BMW X7(G07)のサンシェードは、窓全部を覆いたいなら chingozu のフルセット、フロントガラスだけでよければ BIBIBO・ruiya・NBVNBV の3つから年式の表記と取り付け方で選べばよい。この記事で比べる4商品のうち、フロントガラス以外の窓も覆うフルセットは chingozu の SN063 だけで、残りのフロント用は年式の表記で分かれるからだ。なお、BIBIBO は X7 専用ではなく X5・X6・X7 の3車種向けの商品で、2022年〜とだけ書かれた NBVNBV は、2019年〜2022年の改良前の車で合うかは分からない。
X7 G07 用サンシェード4商品の選び分け
4商品を覆う範囲と年式の表記で分けると、次のようになる。
- 窓全部を覆いたい: chingozu の SN063。4商品のうち、フロントガラス以外の窓も覆うフルセットとして売られているのはこれだけだ
- フロントだけでよく、改良前(2019年〜)の車: 2019年〜と書かれた BIBIBO か ruiya
- フロントだけでよく、2022年11月の改良後の車: BIBIBO・ruiya・NBVNBV の3つから、取り付け方と収納袋の有無で選ぶ
BIBIBO・ruiya・NBVNBV の3つは、商品名でフロントガラス用またはフロント用としている。NBVNBV は年式を2022年〜とだけ書いているので、改良前の車に乗っている人は先に BIBIBO と ruiya を見るのが早い。
4商品の比較表
表の中身は、どれも Amazon の販売ページの商品名と商品説明(出品者の記載)による。記載が無い項目は「記載なし」とした。
| 項目 | chingozu SN063 | BIBIBO | ruiya | NBVNBV |
|---|---|---|---|---|
| 覆う範囲 | フルセット(8P) | フロントガラス | フロントガラス | フロント |
| 年式の表記 | 2019年〜 | 2019年〜現行 | 2019年〜現行 | 2022年〜 |
| 対象の車種 | X7 G07 | X5・X6・X7 | X7 G07 | X7 G07 |
| 取り付け方 | 窓の隙間に差し込む | サンバイザーに挟む | ガラスに押し当ててサンバイザーで挟む | 記載なし |
| 形式の書き方 | 記載なし | 商品名はパラソル・説明はワイヤタイプ | 商品名はパラソル・説明はワイヤタイプ | 折り畳み式 |
| 層の数 | 記載なし | 7層 | 4層 | 3層(別の箇所に4層の書き方あり) |
| 収納袋 | 記載なし | 付く | 付く | 記載なし |
| 不具合時の対応 | 記載なし | 交換または返金 | 交換または返金 | 記載なし |
層の数と紫外線カットの率は出品者の記載で、第三者が測った値ではない。層の数が多いほど涼しいとは言えないので、層の数は順位ではなく、生地の作りを知る手がかりとして見るとよい。
自分の X7 が改良前か改良後かを確かめる
商品の年式の表記と照らすには、自分の車が改良前か改良後かを知っておく必要がある。
2019年発売の改良前
X7(G07)は2018年11月のロサンゼルス・オートショーで世界初公開され、日本では2019年6月24日に発売された。発売時のグレードは X7 xDrive35d、X7 xDrive35d デザイン・ピュア・エクセレンス、X7 xDrive35d M Sport、X7 M50i で、全車が右ハンドル仕様だ。ボディサイズは全長5165mm×全幅2000mm×全高1835mm、ホイールベース3105mm。
2022年11月の一部改良後
2022年11月15日に一部改良して発売され、グレードは X7 xDrive40d Excellence、X7 xDrive40d M Sport、X7 M60i xDrive になった。フロントは上下2分割のライト(上がターンインジケーター付きの LED デイタイムランニングライト、下がアダプティブマトリックス機能付きの LED ヘッドライト)と、光る「アイコニック・グロー・キドニーグリル」に変わっている。ボディサイズは全長5170mm×全幅2000mm×全高1835mm、ホイールベース3105mm。
この改良を伝える報道には、フロントガラスなど窓ガラスの形の変更についての記載が無い。改良前と改良後で同じサンシェードがそのまま合うかは確認できていないので、商品の年式の表記と自分の車の年式を照らして選ぶ。
X7 G07 用サンシェードの選び方
X7 は全幅2000mmの大柄な SUV で、汎用品のサイズ表から合う物を探すより、商品名に X7 と G07 が書かれた車種専用の商品から選ぶ方が迷いにくい。そのうえで、次の基準で絞る。
覆う範囲で選ぶ
フロントガラスだけを覆う商品か、ほかの窓も覆うセットかで分かれる。日差しと熱さ対策が主ならフロント用、車中泊や車内を見えにくくする目的も兼ねるなら窓全部のセットを選ぶ。
形式と取り付け方で選ぶ
フロント用には、ワイヤの枠で広がってねじって折りたたむ型と、傘のように骨を開くパラソル型がある。窓全部のセットには、窓枠の隙間に差し込む板状の物がある。取り付け方は、サンバイザーを下ろして挟む方法と、窓の隙間に差し込む方法があり、吸盤を使わない方法ならガラスに吸盤の跡が残りにくい。
使わないときに折りたためるか、収納袋が付くかも見ておく。ドアポケットやシートの後ろ、荷室のどこに置くかを決めておくと選びやすい。ミラー周りにドライブレコーダーを付けているなら、シェードのミラー周りの形も比べる材料になる。
年式の表記を確かめる
商品の対応年式が「2019年〜」か「2022年〜」かを見て、自分の車の年式が含まれる商品を選ぶ。年式が書かれていない範囲の車で使えるかは、出品者に確かめる。
兄弟車の選び方は
と
でも比べている。
窓全部を覆うなら chingozu のフルセット(SN063)
この記事で比べる4商品の中で、フロントガラス以外の窓まで覆うフルセットはこれだけだ。販売ページの商品説明では、適合車種を「BMW X7 初代 G07 2019~」としており、改良前の車でも年式の表記からは外れない。商品名では BMW X7 G07 の車種専用・断熱と遮光の仕様のフルセットとしている。
セット内容はフルセット(8P)。ただし、8枚がそれぞれどの窓用かは、商品名にも商品説明にも書かれていない。取り付けは吸盤を使わず、窓の隙間に差し込む方式とされている。
用途は遮光と断熱のほか、車内のプライバシー保護やキャンプでの日よけにも使えるとしている。車中泊やキャンプで車内を見えにくくしたい人には、この使い道が選ぶ理由になる。一方で、生地の層の数と収納袋の記載は無い。
chingozu BMW X7 G07 専用サンシェード フルセット(SN063)
X5・X6 と兼用の BIBIBO フロントサンシェード
BIBIBO は X7 専用ではなく、BMW X5・X6・X7(G05・G06・G07)の3車種向けの1商品として売られている。販売ページの商品説明では対応を2019年〜現行とし、購入前に適合車種の確認を求めている。
商品説明では、2026年に改良した新素材の7層構造で、紫外線を99.9%カットするとしている(出品者の記載)。取り付けはサンバイザーに挟むだけで一人でも扱え、専用の収納袋が付いて折りたたんで収納できるとしている。
気をつけたいのは形式の書き方だ。商品名には「パラソル」とあるが、商品説明では「ワイヤタイプ」で折りたたんで収納するとしており、食い違っている。どちらの形か、購入前に商品の画像で確かめる。不具合や不良があったときは、交換または返金で対応するとしている。
BIBIBO BMW X5・X6・X7(G05/G06/G07)用 フロントサンシェード
X7 G07 専用の ruiya フロントサンシェード
ruiya は商品名で BMW X7 G07 専用のフロントガラス用とし、販売ページの商品説明では適用車種を「新型 BMW X7 G07(2019~現行)」としている。改良前の車で X7 専用品のフロントシェードを選びたいなら、まずこれになる。
商品説明では4層構造としている。表側がアルミメッキの遮光シート、2層目が紫外線防止の反射層、3層目が吸熱と耐燃の層、裏側がポリウレタンの黒い断熱シートだ。取り付けは吸盤を使わず、本体を広げて下の部分をフロントガラスに押し当て、サンバイザーを下ろして挟む。収納袋が付くとしている。
ミラーが干渉せず、ドライブレコーダーの駐車監視もできるとしているが、ドライブレコーダーの機種や付ける位置で変わりうるので、自分の車のミラー周りと照らして確かめる。形式は BIBIBO と同じく、商品名は「パラソル」・説明は「ワイヤタイプ」で食い違っているので、画像で形を見ておく。不具合や不良があったときは交換または返金で対応するとしている。
ruiya BMW X7 G07 専用 フロントガラス用サンシェード
2022年〜の X7 向けと書かれた NBVNBV フロントサンシェード
NBVNBV は、商品名と販売ページの商品説明のどちらでも、対応を「BMW X7 G07 2022年-」としている。2019年〜2022年の改良前の X7 については書かれていないので、改良前の車で合うかは分からない。改良前の車で使いたいときは、購入前に出品者に確かめる。
商品説明では3層構造としている。外の層がレーザー反射フィルム、中の層が断熱綿、内側の層が黒い光吸収生地で、紫外線を最大99%カットするとしている(出品者の記載)。ただし説明の別の箇所には「内側の4層厚手コットンライニング」という書き方もあり、層の数え方は揃っていない。
枠には形状記憶の合金鋼を使い、高温でも変形しにくいとしている。補助の枠を使わない作りでダッシュボードや内装を傷つけにくく、縁の形(バタフライエッジ)でバックミラーの周りを含むフロントガラス全体を覆うとしている。商品名では折り畳み式としているが、取り付けの手順(サンバイザーで挟むかなど)と収納袋の記載は無い。
NBVNBV BMW X7 G07(2022年-)用 3層構造フロントサンシェード
サンシェードで変わるのはダッシュボードの熱さ
JAF のユーザーテストでは、2012年8月の埼玉県戸田市で、晴れ・気温35度の日の正午から4時間、ミニバン5台の室温を25℃に揃えてから温度を測っている。結果は次のとおりだ。
| 測った場所 | サンシェードを付けた車 | 対策なしの黒い車 | 対策なしの白い車 |
|---|---|---|---|
| ダッシュボードの最高温度 | 52℃ | 79℃ | 74℃ |
| 車内の最高温度 | 50℃ | 57℃ | 52℃ |
| 車内の平均温度 | 45℃ | 51℃ | 47℃ |
サンシェードを付けた車のダッシュボードは、対策なしの黒い車より27℃低く、白い車よりも低かった(サンシェードを付けた車の色は記載が無い)。これはミニバンでの結果で、X7 で測った値ではない。
一方で JAF は、サンシェードや窓開けの対策をしても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇を防ぐことはできないと結論している。サンシェードの役目は、ダッシュボードやハンドルまわりの表面が熱くなるのを抑えることで、車内の空気を冷やす道具ではない。乗り込む前の換気やエアコンと組み合わせて使う。サンシェードを付けていても、短い時間でも子どもやペットを車内に残さない。
付けるとき・外すときに気をつけること
フロントガラスや運転席・助手席の窓に付けるシェードは、駐車中だけ使う物だ。視界をふさぐので、走り出す前に必ず外す。
ルームミラーの周りにドライブレコーダーなどを付けている場合は、シェードのミラー周りの切り欠きや開き口の形と、取り付けた機器が干渉しないかを確かめる。駐車中の録画を使う人は、カメラのレンズの前がふさがらないかも見ておく。
外したシェードは、折りたたんでドアポケットやシートの後ろ、荷室に置く。窓全部のセットは枚数が多いので、置き場所を決めておくと出し入れで迷わない。荷室の使い方は
で整理している。
よくある質問
2019年式の X7 に2022年〜向けのシェードは使える?
分からない、が答えになる。NBVNBV は2022年〜とだけ書いており、改良前の車には触れていない。改良の報道にも窓ガラスの形の変更についての記載が無く、合う・合わないのどちらとも言えない。2019年〜と書かれた商品を選ぶか、出品者に確かめる。
サンシェードだけで車内は涼しくなる?
ならない。JAF のテストの結論は、車内温度の上昇は防げないというものだ。熱くなりにくくなるのはダッシュボードなどの表面で、車内の空気は換気とエアコンで下げる。
走行中も付けたままでよい?
前の窓に付けるシェードは視界をふさぐので、付けたまま走らない。駐車中だけの道具と考える。
パラソル型とワイヤ型は何が違う?
パラソル型は傘のように骨を開いて広げ、ワイヤ型はワイヤの枠で広がってねじって折りたたむ。BIBIBO と ruiya は商品名と説明で書き方が違うので、どちらの形かは商品の画像で見て決める。
まとめ:覆う範囲と年式の表記で選ぶ
まず実車のルームミラーの周りを見て、ドライブレコーダーの位置とフロントガラスまわりの様子を確かめる。次に車検証で登録の年月を見て、商品の年式の表記と照らす。
そのうえで、窓全部を覆うなら chingozu の SN063、フロントだけなら改良前の車は BIBIBO か ruiya、2022年11月の改良後の車は NBVNBV も含めた3つから、取り付け方と収納袋の有無で選べばよい。
X7 G07 のほかの記事は
と
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