BMWX5 E70 のフロアマットは、商品名に X5 E70 用と書かれていても、右ハンドルの車に合うとは限らない。この記事で取り上げる BMW 純正の前部2枚組は、商品名に右ハンドル車との互換性は保証しないと書かれている。ハンドル位置の書き方とセットの範囲を先に見れば、商品説明に「右ハンドル」とあるアヴィレスの5枚組と、前席だけをラバーにする純正の2枚組のどちらを選ぶかが決まる。
アヴィレスの5枚組と BMW 純正の前部2枚組、どちらを選ぶか
H19.06〜H26.04 の X5(E70)の右ハンドル車で、マットを5枚まとめてそろえるなら、アヴィレスの5枚組が第一候補だ。 販売ページの商品説明では、適合は車種 X5・型式 E70・年式 H19.06〜H26.04 で、備考に「右ハンドル」と書かれている。
雨や雪の日の乗り降りや泥汚れに備えて、前席だけをラバー製にしたいなら BMW 純正の前部2枚組を選ぶ。ただし商品名に「右ハンドル車との互換性は保証いたしかねます」とあるので、右ハンドルの車では販売元に合うかを確かめてからにする。
| 選び方 | 商品 | 先に確かめること |
|---|---|---|
| マットを5枚まとめてそろえ、色も選びたい | アヴィレス X5 E70 用フロアマット(5枚・16色) | 適合(X5・E70・H19.06〜H26.04・右ハンドル)と、5枚の内訳(記載なし) |
| 前席だけをラバー製にしたい | BMW 純正 X5 E70 前部フロアマット 2枚セット | 商品名に右ハンドル車との互換性は保証しないとある |
自分の X5 が E70 の世代かを確かめる
生産期間とモデルイヤー
英語版ウィキペディアの記載では、X5 の E70 の世代の生産期間は 2006年7月7日〜2013年7月28日、モデルイヤーは 2007〜2014年とされている。
日本で売られていた時期とグレード名
中古車のガリバーのカタログでは、この世代の X5 は平成19年6月〜平成26年4月(2007年6月〜2014年4月)の販売期間としてまとめられている。アヴィレスの5枚組の商品説明にある適合年式 H19.06〜H26.04 は、この販売期間と同じ範囲だ。
同じカタログに載るこの世代のグレード名は次のとおり。
- 2007年6月から: 3.0si・4.8i
- 2008年11月から: xDrive30i・xDrive48i
- 2010年5月から: xDrive35i・xDrive50i
- 2012年1月から: xDrive35d ブルーパフォーマンス
ほかに各時期の M スポーツパッケージ、セルフ・レベリング機能付リヤ・サスペンション装着車、2010年4月〜2011年6月のスペシャルエディションも載っている。
同じカタログの xDrive30i(2008年11月〜2010年5月)のページでは、型式は ABA-FE30、駆動方式はフルタイム4WD と書かれている。商品名の E70 とは書き方が違うので、年式とグレード名を上の一覧と照らし合わせて世代を見分けるのが確実だ。
E70 のフロアマットを選ぶ4つの基準
ハンドル位置
最初に見るのはハンドル位置だ。商品名と商品説明に「右ハンドル」と書かれているか、互換性を保証しないといった但し書きが無いかを確かめる。ハンドル位置の扱いは商品ごとに違い、今回の2点でも書き方が分かれる。
セットの範囲と枚数
前席だけの2枚組か、後席まで入る組かを見る。枚数だけでなく、どの席の分が入るかが書かれているかを確かめる。 3列目シートの付いた車は、3列目の分が入るかも確かめる。
固定の仕方
マットがずれるとアクセルペダルに干渉するおそれがあるので、留め具の種類(マジックテープなど)と、ずれずに固定できるかを比べる。国民生活センターの調査結果を伝えた Car Watch の記事では、市販マットは車両の形状に合った物を選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うよう助言している。純正マットは固定フックが外れてマットがずれていないかを十分に確かめるよう呼びかけ、業界に対しては市販マットにずれないよう固定フックなどを付けることを求めている。
素材と手入れ
色や柄を選べるマット(アヴィレスの品は商品名に16色から選択とある)と、水や雪・泥の汚れを受け止める溝を持つラバー製のマット(BMW 純正の前部2枚組の商品説明)がある。雨や雪の日の乗り降りやアウトドアで汚れやすい使い方なら前席だけでもラバー、内装の雰囲気に合わせてマットをそろえたいなら色を選べる物、という分け方で選ぶ。
アヴィレス X5 E70 用フロアマット(5枚・16色)
商品名に「BMW 互換品」とあるとおり、BMW の純正品ではなく社外の互換品だ。販売ページの商品説明では、適合は車種 X5・型式 E70・年式 H19.06〜H26.04、備考に「右ハンドル」と書かれ、商品内容はフロアマット5枚、留め具はマジックテープとされている。色・柄は商品名によると16色から選べる(例: 無地×ブラック)。
気をつけたいのは、書かれていない項目があることだ。5枚がどの席の分か(運転席・助手席・後席など)の内訳、3列目シートの分や荷室のマットが入るかどうか、マットの素材(生地の種類)は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。 車の床側の固定具(フックなど)に合わせて留める作りかどうかも記載が無い。
H19.06〜H26.04 の右ハンドルの X5 E70 で、内装の色に合わせてマットをまとめてそろえたいならこれを選ぶ。後席まで入るかが気になるなら、注文前に販売元へ内訳を問い合わせておく。
Aviles BMW 互換品 X5 E70 フロアマット 右ハンドル 5枚(16色から選択)
BMW 純正 X5 E70 前部フロアマット 2枚セット(全天候型ラバー)
商品名に「純正 工場製 OEM」「全シーズン用」「ブラック」と品番 82550417964 が書かれた、前部の2枚のセットだ。販売ページの商品説明(出品者の記載)では、全天候型の100%ラバー製で、1/2インチの深い溝が水・氷・雪や汚れを受け止め、温度変化に強くひび割れ・反り・硬化が起こらないとされている。耐久性の記述は出品者の説明なので、目安として読む。
商品名に「右ハンドル車との互換性は保証いたしかねます」とあるので、右ハンドルの車では、合うかどうかを販売元に確かめてから選ぶ。 後席の分のマットについては、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
溝の深いラバーマットを敷いたら、アクセルペダルを奥まで踏み込んで戻すまで、マットに当たらないかを確かめる。国民生活センターの調査で、マット表面の溝がペダルに干渉した例が示されているからだ。雨や雪の日の乗り降りや泥汚れが気になり、前席だけをラバーにしたい人に向く。
BMW 純正 X5 E70 前部フロアマット 2枚セット 全天候型ラバー ブラック
アヴィレスと BMW 純正を並べて比べる
| 比べる点 | アヴィレス X5 E70 用 | BMW 純正 X5 E70 前部2枚セット |
|---|---|---|
| 純正か互換品か | 商品名に「BMW 互換品」(社外品) | 商品名に「純正 工場製 OEM」 |
| ハンドル位置の書き方 | 商品説明の適合の備考に「右ハンドル」 | 商品名に「右ハンドル車との互換性は保証いたしかねます」 |
| セットの範囲 | 5枚(内訳は記載なし) | 前部2枚(後席の分は記載なし) |
| 留め具 | マジックテープ(床側の固定具への対応は記載なし) | 記載なし |
| 素材 | 記載なし(色・柄は16色から選択) | 100%ラバー製・深い溝(出品者の記載) |
どちらも商品名に X5 E70 用と書かれているが、ハンドル位置の書き方とセットの範囲は違う。表で「記載なし」となっている欄は、注文前に販売元へ聞いておきたい項目だ。
3列目シートの付いた車と、後席・荷室の扱い
英語版ウィキペディアの記載では、E70 には3列目シートのオプションがあり、定員を7人に増やせたとされている。一方、中古車のガリバーのカタログでは、この世代の X5 として載っている各グレードの乗車定員は5名と書かれており、3列シート・7人乗りのグレードは載っていない。日本向けの車での設定の有無は確かめられていない。
3列目シートの付いた車では、選ぶマットのセットに3列目の分が入っているかを、商品の説明や販売元で確かめる。 アヴィレスの5枚組も、3列目と荷室の分が入るかは記載が無い。
荷室の使い方や積み方は、
にまとめてある。
敷き方と、アクセルペダルに引っかけないための注意
国土交通省の注意喚起
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起こることがあるとしている。使い方として呼びかけているのは次のことだ。
- フロアマットは確実に固定して使う
- フロアマットの重ね敷きはしない
- 運転前に、フロアマットが正しく固定されているかを確かめる
国民生活センターの調査結果を伝えた Car Watch の記事(2010年3月)によると、固定していない純正マットや市販マットがずれた場合にアクセルペダルがマットに干渉することがあり、市販マットではずれるとアクセルペダルが戻りにくくなったり、意図せず押し込まれたりすることがあった。
敷く手順
- 今敷いてあるマットを外す(新しいマットを上に重ねない)。
- 運転席から、新しいマットを床の形に合わせて置き、留め具で固定する。
- アクセルペダルとブレーキペダルをそれぞれ奥まで踏み込んで戻し、マットに当たらないか、マットがずれないかを確かめる。
- ほかの席のマットも同じように固定する。
- 運転前にも、マットが正しく固定されているかを確かめる。
中古車で前のマットが残っているとき
中古で買った車に前の持ち主のマットが敷いてある場合も、新しいマットを上に重ねて敷かず、古いマットを外してから敷く。 国土交通省の注意喚起にある「重ね敷きはしない」は、この場面にもそのまま当てはまる。
よくある質問
左ハンドルの X5 E70 にも使える?
アヴィレスの5枚組は、商品説明の適合の備考が「右ハンドル」で、左ハンドルの車に合うとの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。BMW 純正の前部2枚組を含め、左ハンドルの車に使うなら販売元に確かめてから選ぶ。
今のマットの上に重ねて敷いてもいい?
重ねない。国土交通省は重ね敷きをしないよう呼びかけている。今のマットを外してから新しいマットを敷き、固定する。
3列目シートの分のマットはある?
今回の2点では確かめられていない。アヴィレスの5枚組は3列目の分が入るかの記載が無く、BMW 純正は前部の2枚のセットだ。3列目シートの付いた車は、販売元に確かめる。
純正品と互換品は何が違う?
アヴィレスの品は商品名に「BMW 互換品」とある社外品で、商品説明に右ハンドルとあり、5枚・マジックテープ留め・16色から選べる。BMW の品は商品名に「純正 工場製 OEM」とあるラバー製の前部2枚で、右ハンドル車との互換性は保証しないと書かれている。
ペダルに引っかかって加速してしまったら?
国土交通省の注意喚起では、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大きく下がり、ブレーキを強く踏む力が必要になると注意している。そうならないよう、敷いた直後と運転前の確認を欠かさない。
まとめ
最初に、実車で今敷いてあるマットの枚数と形、ハンドル位置、3列目シートの有無を確かめる。次に車検証で年式を見て、アヴィレスの5枚組の適合年式 H19.06〜H26.04 に入るかを照らし合わせる。
- H19.06〜H26.04 の X5(E70)の右ハンドル車でマットを5枚まとめてそろえるなら、アヴィレスの5枚組(5枚の内訳は記載なし)
- 前席だけを全天候型ラバーにしたいなら BMW 純正の前部2枚組(商品名に右ハンドル車との互換性は保証しないとある)
- どちらも重ね敷きせず、固定して使い、運転前に固定を確かめる
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