BMW2シリーズ グランツアラー(F46)のサンシェードは、覆いたい窓によって選ぶ物が変わる。夏の駐車でダッシュボードの熱を抑えたいならフロントガラス用、車中泊や着替えの目隠しが目的ならサイドの窓用だ。サイドの窓用はさらに、自分の車の窓の幅と、窓枠に磁石が付くかどうかで使えるかが分かれる。まず目的がどちらかを決め、サイド用を考えるなら窓枠の確かめ方まで読んでから選んでほしい。
F46に選ぶなら前は傘型、横はマグネット式4枚
販売中の候補から選ぶなら、フロントガラスには商品名にF46のサイズ表記がある傘型、サイドの窓には前後4枚をマグネットで覆うセットが候補になる。前の傘型は、販売ページの商品名と商品説明に「2シリーズ グランツアラー F46 2015年6月〜現行」に適用と書かれ、サイズの表記は「2系 F46」だ。ただしこれは出品者の記載で、BMWの適合表で確かめた値ではない。
横のマグネット式は、出品者自身が汎用品で、商品名の車種名は適合の保証ではないと明記している。窓の幅を測り、窓枠に磁石が付くかを確かめてから買う物だと考えておく。
| 候補 | 覆う窓 | 取り付け方 | 商品名の車種表記 | 買う前に確かめること |
|---|---|---|---|---|
| 傘型フロントサンシェード(B0D4M3G32C) | フロントガラス | 開いて内側に広げる | 2シリーズ グランツアラー F46(サイズ表記「2系 F46」) | サイズ表記が「2系 F46」か |
| マグネット式サイド4枚(B0H2XYRMGH) | 前後のサイドガラス | 窓枠に磁石で吸着 | F46 グランツアラーだけ | 窓の幅・窓枠が鉄製か |
| マグネット式サイド4枚(B0H2XTD5CK) | 前後のサイドガラス | 窓枠に磁石で吸着 | F45とF46を併記 | 窓の幅・窓枠が鉄製か |
F46は横の窓が並ぶ7人乗りのMPV
発表時の報道によると、F46は日本では2015年6月6日に発売された。BMWとして初めて3列シートを採用したMPVで、2×3×2人分のシートで7人乗りだ。2列目は40:20:40の3分割式、3列目は50:50分割式で、2列目と3列目を前に倒したフルラゲッジ状態の荷室容量は1820Lとされている。
同じ報道は、スライド式電動ルーフ・ライナーを持ち、スライドとチルトアップができる電動パノラマ・ガラス・サンルーフも紹介している。ただし標準装備かオプションかはこの報道の範囲では確かめられていないので、付いているかは自分の車で確かめてほしい。3列分の座席に沿って横の窓が並ぶ車なので、サンシェードは前と横を分けて考えると選びやすい。
F46のサンシェードの選び方
どの窓を覆うか
フロントガラスの日差しよけで、ダッシュボードとハンドル周りの熱を抑えたいならフロント用を選ぶ。車中泊・着替え・授乳の目隠しや、横から入る日差しよけが目的ならサイドの窓用になる。両方が目的なら、組み合わせればよい。
取り付け方
傘型は開いてフロントガラスの内側に広げるだけで使える。マグネット式は窓枠に吸着させる仕組みなので、窓枠が鉄製であることが前提になる。
合うかの確かめ方
車種のサイズ表記がある商品は、F46向けの表記を選ぶ。汎用品は、出品者が示す寸法と自分の車の窓の幅を比べる。商品名に車種名が入っていても、汎用品ではそれが適合の保証にはならない。
しまいやすさ
サンシェードは停めるたびに付け外しする物なので、折り畳めるか、収納袋があるか、車内のどこにしまえるかを見ておく。しまう場所が決まらない物は、結局使わなくなる。
フロントガラス用は「2系 F46」表記の傘型
販売ページの商品説明では、この傘型は開いてフロントガラスの内側に広げるだけで使う。上部中央に切れ目があり、バックミラーやドライブレコーダーに干渉しないと書かれている。商品名には「10本骨」とあり、折り畳み式で収納ポーチ付き、閉じればドアのサイドポケットやグローブボックスにもしまえるという。用途は、直射日光がダッシュボードに当たるのを防ぎ、内装の劣化を防ぐことだ。
買うときは、サイズの表記が「2系 F46」になっているかを確かめる。
気をつけたいのは、断熱素材の層の数が商品名では「10層」、商品説明の箇条書きでは「11層」と食い違っていることだ。UVカット率も、箇条書きの見出しは「99.9%」、本文は「99.99%」で揃っていない。どちらが正しいかは確かめられていないので、層の数やUVカット率の数字で他の商品と比べる選び方はしないほうがよい。この商品を選ぶ理由は、F46のサイズ表記があることと、傘型の付け外しの手軽さに置く。
傘型フロントサンシェード 2シリーズ グランツアラー F46用サイズ(MegaDefend)
サイドの窓用はマグネット式の4枚セット
4枚の仕組みと寸法
販売ページの商品説明では、このセットはフロントとリアのサイドガラスを同時に覆う4枚組だ。フロント用に12個、リア用に14個のマグネットを内蔵し(リア上部は大型マグネット)、窓枠の金属部分に近づけると吸着するので吸盤の跡が残らないとある。素材はナノブラックテープとポリエステルで、車中泊・キャンプ・仮眠・着替え・授乳のときの目隠しと、紫外線や日差しで内装が傷むのを防ぐ用途が挙げられている。12ヶ月の保証(サポート)付きとも書かれている。
| 部位 | 形 | 寸法(出品者の記載) |
|---|---|---|
| フロント用 | 窓の形に合わせた形 | 斜辺約88cm×底辺約78cm×高さ約48cm |
| リア用 | 四角形 | 底辺約77cm×高さ約48cm |
窓の幅が約77〜84cmの車に合わせやすいサイズとされ、汎用タイプなので窓ガラス全体を隙間なく覆えない場合があるとも書かれている。
汎用品なので窓枠の素材から確かめる
商品説明の箇条書きは、この商品が汎用品で特定の車種専用に設計した物ではないこと、商品名の車種名は検索のためのキーワードでその車種への完全な適合を保証しないことを明記し、買う前に自分で窓のサイズを測って確かめるよう求めている。
マグネットが付くのは鉄製の窓枠だけで、アルミ・プラスチック・カーボンファイバーの窓枠や、フレームレスドアの車には吸着しないともある。F46の窓枠に磁石が付くかは、この記事の調べでは確かめていない。確かめ方は後の手順で触れる。
2つの出品の違い
サイド用は2つの出品がある。B0H2XYRMGH は商品名の車種がF46のグランツアラーだけ、B0H2XTD5CK はアクティブツアラー(F45)とグランツアラー(F46)を併記している。ただし商品説明の箇条書きの字は同じで、どちらも4枚セットのマグネット式だ。
F45と併記されていても、F45とF46の窓の寸法が同じかはこの調べでは確かめていない。迷ったら、F46だけを商品名に書いた B0H2XYRMGH を選べばよい。説明が同じなので、どちらを選んでも確かめることは変わらない。
マグネット式サイドサンシェード 4枚セット(F46表記・汎用品)
マグネット式サイドサンシェード 4枚セット(F45・F46併記・汎用品)
前と横を組み合わせるときの考え方
F46で前と横をまとめて覆いたいなら、フロントガラス用の傘型と、サイドの窓用のマグネット式4枚を組み合わせる。前はダッシュボードとハンドル周りの熱を抑え、横は停めている間の日よけと目隠しを受け持つので、役割が重ならない。
一方で、サイド用の4枚は前後のサイドガラス用で、フロントガラスやリアガラス用の記載は無い。今回の販売中の候補には、リアガラス用の商品が無い。後ろの窓まで覆いたい人は、別に探す必要がある。
ほかの2シリーズのサンシェードは次の記事で扱っている。どちらも型の違う車の記事なので、そこで紹介している商品がF46に合うとは考えないでほしい。
サイド用を買う前に確かめる3つの手順
手順1:前後のドアの窓の幅を測る
メジャーで前後のドアの窓の幅を測り、出品者が示す約77〜84cmの範囲に入るかを見る。高さも約48cmと見比べておく。
手順2:窓枠に磁石を当てる
冷蔵庫用のマグネットなど手持ちの磁石を窓枠に当て、くっつくかを試す。付かなければ、マグネット式は使えない。
手順3:覆いたい窓の数を数える
4枚セットは前後のサイドガラス用なので、それ以外の窓も覆いたいなら別に用意が要る。
サンシェードで下がるのはダッシュボードの熱
JAFのユーザーテストでは、2012年8月22日・23日、気温35度の日に正午から4時間、条件の違うミニバン5台の温度を測っている。主な結果は次のとおり。
| 車の条件 | 車内の最高温度 | ダッシュボードの最高温度 |
|---|---|---|
| サンシェードを付けた車 | 50℃ | 52℃ |
| 対策なしの黒い車 | 57℃ | 79℃ |
| 対策なしの白い車 | 52℃ | 74℃ |
サンシェードはダッシュボードの温度を大きく抑えた一方、車内の気温の差は小さかった。試験車はミニバンでF46で測った値ではないが、サンシェードの役割を知るには十分だ。ダッシュボードやハンドルが熱くなりすぎるのを防ぐ物で、車内を涼しく保つ物ではないと考えておく。
JAFは同じテストの結果として、サンシェードや窓開けの対策をしても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇は防げないとしている。サンシェードを付けていても、子どもやペットを車内に残してはいけない。
停めている間に使う:走行中の注意と車中泊
サイドの窓用のシェードは、停めているときの日よけと目隠しとして使う。走行中は運転席と助手席の窓から外し、視界をふさがない。
停めている間なら、マグネット式の4枚は車中泊や仮眠、着替え、授乳の目隠しになる。車中泊まで考えているなら、BMWの車で車中泊をするときの準備をまとめた次の記事も参考になる。
よくある質問
F45とF46を併記した商品はF46に使える?
使えるとは言い切れない。出品者は汎用品で車種への適合を保証しないとしており、F45と同じ物がF46に合うという根拠も無い。F46の窓を自分で測って判断する。
F46の窓枠にマグネットは付く?
この記事の調べでは確かめていない。マグネット式は鉄製の窓枠にだけ付くので、買う前に手持ちの磁石を窓枠に当てて試してほしい。
サンシェードを付ければ車内に子どもやペットを残しても大丈夫?
大丈夫ではない。JAFのテストでは、サンシェードを付けた車でも車内は人や動物が耐えられない温度になった。サンシェードの有無にかかわらず、子どもやペットを車内に残さない。
リアガラスも覆える?
今回の候補では覆えない。傘型はフロントガラス用、マグネット式の4枚は前後のサイドガラス用で、リアガラス用の商品は候補に入っていない。
まとめ:買う前のチェックリスト
- フロント用は、サイズの表記が「2系 F46」の傘型を選ぶ
- サイド用は、前後のドアの窓の幅が出品者の示す範囲に入るかを測る
- サイド用は、窓枠に磁石が付くかを手持ちの磁石で試す
- サイド用は汎用品なので、商品名のF46表記を適合の保証と考えない
- リアガラスまで覆いたいなら、別の商品を探す
傘型フロントサンシェード 2シリーズ グランツアラー F46用サイズ(MegaDefend)
マグネット式サイドサンシェード 4枚セット(F46表記・汎用品)
2シリーズの別の型のパーツ選びは、次の記事も参考になる。
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