夜にコペンの車内で小物を探そうとルームランプを点けたときや、洗車のついでにナンバーのまわりを見たとき、電球を LED に替えてみたくなることがある。どこを替えられるかは、2代目の LA400K か初代の L880K かで分かれる。電球メーカーの適合表で見ると、LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)はロービームやテールがもともと LED なので、自分で替えるのはルームランプとナンバー灯の2か所が中心になる。L880K もこの2か所は電球式で、差し替えで LED にできる。
コペンで LED に替えるのはルームランプとナンバー灯
電球メーカー(日星工業)の車種別電球適合表では、LA400K のローブ・エクスプレイ・セロのどの欄でも、ヘッドライトのロービーム、ポジション(車幅灯)、テール&ストップランプ、ハイマウントストップランプが「LED」と記載されている。セロはハイビームも LED だ。これらは純正で LED なので、電球を差し替える LED 化の対象にならない。
電球のまま残っていて、差し替えで LED にできるのはルームランプ(T10×31)とナンバー灯(T10)が中心になる。L880K も同じ適合表で、ルームランプが T10×31、ナンバー灯が T10 だ。ルームランプの長さは、次の節のとおり現車で確かめてから買う。
適合表の記載を型式ごとに並べると次のとおり。ルームランプのミドルとリアの欄は、どちらの型式も「-」になっている。
| 場所 | LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ) | L880K |
|---|---|---|
| ルームランプ(フロント) | T10×31 | T10×31 |
| ナンバー灯 | T10 | T10 |
| ポジション(車幅灯) | LED | T10 |
| ロービーム | LED | H1 または HID(D2S) |
| テール&ストップ | LED | S25 ダブル |
| ハイマウントストップ | LED | LED |
| バックランプ | T16 | T20 シングル |
ほかの灯火の規格まで一覧で見たいときは、
にまとめてある。
型式とグレードで電球の規格を確かめる
L880K と LA400K の見分け方
中古車情報サイト(ガリバー)のカタログでは、初代 L880K の販売期間を2002年6月〜2012年9月、2代目 LA400K を2014年6月〜2026年8月としている。2代目は2014年6月にローブ、同年11月にエクスプレイが発売された。手元の車がどちらかは、車検証の型式の欄を見れば分かる。
なお、電球メーカーの適合表にあるコペンの欄は LA400K のローブ・エクスプレイ・セロと L880K だけで、GR SPORT の欄は無い。GR SPORT の電球の規格はこの適合表では確かめられないので、GR SPORT に乗っているなら、外した電球を見てから LED を選ぶ。
ルームランプは T10×31 か、長さを確かめる
LA400K のフロントルームランプは、電球メーカーの適合表では T10×31 だが、カー用品店(オートバックス稲城店)の LA400K ローブの作業事例には「T10x28 が入っていた」と書かれている。長さの表記が出典で分かれるので、LED を買う前にレンズを外し、今付いている電球の長さを確かめる。
LED の専門店も、同じ型式でも特別仕様車やオプションなどの条件で記載と異なる場合があるとして、買う前に車に付いている電球の形状(規格)を確かめるよう案内している。外した電球をカー用品店に持って行き、店員に見せて対応品を選ぶ方法もある。
T10 と T10×31 は形が違う
LED の専門店の商品名では、ルームランプ用の T10×31 を「フェストンバルブ」、ナンバー灯用の T10 を「ウェッジシングル」と表記している。同じ「T10」の字が付いても形が違い、形の種類が違う電球には互換性が無い。規格の名前だけで選ばず、形も外した電球と見比べる。
用意する物と作業前の準備
用意するのは、交換する LED とマイナスドライバー、マスキングテープ。カー用品店の作業事例によると、LA400K の車載の取扱説明書には電球やテールレンズの外し方が載っているので、作業の前に電球交換の項を読んでおく。
作業はランプを消した状態で行い、点灯していた電球は冷めるのを待ってから触る。ルームランプのレンズを外すときは、天井のパネル側にも傷が入るおそれがあるので、マスキングテープで養生しておく。カバーを強引に外すと、固定用の爪が折れたりカバーが割れたりすることがある。引っかかって外れないときは、力を足す前に差し込む位置を見直す。
LA400K のルームランプを LED に替える
レンズを外す
カー用品店の作業事例では、レンズのくぼみにマイナスドライバーなどを差し込み、回して外している。差し込む前に、天井のパネル側をマスキングテープで養生しておく。
電球を LED に差し替える
中の電球を外し、LED に差し替える。外した電球は、LED が合わなかったときに戻せるよう取っておく。
点灯を確かめてレンズを戻す
レンズを戻す前にルームランプを点けて、点灯するかを確かめる。LED には極性(プラスとマイナス)を持つものがあり、点かないときは差し込む向きを逆にして付け直す。無極性をうたい、向きを気にせず付けられる LED もある。レンズを戻す前に確かめておけば、外し直さずに向きを変えられる。点いたらレンズを戻し、養生のテープを剥がす。
LA400K のナンバー灯を LED に替える
道路運送車両の保安基準(第36条)では、自動車の後面に番号灯(ナンバー灯)を備えることと、番号灯が灯光の色・明るさなどについて告示で定める基準に適合するものであることが定められている。そこでこの記事で紹介するナンバー灯の LED は、ホワイト発光で車検対応をうたう品に限った。色付きの LED が基準を満たすかは、ここでは確かめていない。
カバーをスライドして外す
カー用品店の作業事例では、LA400K のナンバー灯はカバーを横にスライドすると外れた。事例の記述に工具は出てこない。
LED を差し込んで点灯を確かめる
電球を抜いて LED を差し込み、カバーを戻す前にナンバー灯を点けて点灯を確かめる。点かなければ向きを逆にして差し直す。点いたら、カバーをスライドして戻す。
初代 L880K で替えるときの違い
同じ適合表の L880K の欄では、ルームランプ(フロント)が T10×31、ナンバー灯が T10 で、この2か所は LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)と同じ規格の名前だ。違うのは、ポジション(車幅灯)も T10 の電球式であることと、バックランプが T20 シングルで、LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)の T16 と規格が違うこと。L880K 用の LED は、L880K の欄の規格で選ぶ。ハイマウントストップランプは L880K も LED で、ロービーム(H1 または HID)はここでは扱わない。
この記事で参照した作業事例は LA400K のものなので、L880K のレンズやカバーの外し方は、取扱説明書や LED に付く説明を見てから作業する。付けた LED が点かないときに向きを逆にするのは L880K でも同じだ。ルームランプには L880K 用の品があり、次の節で紹介する。
ルームランプ用 LED の選び方と候補
純正球交換型とパネルタイプ
ルームランプの LED には、純正の電球と差し替える「純正球交換型」と、レンズの中に板状の LED を入れる「パネルタイプ」がある(商品名とカー用品店の作業事例の表記)。差し替えだけで済むのは純正球交換型で、この記事の手順で付けるならこちらを選ぶ。
LA400K 用
イネックスの「LA400K コペン[H26.6-]純正球交換型 極LEDルームランプ【1点セット】」は、商品名で LA400K コペン(平成26年6月〜)向けの純正球交換型・1点セットとしている。販売ページの商品説明では、交換だけで取り付けられる純正交換型の LED ルームランプで、純正には無いホワイト発光としている。適合表でフロントの1か所だけに規格がある LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)なら、1点セットで数が合う。
イネックス LA400K コペン用 純正球交換型 LEDルームランプ(1点セット)
L880K 用
イネックスの「L880K コペン[H14.5-H24.9]純正球交換型 極LEDルームランプ【1点セット】」は、商品名で L880K コペン(平成14年5月〜平成24年9月)向けの純正球交換型・1点セットとしている。販売ページの商品説明は LA400K 用と同じく、交換だけで取り付けられる純正交換型で、ホワイト発光としている。
イネックス L880K コペン用 純正球交換型 LEDルームランプ(1点セット)
ナンバー灯やほかの灯火も含めて規格ごとに候補を見たいときは、
も参考になる。
ナンバー灯用 LED の選び方と候補
比べる基準
ナンバー灯の LED は、ホワイト発光か、車検対応をうたうか、明るさ(ルーメン)、保証の期間、取付説明書が付くかで比べる。車に付いているナンバー灯の数は、カバーを外すときに現車で数えて、買う個数を決める。
彩LED工房 コペン LA400K 専用ナンバー灯(6発タイプ)
販売ページの商品説明では、日亜化学製の LED を6発使った T10 の1個で、取付説明書が付く。LA400K(Cero・XPLAY・Robe・GRスポーツ)に適合するとし、画像は汎用タイプだが形状は車種別に専用設計としている。日本製・純白 6500K・180LM・3年保証・純正球との交換タイプで、車検対応をうたう。GR SPORT は電球メーカーの適合表に欄が無く、GR SPORT への適合はこの出品者の記載による。保証の長さと取付説明書を重く見るならこちらを選ぶ。
彩LED工房 コペン LA400K専用 LEDナンバー灯 T10(日亜化学製LED 6発)
LA400K コペン LED ナンバー灯 T10 200lm
販売ページの商品説明では、3014型 SMD をバルブのトップに6発・外周に18発の計24発、全光束200ルーメン、全長24mm(T10型のハロゲン球と同等サイズ)、9mm 幅のウェッジソケットとしている。同じ商品説明は、純正でハロゲン球を使っている車両に取り付けでき、純正で LED の場合は取り付けできないとしている。ライトやリフレクターの形状で光の見え方や広がり方が異なること、車検対応を基準に設計しているが検査官の主観でまれに不適合となるため純正のハロゲン球の保管を勧めることも書かれている。この品の保証と取付説明書の有無は、ここでは確かめていない。寸法やソケットの幅を見比べて選びたいならこちらで、その場合は外した純正のハロゲン球を捨てずに取っておく。
LA400K コペン用 LEDナンバー灯 T10 200lm ホワイト(1個入り)
バックランプ・フォグ・ウインカーは手間が変わる
同じ適合表で、LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)にはルームランプとナンバー灯のほかにも電球式の所がある。バックランプは T16、フォグランプは H8、ハイビームはローブとエクスプレイが H9(セロは LED)、前後のウインカーは T20 ピンチ部違い(アンバー)。ただし、作業の手間はこの記事の2か所とは違う。
- フォグランプ: ボンネットの中からは手が届かず、タイヤハウスのカバーを外して外側から作業する。カー用品店の作業事例では、純正のハロゲンと同じ要領で交換でき、配線の作業は要らなかった。
- 前後のウインカー: コペン(LA400K)向けのウインカー用 LED には、ハイフラ防止抵抗器が別売の品や、ハイフラキャンセラー内蔵の品がある。作業事例では、キャンセラー内蔵品は全長が長くそのままでは入らず、配線の固定を外して収めた。リアのテールレンズは、上部のプラスチックリベットと左下のボルトを外し、固定部3か所から引き上げて外す。
- サイドのウインカー: 適合表では「ASSY」(ユニットごと)。作業事例でも、サイドマーカーはコネクター一体型のため交換しなかった。
これらは、この記事の手順の外として扱う。取りかかるなら、取扱説明書と対策品の説明を読んでから別に段取りを組む。
よくある質問
LA400K のヘッドライトは LED バルブに替えられる?
電球メーカーの適合表では、LA400K のローブ・エクスプレイ・セロのどの欄でもロービームは「LED」と記載されており、純正で LED なので電球を差し替える LED 化の対象にならない。ハイビームはセロが LED、ローブとエクスプレイは H9 で、H9 を LED に替える手順はここでは扱っていない。
LED に替えたのに点かないときは?
差し込む向きを逆にして付け直す。極性のある LED は、向きが逆だと点かない。レンズやカバーを戻す前に点灯を確かめておけば、外し直さずに済む。
ナンバー灯を LED にしても車検は大丈夫?
車検対応をうたう品でも、必ず通るとは言えない。番号灯は保安基準で灯光の色・明るさなどの基準が定められた灯火で、200lm の品の販売ページ自身が、検査官の主観でまれに不適合となる場合があるとしている。色付きの LED が基準を満たすかは確かめていない。
ルームランプはいくつ替える?
電球メーカーの適合表では、LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)と L880K のどちらも、ルームランプはフロントの欄だけに規格があり、ミドルとリアの欄は「-」。替えるのはフロントの1か所だ。LA400K は長さの表記が出典で分かれるので、今の電球の長さを確かめてから買う。
まとめ:まず型式を確かめてから2か所を替える
まず車検証で型式と初度登録年月を確かめる。LA400K(ローブ・エクスプレイ・セロ)で替えるのは、ルームランプ(適合表では T10×31)とナンバー灯(T10)が中心になる。L880K も、この2か所は同じ規格の名前だ。
- 買う前にレンズを外し、今の電球の規格と長さを確かめる(LA400K のルームランプは長さの表記が出典で分かれる)
- レンズやカバーは、点灯を確かめてから戻す
- ナンバー灯は、ホワイト発光で車検対応をうたう品から選ぶ
LED のほかにも自分で手を入れるなら、
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