2シリーズ グラン クーペのサンシェードを探すと、販売ページに「F44 2019年10月〜現行」と書かれた商品が多く出てくる。ところが2025年には第2世代の F74 が出ているので、この「現行」を新型まで含む意味に読むと、自分の車に合わない物を選びかねない。F44 に乗っているなら、F44 の記載がある傘型のフロント用サンシェードを選び、ダッシュボードの照り返し対策として使えばよい。
F44 に選ぶなら F44 の記載がある傘型のフロント用
先に答えを言うと、F44 には次の傘型サンシェードを勧める。販売ページの商品名に「2シリーズ グランクーペ F44 2019年10月〜現行」と適用の記載があり、10本骨の傘型で、ルームミラーの付け根を避ける開き口と収納ポーチが付く作りだ。
2シリーズ グランクーペ F44用 傘型サンシェード(10本骨・ミラー開き口・収納ポーチ付き)
この商品に F74(2025年からの第2世代)の記載は無いので、F74 に乗っている人は対象外だ。 比べる観点と、この商品の販売ページの記載を先に並べておく。
| 比べる観点 | 確かめること | おすすめ品の販売ページの記載 |
|---|---|---|
| 適用 | 型式 F44 と年式の記載 | 「F44 2019年10月〜現行」・F74 の記載なし |
| 形 | 付け外しの手間 | 傘型・10本骨・折り畳み式 |
| ミラーまわり | 付け根を避ける切れ目 | 上部中央の切れ目(バックミラー開き口) |
| しまい方 | 収納袋の有無 | 収納ポーチ付き |
| 遮熱面 | 外側の面と層の作り | 層の数・UVカット率の記載が食い違う |
まず自分の車が F44 か F74 かを確かめる
BMW の日本法人は2019年10月31日に、初代の2シリーズ グラン クーペを発表した。これがこの記事で扱う F44 で、プレミアム・コンパクト・セグメントにおける BMW 初の4ドア・クーペとされ、納車は2020年4月以降の予定だった。発表時のグレードは 218i グラン クーペ、218i グラン クーペ Play、218i グラン クーペ M Sport、M235i xDrive グラン クーペの4つだ。
その後、2025年3月5日に全面改良した新型が発表された。発表では第2世代モデルとされ、型式名は F74。F44 は初代で、今の新しい世代は F74 だ。
ここで気をつけたいのが、商品名の「現行」の字だ。おすすめの傘型サンシェードも、販売ページの商品名・商品説明とも「F44 2019年10月〜現行」とだけ書き、F74 の記載はどちらにも無い。「現行」を F74 まで含む意味には取らない。適用の記載は型式と年式だけなので、グレードで分けた記載も無い。
自分の車が F44 か F74 か迷うときは、買った販売店に世代を聞くのが早い。
サンシェードで抑えられる暑さと抑えられない暑さ
JAF のユーザーテストでは、2012年8月22日・23日、気温35度の日に正午から4時間、ミニバン5台の温度を測った。対策なしの2台と、サンシェードを付けた車の値は次のとおりだ。
| 車の条件 | ダッシュボードの最高温度 | 車内の最高温度 |
|---|---|---|
| 対策なし(黒い車) | 79℃ | 57℃ |
| 対策なし(白い車) | 74℃ | 52℃ |
| サンシェードを付けた車 | 52℃ | 50℃ |
ダッシュボードの温度ははっきり下がったが、車内の最高温度は対策なしの車との差が小さい。同じテストは、サンシェードの対策や窓を開ける対策をしていても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内の温度の上がりは防げない、と結論づけている。
サンシェードはダッシュボードの照り返しには大きく効くが、車内の暑さそのものは防げない。 なお、このテストはミニバンで測った値で、F44 で測ったものではない。数値をそのまま F44 に当てはめず、傾向として読んでほしい。
F44 用サンシェードの選び方
専用品と汎用品
車種専用品は、商品名や商品説明に型式(F44)と年式の記載があるかを見る。汎用品はフロントガラスの大きさを自分で測り、サイズが合うかを確かめる必要がある。測る手間を省きたいなら、F44 の記載がある専用品から選ぶのが早い。
形の違い
傘型は開いて立てるだけで、閉じると細長く小さくまとまる。板状を折りたたむタイプは広げて立てかけ、吸盤や貼り付けで留めるタイプもある。前だけでなく横や後ろの窓まで覆うセット品は、車中泊や仮眠の目隠しを兼ねたい人向けだ。毎日の駐車で付け外しを繰り返すなら、手間の少ない傘型を選ぶ。
ミラーまわりの切れ目
ルームミラーの付け根のまわりには、後から付けたドラレコなどが並ぶことが多い。そこを避ける切れ目や開き口があるかで、付けやすさとドラレコの写りが変わる。ドラレコを付けている人ほど、この観点を先に見たい。
しまう場所
使わないときに収納袋に入るか、車内のどこに置くかを決めておけるかを見る。走行中に足元や視界のじゃまにならない場所へしまえることが大事だ。
遮熱面の記載
外側に日差しを返す面があるか、素材の層の作りがどう書かれているかも比べる。ただし層の数や UVカット率は出品者の記載で、同じ販売ページの中でも食い違うことがある。数字の大きさだけで選ばない。
おすすめの傘型サンシェードの中身
2シリーズ グランクーペ F44用 傘型サンシェード(10本骨・ミラー開き口・収納ポーチ付き)
作りと取り付け方
販売ページの商品名では「傘型パラソル」「10本骨」「折り畳み式」「バックミラー開き口」「収納ポーチ付き」とされ、サイズの欄は「2系 F44」だ。商品説明では、従来の貼り付けのタイプとは違う傘型の作りで、傘を開いてフロントガラスの前に立てるだけで使え、面倒な取り付け作業は無いと書かれている。
商品説明はさらに、直射日光がダッシュボードに当たるのを防ぐことで、車内の温度の上がりを抑えてエアコンの効きをよくし、シートなど内装の劣化を防ぐ、とする。これも出品者の記載で、前の節の JAF の値から見ても、照り返し対策として受け止めるのが妥当だ。
層の数とUVカット率の記載
素材の層の数と UVカット率は、販売ページの中で記載が食い違っている。
- 商品名: 「10層断熱素材」
- 商品説明の見出し: 「11層素材・99.9%UVカット」
- 商品説明の本文: 「11層のナノ高分子断熱材」「外側はチタンシルバーコーティング」「紫外線カット率が99.99%」
どの値が正しいかは販売ページからは決められない。層の数や UVカット率は出品者の記載として受け止め、選ぶ決め手にはしない。
ミラーの開き口としまい方
商品説明では、傘の上部の中央に切れ目があり、バックミラーやドラレコに干渉せず、駐車中もドラレコは正常に撮影できる、と書かれている。ただしドラレコの取り付け位置や本体の大きさは車ごとに違う。ルームミラーの付け根まわりに付けた物が切れ目の範囲に収まるかは、自分の F44 で開いて確かめる。
使わないときは閉じて収納バッグに入れ、ドアのサイドポケットやグローブボックスなどにもしまえる、と商品説明にある。ただ、F44 のドアポケットやグローブボックスに入るかどうかの記載は無いので、置き場所は届いてから決めるつもりでいたほうがよい。F74 の記載が無い点は先に書いたとおりだ。
F44 で傘型を使うときの手順と注意
- 車内で傘をゆっくり開く。骨の先や軸がルームミラー、ドラレコ、ナビの画面に当たらないようにする。
- 上部の切れ目をルームミラーの付け根に合わせ、フロントガラスに沿わせて立てる。
- 走り出す前に必ず外す。たたむときも内装に当てないようにして、収納袋に入れる。
- 視界やペダルのじゃまにならない場所へしまう。
サンシェードは駐車中に使う物で、前が見えない状態で走らない。
ルームミラーの付け根まわりにドラレコを付けている人や、これから付ける人は、同じ2シリーズの取り付けの記事で配線や電源の考え方を見ておくと、切れ目との位置関係も考えやすい。
仮眠や車中泊の目隠しに使えるか
販売ページの商品説明では、駐車中の日よけのほか、車中泊や仮眠のときのプライバシーの保護、車内を見えにくくする防犯の対策にも使える、と書かれている。ただ、フロント用のサンシェードが覆うのは前の窓だけだ。仮眠や車中泊で外からの目線を遮りたいなら、横や後ろの窓を覆う物を別に用意する。
ほかの2シリーズのサンシェードとドラレコの記事
同じ2シリーズの名を持つ車のサンシェード選びと、ドラレコの取り付け、装備の記事をまとめた。ミラーの付け根まわりにドラレコを付けるなら、サンシェードの切れ目とどう並ぶかも頭に置いて読むとよい。
よくある質問
F74 にも使える?
この商品の適用の記載は F44 だけで、F74 の記載は無い。F74 に乗っているなら、F74 の記載がある品を探す。
ドラレコと当たらない?
出品者は、上部中央の切れ目でドラレコに干渉しないと書いている。収まるかどうかはドラレコの位置と大きさしだいなので、届いたら駐車した状態で一度開いてみる。
付けたまま走っていい?
走ってはいけない。前の窓をふさぐ物なので、走り出す前に外してしまう。
サンシェードがあれば車内に残しても平気?
平気ではない。JAF のテストは、サンシェードを付けても車内の温度の上がりは防げないと結論づけている。子どもやペットを車内に残さない。
まとめ
F44 のサンシェードは、まず F44 の記載がある傘型のフロント用1点に候補を絞り、そのうえで販売ページの適用の記載と自分の車の世代を照らし合わせてから買う。「現行」の字を F74 込みと読まないことが、選び間違いを防ぐ近道だ。
2シリーズ グランクーペ F44用 傘型サンシェード(10本骨・ミラー開き口・収納ポーチ付き)
効き目はダッシュボードの照り返しを抑えるところにあり、車内の暑さの危険まで消えるわけではない。 その前提で、毎日の駐車の付け外しが苦にならない形を選べばよい。
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