X3 G01 の専用サンシェード選びで見落としやすいのが、商品ごとに違う記載年式だ。G01 は日本で 2017年10月に発表されたが、記載年式が 2018年から始まる商品もあり、2017年に登録した車はその範囲から外れる。ここで比べる G01 専用品3つはどれも折り畳み式で収納袋が付くので、差が出る記載年式・固定方法・保証の3点を見れば1つに絞れる。
X3 G01 専用サンシェード3つの選び分け
3商品とも商品名で X3 G01 用の車種専用品をうたい、折り畳み式で収納袋(ポーチ)が付く。違いが出るのは、記載年式の範囲・層の構造の書き方・固定方法の書き方・保証の記載の有無だ。
| 商品 | 記載年式 | 保証の記載 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| KOKATO | 2017年10月~2024年12月 | なし | 2017年に登録した G01 に乗っている人 |
| BSTW | 2018年~2025年 | 1年の品質保証 | 届いた後の破損や取付不適合への対応を重視する人 |
| GAFAT | 2018年~2025年 | なし | 層の内訳と取り付け方を確かめてから買いたい人 |
2017年に登録した G01 なら、記載年式に入るのは KOKATO だけだ。2018年~2024年の登録なら3つとも記載年式に入るので、保証を取るなら BSTW、サンバイザーで挟む固定方法と4層の内訳まで説明が細かい GAFAT、と選び分ける。2025年に登録した G01 なら、記載年式に入るのは BSTW と GAFAT になる。
買う前に自分の X3 が G01 かを確かめる
3代目 G01 と 4代目 G45 の違い
G01 は3代目の X3 で、日本では 2017年10月19日に東京で発表された。発表時の報道では、導入は xDrive20d の M スポーツから始まり、ガソリン仕様の xDrive20i の納車は 2018年2月以降の予定とされていた。
次の世代は4代目の G45 で、2024年6月に世界初公開され、日本では 2024年11月に正式発表された。日本の報道では、G01 の全長 4720mm×全幅 1890mm×全高 1675mm に対して、G45 は全長が 25mm 長く、全幅が 30mm 広く、全高が 15mm 低い(ホイールベース 2865mm は同じ)。寸法が変わった別の世代なので、G01 用のサンシェードが G45 に合うとは言えない(逆も同じ)。
同じブランドから世代違いや車種違いの専用品が似た商品名で並ぶこともある。商品名に「X3」と「G01」の両方が入っているかを見てから選ぶ。4代目や先代の X3 に乗っている人は、世代ごとの記事を見てほしい。
車検証の初度登録年月を見る
買う前に車検証の初度登録年月を見て、商品の記載年式に入っているかを確かめる。2017年登録の初期の車や、G45 が出た後の 2024年末以降に登録した車のように記載年式の端に当たるときは、注文の前に出品者へ問い合わせておくとよい。2024年11月の G45 の日本発表の前後に登録した車は、世代そのものも車検証や購入時の書類で確かめておく。
G01 用サンシェードを選ぶときに見る4つの項目
収納袋は3商品とも付くので、比べるのは次の4つでよい。
記載年式の範囲
記載年式の書き方は商品ごとに違い、範囲は上の表のとおりだ。G01 は 2017年10月に日本で発表されているので、2017年に初度登録された G01 は BSTW と GAFAT の記載年式に入らない。3商品とも年式と適合は Amazon の販売ページの出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。
層の構造と数値の読み方
販売ページの商品説明では、KOKATO が「多数層」のチタンシルバーコーティング(層の数の記載なし)、BSTW が5層構造、GAFAT が4層構造と書いている。紫外線カット率や遮熱率などの数値はどれも出品者の記載で、同じ条件で測った値ではない。数値の大小で商品の優劣は決められないので、層の構造は書き方の違いとして見るにとどめる。
固定方法
KOKATO と GAFAT は、商品説明でサンバイザーで押さえて固定すると書いている。BSTW は記憶金属フレームで吸盤や工具が要らないと書くが、サンバイザーで押さえるかどうかは商品名にも商品説明の箇条書きにも書いていない。
保証の有無
保証期間を書いているのは BSTW だけだ。KOKATO と GAFAT は、商品名にも商品説明の箇条書きにも保証の記載が無い。
KOKATO:2017年10月からの G01 も記載年式に入る
KOKATO の販売ページでは、商品名で「BMW X3 G01 2017年10月~2024年12月 車種専用設計」とうたい、商品説明でも「BMW X3 G01に適合」「完全専用設計」と書いている。3商品の中で記載年式が 2017年10月から始まるのはこの商品だけなので、導入初期の G01 に乗っている人はまずこれを候補にする。一方で範囲は 2024年12月までだ。
商品説明では、高密度生地に多数層のチタンシルバーコーティングを施し、紫外線カット率は 99.99% とされている(出品者の記載)。サンバイザーで固定でき、ルームミラーの後ろで固定できるとも書かれている。折り畳み式で収納ポーチが付き、商品名には「///M」ロゴ付きとある。
保証期間の記載は無く、層の数も「多数層」とだけで具体的な数は書かれていない。届いた後の扱いが気になる人は、注文前に出品者へ確かめておく。
KOKATO BMW X3 G01 専用サンシェード(2017年10月~2024年12月・///Mロゴ付き)
BSTW:1年の品質保証を書いているのはこの商品だけ
BSTW の販売ページでは、商品名で「BMW X3 3代目 G01 2018年~2025年専用」「車種専用設計」とうたい、商品説明の箇条書きでも対応車種を「BMW X3 3代目 G01 2018年~2025年」としている。商品名には「2026改良」とある。
商品説明では、紫外線・可視光線・赤外線に対応した5層構造で、表面はカーボン調シリコンコーティング、内側は強化ブラックコーティングとされている。遮熱率 85%、車内温度の上昇を最大 60% 抑える、体感温度は最大 10℃ダウンとうたい、RoHS・VOC 基準をクリアした素材とも書いている。どれも出品者の記載の数値だ。
紫外線カット率は、箇条書きの1か所で 99.99%、別の箇所で「遮光率99.99%・UVカット率99.00%」となっていて、値が食い違っている。紫外線カット率は1つの値に決めず、2通りの記載があるものとして読む。
取り付けは、記憶金属フレームで繰り返し使っても形を保ち、吸盤や工具は要らず、3ステップで取り付けて取り外しも簡単とされている。専用の収納ポーチが付き、畳んでドアポケットやシートバックポケットに入れられる。サンバイザーで押さえるかどうかは書かれていない。
商品説明には1年間の品質保証があり、商品到着時の破損や取付不適合があったときは、取付状況の写真を添えてメールで連絡するよう案内している。
BSTW BMW X3 G01 専用フロントサンシェード(2018年~2025年・5層構造)
GAFAT:4層の内訳とサンバイザーで挟む取り付け方まで書いてある
GAFAT の販売ページでは、商品名で「BMW X3 3代目 G01 2018+ 専用」、商品説明の箇条書きで対応車種を「BMW・X3 3代目 G01 2018年~2025年」としている。商品説明では、実車のデータに基づく 1:1 の設計で、フロントガラスに密着して隙間が無いとうたう(出品者の記載)。
商品説明では、高密度アルミメッキ反射層・ポリウレタン耐熱断熱層・UV チタン銀コーティング断熱層・ナノ断熱遮光素材の4層構造で、99% 以上の紫外線をカットするとされている。高密度のナイロン布で作られて軽量と書かれ、冬は冷気の侵入を防ぐ保温の効果もうたう。
取り付けは、広げたサンシェードをその張りでフロントガラスに沿わせ、サンバイザーで挟んで固定すると書かれている。記憶機能のある筋金で作られ、収納しても変形しないとあり、商品名に収納袋付とある。3商品の中で層の内訳と固定の手順がいちばん具体的に書かれているので、届いてからの取り付けを想像しやすい。保証の記載は無い。
GAFAT BMW X3 G01 専用サンシェード(2018年~2025年・4層構造)
3商品の記載を一覧で比べる
表の内容はすべて Amazon の販売ページの出品者の記載をもとにしている。
| 項目 | KOKATO | BSTW | GAFAT |
|---|---|---|---|
| 記載年式 | 2017年10月~2024年12月(商品名) | 2018年~2025年(商品名・商品説明) | 2018年~2025年(商品説明。商品名は 2018+) |
| 層の構造 | 多数層のチタンシルバーコーティング(層の数の記載なし) | 5層構造 | 4層構造 |
| 紫外線カットの記載 | 99.99% | 99.99% と 99.00% の2通り | 99% 以上 |
| 固定方法 | サンバイザーで固定 | 記憶金属フレーム・吸盤や工具は不要(サンバイザーの記載なし) | 張りでガラスに沿わせ、サンバイザーで挟む |
| 収納 | 収納ポーチ付き | 収納ポーチ付き | 収納袋付き |
| 保証 | 記載なし | 1年の品質保証 | 記載なし |
紫外線カットの数値は同じ条件で測った値ではないので、表で差を見るのは記載年式・固定方法・保証の3行でよい。
サンシェードで下がるのは主にダッシュボードの温度
JAF のユーザーテスト「真夏の車内温度」では、2012年8月に埼玉県戸田市の駐車場で、外気温 35 度の日の正午から4時間、車を置いて温度を比べている。
| 条件 | ダッシュボードの最高温度 | 車内の最高温度 |
|---|---|---|
| サンシェードを付けた車 | 52℃ | 50℃ |
| 対策なしの黒い車 | 79℃ | 57℃ |
| 対策なしの白い車 | 74℃ | 52℃ |
X3 で測った値ではなく、紹介した3商品で同じ数値になるわけでもない。それでもこの結果から、差が大きく出るのは車内の空気よりダッシュボードなど日が当たる表面の温度だと読み取れる。乗り込んだ直後のハンドルやダッシュボードの熱さを抑え、内装の日焼けを防ぐ道具として使い、乗る前の換気やエアコンと組み合わせる。
取り付けと外し方、ルームミラー付近の注意
取り付けの流れ
サンバイザーで固定するタイプ(KOKATO・GAFAT)の取り付けは、次の流れになる。
- 収納袋から出して広げる。
- ルームミラーの裏を通して、フロントガラスの内側に沿わせる。
- 左右のサンバイザーを下ろして押さえる。
- 端の浮きや隙間を整える。
外すときはサンバイザーを上げてから畳み、収納袋に入れる。BSTW は固定方法の記載が無いので、この流れがそのまま当てはまるとは限らない。
ルームミラー付近のカメラに気をつける
日本発表時の報道では、G01 の運転支援システムは前方のステレオカメラと5つのミリ波レーダー(前に3基・後ろに2基)で車線や前の車を検知する。Car Watch の記事は、このステレオカメラをルームミラーに内蔵され、フロントウインドウに設置されたものとして紹介している。
フロント用のサンシェードはルームミラーの裏側を通して広げるので、ミラー付近のカメラのカバーに強く押し当てたり、外すときに引っ掛けたりしないよう、ゆっくり広げて畳む。運転の前には必ず外し、前の視界をふさいだまま走らない。
よくある質問
4代目 X3(G45)にも使える?
使えるとは言えない。3商品はどれも G01 用としての記載で、G45 は寸法が変わった別の世代だ。G45 に乗っているなら、G45 用をうたう商品を選ぶ。
2017年に登録した G01 はどれを選ぶ?
記載年式に 2017年が入るのは KOKATO だけだ。BSTW と GAFAT は記載年式が 2018年からなので、2017年登録の車に合うとは言い切れない。どちらかを選びたいときは、注文前に出品者へ確かめる。
X4(G02)に流用できる?
X4(G02)や iX3、X3 M は X3 G01 と近い車だが、3商品とも商品名と商品説明に記載が無いので、合うとは言い切れない。使いたいときは注文の前に出品者へ確かめる。X4 G02 に乗っている人は次の記事も参考になる。
運転中も付けたままでいい?
付けたまま走らない。前の視界をふさぐので、停めている間だけ使い、走り出す前に収納袋へしまう。
保証が付いている商品は?
保証期間を記載しているのは BSTW だけで、1年間の品質保証とある。KOKATO と GAFAT は記載が無いので、届いた後の扱いが気になるなら注文前に出品者へ問い合わせておく。
まとめ
最初にやるのは、自分の X3 の運転席に座って、ルームミラーの付け根にあるカメラのカバーの位置と、左右のサンバイザーを下ろしたときの位置を実車で見ておくことだ。サンシェードをどこで押さえ、どこを避けて広げるかがその場で決まる。そのうえで車検証の初度登録年月を見て、G01 であることと記載年式に入るかを確かめる。
選ぶ軸は記載年式・固定方法の書き方・保証の記載の3つで、2017年登録の G01 なら KOKATO が候補になる。X3 G01 のほかの記事や、ほかの BMW のサンシェードの記事もあわせて見てほしい。
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