ステラ LA150F・LA160F にスタッドレスタイヤ用のホイールを用意するときや、中古のアルミホイールを探すときは、穴数・PCD・インセット(オフセット)・リム幅を今の車の値と見比べることになる。オートックワンの車種別の適合では、DBA-LA150F・DBA-LA160F(2014年12月〜)は4穴・PCD100・インセット45で、155/65R14 の車は14×4.5J、165/55R15 の車は15×4.5J になっている。どちらのサイズかはグレードで分かれ、2020年8月からの 5BA- の型式は出典の一覧に行が無いことも先に押さえておきたい。
純正ホイールの PCD・インセット・リム幅
オートックワンの車種別の適合に載っている、DBA-LA150F(FF)・DBA-LA160F(4WD)(2014年12月〜)の純正ホイールの値は次のとおり。
| 項目 | 155/65R14 の車 | 165/55R15 の車 |
|---|---|---|
| 出典の型式 | DBA-LA150F・DBA-LA160F | DBA-LA150F・DBA-LA160F |
| 穴数・PCD | 4穴・PCD100 | 4穴・PCD100 |
| リム径×リム幅 | 14×4.5J | 15×4.5J |
| インセット | 45 | 45 |
この表の DBA-LA150F・DBA-LA160F の範囲では、PCD100・インセット45・リム幅4.5J はどちらのサイズでも同じで、違うのはリム径だけだ。
ホイールナットは、販売元の AUTOACE の商品ページが、ダイハツOEM車種の「ステラ/ステラカスタム」に合う純正タイプを M12・ピッチ1.5、レンチサイズ(HEX)21mm、テーパー座60° としている(ページに年式・型式の記載は無い)。ナットの選び方は後の節で詳しく触れる。
グレードと型式で分かれる純正タイヤサイズ
ガリバーの新車カタログでは、ステラ(LA150F 系)の期間は2014年12月〜2025年6月で、各モデルに FF と FULL4WD の行がある。タイヤサイズはグレードによって 155/65R14 と 165/55R15 に分かれている。
14インチ(155/65R14)のグレード
同じカタログでは、次のモデルのタイヤサイズが前後とも 155/65R14 になっている。
- 2014年12月〜2015年5月の L・GS・カスタムR(いずれも DBA-LA150F・FF。カスタムR はターボなし)
- 2020年8月〜2021年9月のカスタムR スマートアシスト(5BA-LA150F・FF)
- 2022年7月〜2025年6月の L・カスタムR(5BA-LA150F・FF)
155/65R14 の DBA-LA150F・DBA-LA160F なら、純正ホイールは前の表の14×4.5J・インセット45 の列にあたる。
15インチ(165/55R15)のカスタムRS
ガリバーの新車カタログでは、2014年12月〜2015年5月のカスタムRS と、2020年2月〜2020年8月のカスタムRS スマートアシスト(いずれも DBA-LA150F・FF)のタイヤサイズは、前後とも 165/55R15。オートックワンの適合でも、165/55R15 の DBA-LA150F の個別ページのエンジン種別は「直3DOHC TURBO」(ターボ車)になっている。
カスタムRS は、同じカタログの一覧では2020年2月〜2020年8月のモデルまでに載り、2020年8月〜2021年9月のモデルから後の一覧は L・G・カスタムR だけになっている。中古のカスタムRS に乗っているなら、まずタイヤの側面で 165/55R15 かどうかを見るのが早い。
4WD の LA160F と 5BA- の型式
LA150F は FF、LA160F は 4WD の型式だ。オートックワンの車種別の適合では、DBA-LA160F(4WD)も DBA-LA150F(FF)と同じく、14×4.5J・インセット45(155/65R14)と15×4.5J・インセット45(165/55R15)、4穴・PCD100 で載っている。
型式の記号は、ガリバーの新車カタログでは2020年8月のモデルから DBA- が 5BA- に変わっている(2020年2月〜2020年8月のカスタムRS スマートアシストは DBA-LA150F、2020年8月〜2021年9月のカスタムR スマートアシストは 5BA-LA150F)。一方、PCD・インセットの出典にしたオートックワンの車種別の適合の一覧には DBA-LA150F・DBA-LA160F の行だけがあり、5BA-LA150F・5BA-LA160F の行は無い。5BA- の L・カスタムR のタイヤサイズは 155/65R14 だが、ホイールの値はこの出典では確かめられていない。5BA- の車で社外ホイールを選ぶときは、車検証の型式を販売店に伝えて適合を確かめてほしい。
PCD・リム幅・インセットの数字の読み方
ホイールの商品ページに並ぶ数字は、それぞれ次の意味を持つ。
- PCD: ボルト穴(ナットで留める穴)の中心を結んだ円の直径で、mm で表す。「4穴・PCD100」は、穴が4つで、その円の直径が100mm という意味。穴の数と PCD の両方が車と同じでないと、ホイールは取り付けられない。
- 14×4.5J: 14 はリム径(インチ)、4.5 はリム幅(インチ)、J はリムのふち(フランジ)の形。1インチは25.4mm なので、リム幅4.5インチは約114mm。
- インセット45: インセット(オフセットとも呼ぶ)は、リム幅の中心線から、ホイールが車のハブに当たる取り付け面までの距離(mm)。「インセット45(+45)」は、取り付け面がリム幅の中心より45mm 外側にあるという意味。
覚えておきたいのは、インセットは数字が大きいほどホイールが車の内側へ入り、小さいほど外側へ出ることだ。穴数と PCD が合っていても、インセット・リム幅・中心の穴・ナットの座面は別に見比べる必要がある。
リム幅とインセットを変えたときの張り出し
純正と違う数字のホイールを選ぶなら、リムがどれだけ動くかを先に計算しておくと判断がぶれない。
張り出しの式
リム幅はインチ、インセットと答えは mm で計算する。
- 外側への増え方 =(新しいリム幅 − 今のリム幅)× 25.4 ÷ 2 −(新しいインセット − 今のインセット)
- 内側への増え方 =(新しいリム幅 − 今のリム幅)× 25.4 ÷ 2 +(新しいインセット − 今のインセット)
4.5J・インセット45 を基準にした計算例
純正の4.5J・インセット45 を「今のホイール」として式に入れると、次のようになる。
| 候補のホイール | 外側 | 内側 |
|---|---|---|
| 5.0J・インセット45 | 約6.4mm 広がる | 約6.4mm 広がる |
| 5.5J・インセット45 | 約12.7mm 広がる | 約12.7mm 広がる |
| 4.5J・インセット43 | 2mm 出る | 2mm 下がる |
計算はリムの位置の目安で、タイヤの横のふくらみや、車ごとのフェンダー・足まわりとのすき間は含まない。インセットを小さくしたりリム幅を広げたりして外側へ出すほど、タイヤやホイールがフェンダーの外へ出るおそれが増え、内側へ寄せる変更では足まわりの部品とのすき間が減る。数字を変えるときは、今のホイールで外側と内側のすき間を測り、式の見積もりと比べてから決めるのが確実だ。
はみ出しの決まり
乗りものニュース(2017年7月の記事)によると、2017年6月22日から保安基準の一部が緩和され、タイヤ中心から前方30度・後方50度の範囲で、タイヤが車体から10mm 未満はみ出すのは許されるようになった(車の製造年月日を問わない)。許可の対象はタイヤだけで、ホイールは対象になっていない。外へ出す変更を考えるときは、この区別を前提にしておきたい。
14インチから15インチへ替えるとき
オートックワンの車種別の適合の、155/65R14 の DBA-LA150F(FF・ターボなしの直3DOHC)の個別ページは、15インチのホイールを「インチアップ」として15×4.5J・インセット45 で載せている。リム幅とインセットは14インチの純正と同じ値だ。
タイヤの外径をサイズ表示から計算すると、155/65R14 は 155×0.65×2+14×25.4 = 557.1mm、165/55R15 は 165×0.55×2+15×25.4 = 562.5mm で、差は5.4mm。実際の外径は銘柄によって少し違う。
同じ適合の DBA-LA150F の 155/65R14 と 165/55R15 の個別ページは、どちらも必要最低負荷能力を75(ロードインデックス)としている。サイズを変えるときは、ロードインデックスが75を下回らないタイヤを選ぶ。
ホイールナットとハブリング
ホイールを替えるとき、ナットと中心の穴の扱いは後回しにされやすい。買う前に一緒に決めておく。
ナットのねじと座面
ホイールナットの販売元の AUTOACE の商品ページでは、純正タイプのナットの座面はテーパー座60° になっている。社外ホイールに替えるときのナットは、ホイール側の座面の形に合わせて選び、ホイールメーカーが指定するナットがあればそれに従う。今付いているナットのねじが M12・ピッチ1.5 かどうかは、取扱説明書や販売店で確かめておくと迷わない。
スバル車用のナットとの違い
同じ販売元の商品ページは、スバルの以前の軽(ステラは平成23年4月まで・プレオは平成21年まで・R1/R2・ヴィヴィオ など)用の純正タイプのナットを、M12・ピッチ1.25・レンチサイズ19mm・テーパー座60° とし、「現行、ステラ/プレオ/ルクラ/ディアス/サンバーは装着不可」としている。2014年12月からの LA150F は、この適合のステラ(平成23年4月まで)より後の型式だ。
スバル車用として売られているナットが、ステラ LA150F に合うとは限らない。メーカー名だけで選ばず、ねじのピッチとレンチサイズを見て選ぶ。
ハブリングが要るか
ハブ径(ホイールの中心の穴が車のハブにはまる部分の直径)は、この記事の出典にした車種別の適合には載っていない。社外ホイールの中心の穴は、車のハブより大きく作られている物が多い。すき間を埋めるハブリングを使うなら、車側のハブ径とホイールの中心の穴の径の両方を、販売店やホイールメーカーの適合で確かめてから選ぶ。
社外ホイールを買う前の確認の手順
手元で確かめる順番
- 車検証で型式(DBA-LA150F・DBA-LA160F・5BA-LA150F・5BA-LA160F のどれか)を確かめる。LA150F は FF、LA160F は 4WD。
- 今付いているタイヤの側面のサイズ表示(155/65R14 か 165/55R15 か)と、ロードインデックスの数字を見る。
- 今のホイールの刻印(リム幅・リム径・インセットなど)を見る。刻印の位置はホイールによって違い、スポークの裏やリムの内側にあることが多い。
- 候補のホイールの穴数・PCD・インセット・リム幅・中心の穴の径・指定のナットを、今の車の値と並べて比べ、外側・内側への動きを式で見積もる。
- 迷うときや、純正と違うリム幅・インセットにするときは、車検証の型式を伝えて、販売店やホイールメーカーの適合で確かめてから買う。
候補のホイールを比べる順
候補を絞るときは、次の順で見ていくと外れを早く落とせる。
- 穴数と PCD が車と同じか(DBA-LA150F・DBA-LA160F は4穴・PCD100)
- インセットが純正の45からどれだけ変わるか
- リム幅が純正の4.5J からどれだけ変わるか
- 中心の穴の径と、ハブリングが要るか
- ナットの座面とねじ(純正タイプは M12・ピッチ1.5・テーパー座60°)
2と3は、張り出しの式で外側・内側への動きに直して比べる。数字のまま眺めるより、何mm 動くかで考えたほうが判断しやすい。
よくある質問
4WD の LA160F も同じサイズ?
オートックワンの車種別の適合では、DBA-LA160F(4WD)も DBA-LA150F(FF)と同じく、14×4.5J・インセット45(155/65R14)と15×4.5J・インセット45(165/55R15)、4穴・PCD100 で載っている。5BA-LA160F の行はその一覧に無い。
2020年8月以降の 5BA- の型式は?
ガリバーの新車カタログでは2020年8月のモデルから型式の記号が 5BA- に変わり、5BA- の L・カスタムR のタイヤサイズは 155/65R14。ただし PCD・インセットの出典にした適合の一覧には 5BA-LA150F・5BA-LA160F の行が無いので、ホイールは車検証の型式を販売店に伝えて確かめる。
スバル車用のナットは使える?
AUTOACE の商品ページは、スバルの以前の軽用(M12・ピッチ1.25・19mm)のナットを「現行、ステラ…は装着不可」としている。スバル車用として売られているナットが、ステラ LA150F に合うとは限らないので、ねじのピッチを見て選ぶ。
ハブリングは要る?
この記事の出典にした車種別の適合にはハブ径が載っていないので、ここでは要否を決められない。車側のハブ径とホイールの中心の穴の径を、販売店やホイールメーカーの適合で確かめてから決める。
まとめ:購入前のチェックリスト
- 車検証の型式が DBA- か 5BA- か(5BA- は販売店で適合を確かめる)
- タイヤが 155/65R14(14×4.5J)か 165/55R15(15×4.5J)か(オートックワンの適合の DBA-LA150F・DBA-LA160F の値)
- 候補のホイールが4穴・PCD100 か(同じく DBA-LA150F・DBA-LA160F の値)
- インセット45・4.5J からの変化を、外側・内側への mm に直したか
- 外へ出す変更なら、今のフェンダーとのすき間を測ったか
- ナットのねじ(純正タイプは M12・ピッチ1.5)と、ホイール側の座面に合うナットか
- 中心の穴の径とハブリングの要否を、販売店やホイールメーカーで確かめたか

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