NT100クリッパー U71T フロアマット|初代の見分け方

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通販サイトで車名から探すと、型式欄に DR16T とだけ書かれたマットが大量に並ぶ。これは2013年12月に出た2代目向けで、U71T・U72T の初代とは成り立ちの違う車だ。初代に敷けるものを引き当てる手掛かりは、車名ではなく商品タイトルの型式表記と年式表記の2点にある。

目次

買えるのは U71T/U72T 表記の専用品2色

型式欄に U71T と U72T が並び、年式が H15.9〜 と書かれている。この2つがそろっていれば初代向け、どちらも無ければ対象外と割り切ってよい。条件を満たして今買えるのは同一シリーズのフロント2枚セットで、色はグレーとレッドの2つ。仕様の記載は2色とも同じなので、買う側が決めるのは色と、その時点で在庫があるかどうかになる。

項目 グレー レッド
適合表記 クリッパー U71T U72T(H15.9〜) クリッパー U71T U72T(H15.9〜)
セット内容 運転席&助手席のフロント2枚 運転席&助手席のフロント2枚
手入れ 丸洗いできる旨の記載あり 丸洗いできる旨の記載あり
販売ページの在庫表示 在庫あり 残りわずか
価格(確認時点) ¥3,600 ¥3,600

表の価格と在庫は調査した時点の値で、どちらも動く。買うときにページ側で見直す前提で読んでほしい。

「NT100クリッパー」という車名は2世代にまたがる

初代 U71T/U72T は三菱ミニキャブトラックのOEM

初代は2003年9月から2013年12月まで販売された、三菱ミニキャブトラックのOEM供給車。日産は2013年まで三菱自動車からミニキャブのバンとトラックの供給を受けていて、三菱側は2013年内をめどにこれらの生産を終えている。

2012年1月の車名変更でタイトル表記が3通りに割れた

発売時の車名は「クリッパートラック」だった。2012年1月25日に「NT100クリッパー」へ変わり、型式は U71T/U72T のまま2013年12月まで売られている。同じ車を指す商品でも、販売ページの車名がクリッパートラック・NT100クリッパー・NT100クリッパートラックと揺れるのはこのためだ。車名の表記だけでは世代を切り分けられない。

2013年12月からの2代目 DR16T は別の車

2代目は2013年12月3日に販売が始まった。ベース車がスズキ・キャリイに替わり、型式は DR16T になっている。日産が軽商用車の調達先を三菱自動車からスズキへ切り替えた世代で、車名は引き継いでも成り立ちは別系統だ。

商品ページのどこを見れば初代向けか分かる

型式表記に U71T か U72T があるか

最初に見るのは型式欄だ。U71T か U72T が書かれていれば初代向けになる。DR16T・DA16T・DS16T・DG16T だけが並ぶ製品は2013年12月以降のスズキ系プラットフォームを対象にしたもので、初代の適合対象ではない。世代もベース車も別なので、サイズが近そうだからという理由で流用しない。自分の車の型式は車検証の「型式」欄で読める。手元に控えてから探すほうが早い。

年式表記が H15.9〜 か H25.12〜 か

型式が書かれていない商品でも、年式表記で世代は分かる。H15.9〜(2003年9月〜)なら初代、H25.12-(2013年12月〜)なら2代目だ。どちらの表記も見当たらない商品は、初代に付くと判断しない。

U71T と U72T の違いは駆動方式

中古車カタログの型式別グレード一覧では、U71T は全グレードが駆動輪リアの2WD、U72T は全グレードが4X4の4WDと記載されている。どちらの型式にも MT 車と AT 車の設定があり、乗車定員はいずれも2名。製品側が2つの型式を併記しているのは、駆動方式が違っても運転席・助手席の足元まわりを共通の対象として扱っているからで、下で挙げる2製品を買う限り駆動方式で選び分ける話にはならない。

軽トラックの足元に合わせた4つの基準

丸洗いできる素材か

軽トラックは荷物の積み下ろしで乗り降りの回数が多く、作業靴についた土砂や雨水が足元に持ち込まれる。毛足のあるカーペット系は繊維に土砂が入ると落ちにくい。水で流せる素材のほうが、手入れにかかる手間は小さく済む。

ずれない固定ができるか

固定は使い勝手ではなく安全側の基準として扱う。国土交通省は、フロアマットを固定して使用すること、運転前に固定されているか確認することを求めている。車両側に固定用の金具があるならそれを使い、マット側に対応する穴や留め具があるかを見る。固定の仕組みがはっきりしない製品を使うなら、走行前に毎回ずれを目で見て、前へ動く兆候が出たら使い方を改める。

運転席だけか、助手席まで敷くか

初代は乗車定員2名で後席がないため、選択肢はフロント2枚か運転席1枚に絞られる。助手席に人を乗せない使い方でも、助手席側の足元は荷物置き場になって汚れていく。2枚セットのほうが後から困りにくい。

MT車とAT車で足元の使い方が違う

初代には MT 車と AT 車の両方の設定がある。MT 車はクラッチペダルがあるぶん運転席の足元の使い方が変わるので、AT/MT の区別が書かれていない製品を使うなら、敷いたあとにクラッチ・ブレーキ・アクセルがマットに当たらないか、最後まで踏み込めるかを実車で見る。この確認は停車状態で行う。

適合表記が一致する2製品は色で選び分ける

2製品は同じシリーズのカラー違いで、商品名にはどちらも「専用設計 クリッパー U71T U72T (H15.9~)」と型式・年式が入る。セット内容は運転席&助手席のフロント2枚。仕様欄には車両専用設計であること、汚れたら丸洗いできること、カラー展開がブラック・グレー・レッドの3色であることが書かれている。記載の中身が2製品で同じなので、比べる対象になるのは色と在庫だけだ。

グレーは汚れの跡が残りにくい中間色

土や泥の汚れが目立ちにくい色で、明るい色より跡が残らない。反面、砂粒のような細かい汚れは見つけにくくなる。ブランドはノーブランド品で、販売ページの在庫表示は在庫あり。作業車の足元として無難に収まるのはこちらだ。

専用設計 クリッパー U71T U72T (H15.9~) 運転席&助手席 フロント フロアマット2枚セット グレー

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レッドは同じ仕様の色違い

シリーズもセット内容もグレーと同じで、違うのは色だけ。調査した時点の販売ページには、残りわずかである旨の在庫表示が出ていた。車内の色味を変えたいなら選択肢になるが、入手できるかどうかはグレーより読みにくい。

専用設計 クリッパー U71T U72T (H15.9~) 運転席&助手席 フロント フロアマット2枚セット レッド

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前の節の4基準に照らすと、丸洗いとフロント2枚は記載で確認できる。固定金具の仕様は販売ページに書かれていないので、そこだけは届いてからの実車確認に回る。ここに載せた仕様・セット内容・在庫状況はいずれも販売ページの記載であって、実測でも使用レビューでもない。適合表記が合っていても、個体差や過去の内装交換で収まり方は変わる。敷いた状態でペダル周りとの干渉を見てから使い始めてほしい。

初代向けの選択肢が少ない理由

専用設計品は在庫切れ・取り寄せが目立つ

生産終了から10年以上が経ち、初代専用設計のマットは流通が細くなっている。調査した時点では、U71T/U72T 表記のあるドレスアップ系のマット(4色展開)が一時的に在庫切れで入荷時期は未定、型式 U71T/U72T・年式 H15/9〜の車種品番が振られたラバーマットも取り寄せ扱いだった。一方で「NT100クリッパー」の名で在庫が豊富に見える商品は、その多くが2代目 DR16T 向けになる。選択肢が2点なのは絞り込みを厳しくしたからではなく、条件を満たす在庫がそれだけしかなかったからだ。

同じ軽トラックでも、年式の新しい車なら選べる幅は変わってくる。

荷台用のゴムマットは足元用ではない

クリッパートラックの型式で検索すると、荷台用のゴムマットが混ざって出てくる。これは荷台の床面に敷くもので、運転席・助手席の足元に使うフロアマットとは用途が別だ。商品名に荷台と入っているもの、寸法が幅1400mm×長さ2010mmのように荷台サイズで書かれているものは足元用ではない。

敷き方を誤るとペダルに引っかかる

重ね敷きをしない

国土交通省は、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使用すると、アクセルペダルがフロアマットに引っかかって急加速につながる不具合が発生することがあるとして、重ね敷きを行わないよう示している。初代のベース車を作っていた三菱自動車も、公式サイトの安全ガイドで、2重3重に敷くとフロアマットがずれてアクセルペダルに引っかかることがあると説明し、車に用意されている固定箇所へ固定するよう案内している。年式の古い車ほど純正マットが擦り切れていて上に重ねたくなるが、それが避けるべき使い方にあたる。古いほうは外してから新しいものを敷く。

走り出す前に固定を見る

同じ注意事項には、運転前にフロアマットが正しく固定されているか確認することも入っている。積み下ろしのたびに乗り降りする使い方だと、マットは少しずつ動く。降りるときにかかとで引きずった分がそのまま残っていることもある。

干渉して加速したときに起きること

国土交通省は、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返し行うと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、ブレーキ操作に大きな踏力が必要になるとしている。踏み直せば止まるという前提が崩れる以上、そもそも干渉させない敷き方で防ぐしかない。

洗い方と、交換を考える目安

丸洗いに対応したマットは、まず車から外して土砂を払い落とし、そのうえで水洗いする。洗ったあとは完全に乾かしてから車内へ戻す。乾ききらないまま敷くと車内に湿気がこもり、床面の劣化やにおいにつながる。戻すときは前後の向きを合わせ、ペダル側へ寄っていないか見てから走り出す。

ずれ止めの機能が落ちてきたら交換を考える時期だ。敷いてもすぐ動くようになったものは、洗っても元には戻らない。

よくある質問

ベース車のミニキャブトラック用マットは流用できますか

適合欄に U71T/U72T の記載がなければ対象外として扱ってほしい。OEM供給の関係があっても、内装部品が共通かどうかは商品ごとの適合表記でしか確かめられない。ミニキャブトラック側の型式は U61T/U62T で、この型式だけが書かれた製品も同じ扱いになる。

DR16T 用と書かれたマットは U71T に使えますか

使えるとは言えない。DR16T は2013年12月に出た2代目で、ベース車はスズキ・キャリイ。三菱ミニキャブトラックがベースの初代とは別の車で、適合対象として案内されていない。DA16T・DS16T・DG16T の併記も同じスズキ系の並びだ。

U71T と U72T でマットは変わりますか

ここで挙げた2製品は、どちらも U71T と U72T を併記して適合対象にしている。型式の違いは駆動方式で、U71T が2WD、U72T が4WD。この2製品を選ぶ限り、型式で買い分けるものではない。

MT車とAT車で違うマットが必要ですか

2製品の商品名に AT/MT の区別は書かれていない。MT 車はクラッチペダルの分だけ足元の条件が変わるので、敷いた状態で各ペダルが最後まで踏み込めるかを停車中に見てから使い始めてほしい。

純正のフロアマットはまだ買えますか

いま買えるかどうかは確認できていない。生産が終わって年数の経った車で、純正用品の供給状況を追える資料に当たれていないためだ。必要なら日産の販売店へ型式と年式を伝えて、扱いがあるかを問い合わせるのが早い。

まとめ

買う前に見る点を並べ直しておく。

  • 商品タイトルの型式欄に U71T か U72T があるか
  • 年式表記が H15.9〜(2003年9月〜)になっているか
  • 型式が DR16T・DA16T・DS16T・DG16T だけなら初代向けではない
  • 自分の車の型式は車検証の型式欄で控えておく
  • 敷くときは重ね敷きにせず、固定してから走り出す

この条件を満たして今買えるのは、フロント2枚セットのグレーとレッドの2色。仕様の記載が同じである以上、色の好みと、そのとき手に入るほうで決めればよい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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