信号待ちでスマホの置き場所を探して、結局ドリンクホルダーに突っ込む。ルークスの運転席と助手席の間は足元まで抜けていて、財布も鍵も小銭も定位置が決まらない。後付けの手段は、日産のディーラーオプションのアームレストコンソールと、通販で買える社外の据え置き型の2系統に分かれる。そしてどちらを選ぶにしても、2025年9月に世代が入れ替わったため、3代目(B44A系)に乗っているか現行型(BB系)に乗っているかで買う物そのものが変わる。
ルークスに付く社外コンソールボックス4製品の早見表
各商品ページの商品説明から、固定方式・適合表記・電源まわりを抜き出して並べた。適合表記の欄が自分の型式を含んでいない製品は、この時点で候補から外してよい。
| 製品 | 固定方式 | 商品説明の適合表記 | 電源 | 実売価格 |
|---|---|---|---|---|
| LANTU | 付属の強力粘着テープで床に貼って固定 | 3代目 B44A/B45A/B47A/B48A(2020年〜) | 記載なし | 5,990円 |
| YESHMA | 純正アームレスト下の隙間に挟み込む | ルークス B4系 B44A/B45A/B47A/B48A(2020年〜) | Type-C・QC3.0・シガーソケット | 7,980円 |
| NAISOR | 置くだけ(加工・工具不要) | ルークス B40系 B44A/B45A/B47A/B48A(2020年〜) | QC3.0・Type-C・シガーソケット | 7,897円 |
| emblem・M | 加工不要の車種専用設計 | ルークス BB系(現行型) | USBポート・ソケット増設 | 12,144円 |
価格は2026年8月29日時点で確認したAmazonの実売価格で、日々動く。金額は目安として見て、注文画面の表示で最終確認する。
純正の収納はインパネ側とドア側に振り分けられている
日産が公開している3代目ルークスの室内装備の紹介で挙がっている前席まわりの収納は、インストセンタートレイ、インストセンタースライドトレイ(カップホルダー付)、インストセンターロアボックス、カップホルダー2個、インスト助手席トレイ、インストスライドボックス、グローブボックス、ドアポケット(ボトルホルダー付・前席)の8点。インストスライドボックスにはスリムタイプのティッシュボックスが入り、ドアポケットは上段にスマホ、下段にA4の地図が収まるとされている。
つまり収納そのものは各所にある。ただしこの一覧に、運転席と助手席の間に置く床置き型のセンターコンソールボックスに相当する装備は挙がっていない。手を伸ばした先に箱が欲しいなら後付けになる、というのが出発点になる。荷室側の収納量も合わせて把握したい人は
も見ておくといい。
買う前に車検証で型式を確かめる
3代目と現行型は見た目で判断せず、車検証の型式欄で切り分ける。
中古車情報サイトの車種カタログによると、3代目ルークスの型式は B44A / B45A / B47A / B48A で、販売期間は2020年3月から2025年9月まで。型式別に車両情報をまとめている中古車情報サイトによると、現行の4代目は BB1A(前輪駆動)と BB5A で、2025年9月モデルからの設定になる。
社外コンソールボックスは、この2世代で別商品として売られている。3代目向けの商品説明には「日産 ルークス B4系 B44A B45A B47A B48A 2020年〜」のように型式が並び、現行型向けは「ルークス BB系」と表記される。車検証の型式欄の値が商品説明の並びに入っているかを、1文字ずつ突き合わせる。販売者によっては3代目を「B40系」と表記していることもあるが、その場合も B44A / B45A / B47A / B48A が併記されている。
同じ3代目向けでも、並ぶ型式の数は商品ごとに違う。4つすべてを挙げている商品もあれば、B48A だけ挙げていない商品もある。自分の型式が並びに無いなら「たぶん同じ形だから付く」と判断せず、販売者に確認するか、型式が明記されている別の商品にする。逆に3代目に乗っている人が「新型」「最新モデル対応」という言葉だけを見て現行型向けを買ってしまう取り違えも起きやすい。判断は世代を表す型式の記載で行う。
純正のアームレストコンソールを基準線にする
社外品を比べる前に、純正の値段と中身を頭に入れておくと迷いが減る。日産の公式サイトに載るルークスの純正アクセサリー情報によると、ディーラーオプションの「アームレストコンソール」はフタ付の小物入れで、グレー/ライトブラウン/ブラックの3色から選べる。価格は各19,800円(取付費・消費税込)で、適用グレードは全車。ただし公式サイトには掲載価格が参考価格であり販売会社が独自に決定する旨が記載されているので、支払額は見積りで確認する。
注記が1つある。革調シート全カバーとアームレストコンソールを同時装着する場合、アームレスト部にはシートカバーを取り付けられない。シートカバーも検討中なら、どちらを優先するかを先に決めてから注文する。カバー側の選び方は
にまとめてある。色を車内に合わせたい人、取付まで任せたい人は、ここで判断を終えてよい。
社外品を比べる3つの軸
社外品はブランド名で選ぶと外す。見るのは次の3点だけでいい。
固定方式
置くだけか、挟み込むか、貼って固定するか。掃除のたびに外したいなら置くだけ、走行中のずれを避けたいなら床固定、という単純な対比で決まる。置くだけのタイプは座席の間に落とし込むだけなので工具も加工も要らない。挟み込むタイプは純正アームレスト下の隙間を使うので、純正アームレストをそのまま使いながら収納だけ足せる。貼って固定するタイプは付属の強力粘着テープで床に留めるため、設置位置を先に決め切る必要がある。粘着テープの代わりにマジックテープを使えば取り外せる仕様にできる商品もある。
電源仕様
USBやシガーソケット付きを選ぶなら、商品説明に出力の定格が書かれているかを見る。Type-A と Type-C が何口あるか、QC3.0 や PD に対応するか、シガーソケットを増設するか、内蔵ヒューズの容量はいくつか。たとえば「USB電力: PD(5V 4A 20W) QC(5V 4.5A 22.5W) タイプA・タイプC・シガーソケット(120-250W 12-24V) ヒューズ: 6A」まで書かれていれば、何をつないでよいか自分で判断できる。定格の記載が無い商品は、消費電力の大きい機器をつなぐ用途には向かない。
収納の形
ドリンクホルダーの数、フタの有無、引き出しの有無、スマホホルダーやゴミ箱が付くか。走行中に勝手に開いてほしくないなら、引き出しが磁石で閉じる機構を備えているかを見る。素材はPUレザーや合成皮革の表面に木質フレームやABS樹脂の骨格を組み合わせたものが多く、汚れを拭き取れるかどうかが日常の手入れの差になる。足元まわりを一緒に整えるなら
も参考になる。
ルークスに付くコンソールボックス4選
固定方式と対応世代の違いが分かる順に並べた。
床に貼って固定する — LANTU(3代目向け)
日産ルークス3代目 B44A/B45A/B47A/B48A(BA1)型・年式2020年〜現行にジャストフィットする専用設計と案内されている。運転席と助手席の間のデッドスペースを使う形で、ドリンクホルダー2つ、小物収納スペース、専用設計のミニゴミ箱を備える。ゴミ箱は本体に付けるほか、ドア側にも取り付けられる。取り付けは特別な工具や技術が不要で、付属の強力粘着テープを剥がして床に固定する方式。広い面のマジックテープを前面に、細いテープを底面の両側に貼れば取り外し可能な仕様にもできると説明されている。品質保証付き。4製品の中で唯一、電源機能を持たない代わりに価格がいちばん低い。車内のゴミの行き場に困っているならこれが素直な選択になる。
LANTU 日産ルークス3代目 B44A/B45A/B47A/B48A 専用 コンソールボックス(床固定・ミニゴミ箱付き)
純正アームレスト下に挟み込む — YESHMA(3代目向け)
適用として案内されているのは、三菱デリカミニ B3系 2023年〜、日産ルークス B4系 B44A B45A B47A B48A 2020年〜、eKスペース・eKクロススペース B34A B35A B37A B38A 2020年〜。兄弟車と共用の設計になっている。取り付けは加工不要で、アームレスト下の隙間に挟み込むだけ。純正アームレストの使用には影響せず、利用に干渉しないと説明されている。電源ソケット、USBポート、シガーソケット、LEDスイッチなどのコントローラーが1か所に集まり、ドリンクホルダーと収納スペース、Type-C と QC3.0 の USB ポート、3色に切り替わる夜間車内照明用LEDライトを備える。純正アームレストを外したくない人向けの1台。
YESHMA コンソールボックス 日産ルークス B44A/B45A/B47A/B48A 適合(純正アームレスト下に挟み込む方式)
置くだけで使う — NAISOR(3代目向け)
日産ルークス B40系(B44A/B45A/B47A/B48A・2020年〜)専用設計。PUレザーと木質フレームを使い、RGB7色LEDはワンタッチで切替、ダブルクリックでグラデーション、長押しで消灯できる。記憶機能付きで、再点灯時も前回の設定を保つ。QC3.0急速充電とType-Cポートを搭載し、シガーソケットも備える。小引き出しは磁吸式で、急ブレーキ時でも勝手に開かないと説明されている。加工不要・工具不要の置くだけ設置で、1年間の保証付き。引き出しの中身が飛び出す心配をしたくないならこれ。
NAISOR コンソールボックス 日産ルークス B44A/B45A/B47A/B48A 専用設計(置くだけ・磁吸式の小引き出し)
現行型 BB系に付ける — emblem・M
「デリカミニ BA系 ルークス BB系」向けの車種専用設計として案内されており、2025年9月以降の現行ルークス(BB1A / BB5A)に乗っているならこの系統から選ぶ。表面は合成皮革、内側はソフトな素材。RGB7色切替LEDを備え、USBポートとソケットを増設できる。加工せずそのまま取り付けられ、取り付けても既存機能の使用には影響しないと説明されている。3代目向けの3製品はいずれも現行型の型式を挙げていないので、BB系に乗っているなら候補は現行型対応品に絞る。
emblem・M コンソールボックス 現行ルークス BB系/デリカミニ BA系 車種専用設計
取り付けは仮置きと干渉確認から
多くの商品が工具も加工も不要と案内しているが、順番を飛ばすと後で貼り直すことになる。
- シートを一番後ろまで下げ、置く場所のゴミやほこりを取る。
- 本体を仮置きし、シートを前後に動かしてレバーやシートベルトのバックル、パーキングブレーキの操作に当たらないかを確認する。
- 位置が決まってから、粘着テープやマジックテープを使うタイプはテープを剥がして貼る。置くだけのタイプと挟み込むタイプはここで本設置する。
- USBやシガーソケットを使うタイプは、配線が足元に垂れてペダル操作の邪魔にならないよう束ねて固定する。
- 走り出す前に、フタと引き出しが閉まるか、押しても本体がずれないかを確認する。
特に注意したいのがシートスライドのレバーで、3代目ルークスはシート下とシートバックの両方に設置されている。本体がレバーの上に乗ると、後席側からも荷室側からもシート操作ができなくなる。後席は320mm前後にスライドし、リクライニングも格納もワンアクションで動くので、日ごろシートを大きく動かす人ほど仮置きの段階で全域を試しておく。後席を倒して寝る使い方をするなら
の側で床の使い方を決めてから固定位置を選ぶ順序がいい。配線の逃がし方は
の考え方がそのまま使える。
置き場所を別の場所で作る純正オプション
前席の間にこだわらないなら、日産のディーラーオプションには収納を増やす別の手もある。シートアンダードローはテキスタイル製の引出型収納ボックスで16,500円(取付費・消費税込)。フロントシート下に収め、シート下から引き出す際にフタが開く。助手席シートアンダーボックスは車検証収納トレイ付で12,140円(取付費・消費税込)、助手席シート下に付ける引き出しタイプで後席からも引き出せる。インパネトレイは滑りにくいシリコン製で取り外しもでき、ブラウンとグレージュの各5,500円(消費税込本体価格)。いずれも適用グレードは全車。
運転しながら手を伸ばす物が多いのか、車検証や書類の置き場が欲しいだけなのかで、選ぶ棚が変わる。純正オプションを積み上げたときの総額感は
でつかめる。
よくある質問
純正のアームレストコンソールと社外のコンソールボックスは何が違うのか
純正は3色から選べてディーラーが取り付けるところまで含んだ価格になっている。社外品は自分で載せる前提の価格なので、取付を店に頼むならその費用を別に見込む。純正はフタ付の小物入れという中身に絞られているのに対し、社外品はドリンクホルダーの数や電源の有無で幅がある。
3代目向けの商品は現行型のルークスにも付くのか
現行型(BB系)に3代目向けを付けようとしても、フロアの形やシートの間隔が同じである保証はない。現行型に付けるなら、商品説明に「BB系」または BB1A / BB5A が明記されている商品を選ぶ。「新型対応」という言葉だけでは世代が特定できない。
置くだけのタイプは走行中にずれないのか
固定していない以上、動かないと言い切ることはできない。ずれを避けたいなら床に貼って固定するタイプを選び、置くだけを選ぶなら設置後に手で押して動きを確かめておく。
後席からもコンソールボックスを使えるのか
前席の間に置く箱なので、後席から手を伸ばすには無理がある。3代目ルークスの後席には左右にシートサイドポケットとカップホルダーが備わり、カップホルダーには500mlの紙パックやペットボトルが入るとされている。後席の飲み物置き場は標準側でまかなえる。
社外のコンソールボックスを付けて車検に通るのか
保安基準への適合を確認した出典が手元にないため、通る・通らないのどちらも断定しない。判断が要る場合は、実物を持ち込んで販売店や整備工場に見てもらうのが確実だ。
まとめ
順番はこうなる。まず車検証で型式と初度登録年月を確認し、3代目(B44A / B45A / B47A / B48A)か現行型(BB1A / BB5A)かを確定させる。次に固定方式を、掃除のたびに外したいか走行中のずれを避けたいかで決める。最後に、色と取付込みの手軽さを取るなら純正のアームレストコンソール、電源やゴミ箱を足したいなら社外品を選ぶ。世代の確認だけは省略しないこと。ここを飛ばした買い物が、いちばん多い失敗になる。
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