2代目コペン(LA400K)のタイヤチェーンは、実際に履いているタイヤ側面のサイズ(標準は 165/50R16)を対象サイズに含む製品から選ぶ。そのうえで、車種別の適合とフェンダーまわりのすき間を確かめてから買うのが、失敗しない順番だ。初代(L880K)は、確かめた2007年9月発売のレザーパッケージの標準タイヤが 165/50R15 で2代目とはホイールの大きさが違うので、2代目と同じ製品をそのまま選ばず、タイヤ側面の表示で確かめる。
コペンのチェーンは 165/50R16 が対象サイズに入るかで決まる
ダイハツ公式の諸元では、LA400K の標準タイヤは前後とも 165/50R16 だ。カーメイトの公式の発表では、非金属タイヤチェーン「バイアスロン クイックイージー」の品番 QE4 の対象タイヤサイズの欄に、この 165/50R16 が挙がっている(ほかに 175/60R14・165/60R15 など)。
| 世代 | 型式 | 確かめた標準タイヤ | QE4 の対象サイズの欄 |
|---|---|---|---|
| 2代目(2014年〜) | LA400K | 165/50R16 | 入っている |
| 初代(2002年〜2012年) | L880K | 165/50R15(2007年9月発売のレザーパッケージ) | 挙がっていない |
ただし、サイズが対象に入ることと、コペンに付けられることは別の段階だ。QE4 についてメーカーが挙げる主な適合車種にコペンの名は無いので、型式・年式での適合は買う前に確かめる(詳しくは QE4 の節で書く)。タイヤ側面の表示が標準と同じ 165/50R16 の2代目なら、候補には対象サイズの裏付けがとれた QE4 を挙げる。
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE4(非金属タイヤチェーン)
世代ごとのタイヤサイズを確かめる
LA400K(2014年〜)
ダイハツ公式の諸元では、2014年6月発売のローブと2021年4月発売の GR スポーツは「165/50R16 75V」、2024年12月発売の GR スポーツは「165/50R16」と表記されている。どれも16インチのアルミホイールが標準で、駆動方式は FF だ。2014年6月発売のローブの頁では、販売期間は2014年6月〜2026年8月と記載されている。
初代 L880K(2002年〜2012年)
ダイハツ公式のモデルヒストリーでは、初代の販売期間は2002年6月〜2012年9月。2007年9月発売のレザーパッケージの諸元では、タイヤは前後とも 165/50R15 73V で、15インチのアルミホイールが標準、駆動方式は FF だ。LA400K とはホイールの大きさが違うので、同じチェーンをそのまま使えるとは限らない。ほかのグレード・年式は、次に書くタイヤ側面の表示で確かめる。
タイヤ側面の表示の見方
カーメイトの適合の案内では、チェーンのサイズは純正の諸元ではなく、実際に装着するタイヤの側面の表示で確かめるよう求めている。幅・偏平率・リム径まで同じかを見る。カーメイトは例として「195R15 と 195/65R15 は別のサイズ」と注意している。冬にタイヤを履き替える車は、冬に使うタイヤの表示で選ぶ。
タイヤを替える作業の流れは、次の記事にまとめてある。
金属・非金属・布製の違い
国土交通省は、チェーン規制で使えるタイヤチェーンを3つの種類に分け、自動車用品店などで販売されているものであれば問題ないとしている。金属と非金属の長所・短所と走行速度の目安は、国土交通省 長岡国道事務所の案内による。
| 種類 | 素材 | 長所と短所 | 向く使い方 | 走行速度の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 金属チェーン | 金属製のチェーンやワイヤー(亀甲・ラダー) | 非金属より価格が安く、コンパクトに収納できる | 年に数回の雪道に備える応急用 | 30km以下 |
| 非金属チェーン | ゴムなどの樹脂(ウレタン・ゴム) | 簡単に素早く付けられる。価格は高めで、収納ケースが大きくなる | スキー場へよく行く/乗り心地・振動・音が気になる | 50km以下 |
| 布製カバータイプ | アラミドなどの特殊繊維 | 国の資料では確かめられなかった | 国の資料では確かめられなかった | 製品の説明書に従う |
冬に何度も雪道を走るコペンなら、付けるのが簡単で速い非金属が向く。年に1回あるかないかの備えなら、金属でもよい。速度の数字はあくまで目安で、チェーンを付けても路面がよいときと同じように走れるわけではない。どの種類を選んでも、次の節の確かめ方は同じだ。
コペンで失敗しない確かめ方の順番
買う前に、次の4つを順に確かめる。
- 実際に履いているタイヤ側面のサイズ(LA400K の標準は 165/50R16)が、製品の対象サイズに入っているか
- チェーンメーカーの車種別適合表や問い合わせで、車種・型式・年式で適合を確かめたか
- フェンダーまわりとタイヤ裏側のすき間の条件を満たすか
- 装着できない種類のタイヤではないか
1を満たしても、2と3は別に確かめる必要がある。
フェンダーまわりのすき間
カーメイトの適合の案内では、チェーンを付けていない状態で、タイヤの周りのフェンダーまわりに3cm以上、タイヤの裏側に2cm以上のすき間があるかを確かめる。前輪に付けるときは、ハンドルを左右いっぱいに切った状態でもフェンダーまわりに2cm以上が要る。ABS の付いた車は、ホースやコードが干渉しないかも見る。
車高を下げた車・タイヤやホイールを替えた車
同じ案内では、車高を下げた車はすき間が狭いことが多いので、実車で確かめてから買うよう求めている。また車種別適合表は純正の銘柄のタイヤと純正ホイールの組み合わせが基準で、違う組み合わせではきつかったり、ゆるかったりすることがあるという。ローダウンや社外ホイールのコペンは、適合表だけで決めず、実際のタイヤサイズとすき間で判断する。
装着できないタイヤと付け具合
カーメイトの案内では、バイアスロンはオフロード専用タイヤ(ブロックのすき間が大きいタイヤ)・スパイクタイヤ・ダブルタイヤ・オールテレーンタイヤには装着できない。案内の一覧に記載の無い海外メーカーのタイヤは、適合が確かめられていないとされる。タイヤの銘柄・摩耗の度合い・空気圧・リム幅でも付け具合は変わり、ゆるいと空転しやすい。ホイールキャップは外して付け、タイヤのサイド部の摩耗やホイールの傷が付くことがある点も承知しておく。
LA400K のサイズに合う候補:カーメイト QE4
作りと付け方
カーメイトの公式の製品ページでは、QE4 はトレッドの素材にポリウレタンエラストマーを使い、スパイクピンは超硬材質のマカロニ型。取り付けは3箇所のクイックロック機構で、ジャッキアップは要らない。販売ページの商品説明でも、車の移動もジャッキアップも不要で、3点のロックで締め付ける力を分散させるとしている。スパイクピンの形でアイスバーンへの食い付きを高めたという説明もある。日本製で、商品名にはチェーン規制に適合する非金属チェーンと書かれている。
認定と修理の受付
販売ページの商品説明では、QE4 は一般財団法人日本自動車交通安全用品協会の性能基準を満たした「JASAA 認定品」で、その基準には耐久性能600kmなどが含まれる。耐久性は JASAA の基準の1.5倍(メーカーの自社基準)とうたう。企画・製造・アフターサービスの拠点が国内にあり、修理の受付・補修パーツの販売・電話やメールの問い合わせに対応するとされる。
コペンで買う前に確かめること
QE4 の主な適合車種として、カーメイトの公式の発表はルーミー・フレアクロスオーバー・デリカミニ・ジャスティ・ハスラー・トールを、公式の製品ページはハスラー・ルーミー・パッソ・タンク・キャストを挙げる。販売ページの商品説明の主な適合車種の欄にも、コペンの名は無い。一方で販売ページの商品名には「コペン 等」とあり、商品名と説明の中身が食い違っている。
公式に確かめられるのは、LA400K の標準タイヤサイズが QE4 の対象サイズに入るところまでだ。カーメイトの適合検索で調べるか、公式の製品ページの案内どおり車種名・型式・年式を伝えて問い合わせ、適合を確かめてから買う。販売ページの商品説明も「お買い求めいただく前に必ず車種別適合表から該当する品番を検索ください」と案内している。前の節のすき間の条件も、あわせて実車で確かめておく。
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE4(非金属タイヤチェーン)
初代コペン(L880K)に乗っているなら
初代の2007年9月発売のレザーパッケージの標準タイヤ 165/50R15 は、カーメイトの公式の発表の QE4 の対象タイヤサイズの欄には挙がっていない。初代は QE4 ありきで選ばず、実際に履いているタイヤ側面のサイズから、チェーンメーカーの適合表で品番を探す。すき間の確かめ方は2代目と同じだ。
付けるのは前輪:付ける時機と流れ
付けるのは前輪
国土交通省 長岡国道事務所の案内では、チェーンは必ず駆動輪に付け、FF 車なら前輪に付ける。確かめたダイハツ公式の諸元(LA400K の3つの頁と初代のレザーパッケージ)は、どれも駆動方式が FF なので、コペンで付けるのは前輪だ。カーメイトは指定の装着輪を車の取扱説明書で確かめるよう案内しているので、手元の取扱説明書も見ておく。
付ける時機と場所
同じ事務所の案内では、チェーンは早めに付ける。車体が横滑りしてから付けようとすると、登り坂の途中で付けることになりかねない。対向車がチェーンを付けていたら、この先の道路が凍結していたり雪が積もっていたりすると判断し、近くのチェーン脱着所や広い駐車場などで付ける。
非金属チェーンの付け方の流れ
長岡国道事務所が示す、非金属チェーンの一般的な流れは次のとおり。
- 駆動輪にチェーンをかぶせ、ゴムバンドで仮止めする
- タイヤをゆっくり回し、ゴムバンドを外してチェーンを内側にずらす
- チェーンの内側をつなぎ、外側に戻してタイヤ全体にかぶるようにする
- 2本のゴムバンドを、チェーンの外側のフックに対角線の順に掛ける
- 最後にアタッチメントを全てのフックに掛けて完了
製品ごとに仕組みは違い、QE4 は3箇所のクイックロック機構なので、実際の手順は製品の説明書に従う。
チェーン規制の区間と装着中の走り方
国土交通省の案内では、スタッドレスタイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない車はチェーン規制中に通れない。使えるのは自動車用品店などで販売されているタイヤチェーンで、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプでは通れない。チェーン規制の区間は13区間(直轄国道6区間、高速道路7区間)だ。
装着中は、金属・非金属の節で挙げた速度の目安を超えないように走る。カーメイトは、乾燥路が続く場合はバイアスロンを取り外すよう案内している。また、チェーンを付けるとトラクションコントロールや横滑り防止装置などの機能を損なうことがあるとしている。ダイハツ公式の諸元では、2014年6月発売のローブはトラクションコントロールが標準装備なので、こうした装備のある車ではこの点も頭に置いて運転する。
雪の日は視界の確保も欠かせない。ワイパーの選び方は次の記事にまとめてある。
よくある質問
スタッドレスタイヤならチェーンは要らない?
チェーン規制中の区間を通るなら要る。スタッドレスタイヤだけでは、規制中の区間を通れない。
コペンはどのタイヤに付ける?
前輪だ。確かめた諸元ではどの世代も FF で、駆動輪は前輪にあたる。指定の装着輪は車の取扱説明書で確かめる。
布製でもチェーン規制の区間を通れる?
国土交通省は、布製カバータイプも使えるタイヤチェーンの種類に挙げている。走行速度や耐久性は、製品の説明書で確かめる。
初代コペンでも QE4 は使える?
確かめた2007年9月発売のレザーパッケージの 165/50R15 は、QE4 の対象サイズの欄に無い。使えるかどうかは、タイヤ側面のサイズからチェーンメーカーの適合表で確かめる。
チェーンを付けたら何キロまで出せる?
国土交通省 長岡国道事務所の目安は、金属製が30km以下、非金属製が50km以下だ。製品ごとの決まりは、その製品の説明書に従う。
まとめ:候補を1つに絞ってから適合を確かめる
LA400K で、タイヤ側面の表示が標準と同じ 165/50R16 なら、まずこのサイズを対象に含む QE4 を候補に絞る。そのうえでカーメイトの適合検索か問い合わせで型式・年式の適合を確かめ、フェンダーまわりのすき間を実車で見てから買う。初代は、確かめた2007年9月発売のレザーパッケージではタイヤサイズが違ったので、実際に履いているタイヤ側面の表示から品番を探す。チェーン規制中は、スタッドレスタイヤだけでは規制の区間を通れないので、雪道を走る予定があるなら冬の前に用意しておく。
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE4(非金属タイヤチェーン)
雪の日の車内や足まわりの手入れも気になるなら、次の記事も参考にしてほしい。
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