初代 X1(E84)のフロントガラスに使うサンシェードは、商品名に「X1 E84」と年の範囲を書いた車種専用品の2つ、PAIMOHO と KUST から選ぶのが早い。どちらも出品者の記載の適合は2011〜2015年で、2010年に登録された初期の車はその範囲に入っていない。夏の駐車中にダッシュボードの熱を抑える道具として選び、車内の空気まで安全な温度にする道具ではないと分かったうえで使ってほしい。
出品者が E84 の2011〜2015年用とする車種専用の2つから選ぶ
E84 の名前と年の範囲を商品に書いているフロントガラス用のサンシェードは、PAIMOHO と KUST の2つだ。販売ページの商品説明では、PAIMOHO は「2011-2015 BMW X1 E84用に特別に設計」、KUST は E84 の2011〜2015年向けのカスタムフィットとしている(どちらも出品者の記載)。汎用品で寸法を合わせて迷うより、この2つのどちらかにして、自分の車が年の範囲に入るかを確かめるほうが早い。
| 項目 | PAIMOHO | KUST |
|---|---|---|
| 出品者の記載の適合 | X1 E84 2011-2015 | X1 E84 の2011〜2015年 |
| 取り付け | 吸盤なし | 吸盤も接着剤も使わない |
| 生地(出品者の記載) | 240Tポリエステルの2層 | 250Tの反射生地の2層 |
| 収納バッグ | キャリーバッグ付属 | 記載なし |
| たたみ方の記載 | 平らに折りたたむ | 斜めにつかんで8の字にひねる |
PAIMOHO フロントガラス用サンシェード BMW X1 E84(2011-2015)用
KUST BMW X1 E84用 フロントガラスサンシェード(2011〜2015年)
2010年に登録された車の扱いと、記載の年が日本の初度登録の年か海外のモデルイヤーかが書かれていない点、前期と後期でフロントガラスが同じ形かを確かめていない点は、後の「買う前に確かめたい適合の注意」で詳しく書く。
自分の X1 が E84 のどの時期かを確かめる
2010年4月の発表と初期の車
BMW の日本法人は2010年4月20日に初代 X1(E84)の sDrive18i(後輪駆動)と xDrive25i(四輪駆動)を発表し、同じ日から全国の正規ディーラーで注文の受付を始めた。納車は2010年5月末からの予定とされた。つまり日本には、2010年のうちに登録された E84 がある。
2012年9月の改良型
2012年9月13日の発表で改良型の X1 が日本に導入され、9月15日から注文の受付が始まった。グレードは sDrive18i・sDrive20i・xDrive20i・xDrive28i で、それぞれに xLine・Sport・M Sport を設定している。改良の内容として挙げられたのは、フロントバンパーとリヤスカートのデザインの一新、LED のスモールライトリングを付けた新デザインのヘッドライト、ターンインジケーターを組み込んだ新デザインのドアミラーで、フロントガラスについての記載は無い。
中古車情報サイトのカタログでは、この世代の X1 の日本でのモデル期間を2010年4月〜2015年10月として掲載している。
型式と初度登録年の見方
中古車買取サイトの掲載では、E84 の型式として VL18・VL25・VL20・VM20 が挙げられている(グレードと型式の対応は書かれていない)。中古車情報サイトのカタログでは、2010年11月の xDrive25i の型式が ABA-VL25 とされている。
手元の車検証で型式と初度登録年を見れば、E84 かどうかと、どの年に登録された車かが分かる。サンシェードの年の範囲と照らすときも、まずこの2つを見る。前期か後期かの見分けは、ほかの部品を選ぶときにも使える。
E84 のサンシェードの選び方
車種専用品と汎用品
最初に見るのは、商品名か商品説明に「X1」「E84」と年の範囲が書かれた車種専用品かどうかだ。傘型や S・M・L のサイズ表記の汎用品は、E84 のフロントガラスに合うかどうかをこの記事の出典では確かめていない。汎用品を選ぶなら、フロントガラスを自分で採寸し、商品の適合サイズと比べる必要がある。
年の範囲を見る
車種専用品には年の範囲が書いてあるので、自分の車の初度登録年がそこに入るかを見る。今回の2商品は、どちらも出品者の記載で2011〜2015年だが、その年が日本の初度登録の年か海外のモデルイヤーかは書かれていない。
取り付け方と生地
2商品とも、商品説明では吸盤を使わずに取り付ける形だとしている(KUST は接着剤も使わないとしている)。生地もどちらも外側がシルバー、内側が黒の2層で、取り付け方と生地の作りで大きな差はない。2つともフロントガラス用で、サイドやリヤの窓を覆う品ではない。
しまい方
差が出るのはしまい方だ。収納用のバッグが付属すると書いているのは PAIMOHO だけで、KUST の商品名と商品説明にはバッグの記載が無い。そのかわり KUST は、たたみ方を具体的に書いている。
PAIMOHO の E84 用フロントサンシェード
PAIMOHO は商品名に「X1 E84 2011-2015」、販売ページの商品説明に「2011-2015 BMW X1 E84用に特別に設計」と書いている。商品説明では、吸盤は必要なく、フロントガラスにぴったり合うとしている。ここまでは出品者の記載で、合い方をこの記事で確かめたわけではない。
素材は、高密度の240Tポリエステルに遮光コーティングをしたものだとしている。外側のシルバー層が日光を反射し、内側の黒い層が熱を吸収する二層構造で、紫外線と日光の99%を反射するという値も出品者の記載だ。軽量の折りたたみ式で、使い終わったら平らに折りたたみ、付属のキャリーバッグにしまえるとしている。
外したサンシェードをバッグにまとめておきたい人には PAIMOHO が向く。
PAIMOHO フロントガラス用サンシェード BMW X1 E84(2011-2015)用
KUST の E84 用フロントサンシェード
KUST は商品名と販売ページの商品説明に、BMW X1 E84 の2011・2012・2013・2014・2015年向けの車種専用(カスタムフィット)と書いている(出品者の記載)。
素材は高密度の250Tの反射生地で、黒の断熱層と銀色の反射層の2層だとしている。有害な紫外線と熱の蓄積を最大99%ブロックするという値も、出品者の記載だ。吸盤や接着剤を使わずに取り付けられ、伸縮性のあるメモリースチールワイヤーで変形しにくく、折りたためるとしている。
商品説明の注意書きでは、シルバーの面を外側、黒の面を内側にして使うとしている。たたむときは、サンシェードを斜めにつかんで「8」の字のようにひねるとよいとしている。
たたみ方まで書いてあるので、折りたたみ式のサンシェードを初めて使う人は KUST のほうが迷いにくい。バッグの記載は無いので、置き場所は別に考えておく。
KUST BMW X1 E84用 フロントガラスサンシェード(2011〜2015年)
2つの専用品はどこが違うか
PAIMOHO と KUST は、吸盤を使わない取り付け、外側シルバー・内側黒の2層、2011〜2015年という記載の範囲が共通している。記載の年の範囲では2つを選び分けられない。
違いは3つで、生地の表記(PAIMOHO は240Tのポリエステル、KUST は250Tの反射生地)、収納バッグの記載の有無、たたみ方の書き方だ。生地の表記の違いが使ったときにどう出るかは確かめていないので、決め手にはしなくてよい。
バッグにまとめてしまいたいなら PAIMOHO、たたみ方の説明とワイヤーの記載を重く見るなら KUST を選べばよい。価格は変わるので、商品リンクの先で今の値を見て決めてほしい。
買う前に確かめたい適合の注意
2010年登録の E84
日本では E84 の納車が2010年5月末から始まる予定と発表されたが、PAIMOHO と KUST は、どちらも出品者の記載の年の範囲が2011年からで、2010年は含まれていない。また、その年が日本の初度登録の年なのか、海外のモデルイヤーなのかも、商品名と商品説明に書かれていない。
2010年に登録された E84 に合うかどうかは、出品者の記載からは確かめられない。2010年登録の車に乗っているなら、買う前に出品者へ問い合わせるか、合わなかったときの返品の条件を確かめておく。
前期と後期
2商品の記載の年の範囲は、2012年9月に改良型が導入された前と後の両方にまたがる。ところが、2商品の商品名と商品説明には、改良の前と後での違いについての記載が無い。BMW の日本法人の2012年の発表にもフロントガラスについての記載は無く、前期と後期でフロントガラスが同じ形かどうかは、この記事の出典では確かめていない。
ルームミラーとレインセンサーのまわり
BMW の日本法人の2010年と2012年の発表では、どちらもレインセンサーと、まぶしさを自動で抑えるルームミラーが主な標準装備に挙げられている。2010年の発表では、ルームミラー内蔵タイプの ETC 車載器も標準装備とされている。
一方で、2商品とも、商品名と販売ページの商品説明に、ルームミラーやレインセンサーのまわりの切り欠きや逃げについての記載は無い。届いたら最初にフロントガラスに当てて、ミラーの付け根のまわりがどう収まるかを見ておく。
サンシェードでどのくらい暑さが変わるか
JAF のユーザーテストでは、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の駐車場で、気温35度の日の正午から4時間、ミニバン5台の車内の温度を比べている。
| 車の条件 | 車内の最高温度 | ダッシュボードの最高温度 |
|---|---|---|
| 黒・対策なし | 57℃ | 79℃ |
| 白・対策なし | 52℃ | 74℃ |
| サンシェードあり | 50℃ | 52℃ |
試験の車はミニバンで、X1 E84 で測った値ではない。それでも、黒い対策なしの車と比べると、ダッシュボードは79℃から52℃、車内の最高温度は57℃から50℃で、サンシェードは日が当たる所の温度を下げる幅が大きく、車内の空気の温度を下げる幅は小さいと読める。
JAF はこのテストのまとめで、サンシェードや窓開けの対策をしていても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内の温度の上昇を防ぐことはできないとしている。サンシェードはダッシュボードやハンドルまわりの熱を抑えるために使い、子どもやペットを車内に残してよい理由にはならない。
付け方としまい方
2商品の商品説明から読める付け方としまい方は次のとおりだ。
- サンシェードを広げる
- シルバーの面を外側(ガラス側)、黒の面を車内側に向ける(KUST の注意書き)
- フロントガラスの内側に当てて合わせる(2商品とも吸盤は使わない)
- 使い終わったら折りたたむ(KUST は斜めにつかんで8の字のようにひねる)
- PAIMOHO は付属のキャリーバッグにしまう
フロントガラスのサンシェードは駐車中に使うものだ。走り出す前に必ず外し、運転の視界やペダルのまわりをふさがない所にしまう。外したサンシェードの置き場所を決めるなら、荷室の収納もあわせて見直しておくとよい。
よくある質問
2010年式の E84 にも使える?
使えると言える材料は無い。2商品とも記載の範囲から2010年が外れているので、2010年登録の車は出品者への問い合わせか返品の条件を確かめてから決める。
前期と後期のどちらにも使える?
記載の範囲には前期と後期の両方が入っているが、前後の違いについての記載は無く、フロントガラスが同じ形かどうかも確かめていない。初度登録年が記載の範囲に入るかは見られるが、記載の年が初度登録の年かモデルイヤーかも書かれておらず、それだけで合うとは言えない。
汎用の傘型サンシェードでもいい?
E84 のフロントガラスに合うかどうかは確かめていない。使うなら採寸して適合サイズと比べる手間がかかるので、迷う時間を減らしたいなら車種専用品から選ぶほうが早い。
サンシェードがあれば子どもやペットを車内に残せる?
残せない。サンシェードを付けても、車内は人や動物が耐えられない温度になる。短い時間でも車から降ろして一緒に離れる。
車中泊の目隠しにもなる?
2商品ともフロントガラス用で、サイドやリヤの窓は覆わない。車中泊で車内を隠すなら、ほかの窓の対策が別に要る。寝る場所の作り方はこちらにまとめている。
まとめ
E84 のサンシェードは、出品者が E84 の2011〜2015年用とする PAIMOHO と KUST の車種専用品からまず1つに絞る。バッグにまとめたいなら PAIMOHO、たたみ方の説明とワイヤーの記載を重く見るなら KUST だ。絞ったら、販売ページの適合の記載と車検証の初度登録年を照らす。
ただ、記載の年が日本の初度登録の年か海外のモデルイヤーかは2商品とも書かれておらず、前期と後期でフロントガラスが同じ形かもこの記事の出典では確かめていないので、照らして範囲に入っていても合うとは言い切れない。2010年に登録された車は出品者の記載から、汎用品はこの記事の出典から、合うかどうかを確かめられない。サンシェードは駐車中のダッシュボードの熱を抑えるものであって、車内の空気を安全な温度にするものではない。窓まわりの用品をほかにもそろえるなら、ドアバイザーの選び方も見ておくとよい。
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