2017年3月発売のフレア(HYBRID XG・HYBRID XS)なら、荷室の床下に標準のラゲッジアンダーボックスがあるので、常備品はそこへしまい、床の上に置く物は留められる収納に入れて走行中に動かないようにするのが片付けの基本だ。後から足す収納用品は、荷室を自分で測ってから選ぶ。同じ MJ55S でも2022年9月に追加された HYBRID XT は標準の収納を発表で確かめられていないので、まず型式と年式から見ていく。
まず確かめたい型式と年式(MJ55S と MJ95S)
型式 MJ55S のフレアには、時期の違う2つのモデルがある。間に別の型式のモデルが挟まるので、年式だけで判断しないようにしたい。
| 発売・追加 | グレード | 型式 |
|---|---|---|
| 2017年3月発売 | HYBRID XG・HYBRID XS | DAA-MJ55S |
| 2020年1月23日発売 | HYBRID XG・HYBRID XS | 5AA-MJ95S(別の型式) |
| 2022年9月9日追加 | HYBRID XT(ターボエンジン搭載) | 4AA-MJ55S |
フレアは2017年2月23日に全面改良が発表され、3月2日に発売された。グレードは HYBRID XG と HYBRID XS の2つで、それぞれ2WDと4WD、変速機はCVTだ。HYBRID XT は2022年9月9日の一部商品改良で追加され、2026年1月15日の商品改良で廃止された。2020年1月23日発売の HYBRID XG・HYBRID XS は型式が 5AA-MJ95S で、MJ55S とは別の型式になる。自分の車がどれかは、車検証の型式の欄で確かめてほしい。
気をつけたいのは HYBRID XT(4AA-MJ55S)だ。次の節で挙げる標準の収納は、2017年の発表(HYBRID XG・HYBRID XS)で確かめられたもので、マツダの2022年9月と2026年1月の発表にはラゲッジ・リヤシート・収納の記述が無い。XT に乗っているなら、自分の車の荷室と取扱説明書で有無を確かめてから、この先の手順に当てはめる。
標準で付いている収納と荷室のつくり
この節の装備と数値は、2017年3月発売の HYBRID XG・HYBRID XS についてのものだ。
ラゲッジアンダーボックス
マツダの2017年の発表では、荷室の床下にラゲッジアンダーボックスがあり、全車に標準装備としている。ベビーカーの立て置きが可能とされているが、サイズや形状によっては収納できない場合があるとの注記が付いている。床の上とは別の置き場所なので、まずここを使い切るのが片付けの近道だ。
アンブレラホルダー
同じ発表では、ぬれたままの傘を収納できるアンブレラホルダーが、後席ドアの内張り(リアドアトリム)の左右両側に全車標準装備されている。こちらもサイズや形状によっては収納できない場合があるとの注記がある。ぬれた傘を荷室の床に転がさずに済む。
荷室の開口と幅
マツダの2017年の発表では、ラゲッジルームの開口幅と荷室幅を拡大し、積載性と使いやすさを向上させたとしている。ただし、拡大した幅の数値は発表に書かれていない。室内長は新しいプラットフォームの採用で先代モデルから285mm拡大し、2,450mmになったと発表されているが、室内幅・室内高と荷室の寸法はこの発表には書かれていない。
手順1:収納用品を選ぶ前に荷室を測る
荷室長・荷室幅・荷室高・開口幅、ラゲッジアンダーボックスの内寸の数値は、マツダの2017年の発表にも、現行モデルの公式ページにも書かれていない。収納用品の寸法と照らせる数字は、自分で測った値だけになる。
メジャーで次の3か所を測り、メモしておく。
- 荷室の床の奥行きと幅
- ラゲッジアンダーボックスの内側の大きさ
- 後席の背もたれの裏の高さと幅
背もたれの裏は、シートバックポケット型の収納を掛ける場所だ。また、マツダ公式サイトの注意書きでは、荷物の形状によっては積載できない場合があるとしている。大きい物や形のそろわない物は、積む前に入るかを確かめておきたい。
手順2:出し入れの回数で置き場所を分ける
積んでいる物を、出し入れの頻度で分けて置き場所を決める。
| 物の例 | 置き場所 | 理由 |
|---|---|---|
| あまり出さない常備品 | 床下のラゲッジアンダーボックス | 床の上を空けておける |
| 買い物袋・小物 | 床の上の留められる収納 | 出し入れが多い |
| ぬれた傘 | 後席ドアのアンブレラホルダー | 荷室をぬらさない |
床下と後席ドアの収納は、前の節のとおり HYBRID XT では有無を確かめてから当てはめる。よく使う物は床の上、めったに使わない物は床下と決めておけば、置き場所に迷わない。
手順3:走行中に荷物が動かないように留める
マツダ公式サイトの注意書きでは、走行中に荷物が移動したり運転の支障にならないよう、固定または収納するよう求めている。荷物が移動したり崩れたりすると、けがや事故につながるおそれがあるとしている。
床の上に置く物は、面ファスナーやベルトで留められる収納に入れる。積み終えたら、収納ごと手で押して動かないかを確かめてから走り出す。
同じ注意書きでは、走行中にシートアレンジを操作しないよう求めている。荷物を整理し直すときや背もたれの位置を変えるときは、車を止めてから行う。
シートアレンジの前に確かめること
マツダは公式サイトで、標準状態以外のシートアレンジにすると走行できない場合や注意すべき項目があるとして、必ず取扱説明書を見るよう案内している。背もたれを倒すなどの操作は、取扱説明書で手順と注意を確かめてから行う。
取扱説明書はマツダ公式サイトで PDF が公開されている。2017年3月〜2018年7月発売の分は、対象車台番号 MJ55S-100001〜の版だ。それより後に発売された MJ55S の版はこの一覧に載っていないので、車に備え付けの取扱説明書を見る。
後席の背もたれに掛ける収納を使っているなら、操作の前に中身と留め具の位置を確かめ、操作の邪魔になるなら外しておく。
後から足す収納用品の選び方
収納用品は次の4つで選ぶ。迷ったら、固定のしかたと寸法の記載を先に見る。
- 固定のしかた:面ファスナー・ベルト・留め具などで車に留められるか。置くだけの収納は、走行中に動く・倒れることがある。
- 寸法の記載:商品の幅・奥行き・高さが書かれているか。書かれていない品は、自分で測った荷室の値と照らせない。
- 畳めるか:大きな荷物を積む日に、収納を畳んで場所を空けられるか。
- 車種の表記:商品名の「フレア MJ55S 専用」「〜に適用」といった表記は出品者の記載で、マツダが適合を確かめたものではない。寸法の記載と自分で測った値で確かめる。
フレア MJ55S 用と表記されたトランク収納バッグ
商品名に「マツダ フレア MJ55S MJ95S」に適用とある、シートバックポケット型の収納バッグがある。販売ページの商品説明では、複数の収納スペースで物を分けて整理できる、トランクのスペースを利用する収納袋と書かれている。
フレア MJ55S MJ95S 用と表記のトランク収納バッグ(シートバックポケット)
販売ページの商品説明(出品者の記載)から、分かることと分からないことを分けると次のとおり。
| 項目 | 商品名と商品説明の記載 |
|---|---|
| 固定のしかた | マジックテープとクラップ(留め具)で留める設計。幅広に強化したマジックテープで脱落しないとしている |
| 素材・畳めるか | 3層の素材構造で異臭を発散しない。折りたたみ式で、使わないときに収納しやすい |
| 寸法・容量 | 数値の記載が無い(「大容量」とだけ書かれている) |
| 留める位置 | 後席の背もたれのどこに、どう留めるかの具体的な記載は無い |
選び方の4つに当てはめると、固定のしかたと畳めるかは商品説明に書かれているが、寸法と容量の数値は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。自分で測った背もたれの裏の大きさと照らせないので、届いたら掛ける前に大きさを確かめる。商品名の「マツダ フレア MJ55S MJ95S」に適用という表記は出品者の記載で、マツダの適合表に基づくものではない。価格は変わるので、リンク先で確かめてほしい。
荷室に積みきれないときは屋根も使える
荷室に収まらない物や、車内に積みたくない物は、ルーフキャリアで屋根に積む方法もある。キャリアの方式と選び方は次の記事で扱っている。
よくある質問
MJ95S のフレアにも当てはまる?
2020年1月23日発売の HYBRID XG・HYBRID XS(5AA-MJ95S)は MJ55S とは別の型式で、この記事で挙げた標準の収納は2017年の発表(HYBRID XG・HYBRID XS)で確かめたものだ。そのまま当てはまるとは言えないので、装備の有無は自分の車の取扱説明書で確かめてほしい。測る・分ける・固定する手順も、床下のラゲッジアンダーボックスと後席ドアのアンブレラホルダーを使う所は、その装備があると確かめてから当てはめる。
HYBRID XT にもラゲッジアンダーボックスはある?
確かめられていない。HYBRID XT(4AA-MJ55S)については、マツダの2022年9月と2026年1月の発表にラゲッジ・リヤシート・収納の記述が無い。自分の車の荷室と取扱説明書で見るのが早い。
荷室の寸法は公表されている?
荷室長・荷室幅・荷室高・開口幅とラゲッジアンダーボックスの内寸の数値は、マツダの2017年の発表にも現行モデルの公式ページにも書かれていない。測る場所は手順1の節にまとめてある。
ベビーカーはアンダーボックスに入る?
マツダの2017年の発表では、2017年3月発売の HYBRID XG・HYBRID XS のラゲッジアンダーボックスについて、ベビーカーの立て置きが可能としている。ただし、サイズや形状によっては収納できない場合があるとの注記が付いている。手持ちのベビーカーを実際に立てて確かめるのが確実だ。
まとめ:収納用品を買う前のチェックリスト
- 車検証の型式は MJ55S か(2020年1月23日発売の 5AA-MJ95S は別の型式)
- 2017年3月発売の HYBRID XG・HYBRID XS なら、床下のラゲッジアンダーボックスと後席ドアのアンブレラホルダーを先に使う(HYBRID XT は荷室と取扱説明書で有無を確かめる)
- 荷室の床・アンダーボックス・背もたれの裏を測ってメモしたか
- 床の上に置く物を、留められる収納に入れて固定できるか
- 買う収納用品に寸法の記載があり、測った値と照らせるか
フレア MJ55S の車内まわりの記事もあわせて見てほしい。
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