iQ(KGJ10)のエアコンフィルターは、デンソーの車種別の適合表で純正品番 88568-74011、デンソーの適合品番 014535-2330 と載っている。対象は年式 2008年11月~2016年3月の KGJ10・NGJ10 で、グレードは全車だ。買うならこの品番に対応した品を選び、取付位置のグローブボックス内から自分で替えればよい。
iQ KGJ10 に合うエアコンフィルターの型番
デンソーの車種別の適合表では、トヨタ iQ の行は次のとおり。KGJ10 と NGJ10 は同じ 1 行にまとめて載っている。
| 項目 | デンソーの適合表の値 |
|---|---|
| 年式 | 2008年11月~2016年3月 |
| 型式 | KGJ10・NGJ10 |
| グレード | 全車 |
| 製品名 | クリーンエアフィルター |
| 純正品番 | 88568-74011 |
| 適合品番 | 014535-2330(「適合型式」欄の表記は DCC1012) |
純正品番は 88568-74011
iQ(KGJ10・NGJ10、2008年11月~2016年3月)の純正品番は 88568-74011。社外品を選ぶときも、この番号が照らし合わせの基準になる。
デンソーの適合品番は 014535-2330
デンソー製で揃えるなら 014535-2330 が目印だ。商品を探すときは、この番号が商品名や説明に書かれているかで見分ける。
自分の iQ が適合の範囲に入るか確かめる
買う前に車検証を手元に置き、「型式」欄に KGJ10 の字が含まれるかと、初度登録年月が 2008年11月~2016年3月の範囲に入るかの 2 つを照らす。そのうえで、商品の適合欄か品番が純正品番 88568-74011 に対応しているかを見る。
デンソーの適合表は、車両型式の末尾のアルファベットを省略して型式を載せている。車検証の型式の末尾に字が付いていても、KGJ10 の部分が合っていれば同じ行で照らしてよい。
デンソーの適合品番検索は、データベースに車が無い場合は対応する製品が無いと注記している。デンソーの使用上の注意も、クリーンエアフィルターは必ず車両に適合したもの(車種、年式等)を使い、適合は車種別品番適合表に従うよう求めている。表に載る範囲から外れる車なら、その品番で買わないほうがよい。
取付位置はグローブボックス内
デンソーの適合表の備考では、iQ のエアコンフィルターはグローブボックス内に取り付けられている。
同じ表で、iQ の交換難易度は「A:簡単(道具を使わないもの、または道具を使っても簡単なもの)」に分類され、備考には「簡単に交換できます。(一部車種では道具が必要となります)」とある。道具を使う場合も含めて簡単な部類という意味なので、道具が要らないとまでは読めない。とはいえ、自分で替えるのに向いた位置であることは確かだ。
交換の手順と向き・やけどの注意
作業前に
デンソーの使用上の注意に沿って、平坦で安全な場所に止めてパーキングブレーキをかける。エアコンを内気循環に切り替えてから、キースイッチ(スタータースイッチ)を OFF にし、エンジンが止まった状態で作業する。
デンソーの交換手順は、エンジン冷却水が熱い状態のときにヒーターパイプに触れるとやけどのおそれがあると 2 回(フィルター交換時とフィルターカバー取り外し時)注意している。走行直後は冷めてから作業する。
手順
デンソーの交換手順は次の 6 段階だ。
- カバー(ツメ 5 箇所、ガイド 2 箇所)を取り外す。
- 交換の際、エンジン冷却水が熱い状態のときはヒーターパイプに手を触れない。
- フィルターカバーを取り外す(このときもヒーターパイプに触れない)。
- フィルターを引き出す。
- 新しいフィルターを取り付ける。↑マークを手前にして矢印が上になる向きで、確実に奥まで挿入する。
- フィルターカバーのガイドをガイド差し込み口に差し込み、ロック部を固定する。フィルターカバーが浮かずに取り付いていることを確かめる。
向きと表裏の注意
デンソーの交換手順では、新しいフィルターは「↑マークを手前にして、矢印が上になる向き」で取り付け、奥まで挿入する。デンソーの使用上の注意では、表裏を間違えて取り付けると、エアコンの風量が落ちることがある。外す前に古いフィルターの向きを見ておくと迷わない。
交換後はエアコンを作動させ、異常がないことを確かめる。分からない点は車両の取扱説明書を見るか販売店に相談する。
交換時期の目安と替えどきのサイン
デンソーとトヨタの目安
デンソーの使用上の注意が示す交換時期の目安は「走行10,000kmまたは、1年に1回」だ。
トヨタの公式サイトのカーケアの案内(車種共通の目安で、iQ 個別の記載ではない)では、タイプと地区で次のように分けている。
| タイプ | 標準地区 | 粉塵の多い地区 |
|---|---|---|
| 脱臭タイプ | 交換 15,000km(清掃不可) | 交換 10,000km(清掃不可) |
| 花粉除去タイプ | 清掃 15,000km・交換 30,000km | 清掃 7,500km・交換 15,000km |
トヨタの案内は、数値を目安として早めの交換を勧め、詳細は取扱説明書を見るよう案内している。「粉塵の多い地区」は大都市・寒冷地など交通量・粉塵の多い地区を指す。デンソーの使用上の注意も、粉塵の多い地域(寒冷地等)や交通量の多い地域では早めの交換が効果的としている。迷ったら、デンソーの「10,000kmまたは1年」の早いほうで替えるのが分かりやすい。
替えどきのサイン
トヨタの案内では、汚れたクリーンエアフィルターを使い続けると十分な空気が通過できなくなってエアコンの効きが悪くなり、フロントガラスも曇りやすくなる。脱臭タイプは活性炭の働きが低下し、排ガス臭を感じることがある。
デンソーの使用上の注意も、エアコンの風量が著しく低下した場合はフィルターの目詰まりが考えられるとして、早めの点検・交換を勧めている。
フィルターの種類と選び方
トヨタの案内では、クリーンエアフィルターは外気・内気の花粉・排気ガス・ほこりなどを除去する部品で、交換時期の表には脱臭タイプと花粉除去タイプが載っている。
においが気になるかで種類を決める
ほこり・花粉を取れればよいなら除塵のタイプ、排ガスなどのにおいも気になるなら脱臭(活性炭入り)と書かれたタイプを選ぶ。どの機能があるかは、商品名と説明に書かれた字で見分ける。
品番で照らす
商品名・商品説明に KGJ10 の型式と年式の範囲、または純正品番 88568-74011 に対応すると書かれているかを見る。デンソー製なら適合品番 014535-2330 が目印になる。
デンソーの使用上の注意では、同社のクリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗い・エアブロー等による再使用はできない。替えるたびに新品を買う前提で選ぶ。
販売ページで KGJ10 対応と書かれた商品
PMC のクリーンフィルター除塵タイプ PC-116B は、販売ページの商品説明で車名「トヨタ 対応 IQ」、年式型式「H20.11-H28.3/DBA-KGJ10」、商品タイプ「除塵タイプ PCシリーズ」と書かれている(出品者の記載)。適合の根拠はこの出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめられていない。年式型式の欄に書かれているのは DBA-KGJ10 なので、NGJ10 の人はデンソーの適合表の品番で探すほうが確かだ。
PMC クリーンフィルター 除塵タイプ PC-116B(トヨタ iQ DBA-KGJ10 対応と記載)
販売ページの商品説明では、商品画像はシリーズのイメージ画像で、車に合わせた適合品番を送るため画像と異なる場合がある、とされている(出品者の記載)。PC-116B は商品名・商品説明とも「除塵タイプ」で、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも脱臭(活性炭)の記載は無い。においを抑えたい人は、脱臭と書かれたタイプを別に探す。
届いたら、取り付ける前に外した古いフィルターと大きさ・形を見比べ、合わないと感じたら無理に押し込まない。価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。
よくある質問
NGJ10 と同じ型番ですか
デンソーの適合表では、KGJ10 と NGJ10 は年式 2008年11月~2016年3月・全車として同じ 1 行に載り、適合品番 014535-2330(純正品番 88568-74011)が共通だ。PC-116B は販売ページの年式型式の記載が DBA-KGJ10 なので、NGJ10 にはこの品番では照らせない。
洗って使えますか
デンソー製は使い捨てで、洗って使えない(デンソーの使用上の注意)。ほかのメーカーの品は、その商品の説明で再使用の可否を確かめる。
向きはどう合わせますか
デンソーの交換手順では、↑マークを手前にして矢印が上になる向きで、奥まで挿入する。表裏を逆にしないよう、前の手順の節を見ながら作業するとよい。
グレードで違いますか
デンソーの適合表では、iQ(KGJ10・NGJ10、2008年11月~2016年3月)の適合グレードは「全車」で、グレードによって品番を分けていない。ただしデンソーの使用上の注意は、車種のグレードにより車両部品の形状が異なる場合があり、無理に取り付けると車両部品を破損することがあると注意している。
まとめ
まず候補を 1 つに絞る。除塵だけでよいなら、販売ページの商品説明に「H20.11-H28.3/DBA-KGJ10」と書かれた PC-116B(出品者の記載)、においも抑えたいなら脱臭と書かれたタイプ、デンソー製なら 014535-2330 だ。絞ったら、デンソーの適合表の年式・型式と車検証を突き合わせ、純正品番 88568-74011 との対応を確かめてから買う。
取付位置はグローブボックス内で、交換の目安はデンソーの使用上の注意で走行10,000kmまたは1年に1回。同じ iQ KGJ10 の手入れは次の記事も参考にしてほしい。
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