XM G09 の足元は、雨の日の水や靴の泥がまず付く場所で、レザーを多く使った内装に合わせてマットを選びたくなる。ここでは XM G09 対応をうたう販売中の車種専用品のうち、二層構造のカーペット系(WOIHM)とレザー系(Lacaca)の2商品を比べる。選び分けは手入れの仕方と素材の好みで決めてよいが、どちらも商品名と商品説明の箇条書きに、ハンドル位置と、固定フックへの対応や固定具の記載が無い。日本仕様の XM は右ハンドルなので、右ハンドル用の形かと運転席のマットの固定の方法を、買う前に出品者へ確かめてほしい。
XM G09 対応をうたう専用マット2つの早見表
販売ページの商品説明(出品者の記載)を並べると、違いは次のとおりだ。
| 項目 | WOIHM 二層構造フロアマット | Lacaca 専用3Dフロアマット |
|---|---|---|
| 構造 | 二層(上下を分けて取り外せる) | レザー系(ダイヤ柄の縫製・色を選べる) |
| 手入れ | 取り外して洗う | ぬれたタオルで表面を拭く |
| 滑り止め | 裏面の滑り止めの記載が無い | 滑り止めをうたう |
| ハンドル位置 | 商品名・箇条書きに記載が無い | 商品名・箇条書きに記載が無い |
| 固定フック・固定具 | 商品名・箇条書きに記載が無い | 商品名・箇条書きに記載が無い |
| 枚数 | 商品名・箇条書きに記載が無い | 商品名・箇条書きに記載が無い |
適合について、WOIHM は販売ページの商品説明で適合車種を「BMW XM G09」、年式を「2023年1月〜現行」と記載している。Lacaca は適用車種を「BMW XM G09、2023年1月〜現行」とし、備考に「全グレード対応」と書いている。どちらも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。
WOIHM BMW XM G09 二層構造フロアマット(2023年1月〜現行・並行輸入品)
Lacaca BMW XM G09 専用 3Dフロアマット(レザー系・色が選べる)
XM G09 のマット選びにかかわる車両の前提
BMWジャパンは2023年1月18日の発表で、BMW M 専用モデル「BMW XM」を全国の BMW 正規ディーラーで同日から販売を開始し、納車は同年4月からの予定とした。マットの対応年式が「2023年1月〜現行」と書かれているのは、この国内販売の開始時期と合っている。
同じ発表資料では、日本で販売する XM の仕様を 「右ハンドル、AT仕様」 と記している。フロアマットは運転席側の形がハンドル位置で変わるので、日本仕様の XM には右ハンドル用の形が合うものを選ぶ。
XM は BMW M1 以来の BMW M 専用モデルで、BMW M モデル初のプラグイン・ハイブリッド・モデルだ。オンロード走行性能を高めたスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)と位置づけられ、駆動方式は M モデル専用の4輪駆動システム M xDrive になる。内装はレザーとアルカンターラの大型クッションを組み合わせたシートを備え、一部のインストルメント・パネルとドア・トリムには経年風合いを意図的に施したビンテージ・レザーを使っている。足元のマットも、この内装との釣り合いで素材や色を選ぶ余地がある。
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フロアマットで起きうる危険と公的機関の注意
国土交通省の注意喚起
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがあるとしている。要点は次のとおりだ。
- フロアマットは固定して使う
- 運転前に、フロアマットが正しく固定されているかを確かめる
- フロアマットの重ね敷きはしない
また国土交通省によると、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大きく下がり、ブレーキを強く踏む力が必要になる。
国民生活センターの調査結果
国民生活センターの調査結果(2010年3月の公表)を伝えた報道では、固定していない純正マットや市販マットがずれた場合に、アクセルペダルがマットに干渉することがあったとされる。純正マットでも、固定フックが外れてずれていないかの確認が求められている。
同じ報道によると、市販マットは車両の形状に合ったものを選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うよう呼びかけられている。業界に対しては、市販マットにずれないよう固定フックなどを付けることが要望された。
XM G09 用マットの選び方5つ
1. 対応の表記を文字で確かめる
商品名や商品説明に「XM G09」と年式が書かれているかを見る。国内販売は2023年1月からなので、それ以降を含む年式の表記が目安になる。掲載の写真は一般的な展示写真の場合もあるので、写真ではなく文字の表記で判断する。
2. 右ハンドルの形か
日本仕様の XM は右ハンドルだ。運転席側が右ハンドルの形になっているかを確かめ、商品の表記に無ければ購入前に出品者へ問い合わせる。
3. 運転席のマットを固定する仕組み
運転席のマットがずれない仕組み(固定フックへの対応・固定具・裏面の滑り止め)があるかを見る。公的機関の注意は、固定していないマットのずれやペダルへの干渉を挙げている。
4. 枚数と範囲
運転席・助手席だけか、後席まで含むか、荷室用が付くかで、届くものが変わる。表記が無いときは購入前に確かめる。
5. 素材と手入れ
レザー系は表面を拭いて手入れするもの、カーペット層のあるものは取り外して洗うものがある。雨の日の水・泥・砂といった汚れ方と、手入れにかけられる手間で選ぶ。
WOIHM の二層構造フロアマット(カーペット系)
販売ページの商品説明では、適合車種を「BMW XM G09」、年式を「2023年1月〜現行」と記載したうえで、購入前にモデルが実際の車と一致し、年式が紹介の範囲内であることを確かめるよう求めている。掲載の写真はすべて一般的な展示写真で、実際の車内レイアウトを基に製作するとしている。
構造は3D 立体の二層構造で、耐摩耗性のマイクロファイバーレザーとカーペットを使う。商品説明の記載では、PUレザー素材(厚さ約10mm)とカーペット(厚さ約10mm)の組み合わせで、上下のマットが分かれていて使う場面に応じて取り外せる。商品名では上層を「ナノフリースカーペット」としている。
手入れについては、耐摩耗性と防水性に優れた素材を使い、簡単に取り外して洗濯しやすいと書かれている。商品名にも「防水」「取り付け簡単」とあり、「並行輸入品」とも書かれている。
一方で、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、裏面の滑り止めについての記載が無い。さらに、上層を下層にどう留めるか(留め具の有無)の記載も無い。この二層構造が国土交通省の言う「重ね敷き」に当たるかどうかは、どの出典も述べていない。選ぶなら、敷いた後に上層がずれないか、ペダルに干渉しないかを自分の目で確かめる前提で考えたい。
WOIHM BMW XM G09 二層構造フロアマット(2023年1月〜現行・並行輸入品)
Lacaca の専用3Dフロアマット(レザー系)
販売ページの商品説明では、適用車種を「BMW XM G09、2023年1月〜現行」とし、備考に「全グレード対応」と記載している。これも出品者の記載だ。
さまざまな色から選べ、ダイヤモンド柄のデザインと縫製を打ち出している。防水性・滑り止め・耐摩耗性・柔らかい感触をうたい、においが無く厚みのある素材だとしている。手入れは、防水・防じん性があり、ぬれたタオルで表面を拭くだけでよいと書かれていて、使う前にマットが乾いていることを確かめるよう求めている。
注意したいのは素材の表記だ。商品名では「PUレザー素材」、商品説明の箇条書きでは「本革素材で作られた」と書かれていて、表記が食い違っている。どちらが正しいかはどの出典からも決められないので、素材にこだわるなら購入前に出品者へ確かめる。
Lacaca BMW XM G09 専用 3Dフロアマット(レザー系・色が選べる)
2商品の違いと、どちらが合うか
WOIHM が合う人
カーペットの足触りがほしく、汚れたら取り外して洗いたい人には WOIHM を勧める。上下のマットを分けて取り外せるので、雨の日の泥や砂が多い使い方に向く。ただし裏面の滑り止めと上層の留め方は記載が無いので、敷いた後の確認に手間をかける覚悟で選ぶ。
Lacaca が合う人
内装の色に合わせてマットの色を選び、拭き掃除で保ちたい人には Lacaca が合う。滑り止めは Lacaca の商品説明にうたわれていて、WOIHM の商品名と箇条書きには裏面の滑り止めの記載が無い。滑り止めの記載がある方を選びたいなら Lacaca だが、記載があっても敷いた後の確認は省けない。
2商品とも記載が無いこと
WOIHM と Lacaca は、どちらも商品名と商品説明の箇条書きに、次の記載が無い。
- ハンドル位置(右ハンドル用か左ハンドル用か)
- 固定フックへの対応や固定具
- 何枚組か(運転席・助手席・後席・荷室のどこまで含むか)
どちらを選んでも、これらは次の節の手順で買う前に確かめる。
買う前と敷いた後に確かめること
買う前に出品者へ聞くこと
比べた2商品の商品名と商品説明の箇条書きに書かれていない、または一部の商品にしか書かれていない項目を、購入前に出品者へ聞く。
- 右ハンドル用の形か
- 何枚組で、どの席まで含むか
- 運転席のマットをどう固定するか(固定フックへの対応・固定具・滑り止め)
敷き替えの手順
国土交通省の「フロアマットの重ね敷きは行わない」という注意に沿って、新しいマットは今のマットを外してから敷く。
- 今敷いているマットを取り外す(重ねて敷かない)
- 新しいマットを床の形に合わせて敷く
- 運転席のマットがずれないか、アクセルペダルとブレーキペダルに干渉しないかを確かめる
- その後も運転前に、マットが正しく固定されているかを確かめる
WOIHM を選んだ場合は、手順3で上層のずれもあわせて見ておく。
よくある質問
右ハンドル用かどうかはどこで確かめる?
WOIHM と Lacaca は、どちらも商品名と商品説明の箇条書きにハンドル位置の記載が無い。日本仕様の XM は右ハンドルなので、購入前に出品者へ右ハンドル用かを問い合わせて確かめる。
XM Label など上位の仕様にも合う?
「全グレード対応」と書いているのは Lacaca の商品説明の備考で、これは出品者の記載であり、メーカーの適合表で確かめた値ではない。WOIHM の適合の記載は「BMW XM G09」「2023年1月〜現行」という型式と年式だ。特定の仕様に合うかは、どちらも購入前に出品者へ確かめる。
今の純正マットの上に重ねて敷いてもいい?
重ねない。国土交通省の注意喚起では重ね敷きをしないよう求めているので、今のマットを外してから敷く。WOIHM の二層構造が「重ね敷き」に当たるかはどの出典も述べていないので、上層のずれとペダルへの干渉は敷いた後に確かめる。
Lacaca は本革?PUレザー?
商品名では「PUレザー素材」、商品説明の箇条書きでは「本革素材で作られた」とあり、表記が食い違っている。どちらとも決められないので、気になるなら購入前に出品者へ聞く。
マットがペダルに引っかかったらどうする?
国民生活センターの調査結果を伝えた報道では、マットがペダルに干渉するなどの異常が起きたときは、ブレーキを十分に強く踏んで停止させ、停止できない場合はシフトレンジをニュートラルにしてブレーキペダルを踏むことが示されている。
まとめ:買う前の確認リスト
XM G09 用のマットを注文する前に、次の項目を確かめておく。
- 日本仕様の XM は右ハンドル。右ハンドル用の形かを出品者に確かめた
- 何枚組で、どの席まで含むかを確かめた
- 運転席のマットの固定の方法を確かめた(2商品とも、商品名と商品説明の箇条書きに固定フックへの対応や固定具の記載が無い)
- 今のマットは外してから敷く(国土交通省の注意喚起のとおり、重ね敷きはしない)
- 敷いた後と運転前に、マットが固定されているか、ペダルに干渉しないかを確かめる
取り外して洗えるカーペット系なら WOIHM、色を選んで拭いて手入れするレザー系なら Lacaca という選び分けでよい。
WOIHM BMW XM G09 二層構造フロアマット(2023年1月〜現行・並行輸入品)
Lacaca BMW XM G09 専用 3Dフロアマット(レザー系・色が選べる)
ほかの BMW のマット選びも参考にするなら、
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