新型の LA850F に乗っている人は、こちらを見てほしい。
純正品番は時期とグレードで分かれる
デンソーの適合表には純正品番の欄もあり、ステラ LA150・160 では期間とグレードで品番が分かれている。
2014年12月〜2020年8月の車
| 純正品番 | 欄の書き方 |
|---|---|
| 88568-B2060 | 標準装備:G および GS |
| SAA3330008 | DOP(販売店で付けるオプション) |
この期間の L グレードの標準装備の純正品番は、デンソーの表の純正品番の欄に載っていない。
2020年8月〜2023年6月の車
| 純正品番 | 欄の書き方 |
|---|---|
| 88568-B2080 | 標準装備:L グレード |
| 88568-B2060 | 標準装備:L 以外 |
| SAA3330008 | DOP(販売店で付けるオプション) |
2020年8月は前後どちらの期間の欄にも書かれている。2020年8月の前後に作られた車、グレードがはっきりしない車、表に載っていない組み合わせの車で純正品を頼むときは、販売店の部品窓口で車台番号から確かめる。車検証を手元に置いて問い合わせれば話が早い。販売店に交換まで頼む場合は、部品代のほかに工賃がかかる。
DCC7003 と DCP7003 の違い
デンソーの製品案内では、通常品のクリーンエアフィルター(ステラ LA150・160 の行では DCC7003)は、2層の除塵フィルターと帯電不織布のろ材でチリ・ホコリ・花粉・PM2.5を捕集し、添着剤付の活性炭で車室内を脱臭するとしている。0.3μm未満の微粒子は除去を確認していない、との注記もある。抗菌・防カビ・抗ウイルスもうたうが、試験室の結果で実車での効果ではないこと、病気の治療や予防を目的としたものではないことが注記されている。
プレミアム(同じく DCP7003)は、除塵・脱臭(食事臭・排ガス臭・ペット臭)・抗菌・防カビ・抗ウイルスに加え、フィルターのセラミックスからビタミンCを放出して風で届けるとし、スギ花粉・ダニ死骸由来のたんぱく質の作用を減らすとしている。効果は使用条件などで変わる旨と、空気中の有害物質の全てを除去できるものではない旨も書かれている。
違いは、プレミアムの製品案内がビタミンC放出と、スギ花粉・ダニ死骸由来のたんぱく質の作用を減らす機能を挙げている点にある。その追加の機能が要らなければ DCC7003、要るなら DCP7003 を選べばよい。
販売ページで型式 LA150F を書いている 3 商品
Amazon で型式 LA150F を販売ページに書いている商品から、ここでは次の 3 つを取り上げる。仕様も対応の書き方も、どれも出品者の記載だ。
フェスコ DA-3D-1327
フェスコの商品名には、品番 DA-3D-1327 と「活性炭入」「PM2.5対応」「抗菌」「除塵」の語が並ぶ。対応の記載は、スバル用・適用車種名「ステラ カスタム」・車両型式 LA150F・年式 2014.12~。標準のステラ(カスタムではない車)の記載は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。フェスコの販売ページの商品説明は、車両に携帯する取扱説明書に従って交換すること、装着後は必ずエアコンを作動して風量に異常が無いことを確認することを書いている。
フェスコ カーエアコンフィルター DA-3D-1327(ステラ カスタム LA150F 2014.12~)
INEX 活性炭入
INEX の商品名は「1個」「キャビンフィルター」「活性炭入」で、販売ページの商品説明は、ホコリや花粉をガードし活性炭で抗菌・消臭するとしている。商品名の対応の記載は「LA150F LA160F ステラカスタム H26.12-」で、標準のステラ(カスタムではない車)の記載は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。INEX の商品説明は、車種により表示写真とフィルター形状が異なること、一部の車種は加工が必要な場合があることを断っている。
商品名にある「014535-1660」は、デンソーの適合表がステラ LA150・160 に載せる DCC7003 の適合品番と同じ字の並びだ。ただし、デンソー製かどうかの記載は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
INEX エアコンフィルター 活性炭入 014535-1660(LA150F LA160F ステラカスタム)
PMC 除塵タイプ PC-907B
PMC の商品名は「除塵タイプ PC-907B」で、販売ページの商品説明では商品タイプを除塵タイプ PC シリーズとしている。活性炭の記載は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。対応の記載は、スバル ステラ・年式型式 H26.12-R2.7(2014年12月〜2020年7月)/DBA-LA150F。それより後の年式の車や、型式の頭が DBA ではない LA150F は、この記載の範囲に入っていない。PMC の商品説明は、商品画像はシリーズのイメージで、車に合わせた適合品番を送るため画像と異なる場合がある、としている。
PMC クリーンフィルター 除塵タイプ PC-907B(ステラ DBA-LA150F)
買い間違えないための選び方
3 商品の記載の比べ
3 商品の販売ページの記載を並べると、次のようになる。
| 商品 | 活性炭 | 車名の書き方 | 年式の書き方 |
|---|---|---|---|
| フェスコ DA-3D-1327 | 商品名に「活性炭入」 | ステラ カスタム | 2014.12~ |
| INEX | 商品名に「活性炭入」 | ステラカスタム | H26.12- |
| PMC PC-907B | 記載が無い | ステラ | H26.12-R2.7 |
年式の終わり(R2.7)まで書いているのは、3 商品のうち PMC だけだ。
見る順番とカスタム・標準での選び方
選ぶときは次の順に見ていく。
- 車検証の型式(LA150F)と年式を、商品の対応の記載と照らす
- カスタムか標準かについての販売ページの書き方を見る
- 臭い対策が要るなら活性炭の有無を見る
- デンソー品なら DCC7003(014535-1660)か DCP7003(014535-3780)の品番で照らす
ステラ カスタム(LA150F)で臭いも気になるなら、販売ページの対応の記載にステラ カスタムと LA150F が入っていて、商品名に「活性炭入」とあるフェスコか INEX が候補になる。カスタムではない標準のステラなら、フェスコと INEX の販売ページには標準のステラの記載が無いので、デンソーの適合表で 2014年12月〜2023年6月の LA150・160 の「全車」とされている DCC7003 か DCP7003 を品番で探すほうが照らしやすい。2014年12月〜2020年7月の DBA-LA150F なら、PMC も記載の範囲に入る。
デンソーの使用上の注意は、車両に適合したもの(車種、年式等)を使うこと、車種のグレードで車両部品の形状が異なる場合に無理な取り付けをすると車両部品を破損することがある、としている。入らないフィルターは押し込まず、対応の記載を照らし直す。
グローブボックス内のフィルターを替える手順
デンソーの適合表の交換方法の欄では、ステラ LA150・160 のエアコンフィルターの場所はグローブボックス内で、交換難易度は「A」(簡単)とされている。一部車種では工具が必要ともある。
作業の前に
デンソーの使用上の注意に沿って、平坦で安全な場所に止めてパーキングブレーキをかける。エアコンを内気循環に切り替えてから、キースイッチまたはスタータースイッチを OFF にし、エンジンが止まった状態で作業する。新しいフィルターは開封したら速やかに取り付ける。
外す順番
デンソーの適合表の交換方法の欄の流れは次のとおり。
- グローブボックスとダンパーステーを外す
- フィルターカバーを外す
- 古いフィルターを引き出す
- 新しいフィルターを差し込む
向きと交換後の確認
新しいフィルターは「UP」マークの矢印が上を向くように入れ、前後左右に傾いていないことを確かめる。デンソーの使用上の注意は、表裏を間違えて取り付けるとエアコンの風量が落ちることがあるとしている。交換後はエアコンを作動させ、異常がないことを確かめる。
交換の時期の目安
デンソーの交換の目安の案内は、運転距離に比例してフィルターがチリ・ホコリなどで目詰まりし、通風性能が下がっていくとしている。そのうえで「1年」を、日当たりの利用距離から算出した交換推奨の想定期間としている。走行距離の数値は書いておらず、カーディーラーやカーショップでの定期的な点検も勧めている。
販売ページの目安は出品者の記載で、フェスコは1年若しくは走行約10000kmごと、INEX は1年としている。まずは1年を区切りにし、臭いや風量が気になったら早めに替える、くらいの考え方でよい。
よくある質問
ステラ カスタムと標準のステラでフィルターは違う?
デンソーの適合表では、LA150・160(2014年12月〜2023年6月)の行の DCC7003 と DCP7003 は適合グレード「全車」で載っている。ただし純正品番は時期とグレードで分かれる(純正品番の節を参照)。販売ページでは、フェスコと INEX の記載が「ステラ カスタム」「ステラカスタム」で、標準のステラの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
フィルターは洗って再利用できる?
デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗い・エアブロー等による再使用はできない。汚れたら新しいものに替える。
新型のステラ LA850F と同じものを使える?
この記事の品番は、デンソーの適合表の LA150・160(2014年12月〜2023年6月)の行のものだ。LA850・860(2025年6月〜)は別の行に分かれているので、LA150F の品番を当てはめず、LA850F 向けの記事で確かめてほしい。
純正品を頼むときは何を伝えればいい?
車検証を手元に置き、販売店の部品窓口で車台番号から純正品番を確かめてもらう。2014年12月〜2020年8月の L グレードの標準装備の純正品番はデンソーの表の純正品番の欄に載っておらず、2020年8月は前後どちらの期間の欄にも書かれているので、表だけで決めないほうがよい。
まとめ
候補を 1 つに絞り、最後にその品番や対応の記載を、デンソーの適合表や販売ページの記載と照らしてから買う。この順番なら買い間違えにくい。
- デンソー品なら、ステラの LA150・160(2014年12月〜2023年6月)の行に DCC7003(014535-1660)と DCP7003(014535-3780)が適合グレード「全車」で載っている
- 純正品番は時期とグレードで分かれ、表に載っていない組み合わせや 2020年8月の前後の車は、販売店の部品窓口で車台番号から確かめる
- 販売ページの商品は、カスタム表記・年式の終わり・活性炭の有無を見て、自分の車が記載に入るものを選ぶ
ステラの車内用品や、同じ型の軽自動車のフィルター記事は次のとおり。
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