オーラとノートは同じ13系で全長も揃っているため、商品名にノートとしか入っていない製品を「どうせ中身は同じだろう」と選んでしまう取り違えが起きやすい。ドアバイザーの適合欄では、オーラとノートは別の型式として扱われている。そしてオーラ用として売られている製品は、適合表記が2系統に分かれる。この2系統の読み方さえ決まれば、候補を絞るのに時間はかからない。
オーラに付く4製品を先に並べる
今回扱う4製品を、適合表記・固定方式・付属品・価格で並べた。価格はいずれもAmazonの実売価格で、記載は確認時点のもの。変動するので最終的な金額は商品ページで見てほしい。
| 製品 | 適合表記の系統 | 固定方式 | 付属品 | 価格(確認時点) |
|---|---|---|---|---|
| オーラ専用スモーク(FE13) | オーラ専用・FE13・R3.8〜 | 両面テープ+専用止め具 | 専用留め具のみ(説明書なし) | ¥7,700 |
| D.Iプランニング 専用金具付 | ノート オーラ e-POWER : E13・2020年12月〜 | 両面テープ+専用金具 | 専用金具・専用クリーナー・取付説明書 | ¥9,580 |
| カー用品のエイチエス アクリル4枚組 | ノート オーラ 13系:E13 FE13・2020年12月〜 | 両面テープ+専用金具 | 専用金具・取付説明書・専用クリーナー | ¥10,080 |
| ネットステージ 日本製(FE13) | ノート オーラ・令和3年8月〜・FE13 | 3M社両面テープ+留め具 | 取付説明書(1年保証・日本製) | ¥11,700 |
適合表記は2系統に分かれる
系統は2つ。「オーラ専用(型式FE13・令和3年8月またはR3.8始まり)」と「ノートE13と共用(適合車種欄にノートとオーラを併記・2020年12月〜現行)」で、書き方が違うだけでどちらもオーラを適合対象に挙げている。日産の公式諸元表では、オーラの型式は2WDが6AA-FE13、4WD(e-POWER 4WD)が6AA-FSNE13。ドアバイザー探しは、この型式が適合表に載っているかを見るところから始まる。
固定方式は4製品とも共通
両面テープ単独ではなく専用金具(留め具)を併用するダブル固定を、4製品とも販売ページに明記している。ここは差がつかないので、選ぶときの決め手にはならない。
ドアバイザーが担う役割
グーネットの解説では、ドアバイザーはベンチレーション効果で車内の空気を素早く換気する装備とされ、雨天走行時の換気や雨よけの役割を果たすと説明されている。雨の日に窓を数センチ下げても直接吹き込みにくくなる、という一点で価値が決まる装備だと考えていい。逆に言えば、窓を開けずにエアコンだけで走る使い方なら急いで付けるものではない。
夏場の車内温度対策まで含めて考えているなら、
も合わせて見ておくといい。
型式と年式で適合を見極める
適合表を読むときに見る欄は3つ。適合車種・適合型式・適合年式で、この3つを一度に見る癖をつけると取り違えが消える。
オーラの型式は6AA-FE13と6AA-FSNE13
日産の公式諸元表によると、オーラの型式は2WDが6AA-FE13、4WD(e-POWER 4WD)が6AA-FSNE13。ボディサイズは全長4,045mm、全幅1,735mm。まず車検証で自分の型式がどちらかを確かめる。適合欄に書かれているのはほぼFE13なので、ここが2WDか4WDかで話が変わってくる。
共用品の年式が2020年12月始まりの理由
ノート共用品の適合年式は2020年(令和2年)12月〜現行、と書かれている。オーラの登場は令和3年8月なので、年式欄だけを見ると自分の車より古い表記に見える。これは起点をノートE13の発売時期に合わせているためで、共用品の年式範囲はオーラの登場時期を含んでいる。年式欄が古く始まっているからといって外さず、適合車種欄と適合型式欄を合わせて読む。
商品名にノートしか入っていない製品の見分け方
オーラとノートの違いは全幅40mmと型式だけで、全長はどちらも4,045mm。ノートe-POWERの型式は2WDが6AA-E13、4WDが6AA-SNE13で、オーラのFE13/FSNE13とは分かれている。だから商品名にノートとしか入っていない製品を見つけたら、適合車種欄にオーラの記載があるか、適合型式欄にFE13があるかを必ず確認する。片方も無いなら候補から外す。2台の違いをもう少し詳しく知りたいなら
が参考になる。
適合欄に書かれていない仕様がある
4製品を一通り読むと、書かれていない条件が2つ浮かんでくる。どちらも買ってから合わないと分かる類なので、先に潰しておきたい。
4WDのFSNE13は4製品とも記載がない
今回扱う4製品はどれも、適合型式欄に4WDの型式FSNE13を書いていない。書かれているのはFE13、またはノートと共用のE13/FE13という表記までだ。4WDのオーラに付けるつもりなら、購入前に販売元へ自分の型式を伝えて適合が取れるかを確認する。記載が無いことは不適合の証明ではないが、適合の証明でもない。ここを飛ばして買うのは分の悪い賭けになる。
NISMOやAUTECHなど対応グレード欄にない仕様
ネットステージのオーラ専用品は、対応グレードをG/G leather editionと書いている。NISMOやAUTECH、Black Editionといった特別仕様の記載はない。該当するグレードに乗っているなら、対応グレード欄に自分のグレードが含まれるかを買う前に見ておく。
見比べる軸は4つ
適合が取れる候補まで絞れたら、次はこの4軸で並べる。価格だけで決めると、初めてのDIYで困る側に転びやすい。
両面テープと専用金具のダブル固定か
4製品とも両面テープと専用金具(留め具)の併用を明記している。市場には両面テープ単独固定の製品もあるので、他の候補まで広げて探すときはこの記載の有無を見分けどころにする。
脱脂クリーナーと取付説明書が付くか
ここは製品で差が出る。D.Iプランニングとカー用品のエイチエスは専用クリーナーと取付説明書の両方、ネットステージのオーラ専用品は取付説明書が付く。スモークタイプは取付説明書が付属しないと明記されている。自分で初めて付けるなら、説明書とクリーナーが揃っているものを選んだほうが手が止まらない。
生産国と保証
ネットステージのオーラ専用品は日本製で1年保証が付く。日本製で保証が付く製品、取付説明書やクリーナーが揃う製品は相対的に高く、説明書を省いた製品は安い、という価格の並びになっている。
色と形状
スモークタイプはゆるやかな曲線とRの立体3D加工、透明感のあるスモークブラックをうたっている。色味と形の主張は写真だけでは判断しにくいので、見た目を重視するならこの手の記載がある製品から見ていく。内装まわりの見た目も揃えたいなら
も同じ観点で選べる。
4製品の中身
前節の軸に沿って、4製品の適合表記と付属品をそのまま見ていく。
オーラ専用設計のスモークタイプ
適合車種はオーラ、型式はFE13、年式はR3.8〜。セット内容はフロント2枚・リア2枚と専用留め具で、取付説明書は付属しないと明記されている。ゆるやかな曲線とRの立体3D加工、透明感のあるスモークブラック、強力両面テープと専用止め具のダブル固定方式。4製品の中で最も安い一方、説明書が無い分だけ取り付けの段取りは自分で組む必要がある。
オーラ AURA FE13 専用設計 スモーク ドアバイザー 4枚 取付固定金具付き
ノート共用の専用金具付き4枚組
4枚組で専用金具付き。適合車種は「日産 ノート オーラ e-POWER : E13」、適合年式は2020年(令和2年)12月〜現行車両。付属品は専用金具・専用クリーナー・取付説明書の3点で、両面テープはバイザー裏面に施工済み。取り付けに必要なものが箱の中で完結しているのが分かりやすい。
D.Iプランニング ノート オーラ e-POWER 13系 ドアバイザー 4枚組 専用金具付
全グレード対応をうたうアクリル4枚組
4枚組のアクリルバイザー。適合車種は「ノート オーラ 13系:E13 FE13」、適合年式は2020年(令和2年)12月〜現行車両で、販売元は全グレード車に適合すると表記している。専用金具・取付説明書・専用クリーナーが付く。グレード欄の記載が広いのはこの製品だけだが、これはこの販売元の表記であって、他の3製品に当てはめられるものではない。
カー用品のエイチエス ノート オーラ 13系 サイドバイザー 4枚組 アクリル
日本製で1年保証のオーラ専用品
適合車種は「ノート オーラ」、対応年式は令和3年8月〜、対応型式はFE13、対応グレードはG/G leather edition。日本製で1年保証が付き、3M社の強力両面テープと留め具のダブル固定。内容は1台分で取付説明書が付属する。4製品で最も高いが、保証の有無を重く見るならここが候補になる。
ネットステージ ノートオーラ FE13 日本製 サイドバイザー 1台分
条件別の選び分け
4製品を並べても決めきれないなら、自分の条件から逆に引いてほしい。
4WDや特別仕様グレードに乗っているなら、価格や見た目より先に、販売元へ問い合わせて適合が取れた製品を選ぶ。ここだけは順番を入れ替えない。
自分で付けるのが初めてなら、取付説明書と脱脂クリーナーが揃うD.Iプランニングかカー用品のエイチエスの2択でいい。作業の失敗はたいてい段取り不足から来るので、手順書が同梱されている効きは価格差以上にある。
ノートからの乗り換えや、家族でノートと2台持ちならノート共用品を選んでおくと、次にどちらの車で買い足すときも同じ製品で通せる。見た目を優先するならスモークで立体形状をうたう製品。安さ優先でも、脱脂と押さえの手順さえ守れるなら説明書なしの製品は十分に選択肢に入る。
同じ日産車で軽ハイトワゴンの選び方も知りたい人は
も見ておくといい。
取り付けの流れ
D.Iプランニングが公開している両面テープ式の取付方法から、押さえておきたい手順を4つ挙げる。
取付面の脱脂から始める
バイザーの取付け面の汚れを、きれいな布などで脱脂剤(除光液、エタノール)を使って拭き取る。汚れが残ると接着力が弱くなるので、ここを省略しない。専用クリーナーが付属する製品なら、それをそのまま使えばいい。
裏紙は先に2〜3cmだけ剥がす
貼る前に、バイザーの両面テープの裏紙を2〜3cmだけ剥がしておく。先にやっておかないと後で剥がしにくくなる。剥がした裏紙が少し斜めになるようにしておくと作業しやすい。位置を合わせたら残りの裏紙を全部剥がして貼り付ける。
押さえ方と寒い時期の対処
貼り付けたら、バイザーが外れないように押さえつけて固定する。寒い時期は粘着力が落ちるため、ドライヤーなどで温めながら押さえるとよく付く。
貼った後は約12時間動かさない
完全に固定するまで、約12時間ほどは車を動かさない。4枚とも貼り終えてから丸半日ほど置ける日を選んで作業すると失敗しにくい。休日の午前に貼って翌日から乗る、くらいの余裕を見ておきたい。
車検で引っかかる状態
グーネットの解説によると、ドアバイザーはオプション品であるため車検時の保安基準は特に規定がない。ただし、あまりにも大きく視界やドアミラーを遮るものや、窓に触れてしまうものは車検が通らない場合がある。鋭角で歩行者を傷つけるような出っ張りのある形状も車検に通らない可能性があるとされ、常識の範囲内での取付が大切、と説明されている。市販の車種専用品を説明書どおりに付ける分には、この線を踏み越える形にはなりにくい。
ドアバイザー以外の外装カスタムまで検討しているなら
で費用感を掴んでおくといい。
よくある質問
ノート用と書かれた製品をオーラに使えますか
適合車種欄にオーラの記載があるか、適合型式欄にFE13があるかで判断する。ノート(E13/SNE13)しか書かれていない製品は対象外と考えたほうがいい。オーラとノートは同じ13系だが型式が分かれており、全幅も40mm違う。
4WDのオーラでも同じ製品でよいですか
4製品とも適合型式欄にFSNE13を書いていないため、この記事だけで合うとは言えない。販売元に型式を伝えて確認してから買ってほしい。
取付説明書が付かない製品でも自分で付けられますか
脱脂・裏紙を少し剥がして位置合わせ・押さえて固定・約12時間動かさない、という流れが分かっていれば作業自体は進められる。ただし初めてなら説明書が付く製品のほうが安全側だ。
貼った後、どのくらい車を動かさないほうがいいですか
約12時間ほどが目安。寒い時期はドライヤーなどで温めながら押さえると付きがよくなる。
車検は問題ありませんか
グーネットの解説では、ドアバイザーはオプション品のため保安基準に特段の規定はないとされている。視界やドアミラーを大きく遮る形状や窓に触れるものは避ける。
雨の日の見え方まで含めて整えたいなら
も同時に済ませておきたい。
まとめ
まず実車で自分のオーラが2WDか4WDかを確かめ、その裏取りとして車検証の型式欄が6AA-FE13か6AA-FSNE13かを見る。ここが決まれば、適合表記の2系統――オーラ専用(FE13・令和3年8月〜)とノートE13共用(2020年12月〜現行)――のどちらでも、適合車種欄にオーラがあるものを選べばいい。
4WDや特別仕様グレードなら販売元への確認が先。初めてのDIYなら説明書とクリーナーが揃う製品。見た目を優先するならスモークの立体形状、保証を重く見るなら日本製で1年保証の製品。この4本の線で、候補は1点まで落ちる。
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