新型エルグランド(E53)のPCD・オフセット・ホイールサイズ一覧|歴代比較と流用の注意点

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更新日:2026年10月

訂正(2026年10月):初代E50のPCD・穴数・ハブ穴径を、2代目以降と同じ値として誤って記載していました。読者の方からのご指摘を受けて、日産公式FAQの値に訂正しました(あわせて、初代E50のリム径・リム幅・インセット・タイヤサイズも、同じFAQの値に直しています)。このほか、タイヤ外径の差の数字とVIPグレードのホイールの仕上げの表記を訂正し、日産の公表資料で確認できなかったナットの規格の記載と、出どころを確認できなかった数値の目安(はみ出しの量・インセット・外径の差)を取り下げ、E52用ホイールの流用とインチアップの説明を、確認できた資料の範囲に改めました。

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目次

E53は『18×7.5J・PCD114.3・インセット+45』で多くのグレードで共通

要点多くのグレードで共通で18×7.5J・PCD114.3・インセット+45
PCD114.3mm(5穴)/2代目E51・3代目E52と同じ。初代E50は139.7mm(6穴)
インセット+45(E52の18インチは+55。10mm外側に変更)
タイヤサイズ235/60R18 103H
穴数・ハブ径5穴・ハブ穴径66mm(ナットの規格は日産公式FAQに記載なし)

型式、年式、グレード、純正サイズ、商品ページの適合欄を照合し、最終判断は現車確認を前提にします。

結論を先に書くと、新型エルグランドE53は全グレード18インチに統一され、PCD114.3・5穴・ハブ穴径66mmは2代目E51・3代目E52と共通です。初代E50は6穴・PCD139.7mm・ハブ穴径100mmで、2代目以降とは別物です。一方インセットはE52の18インチ仕様(+55)から+45に変更されています。また、E53はE52より車両重量が大きく、PCDやインセットが合うだけではE52用ホイールを流用できるとは言えません。本記事はE52からE53への乗り換え・社外ホイール検討中のオーナー向けに、歴代スペック比較表と流用の可否判断を整理します。

新型エルグランド(E53)の純正ホイールサイズ詳細

多くのグレードで共通の18インチ仕様

E53では全グレードが同一サイズの18インチアルミホイールを採用しています。グレードによる違いはホイールデザインと塗装仕上げのみです。VIPグレードは専用の切削光輝仕上げですが、サイズ自体は共通です。

タイヤサイズは235/60R18 103Hで、E52の18インチ(225/55R18)と比較するとタイヤ幅が10mm広くなっています。扁平率も60と高めの設定で、乗り心地を重視した仕様といえます。ロードインデックスは103で、E52の18インチ(225/55R18 98V)の98より高い設定です。E53は車両重量が2,430〜2,510kg(日産公式諸元表にあるX e-4ORCE・G e-4ORCE・VIPの3グレードの値。AUTECH系は未確認)あり、タイヤだけでなくホイールにも相応の耐荷重が求められます。

PCD・インセット・ハブ径の基本

ホイール選びでまず確認する数値は4つあります。ただしE53では、この4つが合うだけでは足りず、ホイールがE53の車両重量に対応しているかの確認が要ります(後の「E52からE53へのホイール流用は可能か」の項)。

  • PCD(ピッチサークルダイアメーター): ボルト穴を結ぶ円の直径。E53は114.3mmで、国産車で広く採用されるサイズです
  • インセット(旧称オフセット): ホイール取り付け面の位置。+45はリム中心から45mm外側に取り付け面がある意味です
  • ハブ径: ハブの中心穴の直径。E53は66mmで、2代目E51・3代目E52と同じです(初代E50は100mm)。社外ホイール装着時はハブリングが必要になることがあります
  • ナットサイズ: ねじ径・ピッチは日産公式FAQに記載がありません。ホイールメーカーのWORKは新型エルグランドを「M12ナット仕様」と表記しています(2026年10月6日付のお知らせ)。ピッチと座面の形は、ディーラーとホイールメーカーで確認してください

歴代エルグランドのホイールスペック比較

歴代4世代のホイールスペックを一覧にまとめました(数値は日産公式FAQ・2026年10月9日確認)。PCD114.3mm・5穴・ハブ穴径66mmは2代目E51以降で共通です。初代E50だけは6穴・PCD139.7mm・ハブ穴径100mmで、2代目以降のホイールとは互換性がありません。ナットのねじ径・ピッチは日産公式FAQに記載がないため「—」としています。

項目 E50(初代) E51(2代目) E52 16inch E52 18inch E52 19inch E53(新型)
リム径 15inch 16-17inch 16inch 18inch 19inch 18inch
リム幅 6JJ 6.5JJ 7.0J 7.5J 8.0J 7.5J
PCD 139.7 114.3 114.3 114.3 114.3 114.3
穴数 6H 5H 5H 5H 5H 5H
インセット +35 +45 +50 +55 +57 +45
ハブ径 100mm 66mm 66mm 66mm 66mm 66mm
ナット — — — — — —
タイヤ 215/65R15 215/65R16・215/60R17 215/65R16 225/55R18 245/45R19 235/60R18

注目すべきは、E53のインセットが+45とE51と同じ値に戻っている点です。E52の18インチ(+55)よりも10mm小さく、ホイールの位置がフェンダー寄りに変わっています。インセットが変わった理由は、日産の公表資料では確認できていません。

E52からE53へのホイール流用は可能か

E52からE53への乗り換えを検討するオーナーにとって、ホイールの流用可否は気になるポイントです。結論から言うと、PCD・穴数・ハブ穴径は同じですが、それだけでE52用ホイールをE53に流用できるとは言えません。E53用として適合が確認できたホイールを使うのが前提です。

インセット差に加えて、車両重量の違いがある

E52の18インチホイール(インセット+55)をE53(純正+45)に装着した場合、取り付け面が10mm内側に入ります。ホイールがフェンダー内に引っ込む形になります。ただし、問題は位置だけではありません。E53の車両重量は2,430〜2,510kgで、E52(1,900〜2,110kg・2013年4月現在の日産公式諸元表)より大幅に重くなっています。E52用のホイールがこの重量に対応しているかは、日産の公表資料でもホイールメーカーの資料でも確認できていません。部品メーカーのKYO-EI(協永産業)は、車両重量の増加に伴う耐荷重を理由に、同社のワイドトレッドスペーサー・ロングハブボルト・アルミ製ナットをE53全グレードで装着不可としています(2026年8月3日付のお知らせ)。ホイールメーカーのWORKも、車両重量の増加を理由に、自社ホイールをE53に装着する際の推奨事項(日産用ハブカラーの装着など)を出しています(2026年10月6日付のお知らせ)。E52用ホイールの流用は、安全が確認できていないものとして扱ってください。

逆にE53のホイール(+45)をE52に装着すると、10mm外側に出るためフェンダーからのはみ出しリスクがあります。フェンダーからのはみ出しは保安基準にかかわりますが、どこまでが許容されるかは、今回確認した資料からは判断できません。装着できるかどうかは、専門店で車両とホイールの条件を確認してください。

E52を前提にした社外ホイールの比較と、新型E53で先に確認することは、エルグランドのホイールおすすめにまとめています。

タイヤサイズも225/55R18から235/60R18に変わっています。呼び寸法から計算した外径は704.7mmから739.2mmへ、34.5mm(約4.9%)大きくなります(計算値で、実際の外径はタイヤの銘柄ごとに異なります)。ロードインデックスも98から103に上がっているため、E52のタイヤを付けたままの流用は避けてください。

エルグランド全体のカスタムを検討している方は、エルグランドのカスタムパーツガイドもあわせて確認してみてください。

インチアップ・インチダウンは「E53対応品」が前提

E53の純正18インチからインチアップ・インチダウンする場合に、先に確認することをまとめます。以前この項に載せていたタイヤサイズ・リム幅・インセットの候補は、寸法だけから挙げたもので、E53への適合の根拠がなかったため取り下げました。

寸法だけでは選べない理由

E53は車両重量が2,430〜2,510kgあり、ホイールにはこの重量に見合う耐荷重が要ります。ブリヂストンは、ECO FORME SE-26のうち「VIA 815KG対応サイズ」(18インチ・ブラック)をE53系専用ホイールとして掲載し、「VIA 815KG」の刻印を確認するよう案内しています(2026年10月9日確認)。JWTC(自動車用軽合金製ホイール試験協議会)の一般的な説明では、VIAマークに添える「KG」は単位ではなく表示荷重記号で、ハブの取付け仕様ごとに最も重い輪重を調べて決めた試験条件に合格し、登録された製品だけが表示できます。なお、E53のホイールに必要な耐荷重の値そのものは、日産の公表資料では確認できていません。リム幅やインセットが合っていても、E53の重量に対応していないホイールは選ばないでください。

19インチ・20インチへのインチアップ

当サイトが確認した一部のメーカーの公式ページの範囲では、インチアップ用としてE53への対応を明示したホイールは確認できていません(2026年10月9日時点)。同じ範囲で確認できたE53系専用品は、ブリヂストン ECO FORME SE-26のうち「VIA 815KG対応サイズ」(純正と同じ18インチ・ブラック)だけです。日産はE52のFAQで、指定サイズ以外のタイヤは性能確認を行っていないため勧められないとしています(日産公式FAQ No.8210。E53について同じ内容のFAQがあるかは確認していません)。インチアップをする場合は、ホイールメーカーがE53への適合を明示した製品に限り、タイヤのサイズとロードインデックスを含めて、専門店で現車に合わせて決めてください。扁平率が低くなるほど段差でのリム打ちが起きやすく、乗り心地も硬くなる傾向があります。

17インチへのインチダウン

スタッドレスタイヤ用にコストを抑えたい場合に検討されるパターンですが、E53に装着できる17インチのホイールとタイヤの組み合わせは確認できていません。ブレーキキャリパーとのクリアランスは日産の公表資料に記載がなく、17インチホイールでは内側のすき間が足りない可能性があります。ホイールの耐荷重とタイヤのロードインデックスも条件になるため、装着できるかどうかを先に販売店とメーカーへ確認してください。

よくある失敗と対処法

ホイール交換やサイズ変更で起こりがちなトラブルを3つ紹介します。

インセット違いによるはみ出し

社外ホイールを選ぶ際、インセットの数値が純正(+45)よりも小さいほど、ホイールは外側に出ます。どの数値からはみ出すかは、リム幅やタイヤ、車両の状態によって変わるため、インセットの数値だけでは判断できません。購入前にインセット値を確認し、はみ出しの有無は専門店で現車に合わせて確かめてください。

ハブリング未使用による振動

社外ホイールのハブ穴は汎用サイズ(73.1mm等)になっていることが多く、E53のハブ穴径66mmとの隙間が生じます。この隙間を埋めるハブリング(66mm用)を装着しないと、高速走行時にハンドルの振動が出ることがあります。取り付けの際に忘れやすいパーツです。E53については、WORKが自社ホイールの装着時に日産用ハブカラー(ハブリング)の装着を強く推奨しています。ハブ専用設計でないホイールでハブカラーを使わないと、スタッドボルトに大きな負担がかかるという理由です(2026年10月6日付のお知らせ)。

タイヤ外径の変更による速度計誤差

インチアップ時にタイヤ外径を大きく変えると、速度計の表示が実際の速度とずれます。純正タイヤの外径は、呼び寸法からの計算で約739mmです。どこまでの差なら問題がないかは、今回確認した資料からは判断できません。実際の外径はタイヤの銘柄ごとに異なるため、タイヤメーカーの諸元で確かめたうえで、専門店に相談してください。

Q1. E52のホイールはE53にそのまま装着できる場合がありますか?

そのままの流用は前提にしないでください。PCD・穴数・ハブ穴径は同じですが、E53はE52より車両重量が大きく、E52用のホイールがE53の重量に対応しているかは確認できていません。インセットもE52の18インチ(+55)とE53(+45)で10mm異なり、タイヤのサイズとロードインデックスも違います。ホイールメーカーがE53への適合を明示した製品を使うか、メーカーとディーラーに確認してください。

Q2. 新型エルグランドのホイールナットサイズは?

ねじ径・ピッチは日産公式FAQに記載がないため、ディーラーで確認してください。ホイールメーカーのWORKは新型エルグランドを「M12ナット仕様」と表記しています。社外ホイールに交換する場合は、ホイール側の座面の形(テーパー座・球面座・平座)に合うナットが必要で、純正のナットがそのまま使えるとは限りません。E53については、KYO-EIが同社のアルミ製ナットを装着不可とし、WORKも自社ホイールの装着時にアルミ製ナットを使わないよう推奨しています。

Q3. ホイールスペーサーは必要ですか?

純正サイズのまま乗る場合は不要です。E52用ホイールをスペーサーで調整してE53に流用する方法は、おすすめできません(E52用ホイールの流用そのものを前提にできないためです)。スペーサーについては、KYO-EI(協永産業)が、車両重量の増加に伴う耐荷重を理由に、同社のワイドトレッドスペーサー・ロングハブボルト・アルミ製ナットをE53全グレードで装着不可とし、該当車種への販売を中止しています(2026年8月3日付のお知らせ。試験に合格した製品は個別に案内するとしています)。ほかのメーカーの製品については、E53に使えるかどうかをそのメーカーに確認してください。

まとめ

新型エルグランド(E53)の純正ホイールスペックは18×7.5J・インセット+45・PCD114.3・5穴・ハブ径66mmです。PCD・穴数・ハブ穴径は2代目E51・3代目E52と同じですが(初代E50は6穴・PCD139.7mm・ハブ穴径100mm)、インセットと車両重量がE52とは異なるため、E52用ホイールの流用は前提にしないでください。

インチアップやホイール交換を検討する際は、インセット・タイヤ外径・ハブリングの3点だけでなく、そのホイールがE53に対応しているか(耐荷重を含む)をメーカーの情報で確認してください。寸法が合うことと、E53に安全に使えることは別です。

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18インチ・PCD114.3のホイールを一覧できます。PCDが合っていてもE53に使えるとは限らないため、E53への対応と耐荷重を商品ページとメーカーで確認してください。

parts-erabi.com 編集部

車種別パーツ選びの専門メディアです。適合データとユーザーレビューをもとに、失敗しないパーツ選びをサポートします。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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