X7 G07 のエアコンフィルターを自分で買うときの分かれ目は2つある。乗っている車の生産時期と、後席・3列目の空調の仕様だ。生産時期のほうは、フィルターメーカー MANN-FILTER の車種表に2018年12月以降生産の G07 と2022年7月以降生産の G07 が同じ品番で載っている。空調の仕様のほうは販売店が品を分けて載せている例があるので、最後は実車に付いているフィルターの純正品番で照らすのが早い。
MANN-FILTER の公式カタログで X7 G07 に当たる品番と寸法
フィルターメーカー MANN-FILTER の公式カタログでは、活性炭入りのキャビンエアフィルター(エアコンフィルター)CUK 23 014-2 の適合車両に BMW X7(G07)の行があり、主な適用の欄にも X7(G07)が入っている。
| 項目 | MANN-FILTER の公式カタログの記載 |
|---|---|
| 品番 | CUK 23 014-2 |
| 種類 | 活性炭フィルター |
| 寸法 | 長さ(A)230mm・幅(B)166mm・高さ(H)30mm |
| 同梱数 | 2 |
| 車種表に載る G07 | 2018年12月以降生産の型と2022年7月以降生産の型 |
寸法は230×166×30mm、同梱数は2だ。車種表には2018年12月以降生産の G07(30dX・40i xDrive・50iX など)と、2022年7月以降生産の G07(40d Mild-Hybrid・40i Mild-Hybrid・M60i Mild-Hybrid)の両方が載っていて、メーカーの表のうえでは初期の型と2022年以降の型で同じ品番に当たる。
同じカタログが CUK 23 014-2 に対応づける BMW の純正品番(OE 番号)は次の12件だ。
- 64 11 9 366 401 / 64 11 9 366 402 / 64 11 9 366 403
- 64 11 5 A1B DB6 / 64 11 5 A1B DB7
- 64 11 5 A29 D99 / 64 11 5 A29 E66 / 64 11 5 B78 AA5
- 64 11 9 361 717
- 64 11 6 996 200 / 64 11 6 996 208 / 64 11 6 996 209
X7 G07 の発売時期と MANN の車種表に載る型
2019年に発売された X7
BMW ジャパンの発表では、BMW X7 を2019年6月24日から販売し、納車は2019年8月以降の予定とした。発表に出るモデル名は BMW X7 xDrive35d・xDrive35d デザイン・ピュア・エクセレンス・xDrive35d M Sport・BMW X7 M50i。最大7人乗りで、6人乗りモデルでは2列目が2席の独立したコンフォート・シートになる。
2022年11月発表の新型
BMW ジャパンの発表では、2022年11月15日に「新型BMW X7」を発表し、同日から全国の正規ディーラーで販売を始め、納車は同年12月以降の予定とした。一部改良の新型モデルとして紹介され、モデル名は BMW X7 xDrive40d Excellence・xDrive40d M Sport・BMW X7 M60i xDrive。6名乗車仕様と7名乗車仕様を選べる。
MANN の車種表に載る G07 の型
MANN-FILTER の CUK 23 014-2 の車種表で、X7(G07)の欄は次のとおり。
| モデル名(表の記載) | エンジン型式 | 生産時期 |
|---|---|---|
| 30dX | B57D30 | 2018年12月〜(出力違いの3行のうち1行は2020年8月まで) |
| 40d Mild-Hybrid | B57D30B | 2019年3月〜(ほかに2022年7月〜・2023年4月〜の行もある) |
| 40i xDrive | B58B30 | 2018年12月〜 |
| 40i xDrive Mild-Hybrid | B58B30 | 2020年12月〜 |
| 40i Mild-Hybrid | B58B30P | 2022年7月〜 |
| 50iX | N63B44 | 2018年12月〜 |
| M50dX | 記載なし | 2018年12月〜 |
| M50i X | 記載なし | 2019年8月〜 |
| M60i Mild-Hybrid | S68B44A | 2022年7月〜 |
純正品番と車検証の型式で照らす
上の表のモデル名は欧州向けの名で、G07 の欄に「35d」の名は無い。日本で売られた xDrive35d などの販売名が表のどのモデル名に当たるかは、確かめられていない。だから照らし合わせは次の2通りで行う。
- 車検証の型式を見て、商品説明に載る X7(G07)の型式の一覧に自分の型式があるかを確かめる。
- いま付いているフィルターの純正品番を見て、上の OE 番号12件や、商品が挙げる純正品番と一致するかを確かめる。
もう1つ気にしたいのが空調の仕様だ。米国の BMW 部品販売店 BimmerWorld の掲載では、G07 X7 を含む車種向けの活性炭マイクロフィルターのセットを、後席・3列目の空調操作の無い車用と、乗員ごと・3列目の空調のある車(4ゾーン・5ゾーンのオートエアコン)用の2つの商品に分けて載せている。空調の仕様によって純正の品が分かれる場合があるので、実車に付いているフィルターの純正品番で照らすのが確実だ。
フィルターメーカーのデンソーも、自社のフィルターの注意として車種・年式に適合したものを使うよう求めている。販売ページの商品説明でも、KURVE と MAHLE は買う前に車検証の型式を確かめるよう求めている。
商品名に G05 と G07 が並ぶ品が多い。X5(G05)のことは別の記事で扱っている。
車検証の型式の一覧で適合を示す KURVE と MAHLE
KURVE C412(Cプラス)
商品名には「2個入」「脱臭活性炭」「PM2.5除去」とある。販売ページの商品説明では、サイズは縦230mm・横166mm・高さ30mm の2個入りで、活性炭フィルターがタバコ・ペット・排ガスの臭いを脱臭し、チリ・ホコリ・花粉・PM2.5 の微粒子を除去するとし、交換手順書が付属するとしている。
適合について、販売ページの商品説明(出品者の記載)では、X7(G07)の35d・40d・M50i、型式 CW30・CX44・TB4230・22EN30・32EM44 を適合車種に挙げ、ALPINA XB7(G07)の型式 PM51・42EM も挙げる。あわせて「適合は、型式等(車検証に記載)の適合条件を確認の上、ご購入下さい」と注意している。純正品番の欄には 64115A1BDB6・64115A1BDB7・64116996200・64116996208・64116996209・64119361717 などが並ぶ。
KURVE C412 のサイズは、MANN-FILTER の公式カタログが CUK 23 014-2 に示す寸法(長さ230mm・幅166mm・高さ30mm・同梱数2)と数字が同じだ。同じ製品かどうかまでは確かめられていない。
KURVE エアコンフィルター Cプラス C412 2個入(BMW X7 G07 ほか)
MAHLE C4018
商品名には「2個入」「活性炭」「消臭」「PM2.5除去」とある。販売ページの商品説明では、活性炭脱臭タイプでタバコ・ペット・排ガスの臭いを消臭・脱臭するとし、写真で図解した交換作業説明書が外箱の裏面に記載されているとしている。
適合について、販売ページの商品説明(出品者の記載)では、X7(G07)の35d・40d・M50i、型式 3DA-CW30・3BA-CX44・3CA-TB4230 を適合車種に挙げ、「適合は、型式等(車検証に記載)を確認の上、ご購入ください」と注意している。2022年11月発表の新型(xDrive40d・M60i xDrive)に乗る人は、自分の車検証の型式が MAHLE C4018 の商品説明の型式の欄にあるかを買う前に確かめ、見当たらなければ販売元に問い合わせる。
MAHLE エアコンフィルター C4018 2個入 活性炭(BMW X7 G07 ほか)
年式や純正品番で適合を示す HYNESS と NIBD
HYNESS X7用 3個入り
商品名には「3個入」「G07型」とあり、中身をエアコンフィルターとトランクリアフィルターとしている。販売ページの商品説明では、性能の要となる部材に韓国産の素材を使い、花粉や細かなちり・ホコリをブロックし、通気性を高める設計で、前面・背面ともオーバーロック縫製を施しているとしている。
適合は、販売ページの商品説明(出品者の記載)で「X7(G07, 年式 2019年2月~2025年)」と年式で示している。商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、活性炭・寸法・車検証の型式・純正品番の記載が無い。自分の X7 にトランク側のフィルターがあるか、3個のどれがどこに入るかは確かめられていないので、買う前に販売元に確かめる。2026年の車に乗る人も、年式の範囲を販売元に確かめる。
HYNESS X7 G07用 エアコンフィルター・トランクリアフィルター 3個入
NIBD マイクロフィルター(活性炭入り)
商品名には「内気用」「活性炭入り」「輸入車用キャビンフィルター」「並行輸入品」とあり、G12・G30・G15・G31・G07・G05・G06・G11 の型式(シャシー)と OEM 番号 64116996208 を挙げる。販売ページの商品説明では、不織布の予備ろ過層・静電メルトブロー層・活性炭の吸着層・抗菌コーティングを重ねた構造とし、購入から30日以内なら開封済みでも交換・返品ができるとしている。
気をつけたいのは記載の食い違いだ。商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも枚数の記載が無いので、届く数を買う前に販売元に確かめる。商品説明の見出しは BMW の全モデル向けとうたうが、商品名は型式(シャシー)を8つだけ挙げていて言うことが合わない。商品説明の最後には、この商品と関係の無い「シーリングワックスセット」という字もある。交換の目安を12〜18か月とするのも出品者の記載だ。
適合は、商品名の OEM 番号と実車のフィルターの純正品番が一致するかで判断する。その 64116996208 は、MANN-FILTER の公式カタログが CUK 23 014-2 に対応づける純正品番12件の中にある。上に挙げた KURVE C412 の純正品番の欄の6つの番号も、同じ12件の中にある。
NIBD BMW用 マイクロフィルター 活性炭入り(G07 ほか・OEM 64116996208)
4商品の選び分け
| 商品 | 枚数(商品名の記載) | 適合の示し方 | 活性炭(商品名の記載) |
|---|---|---|---|
| KURVE C412 | 2個入 | 車検証の型式の一覧・純正品番の欄 | 脱臭活性炭 |
| MAHLE C4018 | 2個入 | 車検証の型式の一覧 | 活性炭・消臭 |
| HYNESS 3個入り | 3個入(エアコンフィルター・トランクリアフィルター) | 年式 | 商品名・箇条書きに記載が無い |
| NIBD | 商品名・箇条書きに記載が無い | 型式(シャシー)と OEM 番号 | 活性炭入り |
MANN-FILTER の CUK 23 014-2 は同梱数2なので、まず枚数をそろえて見るとよい。
- 車検証の型式で選ぶなら、商品説明に X7(G07)の型式の一覧を載せている KURVE C412 と MAHLE C4018 が照らしやすい。自分の型式がその商品の型式の欄にあるかを買う前に確かめる。
- 外したフィルターの純正品番で選ぶなら、NIBD は商品名の OEM 番号、KURVE C412 は商品説明の純正品番の欄と照らせる。どちらも MANN-FILTER の OE 番号の一覧とも照らせる。
- 臭いへの対策で選ぶなら、商品名に活性炭を書いている KURVE C412・MAHLE C4018・NIBD から選ぶ。
- 交換の案内がほしいなら、販売ページの商品説明で KURVE C412 は交換手順書が付属、MAHLE C4018 は外箱の裏面に写真で図解した交換作業説明書がある、としている。
自分で照らす手間を減らしたいなら、型式と純正品番の両方で照らせる KURVE C412 から見るのが筋だと思う。価格は時期で変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。
交換の目安と作業の注意
フィルターメーカーのデンソーは、自社のフィルターの注意として、交換時期の目安を「走行10,000kmまたは、1年に1回」としている。粉じんの多い地域(寒冷地など)や交通量の多い地域では早めの交換が効果的で、エアコンの風量が大きく落ちたときは目詰まりが考えられるので早めの点検・交換を勧めている。これはデンソーの自社品の目安で、BMW が G07 に定める時期として示されたものではない。
同じくデンソーが示す作業の注意は次の順だ。
- 平坦で安全な場所に車を止めてパーキングブレーキをかける。
- エアコンを内気循環に切り替えてから、スタータースイッチを OFF にしてエンジンが止まった状態で作業する。
- フィルターの表裏を間違えると風量が落ちることがあるので、向きを確かめて入れる。
- 交換後はエアコンを動かして異常がないかを確かめる。
デンソーは、フィルターは水洗いやエアブローなどで再使用はできないともしている。外した古いフィルターは使い回さない。
G07 でのフィルターの位置や外し方は、ここで挙げた出典では確かめていない。手順は買った商品に付く説明(KURVE C412 は付属の交換手順書、MAHLE C4018 は外箱の裏面の交換作業説明書)に従う。作業に不安があるときは、ディーラーや整備工場に任せる選び方もある。
よくある質問
前期と2022年の新型でエアコンフィルターは同じ?
MANN-FILTER の CUK 23 014-2 の車種表には、2018年12月以降生産の G07 と2022年7月以降生産の G07 の両方が載っていて、メーカーの表のうえでは同じ品番に当たる。表のモデル名と日本の販売名の対応は確かめられていないので、車検証の型式か実車のフィルターの純正品番で照らす。
日本のxDrive35dも同じ品番?
MANN-FILTER の車種表の G07 の欄に「35d」の名は無く、日本の xDrive35d が表のどのモデル名に当たるかは確かめられていない。実車のフィルターの純正品番が OE 番号12件にあるかで確かめる。KURVE C412 と MAHLE C4018 の商品説明(出品者の記載)は X7(G07)の35d を適合車種に挙げているので、車検証の型式でも照らせる。
3個入りの商品はどう選ぶ?
HYNESS の3個入りは、商品名で中身をエアコンフィルターとトランクリアフィルターとし、適合を「X7(G07, 年式 2019年2月~2025年)」と年式で示している。自分の X7 にトランク側のフィルターがあるか、3個のどれがどこに入るかは確かめられていないので、買う前に販売元に確かめる。
後席の空調の仕様で品番は変わる?
米国の BMW 部品販売店 BimmerWorld の掲載では、後席・3列目の空調操作の無い車用と、4ゾーン・5ゾーンのオートエアコンの車用でセットを分けて載せていて、仕様によって純正の品が分かれる場合がある。どの仕様にどの純正品番が当たるかは確かめられていないので、実車のフィルターの純正品番で照らす。
交換の目安は?
デンソーは自社のフィルターの目安を「走行10,000kmまたは、1年に1回」としている。BMW が G07 に定める時期として示されたものではないので、風量の落ち方も見て決める。
まとめ
最初にやることは、いま付いているフィルターを実車で確かめ、純正品番を見ることだ。その番号が MANN-FILTER の CUK 23 014-2 の OE 番号12件や、商品が挙げる純正品番と一致するかで照らす。車検証の型式は、その次に商品説明の型式の一覧と照らせばよい。
- MANN-FILTER の公式カタログでは、CUK 23 014-2 の車種表に2018年12月以降生産と2022年7月以降生産の G07 が載り、寸法は長さ230mm・幅166mm・高さ30mm、同梱数は2。表のモデル名は欧州向けの名なので、日本の販売名とは照らさない。
- 空調の仕様で純正の品が分かれる場合があり、ここでも決め手は実車の純正品番だ。
- 型式と純正品番の両方で照らせるのは KURVE C412、型式で照らすなら MAHLE C4018、OEM 番号で照らすなら NIBD、3個入りの HYNESS は年式とトランク側のフィルターの有無を販売元に確かめてから。
X7 G07 のほかの消耗品・装備は次の記事で扱っている。
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