フレア MJ55S フロアマット 1台分と列別の選び分け

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純正マットの毛足が寝てきた、雨の日に持ち込んだ泥が落ちきらない。フレア MJ55S でマットを買い替えようとすると、通販の検索結果にはワゴンRの型式が並ぶ商品ばかりが出てきて、そこで手が止まる。答えが分かれるのは2点だけだ。前後をまとめて替えるのか、傷んだ列だけ替えるのか。そして、掃除機で手入れするカーペット系のままでいくのか、外して水洗いできる立体成型に替えるのか。この2つを先に決めてしまえば、あとは適合表を1回見るだけで候補が絞れる。

目次

フレア MJ55S の買い方は実質2通り

買い方 埋まる範囲 素材の系統 向いているのは
1台分セットを1本 前席と後席をまとめて カーペット系 全部まとめて新品にしたい人
立体成型を列別に2点 1列目3枚+2列目1枚 防水の立体成型 洗って使いたい人、必要な列だけ替えたい人

決め手の1つ目は、どの範囲を埋めるか。前席も後席も同じように傷んでいるなら、1台分をうたうセットを1本選ぶのが早い。運転席まわりだけ先に替えたい、後席のマットだけ汚れがひどい、というように列が決まっているなら、列ごとに売られている製品を足していく。ただし列別の製品は前後をそろえるのに複数点が必要になるので、合計の点数と負担を先に見積もっておきたい。

2つ目は素材と構造だ。平面のカーペット系は純正に近い見た目で軽く、掃除機をかける日常の手入れに向く。立体成型(3D)タイプは縁が立ち上がる形で、雨や雪の水、靴に付いた泥や砂をマットの内側に留めやすく、外して丸洗いする前提の人に向く。どちらが上という話ではなく、手入れの仕方で決まる。

ワゴンRの型式が並ぶ商品が出てくる理由

自動車専門メディアの報道では、フレアはスズキからワゴンRのOEM供給を受けてマツダが販売している軽自動車で、MJ55S 世代のベースはワゴンRの6代目にあたる。フロアの形を共有しているため、フロアマットの適合表ではワゴンRと同じ製品にまとめて載ることが多い。検索結果が他車種の型式だらけに見えるのは、そういう事情による。

実際、マットメーカーが公表している適合表には、1つの製品で「スズキ ワゴンR MH35S / MH55S」「ワゴンR スティングレー MH35S / MH55S」「マツダ フレア MJ55S」をカバーし、年式の区切りを17.01〜19.12(1型)としているものがある。

ただし、これを「ワゴンR用ならどれでも使える」と広げてはいけない。判断するのは商品名の車種表記ではなく、適合表に MJ55S の記載があるかどうかだ。 ワゴンRの型式しか載せていない製品も実在し、その場合フレア MJ55S への適合は確認できない。中古車カタログの諸元では MJ55S 世代の型式は DAA-MJ55S と表記され、車検証の型式欄も識別記号が頭に付いた形になる。適合表と突き合わせるときは、ハイフンより後ろの MJ55S の部分を見ればいい。

「MT車には適合しません」の注記は気にしなくていい

マツダの発表によると、フレアは2017年2月23日に全面改良が発表され、同年3月2日に発売された。グレードは HYBRID XG と HYBRID XS の2機種で、いずれも減速時のエネルギーで発電し、その電力でモーターのクリープ走行や加速時のエンジンアシストを行うマイルドハイブリッド機構を積む。ミッションはCVTだけだ。

一方、軽自動車の解説サイトによると、ベースのワゴンR(6代目)はデビュー時こそCVTのみだったが、2017年8月に最廉価グレードのFAへ5MTが追加された。マットメーカーが運転席の形をAT(CVT)用とMT用に分けているのはこのためで、別のマットメーカーの適合表にも「MT車には適合いたしません」という注記付きで、対応をCVTのFFとフルタイム4WDに限る製品がある。

つまりフレア MJ55S の所有者にとって、この注記は除外条件にならない。 読み飛ばしてよい。逆に、MT車用と明記された運転席形状の製品はペダルまわりの抜き方が違うので選ばない。この1点だけ覚えておけば足りる。

「1台分」「5点1セット」「1列目3枚」は同じ意味ではない

買い間違いのほとんどは、枚数表記の読み違いから起きる。メーカーごとに数え方が違うからだ。

先ほどの適合表の製品は、セット内容が前席マット1枚・後席マット1枚・中央マット1枚とマット固定フック2個で、前席が左右一体の1枚、中央マットが独立した3枚構成になっている。別のメーカーの製品は1列目と2列目を合わせて5点で1セットと数える。通販に出ている立体成型タイプでは、1列目だけで3枚、2列目だけで1枚、という売り方もある。

厄介なのは、同じ品番系列が1列目用と2列目用に分けて売られている場合だ。枚数の数字だけを見て片方を注文すると、届いてから後席あるいは前席が空いたままになる。 同じ「フロアマット」の検索結果に、埋まる範囲がまったく違う商品が並んでいる——これがこの車種で買い間違いが起きる最大の理由で、だから最初に「自分が埋めたい列」を決めておく必要がある。

ズレ防止と摩耗対策は商品説明のどこを見るか

付属フックで固定する方式が基本

この車のマットは、製品に付属するフックを車内に取り付け、マット側のリングや穴を掛けて留める方式が使われている。前席側は付属フック2箇所で固定する、という実例がある。フロアマット専門メーカーの製品情報でも、専用取付フックと取付説明書が付属し、フックに対応するリングでマットのズレを防ぐと説明されている。

裏面の処理は補助と考える

裏面に滑り止めの突起やゴム加工を施して動きにくくしている製品もある。ただしこれは補助で、固定の主役はフックだ。とくに運転席は、固定方式が商品説明に明記されている製品を選ぶ。 記載がない製品は、留め方が買った側の工夫任せになる。

運転席のヒールパッド

かかとが当たる位置は、いちばん早く毛羽立って薄くなる。ここにヒールパッドが重ねてある製品は、その1点で寿命が変わる。専門メーカーの車種専用品には、運転席の位置にヒールパッドを設けたものがある。長く乗るつもりなら見ておきたい。

形状の選択肢はメーカーによって幅がある

フロアマット専門メーカーの製品情報では、「マツダ フレア ハイブリッド」の MJ55S・MJ95S を2017年3月〜として1製品でカバーするものがあり、前席マットはセンターコンソール脇まで覆うワイド形状、前席は一体形状と分割形状から選べる。後席はフロアの傾斜に合わせてセンター部が長い形になっている。

一体形状は継ぎ目がなく掃除がしやすい。分割形状は片側だけ外して洗える。運転席だけ汚れやすい使い方なら分割、見た目の連続性を取るなら一体、という程度の分かれ方だ。ここは適合に関わらないので、好みで決めていい。

適合を確認できた4製品

1台分セット2製品と、立体成型の列別2製品を並べる。価格はAmazonでの確認時点の実売価格で、価格も在庫も変動する。注文前に販売ページの表示を自分で確かめてほしい。

フレア/フレアカスタム用 1台分(MJ55S/MJ95S)

商品ページの表記は「マツダ フレア/フレアカスタム用フロアマット互換品 MJ55S/MJ95S H29/3〜 1台分」。適合表記が MJ55S と MJ95S、対象年式は平成29年3月(2017年3月)以降で、フレアの発売時期と一致する。車名がフレアで書かれているので、ワゴンR側の型式に読み替える手間がない。 確認時点の価格は5,980円。

フレア MJ55S/MJ95S 対応 フロアマット 1台分(2017年3月〜)

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フレア MJ55S/MJ95S 1台分 エコノミシリーズ ブラック

「フレア MJ55S MJ95S フロアマット ブラック 1台分 エコノミシリーズ ハイブリッド全車共通」という表記の製品。適合表記は同じく MJ55S と MJ95S で、色はブラックの1台分。ハイブリッド全車共通と明記されているのが効いていて、フレア MJ55S はマイルドハイブリッドの2機種構成だから、グレードによる分岐を考えなくていい。確認時点の価格は4,266円で、今回並べた4製品では最も低い。

フレア MJ55S/MJ95S フロアマット 1台分 エコノミシリーズ ブラック

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3Dフロアマット 1列目3枚セット

「ワゴンR MH35S MH55S フレア MJ55S 専用 3Dフロアマット 1列目 3枚セット 防水 立体成型」。ワゴンRの型式とフレア MJ55S が併記されている。カバーするのは1列目だけで3枚構成、立体成型で防水をうたう。運転席まわりを先に防水タイプへ替えたいときの選択肢になる。確認時点の価格は6,480円。

ワゴンR/フレア MJ55S 専用 3Dフロアマット 1列目3枚セット

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3Dフロアマット 2列目単品

「ワゴンR MH35S MH55S MH85S MH95S フレア MJ55S MJ95S 3D フロアマット 2列目単品 後部座席 リア 1枚」。2列目のみの1枚で、立体・防水・防汚・ズレ防止をうたう。後席だけ傷んだ場合や、前席は今のままで後席だけ防水にしたい場合に単体で足せる。確認時点の価格は5,980円。

この2製品は同じ品番系列の1列目用と2列目用で、前後を立体成型でそろえるには両方が要る。 裏返せば、必要な列だけ買い足せるのがこの売り方の利点でもある。

ワゴンR/フレア MJ55S 3Dフロアマット 2列目単品 リア1枚

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重ね敷きだけは避ける

国土交通省は、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかって車の急加速につながる不具合が起きることがあるとして注意を促している。示されている点は3つで、フロアマットを確実に固定して使うこと、重ね敷きを行わないこと、運転前に正しく固定されているか確認することだ。マットメーカー側も、製品の注意事項に「他のフロアマット類と重ねて使用しないでください」と明記している。

純正マットがまだ敷いてある車に新しいマットを買ったら、必ず純正を外してから敷く。 上に重ねるとマット同士がずれて、ペダル側へ動く余地を作ってしまう。純正を取っておきたいなら、外して保管しておけばいい。

注文前と、届いてからの確認

注文する前に見る5点

  1. 車検証の「型式」欄を見て、識別記号より後ろが MJ55S であることを確認する
  2. 初度登録年月を控える
  3. 候補製品の適合表に MJ55S、または MJ55S と MJ95S の記載があり、年式の範囲に自車が入っているか確認する
  4. セット内容が自分の埋めたい列(1列目だけか、前後ともか)をカバーしているか、点数と対象の列を読む
  5. 固定方法の記載(付属フック、リング、裏面の滑り止め)を確認する

この5点が埋まらない製品は、届いてから合わないことに気づく余地が残る。

届いたら踏み切って確かめる

今敷いてあるマットを外し、フロアの砂やゴミを取り除く。付属のフックを所定の位置に取り付け、マット側のリングや穴を掛けて、浮きやたるみがないか手で押さえて確かめる。最後に運転席に座り、アクセルとブレーキをそれぞれ踏み切って、マットが動いたりペダルの下に入り込んだりしないことを見る。この最後の確認は、乗り出す前に必ずやる。

よくある質問

ワゴンR用と書かれたフロアマットをフレア MJ55S に使ってよいのか

適合表にフレア MJ55S の記載があれば使える。ワゴンRとフレアを1製品でまとめている適合表は実在する。一方、ワゴンRの型式しか載せていない製品もあり、そちらは適合を確認できない。商品名ではなく適合表で判断してほしい。

MJ55S と MJ95S の両方が書かれた製品は自分の車に合うのか

自車の型式が MJ55S なら、その記載がある時点で対象に入っている。ただし MJ95S も載っていることを理由に、世代をまたいだマットが互換だと考えるのは別の話になる。あくまで自分の型式が載っているかだけを見る。

純正マットの上に重ねて敷いてもよいのか

やらない。公的機関の注意喚起でもマットメーカーの注意事項でも避けるよう求められている使い方だ。純正は外してから新しいマットを敷く。

「1台分」と「1列目3枚セット」は何が違うのか

1台分は1本で前後が埋まる。1列目3枚セットは運転席側の列だけで、後席は空いたままになる。後席まで立体成型にするなら2列目用を別に買い足すことになる。

MT車には適合しないと書いてあるが問題ないのか

問題ない。フレア MJ55S はマイルドハイブリッドの2機種でミッションはCVTなので、その注記は自車に当たらない。選ぶ側でMT用の運転席形状を指定しないようにだけ気をつければいい。

まとめ

注文ボタンを押す前に、次を上から順に潰していけばいい。

  • 埋めたいのは前後ともか、特定の列だけか——前後なら1台分セット1本、列別なら立体成型を必要な数だけ
  • 掃除機で手入れするか、外して水洗いするか——前者はカーペット系、後者は立体成型
  • 適合表に MJ55S の記載があるか(商品名の車種表記では判断しない)
  • セットの点数がどの列を指しているか
  • 固定方法が書かれているか

どちらの買い方を選んでも、適合表で型式を確かめることと、重ね敷きをせず、付属のフックで留めることの2つは変わらない。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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