オーラの荷室寸法と収納|2WD 340L・4WD 260L

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バックドアを開けて荷物を積み込もうとしたとき、オーラの荷室が思ったより深い、あるいは浅いと感じることがある。原因は駆動方式で、同じFE13系でも2WDと4WDでは荷室の床の高さそのものが違う。日産の公式FAQが公開している数値では、2WDが荷室容量340Lで後席を倒すと約145mmの段差が残り、4WDは260Lと小さい代わりに段差が約0mmでフラットにつながる。広さを取るか平らさを取るかが車両側で決まっているため、自分の車がどちらの床なのかを押さえるところから、積み方もラゲッジ用品の選び方も変わってくる。

目次

オーラの荷室寸法早見表(2WD・4WD別)

日産の公式FAQに掲載されているオーラ(2021年8月〜・FE13型)の荷室寸法を、駆動方式別に並べる。公式には「数値は参考値のため、クルマの状態や測定方法などで異なる場合があります」という注記が添えられているため、ミリ単位で詰める用途ではなく、積めるかどうかの当たりを付けるための基準として使う。

測定項目(公式FAQの区分) 2WD 4WD
①ラゲッジルーム荷室高(標準時) 約840mm 約685mm
②2列目シート後端からバックドアまでの荷室長 約396mm 約396mm
③2列目シートを折りたたんだときの1列目シート後端からバックドアまでの荷室長 約1390mm 約1390mm
④2列目シート後端からリヤトリムまでの荷室長(ラゲッジボード床面上・車両中央) 約690mm 約570mm
⑤ラゲッジルーム荷室幅(ストラット間) 約1030mm 約1030mm
⑥ラゲッジルーム荷室幅(最大) 約1261mm 約1258mm
2列目シートを折りたたんだときの荷室との段差 約145mm 約0mm
荷室容量(VDA方式) 340L 260L

③は1列目シートを最後端までスライドさせ、背もたれを垂直に立てた状態での数値になる。

駆動方式で変わるのは4項目だけ

表を縦に見ると、2WDと4WDで差が出るのは荷室高(①)、床面での奥行き(④)、後席を倒したときの段差、そして容量の4項目に絞られる。幅(⑤⑥)はほぼ同じで、バックドアまでの奥行き(②)と後席を倒したときの全長(③)に至っては数値が完全に共通している。つまり2WDと4WDの違いは、床が155mm低いか高いかという一点から派生しているだけで、荷室の平面的な広さが削られているわけではない。

数値を使うときは基準点を混ぜない

②と④はどちらも荷室長という名前だが、測定の基準点が違う。②はバックドアまで、④はリヤトリムまでを床面上で測った値なので、この2つを足したり引いたりしても意味のある数字にはならない。荷物を床に置けるかどうかを計算するときに使うのは④、つまり2WDで約690mm、4WDで約570mmのほうになる。②の約396mmは別の基準で測られた値として切り離して読む。

2WDと4WDで荷室の性格が逆転する理由

4WDはリヤモーターのぶんだけ床が高い

オーラの4WDは後輪をモーターで駆動する電動4WDで、そのモーターは後席より後ろ、ちょうど荷室の床下にあたる位置に収まっている。結果として荷室の床面が持ち上がり、荷室高は2WDの約840mmに対して4WDが約685mm、その差は155mmになる。容量が340Lから260Lへ80L減るのも、床下に確保できていた深さがモーターに置き換わったためで、幅(約1030〜1261mm)が狭くなったからではない。荷室が狭くなったというより、床が上げ底になったと捉えるほうが実態に近い。

2WDは容量、4WDはフラットさで勝つ

床が低い2WDは深さを稼げるぶん容量が大きいが、後席の背もたれを倒すと、その背面は荷室の床より約145mm高い位置に来てしまう。倒したシートと荷室の間に段差ができ、長い荷物は宙に浮くか斜めに寝ることになる。逆に4WDは床が最初から上がっているおかげで、倒した背もたれと荷室の床がほぼ同じ高さでつながる。容量では2WDが80L勝ち、フラットさでは4WDが145mm勝つという、きれいなトレードオフの関係になっている。どちらが優れているかではなく、得意な積み方が違うと考えたほうが用品選びを間違えない。

自分の車がどちらかは車検証の型式で分かる

外から見ても判別しづらいので、車検証の型式欄を見る。2WDは6AA-FE13、4WDは6AA-FSNE13で、型式にSとNが挟まるのが4WDだと覚えておけば取り違えない。ラゲッジ用品の適合表も多くがこの型式で分かれているため、通販で注文する前に型式を控えておくと選定が一気に速くなる。中古で購入した個体で駆動方式が曖昧なままなら、この確認を最初に済ませておきたい。

後席を倒したときの積載と段差の埋め方

6:4分割可倒で人と長尺物を両立する

オーラの後席は全車6:4分割可倒式で、片側だけを倒せば残った席に人を乗せたまま長い荷物を積める。公式FAQのゴルフバッグ搭載数(9.5インチ)も、2名乗車時は後席シートを倒して4個、3名乗車時は後席シートの片側を倒して3個と、この分割可倒を前提にした数え方になっている。後席にはリクライニング機構も備わるため、完全に倒さず背もたれの角度を少し寝かせるだけでも荷室側の奥行きは稼げる。

積みたい物が入るかを数値で確かめる手順

積載の可否は、荷物の3辺を公式の数値と突き合わせれば机上で判定できる。

  1. 荷物の幅・奥行き・高さの3辺をメジャーで測る。
  2. 幅は約1030mm(ストラット間)と比べる。ここを超える幅の荷物は、床にぴったり平置きできない。
  3. 奥行きは、後席を立てたままなら2WDが約690mm、4WDが約570mmと比べる。後席を倒すなら約1390mm(1列目シート後端まで)が上限になる。
  4. 高さは2WDが約840mm、4WDが約685mmと比べる。トノカバーの下に収めたい場合は、カバー位置までの高さで測り直す。
  5. 2WDで後席を倒して積むなら、約145mmの段差ぶんだけ荷物が斜めに傾くことを見込んでおく。

この5つを通すと、たとえば幅1030mmを超える大型の収納ボックスは床に平置きできないと事前に分かる。ホームセンターで箱を買う前に、この数値だけでもメモしておくと無駄が出ない。

2WDの145mm段差を消す3つの方法

段差をそのままにすると、スーツケースやベビーカーを寝かせたときに角が浮いて安定しない。埋め方は大きく3つある。ひとつ目はディーラーオプションのラゲッジアンダーボックスで、荷室の床を持ち上げて段差を解消しながら、その下に収納スペースを確保する。ふたつ目は社外のラゲッジボード(デッキボード)で、荷室に板を渡してフラット面を作る製品が各社から出ている。3つ目は荷物側で調整する方法で、段差の手前に厚みのある収納ボックスやコンテナを置き、その天面を床の延長として使う。費用をかけずに試すなら3つ目から入るのが現実的になる。

4WDは倒すだけでフラットになる

4WDは段差が約0mmのため、後席を倒せばそのまま平らな床が現れる。段差解消を目的としたラゲッジアンダーボックスは4WDには不要であり、床下にモーターがある関係で装着もできない。4WDで積載を伸ばしたいなら、段差ではなく床面の奥行きが2WDより120mm短い(約570mm対約690mm)ことのほうを意識して、後席をこまめに倒す運用へ切り替えるのが早い。

後席を倒しても寝られる長さにはならない

後席を倒したときの荷室長は、1列目シート後端からバックドアまでで約1390mm。成人が足を伸ばして横になるには足りず、オーラで車中泊を組み立てるなら、前席を前に出して斜めに使うか、脚を曲げて寝る前提で考えることになる。2WDはここに145mmの段差が乗るため、寝床としての下ごしらえは4WDのほうが少なく済む。

ラゲッジ用品は駆動方式とオプションで品番が分かれる

純正ラゲッジソフトトレイは3品番ある

荷室の床を汚れから守る純正のラゲッジソフトトレイは、オーラ用として3つの品番が設定されている。同じ車種なのに分かれているのは、床の高さと形状が構成ごとに違うためで、選び間違えると寸法が合わない。

品番 適合する構成 型式
H4906-6XJ0B 2WD・ラゲッジアンダーボックス無車用 FE13
H4906-6XJ2B 2WD・ラゲッジアンダーボックス付車用 FE13
H4906-6XJ1B 4WD車用 FSNE13

注目したいのは、2WD側がアンダーボックスの有無でさらに品番が割れている点になる。注文時には駆動方式に加えて、アンダーボックスを付けているかどうかまで答えられる状態にしておく。中古で手に入れた個体は前オーナーがアンダーボックスを装着済みのことがあるため、荷室の床板を一度持ち上げて中身を見ておくと確実になる。

ラゲッジアンダーボックスは2WD専用

ラゲッジアンダーボックスはディーラーオプションで、荷室の床下に箱状の収納を追加しつつ、後席を倒したときの段差を無くす役割を持つ。洗車用品やブースターケーブル、三角表示板のように、常に積んでおきたいが床に転がっていると邪魔になるものの定位置として機能する。前述のとおり4WDには装着できないため、4WDに乗っていて段差対策の情報を探し当てても、この選択肢は最初から外れる。

トノカバーとラゲッジマットの使い分け

トノカバーもディーラーオプションで、荷室の中身を外から見えなくする。荷物を積んだまま駐車する機会が多いなら効果が分かりやすい装備になる。床面の保護そのものは、防水のラゲッジトレイやラバー製のラゲッジマットで足りる。濡れたものや砂の付いたものを積む頻度が高いなら、敷きっぱなしのマットより、外して洗って戻せるトレイ形状のほうが手間は少ない。用途が汚れ対策なのか目隠しなのかを切り分けてから選ぶ。

荷室灯の明るさも積み下ろしに効く

荷室にはラゲッジランプが備わると公式の室内装備一覧に記載がある。ただし純正のままだと、夜間の積み下ろしで荷室の奥まで光が回らない場面が出てくる。室内灯とあわせてLED化しておくと、暗がりでの荷物の取り違えや置き忘れが減る。荷室を収納として日常的に使うなら、光量は寸法と同じくらい効いてくる要素になる。

車内の収納スペースを使い切る

前席まわりは2段のコンソールが軸になる

オーラの前席まわりには、センターコンソールボックスとセンターコンソールロアボックスという2段構成の収納がある。上段は鍵や小銭のような取り出す頻度の高い小物、下段は背の高いものや充電中のスマートフォンといった具合に役割を分けると、シフトまわりが散らからない。グローブボックスはダンパー付きで、開けたときに勢いよく落ちてこないため、車検証入れや取扱説明書を入れたままでも出し入れがしやすい。カップホルダーは2個備わる。

後席とドアまわりは飲み物と端末の置き場

フロントドアポケットにはボトルホルダーが組み込まれ、リヤドアにもボトルホルダーがある。助手席のシートバックポケットにはスマートフォン用のポケットが付いており、後席の乗員が自分の端末を差しておける。後席側に小物が散らかりやすいなら、このシートバックポケットを戻す場所として固定してしまうほうが片付きやすい。

幅1030mmという数字を覚えておく

荷室の幅は最大で約1261mm(4WDは約1258mm)あるが、ストラットの張り出しの間は約1030mmまで狭まる。箱物を寝かせて積むときに効いてくるのは、広いほうではなく狭いほうの約1030mmになる。市販の収納ボックスやコンテナを荷室の常設収納として使うなら、この幅に収まるサイズを選ぶ。車内の収納量は、小物入れの数より荷室の床をどう区切るかで決まってくる。

オーラとノートで荷室は違うのか

荷室の数値はほぼ共通している

オーラはノートをベースにした上級モデルだが、荷室に関する数値はほぼ共通している。ノート(E13型)の公式FAQも、荷室高約840mm、床面での奥行き約690mm、幅(ストラット間)約1030mm、容量340L/260Lと、オーラと同じ値を示す。後席を倒したときの145mmの段差も、4WDで260Lに減る構造も同じで、荷室だけを見るならオーラとノートを別物として扱う理由はほとんどない

3ナンバー化で広がった40mmは荷室に来ていない

オーラは全幅を広げて3ナンバーサイズになっており、ノートに対しておよそ40mm広い。ただしその拡幅ぶんは前後席まわりとボディ外側に使われていて、荷室幅(最大約1261mm・ストラット間約1030mm)はノートと変わらない。荷室の広さを理由にノートからオーラへ乗り換える判断は成立しにくく、選ぶ根拠は内装の質感や走りの側に置いたほうが納得しやすい。荷物をもっと積みたいという動機なら、車種を変えるより段差処理と床の使い方を見直すほうが効く。

よくある質問

オーラの荷室にゴルフバッグは何個積めますか

日産の公式FAQでは、9.5インチのゴルフバッグを基準に、2名乗車時(後席シートを倒した状態)で4個、3名乗車時(後席シートの片側を倒した状態)で3個としている。後席を立てたまま4名で乗車した場合の搭載数は公表されていないため、4人でラウンドへ向かうのにバッグ4個という積み方は、オーラの荷室では前提から外れると考えておく。

4WDの荷室が狭いと感じたときの対策はありますか

床下にモーターがある構造上、260Lという容量そのものを増やす方法はない。手を打てるのは後席の使い方で、6:4分割の片側を常時倒しておけば床面の奥行きは大きく伸びる。4WDは段差がほとんど無いため、片側を倒した状態でも荷物が乗り上げて傾くことがなく、日常的に1.5列の状態で走らせても不都合が出にくい。容量を嘆くより、倒した状態を標準にしてしまうほうが実際の積載量は増える。

荷室をフラット化すると車検に影響しますか

車体を加工せず、荷室に敷く・置くだけの用品であれば、構造変更にあたる改造にはならない。注意が要るのは、後席の固定機構やシートベルトの機能を妨げる置き方と、後方視界を遮る高さまで積み上げる状態になる。フラット化した床の上に背の高い荷物を積むときは、ルームミラーからの後方視界が残っているかを、積んだ状態のまま運転席から見て確かめる。

中古で買ったオーラにアンダーボックスが付いているか分かりません

荷室の床板を持ち上げて、下に樹脂製の箱状の収納があるかどうかを見る。箱があればアンダーボックス装着車、パンク修理キットや工具だけが見えるなら未装着になる。ラゲッジトレイの品番はここで分かれるため、用品を注文する前に済ませておきたい確認になる。あわせて床の深さを見れば、2WDと4WDの判別の裏取りにもなる。

まとめ:床の高さから逆算して荷室を組み立てる

オーラの荷室は、2WDが容量340Lと深さで勝ち、4WDが段差約0mmとフラットさで勝つ構造になっている。すべての差の出発点は床の高さ155mmで、そこから容量80L差、床面の奥行き120mm差、段差145mm差が派生する。まず車検証で型式(2WDがFE13、4WDがFSNE13)を確認し、2WDなら段差を埋める方向、4WDなら後席を倒す前提で運用を組み立てる。ラゲッジトレイのような用品は駆動方式とアンダーボックスの有無で品番が3つに分かれるため、買う前に荷室の床板を一度開けて自分の構成を把握しておくと、選定でつまずかずに済む。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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