ワゴンR MH35S バルブ型番早見表|H4・LED仕様の違い

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夜間の運転中に片側のヘッドライトが暗くなった、あるいは車検で「バックランプ球切れ」を指摘された。そんなとき通販サイトで型番を探し始めると、同じMH35SのワゴンRなのに「H4」と書かれた商品と「LEDなので交換不可」と書かれた説明の両方が出てきて手が止まる。これは検索が間違っているのではなく、6代目ワゴンRのヘッドライトがグレードによって2種類あるためだ。型番を1つに決める前に、自分の車がどちらの仕様なのかを先に切り分ければ、注文する球はすぐ確定する。

目次

MH35S のバルブ型番 早見表(仕様別)

MH35Sは6代目ワゴンRの型式で、グーネットの型式データではFA・ハイブリッドFX・ハイブリッドFZの各グレードが該当する。バルブ規格を左右するのはグレード名そのものよりも、装着されているヘッドライトがハロゲンかLEDかという一点になる。適合表もこの2系統に分けて記載されている。

ハロゲンヘッドライト仕様の型番一覧

部位 バルブ規格 W数
ヘッドライト(Hi/Lo一体) H4 12V60/55W
ポジション(車幅灯) T10 12V5W
フロントウインカー T20 ピンチ部違い(アンバー) 12V21W
リアウインカー T20 ピンチ部違い ※後述の注意あり 12V21W
サイドウインカー T10 または LED
フォグランプ H8(LED標準装備のグレードあり) 12V35W
バックランプ T16 12V16W
ナンバー灯 T10 12V5W
ルームランプ(前・後) T10×31 12V10W
ハイマウントストップ LED(交換不可)

LEDヘッドライト仕様の型番一覧

部位 バルブ規格 W数
ヘッドライト ロービーム LED(純正一体・バルブ交換不可)
ヘッドライト ハイビーム HB3(9005) 12V60W
ポジション(車幅灯) LED(交換不可)
フロントウインカー T20 ピンチ部違い 12V21W
リアウインカー T20 ピンチ部違い 12V21W
フォグランプ H8 または LED 12V35W
テール&ストップ LED(交換不可)
バックランプ T16 12V16W
ナンバー灯 T10 12V5W
ルームランプ(前・後) T10×31 12V10W

2つの表を見比べると、フォグ・ウインカー・バックランプ・ナンバー灯・ルームランプは仕様を問わず共通で、分岐しているのはヘッドライトとポジションだけだと分かる。つまり悩む必要があるのは前方の灯火だけで、それ以外は仕様を確かめずに注文しても外れない。

自分のワゴンRがどちらの仕様かを見分ける方法

車検証を見てもMH35Sとしか書かれておらず、ヘッドライトの種別までは分からない。グレード名を覚えていない中古車オーナーも多い。そこで役に立つのが、外から見て一目で判断できる形状の違いだ。

ヘッドライトの見た目で判別する

日本ライティングの解説によれば、6代目ワゴンRのヘッドライトは形状そのものが仕様と対応している。横に細い「切れ長タイプ」のヘッドライトならハロゲン(H4)、内部が上下2段に分かれたタイプならロービームがLEDという区分だ。上下2段タイプは下段にロービームのLEDユニット、上段にハイビーム用のHB3バルブが入る。

エンジンを止めた状態でヘッドライトを正面から覗き込み、レンズの奥に反射板を持つ電球が1つだけ見えるならハロゲン仕様、四角いLEDの発光面が並んで見えるならLED仕様と考えてよい。夜間に点灯させて、白く鋭い光ならLED、やや黄色みを帯びた光ならハロゲンという判別も併用できる。

グレードと型式から確認する

グレードが分かる場合は目安になる。廉価グレードのFAはハロゲンヘッドランプが標準で、上位のハイブリッドFZ系にオートレベリング機能付きLEDヘッドランプが設定される。ただし年式途中の仕様変更や特別仕様車、メーカーオプションの有無で例外が生じるため、グレード名だけを根拠に注文するのは避けたい。適合表各社も「年式・型式が一致していても特別仕様車では異なる場合がある」と注記しており、最終的な根拠は現車のバルブ形状に置くのが安全だ。

ヘッドライトバルブ:H4 と HB3 の使い分け

前方の灯火は仕様によって交換できる範囲が変わる。ここを取り違えると、届いた商品が物理的に入らないか、そもそも交換する場所が存在しないという事態になる。

ハロゲン仕様(H4)で選ぶときの注意

ハロゲン仕様のMH35Sは、ロービームとハイビームがH4バルブ1本にまとまった一体型だ。12V60/55Wという表記の60Wがハイビーム側、55Wがロービーム側を指す。片方だけが点かないときも交換するのはH4バルブ1本で、ロー用・ハイ用と分けて買う必要はない。

H4対応のLEDバルブやHIDキットへの交換も可能だが、純正のハロゲン用リフレクターに合わない発光位置の製品を入れると、光軸が出ずに車検で落ちる。純正バルブのフィラメント位置を再現した設計かどうか、そして車検対応の色温度(6000K前後まで)に収まるかを製品説明で確かめてから選びたい。

LED仕様(HB3)で選ぶときの注意

LED仕様のロービームは灯体と一体で、球だけを抜き差しする構造になっていない。ロービームが暗い・片側が消えたという症状はバルブ交換では直せず、ライトユニットの点検が必要になる。交換の対象になるのはハイビーム側のHB3(9005)だけだ。

HB3をLED化する場合、ロービームはすでに純正LEDで白色のため、ハイビームだけ色温度を大きく外すと上下で色が食い違って見える。純正LEDに近い6000K前後を選ぶと違和感が出にくい。また上級グレードのハイビームアシスト装着車は、システムがハイビームを自動で点滅させる制御を行うため、点灯の応答が遅いLEDバルブとの相性を確認しておく。

フォグランプは H8 が基準

フォグランプはハロゲン・LEDどちらのヘッドライト仕様でもH8(12V35W)が共通で、グレードによっては純正でLEDフォグが装着される。H8はH11・H16と口金の外形が似ており、実際にソケットへ差し込めてしまうこともあるため、パッケージの表記だけで判断せず現車から抜いた球の刻印と照合するのが手堅い。

H8は消費電力が35Wと小さく、明るさに不満を持ってLED化するオーナーが多い部位でもある。フォグを黄色に振ると雨天や霧での見やすさが上がる一方、白色より路面のコントラストが落ちる場面もあるので、走る環境に合わせて色を決めたい。フォグの色温度も車検基準(白色または淡黄色)から外れない範囲に収める。

ウインカーとハイフラ対策

ウインカーは前後とも21Wクラスの球が入り、LED化したときに独特のトラブルが起きる部位だ。型番の確認とあわせて、交換後の挙動まで見込んでおく必要がある。

フロントウインカー(T20 ピンチ部違い)

フロントは全仕様共通でT20のピンチ部違い(アンバー)が入る。「ピンチ部違い」とは、T20バルブの口金にある左右の突起の位置が非対称になっている形状を指す。通常のT20(ピンチ部同じ)とは差し込み方向が合わないため、商品名に「ピンチ部違い対応」と明記されたものを選ぶ。多くのLED製品は両対応の口金を採用しているが、安価な製品では片方専用のこともある。

リアウインカーは適合表で記載が分かれる

注意したいのがリアだ。FCLとLIGHT COLLECTIONの適合表はリアウインカーもT20ピンチ部違いと記載する一方、Stakeholderの適合表はハロゲン仕様車のリアウインカーをS25ピン角違いと記載しており、参照する適合表によって型番の記載が一致しない。T20は差込式のウェッジ球、S25は口金にピンのある回転式で、形状はまったく違う。

この食い違いは特別仕様車や年式による差に由来する可能性がある。リアだけは注文前にテールランプユニットから球を1本抜き、ウェッジ形状かピン式かを自分の目で確かめるのが確実な手順になる。リアゲートを開けてテールランプ裏のカバーを外せば、工具なしでもソケットを回して抜き取れる。

LED化するとハイフラが起きる理由

ウインカーをLEDに替えると、点滅が異常に速くなるハイフラッシュ(ハイフラ)が発生する。車体側は球切れを検知するために電流量を監視しており、消費電力の小さいLEDに替わると「球が切れた」と誤認して点滅速度を上げる仕組みだからだ。対策は、抵抗内蔵タイプのLEDバルブを選ぶか、別途ハイフラ防止抵抗やICウインカーリレーを追加するかの二択になる。前後4個すべてをLEDにするなら、抵抗内蔵タイプで揃えるほうが配線作業を増やさずに済む。

車内・後方の小物バルブ

ヘッドライト以外の灯火は仕様による分岐がなく、型番も素直だ。DIYで手を付けやすい部位が多い。

バックランプ・ナンバー灯

バックランプはT16(12V16W)で、後退時の視界と後方への存在アピールを担う。純正のハロゲン球は黄色みが強く、LED化の効果を体感しやすい部位だが、明るすぎる製品は後続車への幻惑になるため、6000K前後の白色で光の拡散が広いタイプが扱いやすい。なおT16とT20はどちらもウェッジ形状だが口金の幅が違い、互換性はない。

ナンバー灯はT10(12V5W)。ナンバープレートを照らす灯火には白色以外を使えない決まりがあり、青みの強い製品は整備不良の対象になる。純白から電球色までの範囲に収めておく。

ポジションとルームランプ

ポジション(車幅灯)はハロゲン仕様がT10、LEDヘッドライト仕様は純正LEDで交換対象にならない。ハロゲン仕様のT10ポジションは、ヘッドライトの色味と合わせるとまとまりが出る部位で、H4のハロゲンを残すなら電球色寄り、LED化するなら白色寄りに揃える。

ルームランプは前後ともT10×31(12V10W)のフェストン球(両端が金具の細長い形状)。31mmという長さの指定があるため、T10という表記だけを見て一般的なウェッジ球を買うと形状が合わない。交換時はレンズカバーを内張り剥がしなどで慎重にこじって外す。

交換前に確認したい3つのポイント

型番が分かっても、注文前に押さえておくと失敗が減る点がある。

1つめは、現車から抜いた球の刻印を最終根拠にすること。適合表は有力な手がかりだが、特別仕様車や中古車の前オーナーによる社外品交換までは追えない。 2つめは車検基準だ。ヘッドライトとフォグは色温度と光軸、ナンバー灯は白色という条件があり、見た目を優先して外れると通らない。 3つめは左右同時交換。片側が切れた球はもう片側も寿命が近く、色味の差も出るため、ハロゲン球は2個セットで用意しておくと二度手間にならない。

よくある質問

MH35S と MH55S でバルブ型番は違いますか?

適合表各社はMH35SとMH55Sを同一グループとして扱っており、バルブ規格に差はない。両者の違いはマイルドハイブリッド(ISG)の搭載有無で、灯火類の仕様はヘッドライトがハロゲンかLEDかという軸で決まる。MH55Sのオーナーも本記事の早見表をそのまま使える。

ヘッドライトのロービームをLEDに交換できますか?

ハロゲン仕様(H4)なら、H4対応のLEDバルブに交換できる。一方、純正でロービームがLEDの仕様は灯体一体構造のため、バルブ単体の交換はできない。まず自分の車が切れ長タイプ(ハロゲン)か上下2段タイプ(LED)かを確かめる。

T20の「ピンチ部違い」とは何ですか?

T20バルブの口金の側面にある2つの突起(ピンチ部)の位置が、左右で高さ違いに配置された形状を指す。ソケット側もそれに合わせた溝になっているため、ピンチ部が同じ位置の通常のT20は差し込めない。ワゴンRのウインカーはこのピンチ部違いを使う。

バックランプのT16をT20で代用できますか?

できない。T16とT20はどちらもウェッジ形状だが、T16は口金幅が約16mm、T20は約20mmと寸法が異なり、ソケットに収まらない。数字はガラス管の直径を示す規格値であり、大きいほうを無理に押し込むとソケットを損傷する。

ウインカーをLEDにしたら点滅が速くなりました

球切れ警告としてのハイフラが発生している。抵抗内蔵タイプのLEDバルブに交換するか、ハイフラ防止抵抗またはICウインカーリレーを追加すると純正と同じ点滅速度に戻る。LED化した箇所すべてに対策が要る点を見落としやすい。

まとめ|仕様を見極めてから型番を選ぶ

MH35SのワゴンRでバルブ選びが混乱するのは、同じ型式のなかにハロゲンヘッドライト仕様とLEDヘッドライト仕様が混在しているからだ。ヘッドライトを正面から見て、切れ長タイプならH4、上下2段タイプならロービームは純正LEDでハイビームがHB3。この一点さえ切り分けてしまえば、残るフォグH8、フロント/リアウインカーT20ピンチ部違い、バックランプT16、ナンバー灯T10、ルームランプT10×31は仕様を問わず共通で迷う余地がない。

ただしリアウインカーだけは適合表によってT20とS25で記載が割れており、注文前に現車から球を1本抜いて形状を見る手順を省かないでほしい。ウインカーをLED化するならハイフラ対策もセットで考える。適合表は出発点にすぎず、手元の球の刻印が最終的な答えになる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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