BMW XM(G09)でエアコンのにおいや風量が気になってフィルターを替えようとしても、国産車向けの適合検索では輸入車の XM が見つけにくい。手掛かりになるのはフィルターメーカーの公式カタログで、MANN-FILTER では CUK 23 014-2、FILTRON では K 1428A-2x の適用車種に XM(G09)が載っている。どちらも活性炭入りの2個入りで、BMW の参照品番もカタログに並ぶ。あとは社外品の品番で買うか、純正の番号でそろえるか、Amazon の商品説明を読んで選ぶかで、確かめる所が変わる。
メーカーのカタログで XM(G09)に載る品番
MANN-FILTER の公式カタログでは、活性炭入りのキャビンエアフィルター CUK 23 014-2 の適用車種に XM(G09)が載っている。FILTRON(MANN+HUMMEL グループのフィルターブランド)の公式カタログでも、活性炭入りのキャビンエアフィルター K 1428A-2x の適用車種に XM(G09)がある。
| メーカー | 品番 | 種類 | 同梱数(カタログ) |
|---|---|---|---|
| MANN-FILTER | CUK 23 014-2 | 活性炭入り | 2個 |
| FILTRON | K 1428A-2x | 活性炭入り | 2個 |
2つの品番は、カタログの参照品番(BMW)にも同じ12の番号を載せている。番号の一覧と見方は後の「純正品番」の節にまとめた。国産車向けの適合検索で見つからないときは、この品番から探すのが早い。
カタログの XM(G09)の欄は3行
両社のカタログとも、XM(G09)の欄は次の3行で、それぞれ生産の開始時期が書かれている。
| カタログの行 | 生産の時期 |
|---|---|
| XM | 2023年1月以降の生産 |
| XM Label | 2023年8月以降の生産 |
| 50e | 2023年9月以降の生産 |
この3行が、MANN-FILTER では CUK 23 014-2、FILTRON では K 1428A-2x の適用車種の欄に入っている。
車検証の型式と見比べるときの手掛かりとして、新車カタログの諸元表では、日本で売られている BMW XM(G09)の型式は 3LA-22CS44 だ。
寸法と同梱数
両社のカタログに載る寸法と同梱数は次のとおり。
| 品番 | 長さ | 幅 | 高さ | 同梱数 |
|---|---|---|---|---|
| CUK 23 014-2(MANN-FILTER) | 230mm | 166mm | 30mm | 2個 |
| K 1428A-2x(FILTRON) | 229mm | 165mm | 30mm | 2個 |
2社の寸法は、長さと幅が1mmずつ違う。高さはどちらも30mm。寸法の数字で合わせて選ぶのではなく、カタログの適用車種に XM(G09)が載っている品番で選ぶ。
純正品番と番号の置き換え
カタログに載る BMW の参照品番
CUK 23 014-2 と K 1428A-2x は、カタログの参照品番(BMW)として同じ12の番号を載せている。
- 64 11 5 A1B DB6
- 64 11 5 A1B DB7
- 64 11 5 A29 D99
- 64 11 5 A29 E66
- 64 11 5 B78 AA5
- 64 11 6 996 200
- 64 11 6 996 208
- 64 11 6 996 209
- 64 11 9 361 717
- 64 11 9 366 401
- 64 11 9 366 402
- 64 11 9 366 403
販売店の見積もりや今のフィルターに書かれた純正品番がこの中にあれば、2つの品番の参照先と照らし合わせられる。
販売店の案内にある番号の置き換え
米国の BMW 専門の部品販売店の案内では、BMW の純正の活性炭フィルター 64115B78AA5 は、廃番になった 64115A29D99 を置き換えた番号とされている。対象は、各席ごとの空調操作と(装備車では)3列目の空調を持つ、いわゆる4ゾーン・5ゾーン空調の車で、そこに G09 XM も挙げられている。
一方、MANN-FILTER と FILTRON のカタログでは、この2つの番号はどちらも同じ製品の参照品番に入っている。
純正でそろえるなら車台番号で照会する
純正の品番は複数あり、番号の置き換えも起きている。純正品で確実にそろえたいなら、車検証の型式や車台番号を伝えて BMW の販売店で品番を照会するのが確実だ。
同じフィルターが載る BMW のほかの車種
両社のカタログでは、CUK 23 014-2 / K 1428A-2x の適用車種に、XM(G09)のほか次の車種が並ぶ。
- 5シリーズ(G30・G31・F90)
- 6シリーズ グランツーリスモ(G32)
- 7シリーズ(G11・G12)
- 8シリーズ(G14・G15・G16・F91・F92・F93)
- X5(G05・F95)、X6(G06・F96)、X7(G07)
- アルピナ(B5・B7・B8・D5・XB7)
- ロールス・ロイス(カリナン・ゴースト・ファントム)
同じ品番が多くの車種に使われているので、「BMW 用」とまとめた商品でも XM の記載があるかは個別に見る必要がある。X5 と X6 の同じ題材は、次の記事で扱っている。
Amazon で探すなら KURVE C412
商品説明に書かれている中身
KURVE のエアコンフィルター C412(Cプラス)は、販売ページの商品説明では、サイズが縦230mm・横166mm・高さ30mmで、2個入り。活性炭入りのフィルターで、タバコ・ペット・排ガスのにおいの脱臭と、チリ・ホコリ・花粉・PM2.5 の微粒子の除去をうたっている。交換手順書が付属すると書かれている。
このサイズと個数は、MANN-FILTER のカタログに載る CUK 23 014-2 の寸法と同梱数(長さ230mm・幅166mm・高さ30mm・2個)と同じ数字だ。商品説明の純正品番の欄には、64115A1BDB6、64115A1BDB7、64116996200、64116996208、64116996209、64119361717 などの番号が並ぶ。
なお C412 は、商品名に5〜8シリーズ・X5・X6・X7・アルピナなど多くの BMW の車種と型式(G05・G06・G07・G09 ほか)を並べた共用品で、XM 専用品ではない。
適合の書き方はレーベルの表記
販売ページの商品説明(出品者の記載)では、KURVE C412 の適合車種の XM の行は「XM(G09)レーベル 型式 22CS44」で、グレード名にレーベルを付けて書かれている。商品説明はレーベルでない XM を名指ししていないため、レーベルでない XM に付けるときは、購入前に出品者へ車検証の型式で適合を確かめる。商品説明にも「適合は、型式等(車検証に記載)の適合条件を確認の上、ご購入下さい」という注意が書かれている。
KURVE エアコンフィルター Cプラス C412(BMW用・2個入・活性炭)
XM のエアコンフィルターの選び方
見る所は次の4つだ。
- メーカーのカタログや商品説明の適用車種に XM(G09)が載っているか
- 2個入りか
- においも抑えたいなら活性炭入りか
- 純正の参照品番が載っているか
社外品で選ぶなら、まず両社のカタログの適用車種に XM(G09)が載っている CUK 23 014-2 か K 1428A-2x の品番で探す。Amazon の KURVE C412 は、商品説明の XM の行が「XM(G09)レーベル 型式 22CS44」なので XM Label なら候補に入り、レーベルでない XM なら出品者に車検証の型式で確かめてから買う。寸法で合わせないこと、純正なら車台番号で照会することは前の節のとおり。
交換の目安と作業の注意
ここに書くのは、フィルターメーカーのデンソーが自社のカーエアコン用フィルター(国産車向け)について出している一般的な案内で、XM 固有の値ではない。
交換の目安と目詰まりのサイン
デンソーは交換時期の目安を「走行10,000kmまたは1年に1回」と案内している。XM では、車の取扱説明書や販売店の点検の案内を優先する。
デンソーの案内では、エアコンの風量が大きく落ちたときはフィルターの目詰まりが考えられ、早めの点検・交換を勧めている。粉じんの多い地域や交通量の多い地域では早めの交換が効果的とも書いている。フィルターは使い捨てで、水洗いやエアブローで再使用はできない。
作業するときの注意
デンソーの案内では、フィルターの表裏を間違えて付けると風量が落ちることがある。作業はエアコンを内気循環に切り替えてからスイッチを切り、エンジンが止まった状態で行う。グレードによって部品の形が違う場合があり、無理に付けると車の部品を壊すおそれがある。交換後はエアコンを動かして異常がないか確かめる。
交換方法の細かい点は車の取扱説明書を参照するよう案内しているので、XM での作業手順は取扱説明書で確かめ、自信がなければ販売店に頼むとよい。
よくある質問
XM のエアコンフィルターは何個入り?
MANN-FILTER の CUK 23 014-2 と FILTRON の K 1428A-2x は、カタログ上の同梱数がどちらも2個。KURVE C412 も商品説明では2個入りだ。車への付け方は取扱説明書か販売店で確かめる。
XM Label や 50e も同じ品番?
MANN-FILTER と FILTRON のカタログでは、XM(G09)の欄に XM(2023年1月以降の生産)、XM Label(2023年8月以降の生産)、50e(2023年9月以降の生産)の3行があり、この3行が CUK 23 014-2・K 1428A-2x の適用車種に載っている。KURVE C412 の商品説明の XM の行はレーベルの表記で、レーベルでない XM は名指ししていない。
純正品番はどの番号を見ればいい?
カタログは CUK 23 014-2・K 1428A-2x の参照品番として BMW の12の番号を載せていて、販売店の案内では番号の置き換えも起きている。手元の番号が12の中にあるかを見て、純正でそろえるなら販売店で車台番号から照会する。
交換の目安は?
デンソーが自社品(国産車向け)について案内している目安は「走行10,000kmまたは1年に1回」。XM 固有の時期ではないので、取扱説明書や販売店の点検の案内を優先する。
まとめ
交換するときは、まず今付いているフィルターの現物を見て、品番やサイズの書き込みがあれば控える。車検証の型式も見ておく。
社外品なら、両社のカタログの適用車種に XM(G09)が載る MANN-FILTER の CUK 23 014-2 か FILTRON の K 1428A-2x を、2個入りで選ぶ。純正でそろえるなら、車台番号を伝えて BMW の販売店で照会する。
XM のほかの部品は次の記事で扱っている。
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