ルーフレールの無いフレア MJ55S の屋根に荷物を積むなら、品番まで確認できたのは TUFREQ の荷台型 PE22C3+ と、Terzo のベースキャリアの2方式だ。資材や箱物を荷台に直接載せたいなら TUFREQ、スキー・スノーボード用キャリアなどを足して使いたいなら Terzo を選べばいい。ただし Terzo はメーカーの適用年式が限られるので、年式によっては選べる方式が TUFREQ に絞られる。
フレア MJ55S に付くルーフキャリア2方式の早見表
販売店の商品掲載では、TUFREQ(精興工業)の PE22C3+(P+シリーズ・4本脚)がマツダ フレア MJ55S/MJ95S(H29.3~)のルーフレール無車用として載っている。Amazon の出品名には「適合参考」と付いているので、注文前に販売店かメーカーへ自分の車で付くかを問い合わせておくとよい。
一方、PIAA(Terzo)の適用情報では、車種別の取付ホルダーセット EH437 の適用がフレア H30.11~ の MJ55S と、スズキ ワゴンR(スティングレー含む)H29.2~ の MH35S・MH55S になっている。
| 項目 | TUFREQ PE22C3+ | Terzo ベースキャリア |
|---|---|---|
| 方式 | 荷台型(ルーフラック型) | バーを渡すベースキャリア型 |
| 必要な品番 | PE22C3+ の1品 | ベースフット+ベースバー+EH437 |
| 対象の型式・年式 | MJ55S/MJ95S・H29.3~(販売店の掲載) | MJ55S・H30.11~(PIAA の適用情報) |
| 積める重さ | 商品の表示で確認 | 積載重量目安30kg |
| 向く使い方 | 資材・箱物を直接載せる | スキー・スノーボード用キャリアなどを足す |
積みたい物が決まれば方式も決まる。荷台サイズ(830mm×1,150mm)を持つ TUFREQ は載せて縛る使い方、Terzo はアタッチメントを足していく使い方に合う。
TUFREQ ルーフキャリア P+シリーズ PE22C3+(フレア MJ55S/MJ95S ルーフレール無車用)
買う前に自分のフレアで確かめること
型式と年式の確認
まず車検証で型式(MJ55S か MJ95S か)と初度登録年月を見る。フレア MJ55S は平成29年3月(2017年3月)からの世代の型式で、同じ世代の MJ95S と並べて扱われることが多く、キャリアの商品掲載も「MJ55S/MJ95S」と書かれているものが目立つ。Terzo は H30.11~ の MJ55S に入るかどうかで選べるかが変わるので、この2つは最初に押さえておく。
ルーフレールの有無
次に屋根を見て、ルーフレールが付いていないことを確かめる。TUFREQ のフレア用の掲載はどれもルーフレール無車用で、メーカーの表でもルーフタイプの区分は「雨ドイ無車」になっている。レール付きの車は掲載の対象外だ。
ワゴンR と同じ取付部品
フレア MJ55S のルーフキャリアは、同世代のスズキ ワゴンR と同じ取付部品が案内されている。Terzo の EH437 は両車の共通品で、TUFREQ の PE22C3+ も両車のルーフレール無車用として販売店に掲載がある。ただし Terzo の適用年式はワゴンR が H29.2~、フレアが H30.11~ と同じではない。ワゴンR 側の情報を参考にするときは、年式の違いだけ読み替えてほしい。
荷台型とベースキャリア型の違い
荷台型は、枠の付いた荷台そのものを屋根に固定し、そこへ荷物を直接載せて縛る方式だ。1品で完結し、資材や箱物をそのまま積める。
ベースキャリア型は、屋根の前後に2本のバーを渡し、その上にスキー・スノーボード用キャリアなどのアタッチメントを足して使う方式だ。Terzo の場合はベースフット・ベースバー・車種別の取付ホルダーセットの3つがそろって初めて屋根に付く。EH437 だけを買っても取り付けられないので、注文の前に3品番をセットで確認しておく。
選び分けは単純で、資材や箱物を直接載せるなら荷台型(TUFREQ)、スキー・スノーボード用キャリアなどのアタッチメントを使うならベースキャリア型(Terzo)になる。
TUFREQ PE22C3+(P+シリーズ)の中身
PE22C3+ の寸法は、メーカー製品ページの表で次のとおり(単位 mm)。販売店の掲載でも同じ数値だ。
| 項目 | PE22C3+ |
|---|---|
| 荷台サイズ(長さ×幅×高さ) | 830×1,150×100 |
| キャリア高さ | 222 |
| 脚取付幅 | 630〜910 |
| 脚 | 4本脚 |
| ルーフタイプの区分 | 雨ドイ無車 |
販売店の掲載ではスチール製で、風切音低減プレートが付く。メーカーは P+シリーズをベーシックモデルと位置づけ、車体色を選ばないブラックのモデルとして紹介している。
同じ品番 PE22C3+ は、スズキ ワゴンR(H29.2~・MH35S/MH55S/MH85S/MH95S・ルーフレール無車)用としても販売店に載っている。フレアとワゴンR の同世代で同じ品番なので、ワゴンR 向けの情報もそのまま参考にできる。
TUFREQ ルーフキャリア P+シリーズ PE22C3+(フレア MJ55S/MJ95S ルーフレール無車用)
同じ TUFREQ の H+シリーズとの違い
TUFREQ には H+シリーズの HE22C3+(4本脚)もあり、販売店でフレア MJ55S/MJ95S(H29.3~)のルーフレール無車用として掲載されている。同じ H系の HE22C4+ にもフレア用の掲載がある。
メーカー製品ページの HE22C3+ の寸法は、荷台が長さ840mm・幅1,175mm・高さ120mm、キャリア高さ242mm、脚取付幅630〜910mm。PE22C3+ より荷台がひと回り大きく、キャリア高さが20mm高い。荷台の広さを少しでも取りたいなら H+シリーズも候補に入る。
なお、TUFREQ の「キャリア高さ」と、後で触れる Terzo の「キャリア装着時車高」「最小バー下寸法」は測っている場所が違う。数値をそのまま並べて、どちらが低いかを比べないでほしい。
Terzo のベースキャリアの組み合わせ
PIAA の適用情報にある、フレア/ワゴンR 用の組み合わせと数値は次のとおり。
| 組み合わせ | ベースフット | ベースバー | 取付ホルダーセット | キャリア装着時車高 | 積載重量目安 | 最小バー下寸法 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スクエアバー | EF14BL | EB2~(シリーズ) | EH437 | 174.4cm | 30kg | 71mm |
| エアロバー | EF100A | 前 EB92A/AB・後 EB84A/AB | EH437 | 174.2cm | 30kg | 68mm |
スクエアバーの組み合わせ
ベースフット EF14BL、ベースバー EB2~(シリーズ)、取付ホルダーセット EH437 の3点で組む。最小バー下寸法は71mmで、エアロバーの68mmより3mm大きい。
エアロバーの組み合わせ
ベースフット EF100A、取付ホルダーセット EH437 に、ベースバーはフロント EB92A/AB、リア EB84A/AB を合わせる。前後でバーの品番が違うので、同じ品番を2本頼まないよう注文時に見直す。
H30.10 以前のフレアは PIAA に確認
PIAA の適用情報が示すフレアの年式は H30.11~(2018年11月~)だ。販売店の掲載にはフレア MJ55S を H29.3~ とするものもあるが、H29.3〜H30.10 に作られたフレアは PIAA の適用情報の範囲に入っていない。この年式の車で Terzo を使いたいなら、購入前に PIAA のお客様相談窓口へ車検証の情報を伝えて確かめる。確認が取れないなら、H29.3~ で掲載のある TUFREQ を選ぶほうが話が早い。
Terzo で足せるアタッチメントと付かないもの
PIAA の適用情報では、スキー・スノーボード専用キャリア TULIPA-G4(SS102S)が取付ホルダー EH437 と組み合わせて使える組み合わせとして載っている。冬に板を積みたい人には Terzo が合う。
反対に、リアサイクルキャリア EC16シリーズは、ワゴンR/フレアでは「リアハッチの強度が弱い」ことを理由に取付不可とされている。フレアの背面に自転車を積む使い方は、この適用情報では認められていないと考えておく。
積める重さと高さ・長さの決まり
積める重さ
Terzo は、フレア/ワゴンR ではスクエアバー・エアロバーとも積載重量目安30kg。TUFREQ PE22C3+ の積載許容量はメーカー製品ページで確認できなかったので、商品の表示と取扱説明書で確かめてから積んでほしい。
高さは地上2.5mまで
大阪府警察の案内では、制限外積載許可が必要になる場合を「3.8 メートル(軽四及び三輪自動車は2.5メートル)からその自動車の積載場所の高さを減じた高さを超える場合」としている。フレアは軽自動車なので、荷物を載せた高さは地上2.5mまでだ。
Terzo のスクエアバー装着時の車高174.4cm を250cmから差し引くと、バーの上に載せられる高さはおよそ75cm(250−174.4=75.6cm)。エアロバー(174.2cm)でもほぼ同じだ。実際はアタッチメントの厚みや荷物の置き方で変わるので、余裕を残して積む。
長さと幅のはみ出し
令和4年5月13日施行の改正で、積載物の長さは自動車の長さの1.2倍まで、幅は自動車の幅の1.2倍までになった(施行令第22条第3号)。積み方は、車体の前後から自動車の長さの10分の1、左右から自動車の幅の10分の1を超えてはみ出さないこと(同第4号)。これを超えるときは制限外積載許可が要る。
よくある質問
MJ95S でも同じキャリアが使える?
TUFREQ の PE22C3+ と HE22C3+ は、販売店の掲載で MJ55S/MJ95S の両方が対象になっている。一方、PIAA(Terzo)の適用情報に載っているフレアの型式は MJ55S だけなので、MJ95S で Terzo を使うなら PIAA に問い合わせる。
ワゴンR 用の部品は使える?
EH437 と PE22C3+ はワゴンR と共通の品番として案内されている。ただし Terzo はワゴンR とフレアで適用年式が違うので、フレアの年式で判断する。
何kgまで積める?
Terzo は目安30kg。TUFREQ は数値をここでは書けないので、商品の表示で確認してほしい。
平成29年式のフレアに Terzo は付く?
PIAA の適用情報の範囲(H30.11~)より前の年式なので、付くとは言えない。使いたいなら PIAA の窓口で確認を取る。
まとめ:屋根と車検証を見てから方式を決める
最初にやることは、自分のフレアの屋根を実際に見て、ルーフレールが付いていないことを確かめることだ。そのうえで車検証の型式と初度登録年月を見れば、選べる方式が決まる。
- H30.11~ の MJ55S で、スキー・スノーボード用キャリアなどを足したい → Terzo(EF14BL か EF100A + バー + EH437)
- 資材や箱物を荷台に直接載せたい、または H30.10 以前・MJ95S の車 → TUFREQ PE22C3+
- 積む前に、Terzo は目安30kg・TUFREQ は商品の表示で重さを確認し、高さは地上2.5m・長さと幅は車両の1.2倍に収める
TUFREQ ルーフキャリア P+シリーズ PE22C3+(フレア MJ55S/MJ95S ルーフレール無車用)
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