ルークスは同じ車名のまま世代を重ねてきた車で、キーケースもその世代ごとに別物になる。車名だけを頼りに選ぶと、届いてからボタンの穴が合わないという失敗になりやすい。決め手は車検証の車両型式と、手元のスマートキーで押せるボタンの数の2つ。この2つを販売ページの適合表記と突き合わせれば、候補は自然に絞れる。
ルークスの世代と型式の早見表
日産が示すモデル区分と各種カタログを突き合わせると、「ルークス」という名前は4つの世代にまたがっている。まずは車検証の「車両型式」を見て、自分がどの行に当てはまるかを確定させてほしい。
| 世代 | 車名 | 車両型式 | 年式 |
|---|---|---|---|
| 初代 | ルークス | ML21S | 2009年12月〜2013年 |
| 2代目 | デイズルークス | B21A | 2014年2月〜2020年3月 |
| 3代目 | ルークス | B44A・B45A・B47A・B48A | 2020年3月〜2025年9月 |
| 4代目 | ルークス | BB1A・BB2A・BB5A・BB6A | 2025年10月〜 |
日産の公式FAQも同じ区切りを使っていて、「デイズルークス(2014/02〜2020/03・BA0型)」「ルークス(2020/03〜2025/09・BA1型)」「ルークス(2025/10〜・BA2型)」というモデル区分で案内している。用品の適合表に「BA1型」と書かれていたら、それは3代目を指している。
現行型は2025年10月からのBB1A系
日産の公式FAQ(現行ルークスの電池交換案内)では、2025年10月以降のルークスがBA2型として、2025年9月までのBA1型と別立てで扱われている。車両型式でいえばBB1A・BB2A・BB5A・BB6Aが現行型だ。「B44A系=現行」と書いてある情報は2025年9月までのモデルの話と読み替えたほうがいい。中古車まで含めればB44A系の台数はまだ多いので、この2つを取り違えないことが実用上いちばん効く。
3代目は2023年で前期・後期に分かれる
3代目(B44A・B45A・B47A・B48A)は、2023年4月17日に発表され同年6月下旬に発売されたマイナーチェンジで前期と後期に分かれる。日産の電子取扱説明書も2021年11月版・2023年6月版・2024年6月版と版が分かれていて、この時期に区切りがあることと合う。実際、商品の販売ページに書かれている適合表記でも、3代目向けは「R2.3〜R4.9」と年式を切る群と「2023年〜」と書く群に割れている。同じ3代目でも、車検証の初度登録年月がどちら側かを見てから買う。
2代目と初代は鍵の系統が違う
2代目デイズルークス(B21A)は三菱ekスペースの姉妹車で、キーケースも「デリカD5/ekスペース/デイズルークス対応」としてひとまとめに売られていることが多い。商品名にデリカD5やekスペースが並んでいたら、この2代目向けと読めばいい。初代(ML21S)はスズキ・パレットのOEM車で、鍵まわりもスズキ系になる。日産側で開発された2代目以降とは別系統なので、3代目・4代目向けと書かれたケースは対象外と考える。
手元のスマートキーで、押せるボタンを数える
スイッチは最大4つ
ルークスの取扱説明書に載っているキーの図には、作動表示灯が1つと、スイッチが4つ描かれている。名称は「ドア施錠スイッチ」「ドア解錠スイッチ」「ワンタッチオートスライドドア開閉スイッチ(助手席側)」「ワンタッチオートスライドドア開閉スイッチ(運転席側)」。作動表示灯は光るだけで押せないので、押せるボタンは最大で4つになる。この並びは3代目(BA1型)でも現行4代目(BA2型)でも同じで、商品名にある「4ボタン」はこのスイッチの数を指している。
運転席側だけに★印が付いている
同じ図をよく見ると、4つのスイッチのうち運転席側のスライドドア開閉スイッチにだけ★印が付いていて、助手席側には付いていない。★印の意味を説明した凡例はそのページに載っていないため、ここで言えるのは「運転席側の装備は車によって違いうる」という範囲までだ。裏を返せば、ボタンの数を車種名だけで決めるのは危ない。買う前に自分の鍵を手に取って、押せるボタンがいくつあってどう並んでいるかを数えておく。
内蔵キー(メカニカルキー)も入っている
ルークスのスマートキーには内蔵キー(メカニカルキー)が入っている。取扱説明書には、キーの電池が切れたときや12Vバッテリー(メイン)があがったときなどに、この内蔵キーでドアの施錠・解錠ができると書かれている。取り出しかたはキー裏側のロックを外しながら引き抜く操作で、現行4代目の取扱説明書にも同じ趣旨の記載がある。
買う前の確認は型式→年式→ボタン数の順
確認の順番を決めておく
- 車検証の「車両型式」を見る。BB1A系なら現行4代目、B44A系なら3代目、B21Aなら2代目デイズルークス、ML21Sなら初代。
- 車検証の初度登録年月を見る。3代目は2023年6月が前期・後期の境目になる。
- 手元の鍵を見て、押せるボタンの数と並びを数える。
- 1〜3が販売ページの適合表記と一致している商品だけを候補に残す。
- 最後に素材・色・価格で決める。
見た目から入って型式を後回しにすると、この順番が崩れて失敗する。 型式と年式は車検証を1回見れば済む話なので、買い物の入口に置いてしまうのがいちばん早い。
素材で変わる使い勝手
レザー系(本革・合皮)は手触りと見た目の質感が持ち味で、価格は高めになりやすい。TPUやシリコンなどの樹脂系は軽く、価格が抑えられ、着脱もしやすい傾向がある。金属を大きく使うタイプは後述する取扱説明書の注意に該当しうるので、金属の使われ方を見てから決める。もう1つ効くのがキーリングやカラビナの有無で、ズボンのポケットに入れるのかバッグに付けるのかで選び分けるといい。
販売ページの適合表記は保証ではない
販売ページの適合表記は販売元が書いたものであって、自動車メーカーによる適合保証ではない。車両型式・初度登録年月・ボタン数の3点が自分の車と一致していることを自分で確かめ、それでも判断がつかないときは購入前に販売元へ問い合わせる。複数車種をまとめて列挙している商品は、どの車種のどの年式が主対象なのか読み取りにくい。記載が曖昧なら候補から外す判断があっていい。
世代別のおすすめキーケース4選
商品の販売ページに書かれている適合表記では、「ルークス用」のキーケースは大きく4系統に割れている。(a) BB1A・BB2A・BB5A・BB6Aを挙げる現行4代目向け、(b) B44A系に加えて「R2.3-R4.9」と年式を切る3代目の前期側向け、(c)「ルークス(2023〜)」をセレナC28系やサクラB6系と並べる3代目の2023年以降側向け、(d)「デリカD5」「ekスペース」「デイズルークス」と並べる2代目向け。商品名に「ルークス」が入っていることだけを根拠に選ばない。 以下は各系統から1本ずつ。
| 対象の世代 | 商品 | 販売ページの適合表記 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 4代目(現行) | KOKATO スマートキーケース | BB1A/BB2A/BB5A/BB6A・4ボタン | ¥2,592 |
| 3代目 前期側 | WeCar キーケース | 5AA-B44A B47A/4AA-B45A B48A・R2.3-R4.9・4ボタン | ¥1,580 |
| 3代目 2023年〜 | Kinotaka スマートキーケース | セレナC28系/ルークス(2023〜)/サクラB6系 | ¥999 |
| 2代目デイズルークス | ZANEKO 本革キーケース | デリカD5/ekスペース/デイズルークス | ¥1,323 |
価格はAmazonの実売価格で、確認した時点の値。変動するので購入時に見直してほしい。
4代目BB1A系向け|KOKATO スマートキーケース
KOKATOのスマートキーケースは、販売ページで「適合日産 ルークス BB系 BB1A/BB2A/BB5A/BB6A」と現行4代目の型式を明記している数少ない商品だ。レザー製でロゴ付き、4ボタン対応の表記があり、軽さ、汚れと擦れの防止、傷防止、耐衝撃、落下防止、ドレスアップをうたっている。現行型に乗っていて型式表記のはっきりしたものから見たいなら、まずここを起点にすればいい。
KOKATO ルークス BB1A/BB2A/BB5A/BB6A 用 レザーキーケース 4ボタン
3代目の前期側向け|WeCar キーケース
WeCarのキーケースは、販売ページで「ルークス 5AA-B44A B47A 4AA-B45A B48A R2.3-R4.9」と、型式に加えて年式(令和2年3月〜令和4年9月)まで書いている。革製で4ボタン対応・5色展開の表記があり、キズ防止とドレスアップをうたう。3代目の前期側に乗っているなら、適合の読み違いが起きにくい書き方をしているぶん判断が早い。
WeCar ルークス B44A/B45A/B47A/B48A 用 レザーキーケース 4ボタン
3代目の2023年以降向け|Kinotaka スマートキーケース
Kinotakaのスマートキーケースは、販売ページで「日産専用 新型セレナC28系」「ルークス(2023〜)」「サクラB6系」などを並べ、両側スライドドア対応とキーホルダー付きをうたっている。4本のなかでは価格が抑えられている群なので、まず試したいときや色で選びたいときの候補になる。複数車種をまとめた表記だから、購入前に自分の型式・年式・ボタン数との一致だけは見ておく。
Kinotaka 日産車用 スマートキーケース ルークス 2023年以降・両側スライドドア対応
2代目デイズルークス向け|ZANEKO 本革キーケース
ZANEKOの本革キーケースは、販売ページで「デリカD5」「三菱ekスペース」「日産デイズルークス」への適合を表記している。本革でキーホルダー付き、ブラックのほかブラウンやブルーの展開もある。3代目以降のルークスは対象外なので、車検証の車両型式がB21Aであることを確かめてから選ぶ。
ZANEKO 本革キーケース デイズルークス・ekスペース・デリカD5 対応 ブラック
電池交換(CR2032)とケースの外しやすさ
日産の公式FAQ(ルークスの電池交換案内)によると、スマートキーの電池はCR2032。2020年3月〜2025年9月のBA1型でも、2025年10月からの現行BA2型でも同じCR2032で、リモコンでの施錠・解錠だけのキー(リモートコントロールエントリーシステム)も同じ型番だ。現行型の案内では、電池は日産販売店のほか家電量販店やカメラ店などでも買えるとされている。
交換の手順
公式FAQが案内する手順はこうなっている。①キー裏側のロックを外しながら内蔵キーを引き抜く。②すき間(現行型の案内では左右のすき間)にマイナスドライバーを差し込み、ひねってカバーを取り外す。③消耗した電池を外し、新しい電池をはめ込む。向きはBA1型の案内では+極を下に、現行BA2型の案内では基板がない側に+極を向ける、と書かれている。④カバーの先端を合わせて上下を組み付ける。あわせて「内部回路や電子端子には触れないでください。故障の原因となります」という注意があり、現行型では日産販売店での交換をすすめている。手順どおりに進める自信がなければ、販売店に頼む選択でいい。
ケースは外せる形かを見ておく
手順のとおり、電池交換ではキーのカバーを上下に分割する。だからキーケースは工具なしで着脱できるものが扱いやすい。 接着や強い圧入で外しにくいタイプは、交換のたびに手こずる。着脱のしやすさは商品ページの説明や写真から読み取るしかないので、判断がつかないときは分割線がはっきり見える形を選んでおくのが無難だ。
内蔵キーを抜くときに困らないか
内蔵キーの取り出しは、キー裏側のロックを外しながら引き抜く操作になる。裏側を全面で覆う形のケースだと、いざ使うときにケースを外す一手間が入る。裏側のロック部分が露出しているか、ケースを付けたまま抜けるかは商品写真で見ておきたい。使う場面が電池切れやバッテリーあがりという急いでいるときなので、手間は少ないほうがいい。
取扱説明書が求める鍵の扱い
金属に覆われると作動しないことがある
ルークスの取扱説明書のキーに関する注意事項には、正常に作動しないことがある条件として「キーが金属製の物に接したり、覆われたりしているとき」が挙げられている。同じ箇所には「キーをパソコンなどの電化製品の近くに置いたとき」「近くにテレビ塔や発電所、放送局など強い電波を発生する設備があるとき」も並ぶ。金属を大きく使ったキーケースは、この記載に照らして慎重に選ぶ。 樹脂や革を主体にしたケースなら、この点の心配は小さい。なお取扱説明書は「作動しないことがある」条件として挙げているのであって、金属に触れれば必ず反応しなくなると書いているわけではない。
水・衝撃・高温を避ける
取扱説明書は、キーの扱いとして「水にぬらさない」「無理に曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない」「長時間高温になる場所に置かない」ことを求めている。夏場のダッシュボードに置きっぱなしにしない、洗車や雨の日にポケットのままぬらさない。この程度の日常の扱いが、そのまま鍵の寿命に効く。
ケースに期待してよい範囲
キーケースを付ける実用上の理由は、落下や打痕、ポケットの中での擦れから鍵本体を守ることにある。取扱説明書自身が落下や強い衝撃を避けるよう求めている以上、毎日持ち歩く鍵に保護を足すのは理にかなっている。ただしケースは防水性を与えるものではなく、水にぬらさないという注意はケースを付けても変わらない。期待してよいのは傷と衝撃の緩和、そして見た目の好みまで、と線を引いておくと選びやすい。
よくある質問
ケースを付けると鍵の反応が悪くなりますか
取扱説明書は、キーが金属製の物に接したり覆われたりしているときを、正常に作動しないことがある条件として挙げている。樹脂や革を主体にしたケースならこの条件には当たりにくいので、金属を大きく使うタイプだけ使われ方を見て判断すればいい。
電池交換のときケースは外す必要がありますか
交換ではキーのカバーを上下に分割するので、その分割を妨げる形のケースは外すことになる。工具なしで着脱できるものを選んでおけば、外すこと自体は手間にならない。
3代目の前期と後期でキーケースは共通ですか
キー本体の形が2023年のマイナーチェンジで変わったかどうかは裏が取れていない。分かっているのは3代目向け商品の適合表記が「R2.3-R4.9」側と「2023年〜」側に割れているという事実までなので、車検証の初度登録年月に合う表記の商品を選ぶ。
デイズルークス用と書かれたケースは現行型に使えますか
デイズルークスは2代目(B21A)の車名で、現行型はBB1A系。世代が違えば別物として扱う。デリカD5やekスペースと並べて書かれている商品は、2代目向けと読めばいい。
自分の車の型式はどこで確認できますか
車検証の「車両型式」の欄に書かれている。BB1A系なら現行4代目、B44A系なら3代目、B21Aなら2代目、ML21Sなら初代だ。同じ書類で初度登録年月も見ておけば、3代目の前期・後期も同時に決まる。
まとめ
最初にやるのは、手元の鍵を実際に手に取って、押せるボタンがいくつあってどう並んでいるかを数えること。そのうえで車検証の車両型式と初度登録年月を見れば、自分がどの系統かは確定する。あとは販売ページの適合表記と突き合わせるだけで、現行4代目ならKOKATO、3代目の前期側ならWeCar、2023年以降側ならKinotaka、2代目デイズルークスならZANEKOという割り当てになる。
残るのは素材の選択くらいで、レザーの質感を取るか、樹脂の軽さと着脱のしやすさを取るかは好みで決めていい。決めきれないときは、電池交換のときに外しやすい形かどうかを最後のひと押しに使うといい。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント