X1 F48 のサンシェード選びで間違えやすいのは、商品名にある「フロント」の字を見て、フロントガラスの分まで入っていると思い込むことだ。たとえば趣味職人のサイドシェードは商品名に『フロント 傘 に最適』とあるが、販売ページの商品説明では運転席と助手席の窓の2枚のセットで、傘式のシェードは含まれていない。F48 を名指しした車種専用品はいくつかあるので、まず覆う範囲(前だけ・前と横・全部の窓)で型を決めれば、こうした選び間違いは防げる。
X1 F48 のサンシェードは覆う範囲で3つの型から選ぶ
駐車中のハンドルやダッシュボードの熱さを抑えたいならフロントガラス用、横からの日差しも遮りたいならフロントとサイドのセット、車中泊や仮眠で車内を外から見えにくくしたいなら全部の窓の分がそろう1台分のセット、と分けて考える。この記事で取り上げる4品は、どれも商品名に「X1 F48」と書いた車種専用品だ。
| 商品 | 型(覆う範囲) | 適合の書き方 | 取り付け方 |
|---|---|---|---|
| KOKATO | 前だけ(フロントガラス) | 商品名に X1 F48・2015年10月~2023年2月 | サンバイザーで押さえ、ルームミラーの後ろに固定 |
| Xangetor 5点セット | 前と横(フロントとサイド) | 商品名に X1 F48・2015年10月~2023年2月 | 記載なし |
| 趣味職人 シームレスライト | 全部の窓(1台分8枚) | X1 F48 とだけ記載 | 簡易吸盤で脱着 |
| 趣味職人 サイドシェード | 前席の左右の窓だけ(追加の品) | X1 F48 とだけ記載 | 吸盤2個が付く |
KOKATO と Xangetor が商品名に書く「2015年10月~2023年2月」は、第2世代の X1 の販売開始から第3世代の発売までの期間と重なる。日除けが目的ならフロント用の KOKATO、車中泊や仮眠にも使うなら1台分のシームレスライトを軸に考え、前と横を1つのセットでそろえたい人だけ Xangetor を候補に入れればよい。
先に F48 か第3世代かを確かめる
BMW の日本法人の発表では、第2世代の X1(この記事の F48)は2015年10月24日に全国の BMW 正規ディーラーで販売が始まった。第3世代の新型 X1 は2023年2月17日に発表と同時に販売が始まり、納車は同年2月下旬からの予定とされた。
この記事の4品はどれも商品名に「X1 F48」と書いており、第3世代の X1 に使えるとは、どの商品の商品名と商品説明の箇条書きにも書かれていない。 2023年ごろの X1 は、車検証や購入時の書類でどちらの世代かを確かめてから選ぶ。第3世代の X1 に乗っている人は、同じ世代の記事を見てほしい。
X1 F48 のサンシェードの選び方は4つの基準で見る
覆う範囲:目的に合わせて型を決める
最初に決めるのは、上の表の3つの型のどれにするかだ。趣味職人のサイドシェードは前席の左右の窓を足すための品で、これだけでは前側を覆えない。
取り付け方:固定のしかたは商品ごとに違う
販売ページの商品説明では、KOKATO はサンバイザーで押さえてルームミラーの後ろに固定する方式、趣味職人 シームレスライトは簡易吸盤で脱着する方式、趣味職人 サイドシェードは吸盤2個が付くセットとしている。Xangetor は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも取り付け方の記載が無い。
適合の書き方:年式の幅まで書いてあるか
KOKATO と Xangetor は商品名に年式の幅(2015年10月~2023年2月)まで書く。趣味職人の2品は「X1 F48」とだけ書き、年式の幅は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。年式の幅が無い品は、自分の車が F48 であることを確かめたうえで選ぶ。
しまい方:折り畳みと収納袋の有無
KOKATO と Xangetor は商品名で折り畳み式とし、商品説明で収納袋付きとしている。趣味職人 シームレスライトは、シボ加工で収納時のシワが目立たないと書くが、収納袋の有無は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
フロントガラスだけを覆う型:KOKATO
KOKATO のサンシェードは、商品名で対象を「X1 F48 2015年10月~2023年2月」の車種専用設計とし、販売ページの商品説明でも X1 F48 に適合する完全専用設計と書いている。商品名には「BMWに向け」「M のロゴ付き」とあるが、ブランドは KOKATO で、この記載を BMW の純正品や承認の印と受け取らないほうがよい。
販売ページの商品説明では、作りと使い方を次のように書いている。
- 高密度の生地に多層のチタンシルバーコーティングを施している
- 折り畳んで収納袋に入れてしまえる
- サンバイザーで押さえて、ルームミラーの後ろに固定できる
同じ商品説明は紫外線カット率が99.99%に達したと書くが、これは出品者の言い分で、第三者の測定は確かめていない。 駐車中のハンドルやダッシュボードの熱さを抑えるのが目的なら、まずこの型から考えればよい。
KOKATO X1 F48 専用 フロントサンシェード(折り畳み・収納袋付き)
前と横をまとめて覆う型:Xangetor の5点セット
Xangetor のサンシェードは、商品名でフロントガラス用とサイド用を合わせた「5点セット」の折り畳み式としている。販売ページの商品説明では、特殊5層構造で紫外線をほぼ完全に遮断する(出品者の言い分)、収納袋付きで折り畳んでしまえる、駐車時の日除けのほか車中泊や仮眠時のプライバシー保護にも使える、としている。
5点がどの窓の分かの内訳は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。 取り付け方も書かれていない。さらに出品者は、商品名で対象を「X1 F48 2015年10月~2023年2月」としつつ、年式・グレード・オプション等により適合しない場合があるとして、車種や形状を確かめてから買うよう求めている。前と横を1つのセットでそろえたい人に向くが、買う前に内訳を出品者へ問い合わせるくらいのつもりで選ぶ品だ。
Xangetor X1 F48 用 サンシェード 5点セット(フロント・サイド)
全部の窓をふさぐ1台分の型:趣味職人 シームレスライト
趣味職人 シームレスライト(品番 05s-i001-sa)は、商品名で日本製・1台分としている。販売ページの商品説明では、内容は次の計8枚だ。
- フロントガラス 1枚
- サイドドアガラス 2枚
- 後部座席ドアガラス 2枚
- クォーターガラス 2枚
- リアガラス 1枚
同じ商品説明は、特殊生地で光をカットする、シボ加工で耐久力があり収納時のシワが目立たない、としている。取り付けは簡易吸盤で脱着する方式だ。適合は「X1 F48」とだけ書かれ、年式の幅は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
車中泊や仮眠で窓をまとめてふさぎたいなら、全部の窓の分がそろうこの型が向く。荷室の広さや段差の対策は、車中泊の記事で扱っている。
趣味職人 シームレスライト X1 F48 対応 1台分8枚(日本製)
前席の横の窓だけを足す品:趣味職人 サイドシェード
趣味職人のサイドシェード(品番 04s-i001-fu)は、販売ページの商品説明で、運転席のガラス面1枚・助手席のガラス面1枚・吸盤2個のセットで、適合は X1 F48 としている。冒頭で触れたとおり、傘式のシェードは含まれていない。フロントガラスの分は別に用意し、前席の左右の窓の日差しを足して遮りたいときの追加の品として扱う。 この記事の中では、KOKATO がフロント用にあたる。
同じ商品説明は、装着の際は必ずアルミ面を外側にし、黒い面を外にすると黒いフィルムが溶けて剥がれる、と注意している。なお、商品名の「Lot01」の表記の意味は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも説明が無い。
趣味職人 X1 F48 対応 サイドシェード 運転席・助手席の2枚(傘式は別売り)
走る前に外す窓と、後部座席の窓の扱い
JAF の解説では、運転席や助手席の窓にサンシェードやカーテンを取り付けると運転者の視野を妨げるので、その状態で走ると違反になり、反則金と違反点数1点の対象になるとしている。根拠には道路交通法第55条2項と道路運送車両の保安基準第29条3項を挙げ、カーフィルムを貼る場合は前面ガラスと運転席・助手席の窓の可視光線透過率が70%以上必要とされる、とも書いている。
同じ解説は、後部座席の窓ガラスにサンシェードやカーフィルムを取り付けることは禁止されていない、としている。リアガラス(いちばん後ろの窓)については触れていない。
フロントガラスと運転席・助手席の窓のシェードは駐車中だけに使い、走り出す前に外す。 1台分や5点のセットを使うときは、走る前に外す分と付けたままにする分を、あらかじめ分けておく。リアガラスの分は解説が触れていないので、付けたまま走ってよいとは言えない。
サンシェードで下がるのはダッシュボードの温度
JAF のユーザーテストでは、2012年8月22・23日に、気温35度の中で駐車条件の違うミニバン5台を正午から4時間置き、温度を比べている。
| 車の条件 | ダッシュボードの最高温度 | 車内の最高温度 |
|---|---|---|
| 対策なし(黒い車) | 79℃ | 57℃ |
| 対策なし(白い車) | 74℃ | 52℃ |
| サンシェード装着 | 52℃ | 50℃ |
| 窓を3cm開ける | 75℃ | 45℃ |
| エアコンを作動 | 61℃ | 27℃ |
ダッシュボードは大きく抑えられた一方で、車内の最高温度は対策なしの白い車と大きくは変わらない。JAF はこのテストの結論で、サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない、としている。テストの車はミニバンで、使ったサンシェードがこの記事の商品と同じとは確かめていないので、この数値を X1 F48 や上の4品の結果として読まない。
サンシェードに期待できるのは、直射日光が当たるダッシュボードやハンドルまわりの熱さを抑えることまでで、車内の空気を安全な温度に保つ物ではない。真夏は、サンシェードを付けていても子どもやペットを車内に残さない。
よくある質問
第3世代の X1 にも使えるか
この記事の4品は、どれも商品名で F48 を名指しした品で、第3世代に使えるとは、どの商品の商品名と商品説明の箇条書きにも書かれていない。第3世代の X1 には、第3世代向けと書かれた品を選ぶ。
走行中も付けたままでよいか
フロントガラスと運転席・助手席の窓の分は外す。後部座席の窓は JAF の解説で禁止されていないとされるが、リアガラスは解説の範囲外だ。
サンシェードで車内はどれくらい涼しくなるか
JAF のテストでは、ダッシュボードの温度は大きく下がったが、車内の最高温度は50℃まで上がった。車内を涼しく保つ物としては期待しない。
車中泊にはどの型を選ぶか
窓をまとめてふさぐなら、1台分の趣味職人 シームレスライトを選ぶ。Xangetor の5点セットも商品説明で車中泊や仮眠に使えるとしているが、前と横だけのセットなので、内訳を確かめてから使い道を決める。寝る場所の作り方は次の記事にまとめている。
まとめ:買う前に確かめる5つのこと
- 自分の X1 が、2015年10月から2023年2月ごろまでに売られた第2世代の F48 か
- 目的に合う型か(日除けだけならフロント用、横の日差しまでならフロントとサイド、車中泊なら1台分)
- 年式の幅まで適合が書かれているか、書かれていない品は自分の車が F48 だと確かめたか
- フロントガラスの分が入っているか(趣味職人のサイドシェードは入っていない)
- 走る前に外す分(フロントガラスと運転席・助手席の窓)を決めてあるか
価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。同じ X1 F48 の記事と、近い車種の記事もあわせて置いておく。2シリーズ グランツアラーの記事は別の車種の話で、商品はそれぞれの車種向けを選ぶ。
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