NT100クリッパー DR16T サンシェード3選

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DR16T 用として売られているサンシェードは、商品名に型式が入っていても中身は汎用の傘型で、売り手自身が商品説明にそう書いている。だから製品を見比べるより先に、フロントガラスを測っておくほうが早く決まる。そのうえで、値段・出品者が適合の相談を受けるかどうか・向かないガラス形状を明記しているかどうか、の3点で選び分ける。

目次

DR16T で選べる傘型サンシェード3選

製品 価格(確認時点) 商品説明で確認できた特色
カーキャンパージャパン 傘型 4,980円 車種に合うサイズで出荷すると記載。ミラー切れ込み加工・中棒360°回転
RAIDOU 傘型 3,280円 縦長のガラス・極端に小さいガラスには不可と明記
ノーブランド 傘型 3,280円 材質と重量(約430g)を数値で記載

3つとも傘型のフロントガラス用で、車種専用設計をうたっている製品は1つも無い。 値段の差は遮熱性能の差ではなく、出品者の対応と、商品説明にどこまで書いてあるかの差と読むほうが実態に近い。価格はいずれも Amazon の実売価格を確認した時点の表示で、変動する。

NT100クリッパー トラック DR16T 用 傘型サンシェード(車種別出荷・ミラー切れ込み加工)

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RAIDOU NT100 クリッパー DR16T 傘型サンシェード(向かないガラス形状を明記)

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NT100 クリッパー DR16T 傘型サンシェード(重量約430g・専用袋つき)

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NT100クリッパー DR16T はどういう車か

2代目の NT100クリッパー(DR16T型)は2013年12月3日に発表・発売された。初代は三菱・ミニキャブトラックのOEM供給を受けていたが、三菱の軽商用車撤退にともなって終了している。

中身はスズキ・キャリイ

DR16T はスズキからのアンダーOEM供給車で、ベース車はスズキ・キャリイ。DR16T という型式表記もスズキ式にあたる。ベースの11代目キャリイについては、スズキの公式ニュースリリースが2013年8月29日付で発売を発表し、発売日を9月20日としている。この発売日はキャリイのものであって、日産の発売日とは別物という点は、後で商品説明の年式表記を読むときに効いてくる。ベースが変わったことで最小回転半径は3.6mになった。

2024年5月に車名がクリッパートラックへ戻った

車名は途中で変わっている。初代が2012年1月25日に NT100クリッパーへ改名され、2代目は2024年5月23日の一部仕様変更とあわせてクリッパートラックへ戻された。車名変更を報じた記事は、このときヒルスタートアシスト・アイドリングストップ・後退時車両直後確認装置が全車標準装備になったと伝えている。車名が変わっても車両型式は DR16T のままなので、サンシェードは車名ではなく型式で照合すればよい。

車検証の型式は識別記号が頭に付く

日産が公開している環境仕様書には、車名クリッパートラック、型式3BD-DR16T と記載されている(発行2026年6月)。商品ページでよく見る DR16T は、この先頭の識別記号を省いた書き方だ。識別記号は年式や排出ガス規制で変わるため EBD-DR16T という表記もあるが、DR16T の部分が一致していれば同じ型式を指している。

諸元表にフロントガラスの寸法は載っていない

日産公式の諸元によると、全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,765mm、ホイールベース1,905mm、最低地上高160mm、乗車定員は全グレード2名、最大積載量350kg、車両重量740〜790kg。この表にフロントガラスの横幅や高さという項目は無い。 つまり車体寸法から窓の大きさを割り出すことはできず、実測に頼るしかない。なおこの型式は確認時点でも新車の設定が続いていて、DX・DX農繁・GX が並んでいる。

同じ「クリッパー」でも別の車がある

日産の軽商用車で「クリッパー」の名が付くものは2系統ある。軽トラックが NT100クリッパー(現クリッパートラック)で型式 DR16T、ベースはスズキ・キャリイ。軽バンは NV100クリッパー(現クリッパーバン)で、車種解説によれば2代目が DR64V(2013年12月〜2015年3月)、3代目が DR17V/DR18V(2015年3月〜現在)、ベースはスズキ・エブリイになる。乗用仕様のクリッパーリオは DR17W だ。

実際にこの車種名で探すと、商品名に「nv100クリッパー dr17v / NV100クリッパーリオ DR17W 専用」と書かれたサンシェードや、専用対象がエブリイ DA17V なのに商品名へ「NVクリッパー」を含むカーテンセットが混ざって出てくる。商品名の「クリッパー」だけを見て選ぶと、窓の形も大きさも違う車の製品を買うことになる。

商品名に型式が入っていても適合は保証されない

型式入りの商品名は検索に引っかけるための表記であって、専用設計を意味しない。ここが DR16T のサンシェード選びで一番の落とし穴になる。

売り手自身が汎用品と書いている

3,280円の1本は商品説明に「※専用設計ではなく、汎用品となります。」「車種名がタイトルに記載されておりますが、汎用品となります。必ずフロントガラスのサイズを確認の上、ご購入をお願い致します。」と自ら書いている。もう1本の3,280円の製品は対応車種を「軽自動車・コンパクトカー」という広い括りで示し、4,980円の1本も商品名の中に「汎用」の語を併記している。3製品とも、商品説明の上では車種専用設計をうたっていない。

年式表記が日産の発売日と合わない例

4,980円の製品には「【車種参考】型式:DR16T 年式:H25.9~」という表記がある。H25.9は西暦2013年9月で、ベース車キャリイの発売日とは重なるが、日産が NT100クリッパーを発売した2013年12月3日とは一致しない。この表記が何を指しているのかは商品説明から読み取れないので、自分の車が適合する根拠には使えない。

向かないガラス形状を書いている製品もある

RAIDOU の1本は「※縦長フロントガラスやフロントガラスが極端に小さいお車には不可です。」と、収まらない形状を先に書いている。傘型は骨で円弧を張る構造なので、横に広く高さの低い窓には収まりやすい一方、縦長の窓では骨が窓枠に収まらない。売り手がこの注意を書いているのは、合わなかった事例が実際にあるからだと読める。

同じ軽トラックのサンシェード選びは

でも同じ構図になっている。

買う前にフロントガラスを測る

汎用品を買う以上、実測が唯一の適合確認になる。

測る3か所

上辺の横幅、下辺の横幅、中央部の高さ。軽トラックのフロントガラスは上辺と下辺で幅の差が出やすいので、片方だけ測って済ませない。傘型は開いたときの外形が窓より少し小さいと端に隙間が残り、大きすぎると骨が窓枠に入らない。寸法表記のある製品は実測値と並べて、収まる側に寄せて選ぶ。

実寸が出ていない製品はどうするか

今回の3製品は、開いたときの外形寸法が商品説明に含まれていなかった。この場合は販売ページの最新のサイズ表記を見るか、出品者に問い合わせて確かめるしかない。4,980円の製品は出品者が適合の問い合わせを受け付けると掲げているので、実測値を伝えて聞くのが早い。

サンシェードで実際に何が変わるか

期待する効果の大きさを間違えると、届いてから落胆する。公的な測定値で先に枠を決めておく。

JAF のテスト条件と公表値

JAF(日本自動車連盟)のユーザーテスト「真夏の車内温度」は、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の彩湖・道満グリーンパーク駐車場で行われた。天候は晴れ、気温35度、正午から4時間の測定で、駐車条件の異なるミニバン5台を使っている。軽トラックでの測定ではないので、自分の車の数値としては読まない。

公表値は次のとおり。

条件 車内最高温度 ダッシュボード最高温度
対策なし(黒) 57℃ 79℃
対策なし(白) 52℃ 74℃
サンシェード装着 50℃ 52℃
窓開け(3cm) 45℃ 75℃
エアコン作動 27℃ 61℃

JAF 自身はどう結論づけたか

JAF はこのテストについて「サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度となり、車内温度の上昇を防ぐことはできない」と結論づけている。サンシェードは車内を涼しくする道具ではない。

商品説明の効能表記をどう読むか

3,280円の1本には「チタン素材でUV最大99%カット!車内温度が30℃も変わります!」「車内の温度を軽減し、エアコンへの負荷がへり、省燃費が向上します!」という商品説明がある。これは出品者の自己申告で、第三者機関の測定値ではない。JAF の公表値と測定条件も車種も違うため直接は比べられないが、公表された実測の幅に照らすと同じ土俵の数値としては扱えない。燃費についてもこのテストの測定項目ではない。

何に効く道具として考えるか

上の表で、車内の空気温度はサンシェード装着50℃・対策なし(白)52℃と近い一方、ダッシュボード最高温度はサンシェード装着52℃に対して対策なし(黒)79℃・対策なし(白)74℃と開きが大きい。つまりサンシェードは、ダッシュボードやハンドルなど日射を直接受ける面の焼けとやけど、内装の色あせを抑えるための道具になる。荷台に資材を積んで日中ずっと駐めておく使い方の多い軽トラックなら、この「触れる面を守る」働きのほうが実感に近い。

なおこの車は乗車定員2名で後部座席が無い。走行中にサンシェードを使える窓は存在しないので、駐車している間の道具として選ぶことになる。乗車中の日射対策が目的なら、ガラスやフィルムなど別の手段の話になる。

3製品を比べるときの4つの見方

サイズが合うか

最優先は、広げたときの外形が実測したガラスに収まるかどうか。3製品とも外形寸法が商品情報に無いため、この軸では横並びの数値比較ができない。代わりに、対応車種の書き方(「軽自動車・コンパクトカー」なのか、車種に合わせて出荷すると書いているのか)と、向かない形状の明記があるかを手がかりにする。

ルームミラーとドラレコの回避

4,980円の傘型は「【バックミラー切れ込み加工済み】バックミラーを回避し取り付け可能。」「【中棒は360°回転可能】」と商品説明に書かれている。3,280円の2本には、ミラーの切り欠きや中棒の可動に関する記載が見当たらなかった。ミラー付近にドライブレコーダーやレーダー探知機を付けているなら、この差が置きやすさに直結する。

たたんだときの収まり

定員2名で座席の後ろに余裕が少ない車なので、使わないときの置き場所が日常の使い勝手を決める。3製品はいずれも折り畳み傘のように細くまとまり、専用袋が1袋付属する。3,280円の1本は重量約430gと記載がある。たたんだ長さ次第でシート背後に立てられるかが変わるので、置き場所は届く前に決めておく。

保証と返品の条件

3,280円の2本はどちらも「商品発送日から10日以内保証」とし、期限が取付日からではないこと、交換対象は破損のみで「イメージと違う」「取り付けが出来ない」では交換対応しないことを明記している。返品は発送日から10日以内で、返送料は購入者負担。4,980円の製品は出品者名に1年保証と適合の問い合わせ受付を掲げている。サイズが合わなかったときにどうなるかは値段差の中身の1つで、条件は時期によって変わりうる。

3製品それぞれの位置づけ

車種別サイズでの出荷をうたう傘型(4,980円)

カーキャンパージャパンの傘型は、商品説明に「★★もうサイズに悩まなくてOK!★★車種に合うサイズのサンシェードをお送りいたします!」とあり、出品者が車種に合わせたサイズを選んで出荷すると説明している。ミラーの切り欠きと中棒の可動も明記されている。3つの中では高いが、測った値を伝えて相談したい人にはここが一番話が早い。商品名に「スズキ」の語が入っているのは、ベース車がスズキ製であることを指した表記と読める。

向かないガラス形状を明記した傘型(3,280円)

RAIDOU の1本は、本体1本と専用袋1袋、材質はチタンシルバー樹脂+バンパークロス、傘骨は反凹面メタルフレーム、対応車種は軽自動車・コンパクトカーという簡潔な構成。誇張した効能表記が無く、合わない条件を先に示している。実測値を手に持って自分で判断したいなら、この書き方が一番照らしやすい。

重量と材質が分かる傘型(3,280円)

ノーブランドの1本は、材質・傘骨の構造に加えて重量約430gという数字が出ている。持ち運びと置き場所を先に決めたい人には、この数字が使える。一方で効能の数値表記は強めなので、そこは選ぶ材料から外して考えるのがいい。

取り付けと使い方でつまずきやすい点

傘型を開いて当てる手順

エンジンを切って駐車したら、シェードを傘のように開き、フロントガラスの内側に当てて上辺・下辺・左右の隙間を見ながら位置を決める。中棒が可動する製品は、根本を曲げてダッシュボード上の機器に当たらない向きへ逃がす。

ミラーやモニターとの干渉

ルームミラーやドライブレコーダーが当たる場合は、上部の切り欠きに通して避ける。切り欠きの無い製品では、シェードの上辺をミラーの下側に収める位置を探すことになる。ここで無理に押し込むと骨に負担がかかる。

発進前に外す

窓ガラスに貼るフィルムには可視光線透過率の規制があるが、置く・挟むタイプのサンシェードはその貼付規制の直接の対象ではない。ただし前方の視界を遮ったまま走れないことは変わらないので、乗ったら発進前に外してたたみ、専用袋に入れて決めた場所へ戻す。車中泊で使うなら

も参考になる。

よくある質問

車名がクリッパートラックに変わったら、NT100クリッパー用のサンシェードは使えない?

車名が変わっただけで車両型式は DR16T のまま変わっていない。商品名の車名表記が古くても、型式が DR16T なら同じ車を指している。

商品名に DR16T と書いてあれば必ず合う?

合うとは限らない。今回の3製品はいずれも商品説明で専用設計をうたっておらず、2製品は自ら汎用品と書いている。型式表記は検索用と考えて、寸法は自分で確かめる。

NV100クリッパー用と書かれた製品でも大丈夫?

別の車の製品になる。NV100クリッパーは軽バンで型式は DR17V などになり、窓の形も大きさも違う。→

キャリイ用のサンシェードは流用できる?

DR16T のベース車はスズキ・キャリイなので近い関係にはあるが、今回の材料では寸法の一致を確かめられていない。傘型の汎用品を選ぶなら、車名にかかわらず実測値とサイズ表記を照らすことになる。

走行中に付けたままでもいい?

この車は定員2名で後部座席が無く、走行中に使える窓が無い。駐車中の道具として使い、発進前に外す。

まとめ

測ってから買う。この一点に尽きる。注文前に確認する順番を並べておく。

  • 車検証の型式を見て DR16T であることを確かめる(識別記号が頭に付いていてもよい)
  • フロントガラスの上辺の横幅・下辺の横幅・中央の高さを測る
  • 候補の販売ページで、その時点のサイズ表記と対応車種の書き方を実測値と照らす。数値が出ていなければ出品者に聞く
  • ルームミラーとドライブレコーダーの位置を見て、切り欠きや中棒で避けられるかを見る
  • 保証と返品の条件、たたんだときの置き場所を決めてから注文する

3つの位置づけは、4,980円のカーキャンパージャパンが出品者に相談しながら決めたい人向け、3,280円の RAIDOU が合わない条件を自分で照らして決めたい人向け、同じ3,280円のノーブランドが重量と材質の数字で決めたい人向け。期待していい効果は、車内が涼しくなることではなく、ダッシュボードやハンドルなど日射を受ける面の温度上昇を抑えることだ。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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