オーラの荷室に敷くマットは、同じFE13型でも2WD車と4WD車で別の商品になる。日産の公式FAQに掲載されているオーラ(2021年8月~・FE13型)の荷室寸法では、荷室高が2WDで約840mm、4WDで約685mmと約155mmも違う。日産純正のラゲッジソフトトレイも、2WDのラゲッジアンダーボックス付車用・無車用・4WD車用という3区分で用意されている。商品を比べる前に、車検証で自分のオーラの駆動方式を確かめておきたい。
最初に確かめるのは駆動方式とアンダーボックスの有無
床面の高さが約155mm違えば、そこに合わせて成形されたマットは共用できない。日産の公式FAQによれば荷室容量もセカンドシート乗車時で2WDが340L、4WDが260Lと差がある。さらにセカンドシートを折りたたんだときの段差は、2WDが約145mm、4WDが約0mm。荷室が広い2WDのほうが段差ができ、狭い4WDはほぼフラットになるという逆転がある。
メーカー自身が3通りに分けている点が何より分かりやすい。日産が公式サイトで案内している純正アクセサリーの適合区分では、ラゲッジソフトトレイが2WDアンダーボックス付車用・2WDアンダーボックス無車用・4WD車用の3設定になっている。オーラの荷室床面は駆動方式とアンダーボックスの有無で3パターンあり、全車に1枚で対応する製品は前提として存在しない。
今回まとめた4製品の早見表は次のとおり。価格はAmazonの実売価格(2026年8月30日確認時点)で、変動する。
| 製品 | 適合の表記 | 素材 | 実売価格 |
|---|---|---|---|
| 防水カーゴマット(XPEレザー材質) | オーラFE13型 4WDに適用 | XPEレザー調 | ¥3,759 |
| ASZSK ラゲッジマット | ノートE13/オーラFE13 2WD専用 | TPE | ¥4,990 |
| FJCRAFT【N18】 | ラゲッジアンダーボックス非装着車 | ループ(カーペット系) | ¥7,980 |
| BIGKON トランクマット | オーラFE13 FSNE13系専用 2021年8月-現行(2WD車専用) | TPE | ¥3,410 |
荷室そのものの数値をもう少し詳しく見たい場合は、こちらにまとめてある。
数値で見るオーラの荷室——2WDと4WDの差はどこに出るか
日産の公式FAQに掲載されているオーラの荷室寸法を、2WDと4WDで並べると次のようになる。
| 項目 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 荷室高(標準時) | 約840mm | 約685mm |
| 床面奥行き(セカンドシート後端~リヤトリム) | 約690mm | 約570mm |
| 荷室長(セカンドシート後端~バックドア) | 約396mm | 約396mm |
| 荷室幅(ストラット間) | 約1030mm | 約1030mm |
| 荷室幅(最大) | 約1261mm | 約1258mm |
| セカンドシート折りたたみ時の段差 | 約145mm | 約0mm |
| 荷室容量(セカンドシート乗車時・VDA方式) | 340L | 260L |
| 荷室容量(セカンドシート前倒し時・VDA方式) | 670L | 590L |
マットの寸法に効くのは高さと床面奥行きで、幅方向はほぼ差がない。そして厄介なのが荷室長の約396mmという値で、これは2WDも4WDも共通する。バックドアを開けて手前側を見比べても違いが分からないということだ。目視で判断せず書類で確かめる理由がここにある。
ゴルフバッグの搭載数は2名乗車時が9.5インチ4個、3名乗車時が9.5インチ3個と案内されており、いずれも後席を倒す積み方が前提になっている。後席を倒して使うなら、上の表の段差の欄が実用上の分かれ目になる。
純正という選択肢——3区分のトレイとNISMOマット
日産が公式サイトで案内している純正アクセサリーの適合区分では、ラゲッジソフトトレイが各12,650円(消費税込本体価格)。防水仕様で、取り外して汚れを洗い流せる。前述のとおり2WDアンダーボックス付車用・2WDアンダーボックス無車用・4WD車用の3設定がある。
日産のオンラインショップに掲載されている純正ラゲッジマット(品番84902RNE30・18,700円税込)は「Note Aura、Note(E13)全車用」の扱いで、E13 AURA NISMO / E13 AURA / E13に適合する。表面は黒に赤ステッチのブラックスレッド生地、裏面はフェルトで、NISMOロゴの刺繍ワッペンが付く。保証は3年6万km。この商品ページには2WDと4WDの区別の記載はない。
床下収納そのものを追加するディーラーオプションとしては、ラゲッジアンダーボックスが36,300円(取付費・消費税込・2WD車用)で用意されている。天板付きの前後2分割タイプで、長物が出し入れしやすいフラットなラゲッジスペースになると案内されている。荷物を上から覆うトノカバーは26,400円(取付費・消費税込)、ブラックのバックドア連動仕様。マットが床面の保護、トノカバーが上部の目隠しという役割分担だ。
純正の強みは適合の確かさと3年6万kmの保証で、社外品の単品はその半額以下に収まるものが中心。どちらを取るかは、荷室にいくら払うかという判断になる。
「ノートE13用」がオーラで通用する理由と、その限界
社外品を探すと、オーラ専用ではなく「ノートE13/オーラ兼用」と書かれた商品が目立つ。これには理由がある。日産の公式FAQに掲載されたオーラ(FE13型)とノート(E13型)の荷室寸法を項目ごとに突き合わせると、荷室高、床面奥行き、バックドアまでの荷室長、荷室幅、折りたたみ時の段差、荷室容量がすべて同じ値で記載されている。相違するのはセカンドシート折りたたみ時荷室長だけで、オーラが約1390mm、ノートが約1383mm。この項目は前席後端を起点にした測定で、荷室の床面寸法ではない。
ただし寸法が一致することと、その商品が装着できることは別の話だ。メーカーが公表した数値が近いという傍証にはなるが、適合を決めるのは商品側の表記であって、こちらの計算ではない。兼用表記の商品を選ぶときも、駆動方式とアンダーボックスの区分が販売ページに書かれているかを見る。書かれていない商品は、候補から外すか出品者に確認する。
失敗しない選び方の手順
価格やデザインから入ると、届いてから合わないことが分かる。次の順で絞ると外しにくい。
1. 駆動方式(2WDか4WD)
最優先はここ。荷室高が約155mm違い床面の形状が変わるため、ここを外すと他の条件が合っていても使えない。商品タイトルに型式が併記されていても、駆動方式の適合が保証されるわけではない。実際、タイトル前半で「オーラ FE13 FSNE13」と型式を併記しながら、末尾で「2WD車専用」と限定している商品が存在する。同じブランドでも一方は2WD専用と明記し、もう一方は日産の4WD型式とは綴りの異なる表記を併記している例もある。文字列だけで判断せず、駆動方式の記載を探す。
2. ラゲッジアンダーボックスの有無
2WD車だけの装備で、装着すると床面の高さと形状が変わる。純正が3区分に分かれているのと同じ考え方で、社外品にも「ラゲッジアンダーボックス非装着車」「ラゲッジアンダーボックス有」と区分を明記した商品が実在する。装着車で非装着車用を買うと床面形状が合わない。
3. 素材
水濡れが中心か、砂や泥が中心か、内装の見た目を優先するか。次の節で使い分けを整理する。
4. 覆う範囲
荷室部分だけの単品か、後席背面まで覆う形状か、フロアマットとセットで揃えるか。足元も同時に替えるつもりなら、こちらも見ておきたい。
オーラのラゲッジマットおすすめ4選
販売中の4製品を、駆動方式・アンダーボックスの区分・素材で選び分ける。
4WDのオーラなら——XPEレザー材質の防水カーゴマット
商品タイトルで「ニッサンノートオーラFE13型 4WD に適用」と4WDへの適合を明記している製品。耐汚れと耐摩耗性、取り付けの簡単さを訴えている。今回確認した販売中の商品のうち、4WD適合を正面から表示している数少ない選択肢で、4WDに乗っているなら第一候補になる。表面が平滑なXPEレザー調で、こぼれた水も拭き取りやすい。
4WDに適用と明記されたXPEレザー調の防水カーゴマット
2WDで汚れ物を積むなら——ASZSK TPE製3D立体マット
「ノート E13 オーラ FE13 2WD 専用」と駆動方式を明記した3D立体設計のTPE製。厚手で防水・防汚・滑り止めを備え、一年保証が付く。縁が立ち上がる立体形状のため、濡れたものや土の付いたものを積む使い方に向く。ベビーカーや園芸用品を頻繁に載せる2WD車のオーナー向け。
ASZSK 2WD専用 TPE製3D立体ラゲッジマット(厚手・防水・一年保証)
アンダーボックス非装着車で見た目重視なら——FJCRAFT【N18】
商品名で「ラゲッジアンダーボックス非装着車」と適合区分を明示している。生地はループ(カーペット系)のブラックで、防水シートより内装になじむ。純正ラゲッジソフトトレイと同じ3区分の考え方で選べる社外品であり、乾いた荷物が中心で見た目を揃えたい場合に選ぶ。名称のとおりアンダーボックス装着車は対象外。
FJCRAFT ラゲッジアンダーボックス非装着車用 ループ生地ラゲッジマット
費用を抑えたい2WD車なら——BIGKON トランクマット
「日産 オーラ FE13 FSNE13系専用 2021年8月-現行」と年式範囲を明示しており、オーラの発売時期と一致する。TPE製の3D防水マットで、今回確認した候補の中では最も低い価格帯にある。商品名の末尾に「2WD車専用」の限定が付いているため、4WDのオーラでは選択肢にならない。
BIGKON ノートE13/オーラFE13対応 トランクマット(2021年8月以降対応)
素材の違いをどう使い分けるか
TPEは弾力があって厚手に成形しやすく、縁を立ち上げた3D形状にして水や砂をせき止める作りに向く。ASZSKとBIGKONがこの系統だ。XPEレザー調は表面が平滑で拭き取りやすく、見た目を整えたい場合に選ばれる。ループ生地(カーペット系)は内装の質感に近く、乾いた荷物中心の使い方や見た目重視の場合に向くが、水濡れをそのまま受け止める用途では立ち上がりのある防水タイプに劣る。
どの素材でも、こぼした液体を放置すれば荷室に染みる可能性はある。汚れたら早めに取り外して洗う運用が前提になると考えておきたい。通勤と買い物が中心ならループ生地、アウトドアや園芸道具を積むなら立ち上がりのあるTPE、というのが素直な線引きだ。
注文する前に、自分の車で確認する3点
1つ目は駆動方式。車検証の型式欄、取扱説明書、購入時の注文書や見積書で確認できる。日産の公式サイトやFAQは2021年8月以降のオーラをFE13型と総称したうえで、荷室寸法などの数値を2WDと4WDに分けて掲載している。総称の型式だけでは駆動方式まで特定できないということだ。
2つ目はラゲッジアンダーボックスの有無。荷室の床板を持ち上げて、箱状の収納があるかを実際に見れば分かる。ディーラーオプションの2WD車用装備なので、中古で購入した場合は装着履歴が分からないことがある。現車を見るのが確実だ。
3つ目は後席を倒す使い方をするかどうか。オーラの後席は全起こし・左倒し・右倒し・全倒しのアレンジに対応し、片側だけ倒して長物を積みながら4人で乗ることもできる。2WDは後席を倒すと約145mmの段差ができるため、荷室部分だけを覆うマットでは段差の手前で途切れる。後席背面まで覆う形状か、別途の対策が要るかがここで決まる。荷室にはラゲッジランプが備わるので、暗い場所での確認もしやすい。
よくある質問
ノートE13用と書かれたラゲッジマットはオーラに使えるのか
日産の公式FAQ上では、オーラ(FE13型)とノート(E13型)の荷室寸法はセカンドシート折りたたみ時荷室長を除いてすべて同じ値で記載されている。兼用表記の商品が多いのはこのためだ。ただし寸法の共通性は傍証であって適合の保証ではない。商品側の適合表記と販売ページの記載で最終判断してほしい。
4WDのオーラに2WD用のマットを敷くとどうなるのか
日産の公式FAQによれば荷室高は2WDが約840mm、4WDが約685mmで、床面の高さそのものが違う。床面奥行きも2WDが約690mm、4WDが約570mmと約120mm差がある。2WD用は4WDの荷室より奥行きが大きいため、そのまま敷けば余った分が壁面に当たって浮くか、折れ曲がった状態になる。滑り止めも効かない。
ラゲッジアンダーボックスが付いている車はどれを選ぶのか
アンダーボックス装着車用と明記された製品を選ぶ。日産純正のラゲッジソフトトレイには2WDアンダーボックス付車用の設定があり、社外品にも区分を明記した商品が存在する。今回紹介したFJCRAFTは非装着車用なので対象外になる。装着車向けで販売中の社外品は今回の調査で確認できなかったため、純正のトレイを含めて検討する形になる。
純正とAmazonの社外品では何が違うのか
日産純正のラゲッジソフトトレイは各12,650円、NISMOラゲッジマットは18,700円で3年6万kmの保証が付く。適合の確かさと保証が価格差の中身だ。社外品の単品はその半額以下に収まるものが中心だが、駆動方式とアンダーボックスの区分を自分で見極める必要がある。
後席を倒して長い荷物を積むときマットはどうするのか
2WDは折りたたみ時の段差が約145mm、4WDは約0mm。4WDはほぼフラットになるので荷室部分のマットだけで足りるが、2WDは段差の手前でマットが終わる。倒した背面側も汚したくないなら、後席背面まで覆う形状の製品を選ぶか、背面用のシートを別に用意する。
まとめ
注文ボタンを押す前に、この4点だけ確認しておけば大きく外すことはない。
- 車検証で駆動方式を確認する(荷室高が2WD 約840mm、4WD 約685mmで別設計になる)
- 荷室の床板を上げてラゲッジアンダーボックスの有無を見る
- 商品側に駆動方式の記載があるか確かめる(型式の併記だけでは判断材料にならない)
- 後席を倒して使うかどうかで、覆う範囲を決める
そのうえで、4WDならXPEレザー材質の防水カーゴマット、2WDで汚れ物を積むならASZSKのTPE製が素直な選択になる。純正が3区分に分けている以上、全車共通の正解は存在しない。自分の1台がどの区分かを決めてから商品を見に行けば、選択肢は一気に絞れる。
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