メルセデス・ベンツSLC R172 サンシェードおすすめ3点比較

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SLC R172 のフロントのサンシェードは、商品の車種の表記に SLC の名があるかどうかで選ぶ。3点のうち商品名に SLC の名が入っているのは純正品(右ハンドル車用)だけで、傘型とロール式は SLK R172 2011〜2016年の表記なので、出品者に SLC への適合を確かめてから選ぶことになる。どれを選んでも車内の空気が涼しくなるわけではなく、駐車中のダッシュボードの熱を抑える道具として使い、走り出す前に外す。

目次

SLC R172 用サンシェード3点の早見表

比べるのは、メルセデス・ベンツ純正のフロントサンシェードと、FXXKOE の傘型・ロール式の3点だ。表の中身はどれも販売ページの商品名と商品説明(出品者の記載)による。

比べる点 純正品 傘型(FXXKOE) ロール式(FXXKOE)
車種の表記 商品名に SLC。適合車種は SLK/SLC SLK R172 2011年-2016年(SLC の名は無い) SLK R172 2011年-2016年(SLC の名は無い)
ハンドル位置の表記 右ハンドル車用 記載が無い 記載が無い
形式と収納 収納袋に入れる(畳み方の記載は無い) 傘のように開き、畳んで収納ケースへ 固定設置式。引き出してフックに掛け、巻き上げて収納
紫外線カットの表記 記載が無い 99%カット 50%以上遮断

右ハンドルの SLC なら、商品名に SLC と右ハンドル車用の表記がある純正品を基準にする。傘型とロール式は商品名と商品説明の対象表記に SLC の名が無いので、選ぶなら出品者に SLC への適合を確かめてからにする。理由は選び方の節で書く。

SLC R172 は SLK の改良で改名されたモデル

改名の経緯と年式

SLC は R172 型の SLK の改良に合わせて改名されたモデルだ。英語版 Wikipedia の SLK クラスの項目によると、R172 型は2011〜2020年の世代で、2016年3月以降に生産された車から改良型となり、このとき SLK クラスは SLC クラスへ改名された。2016年の発表を伝えたオートックワンの記事によると、国内では2016年6月2日に SLK の後継モデルとして発売された。Car Watch は、ロードスターを表す「SL」と車格を表す「C」を組み合わせた車名だと記している。

最後の特別仕様車「Final Edition」は2019年6月28日に発売された(Car Watch)。英語版 Wikipedia は、ドイツのブレーメン工場で2020年まで生産されたと記す。R172 型には2011年からの SLK と2016年からの SLC が含まれ、傘型とロール式の「SLK R172 2011年-2016年」の表記には SLC の名が入っていない。

屋根の装備

屋根は電動で開閉するハードトップ「バリオルーフ」だ。2016年の発表時の記事によると、開閉は約20秒でセンターコンソールのスイッチで操作し、停車時に開閉を始めた場合は約40km/hまで開閉動作が続く。

ルーフトップの透過率をクリアモードとダークモードに切り替えられる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」は、発表時の記事ではメルセデスAMG SLC 43 に標準装備、SLC 200 Sports にオプション設定とされている。全車に付いている装備ではない。

SLC 用サンシェードの選び方

車種の表記に SLC の名があるか

最初に見るのは車種の表記だ。商品名に SLC の名が入っているのは純正品だけで、商品説明の適合車種は SLK/SLC となっている。傘型とロール式は、商品名と商品説明の対象表記が SLK R172 2011年-2016年で、SLC の名はどちらにも無い。

SLK と SLC は型式の呼びが同じ R172 だが、2016年の改良でフロントガラスやダッシュボードまわりの形が変わったかどうかは、出典では確かめられていない。純正品の商品説明が適合車種を SLK/SLC としているのは純正品についての記載で、ほかの商品が SLC に合う裏付けにはならない。表記に SLC の名が無い商品は、出品者に SLC への適合を確かめてから選ぶ。

ハンドル位置の表記

純正品は商品名に「右ハンドル車用」とあり、左ハンドル車用とは書かれていない。傘型とロール式は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置(右・左)の記載が無い。自分の SLC のハンドル位置を確かめて選ぶ。左ハンドルの SLC なら、右ハンドル車用の表記の純正品は候補にしない。

形式と収納のしかた

純正品は収納袋に入れてコンパクトにする型で、畳み方の記載は無い。傘型は傘のように開いて使い、畳んで付属の収納ケースに入れる。ロール式は固定設置式で、使うときに引き出してフックに掛け、使わないときは巻き上げる(毎回の取り外しは不要)。

毎回の出し入れを減らしたいならロール式、車内に何も付けたままにしたくないなら純正品か傘型が、形式の上では合う。傘型とロール式の対象表記に SLC の名が無いことは、形式で選んでも変わらない。

紫外線カットの表記

傘型は99%カット(別の箇条では99%以上)、ロール式は50%以上遮断と書いている。純正品は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも数値の記載が無い。どれも出品者の記載で、同じ条件で測って比べた値ではないので、数字の大小だけで選ばない。

購入前に確かめること

  1. 自分の車が2016年以降の SLC か、それより前の SLK(R172 型は2011年から)か
  2. ハンドル位置が右か左か
  3. 商品名と商品説明に書かれた車種の表記
  4. 表記に SLC の名が無い商品は、出品者に SLC への適合を問い合わせる

メルセデス・ベンツ純正 フロントサンシェード(SLC 右ハンドル車用)

販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツ純正アクセサリーで、フロント・ウインドーに取り付けるとし、ジャストフィットは純正品ならではと書いている。収納袋付きで、袋に入れるとコンパクトになり収納時に場所をとらないとする。取り付けについては「簡単に取り付けが可能」とだけ書かれている。

商品名には「右ハンドル車用」とあり、商品説明の適合車種は「SLK/SLC」で、「必ず適合車種をご確認下さい」と添えられている。型式・年式の限りは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。紫外線カット率・素材・寸法・固定の仕方(サンバイザーで押さえるか など)も、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。

右ハンドルの SLC で、商品名に SLC の名がある1点を選びたいならこれになる。

メルセデス・ベンツ純正 フロントサンシェード SLC 右ハンドル車用

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FXXKOE 傘型サンシェード(SLK R172 2011〜2016年の表記)

販売ページの商品説明では、6層構造のナノポリマー断熱材と表面のチタンシルバーコーティングを使い、紫外線を99%カットする(別の箇条では99%以上)とする。柄(シャフト)は360度回転・調整でき、車種やダッシュボードの高さに合わせて角度を変えられ、中央シャフトの設計でカーナビやダッシュボードへの干渉を避けるとしている。使用後は傘のように折りたたんで付属の収納ケースに入れ、ドアポケットやグローブボックス、センターコンソールなどに収納できるとする。

注意したいのは対象の表記だ。商品名と商品説明の対象表記は「メルセデス ベンツ SLK R172 2011年-2016年」で、SLC の名は商品名と箇条書きのどちらにも無い。商品名は「車種専用」としながら、箇条書きには「様々な車種にフィットするよう設計されています」ともあり、記載が一致していない。ハンドル位置(右・左)の記載も無い。SLC に使うなら、購入前に出品者へ SLC への適合を問い合わせる。

FXXKOE 傘型サンシェード(SLK R172 2011〜2016年の表記)

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FXXKOE ロール式サンシェード(SLK R172 2011〜2016年の表記)

販売ページの商品説明では、耐熱・耐食性の金属製ロッドと遮光・断熱の改良型 PVC 素材を使い、ナノスケールの UV カット層で紫外線を50%以上遮断し、赤外線を反射するとする。固定設置式で毎回の分解・再設置は不要とし、使うときは日よけを左右に引き出してフックに掛け、使わないときは巻き上げて収納する。可動域を考慮した設計で、取り付け後もバイザーの通常操作や開閉を妨げないとしている。

対象表記は「メルセデス ベンツ SLK R172 2011年-2016年」で、SLC の名は商品名と箇条書きのどちらにも無い。箇条書きには、取り付け後に両サイドにわずかな隙間が生じることがあり、これは仕様で不具合ではないとある。固定設置式(フックに掛ける)だが、取り付けに使う部品や工具の要否、ハンドル位置(右・左)は、商品名と箇条書きのどちらにも書かれていない。SLC に使うなら購入前に出品者へ適合を問い合わせ、取り付けに要る物もあわせて聞いておく。

FXXKOE ロール式サンシェード(SLK R172 2011〜2016年の表記)

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サンシェードでどれくらい暑さが変わるか

JAF のユーザーテストでは、2012年8月の晴れ・気温35℃の日に、ミニバン5台を室温25℃にそろえてから正午から4時間、車内の温度を測った。

条件 車内の最高 車内の平均 ダッシュボードの最高
サンシェードを付けた車 50℃ 45℃ 52℃
対策をしない黒い車 57℃ 51℃ 79℃
対策をしない白い車 52℃ 47℃ 74℃

比べた相手は別の色の車で、同じ車でのあり・なしの比較ではない。ミニバンで測った値で、SLC で測った値でもない。それでも、車内の空気の温度より、ダッシュボードの表面の温度のほうに大きな差が出ている。JAF はこのテストを、サンシェードや窓開けでは車内温度の上昇を防ぐことはできないとまとめている。

JAF のクルマ何でも質問箱では、フロントガラス全面をサンシェードで覆うと直射日光を遮る効果は高いものの、15時の時点で車内は約50℃に達し、「温度抑制効果はあまり望めない」としている。同じテストで、ダッシュボード上のスマートフォンは「高温注意」の表示が出て一部の機能を除いて使えなくなり、使い捨てライターは2〜3時間でケースに亀裂が入りガスが抜けた。

サンシェードは車内の空気を涼しく保つ道具ではなく、直射日光が当たるダッシュボードなどの表面の熱を抑える道具だ。付けていても人やペットを車内に残さず、スマートフォンやライターなど熱に弱い物をダッシュボードに置いたままにしない。

使うときの決まり(走り出す前に外す)

JAF Mate の交通ルールの解説では、運転席や助手席の窓にサンシェードを付けて運転すると、視界を妨げるので道路交通法第55条2項の違反に当たり、反則金と違反点数の対象になるとしている。規制は正面の窓に限られない。道路運送車両の保安基準第29条3項の考え方からも、サンシェードやカーテンを付けた状態で走ると違反になるとしている。後部座席の窓へのサンシェードは禁止されていない。

フロントのサンシェードは駐車中だけに使い、走り出す前に外す。ロール式は巻き上げてから走る。走行中の正面からの日差しには、サンバイザーやサングラスを使う。

走行中も日差しを和らげたくて着色フィルムを考えるなら、別の基準がかかる。国土交通省の不正改造車の説明では、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスは、着色フィルムや装飾板を付けた状態で可視光線透過率が70%未満のものは認められない(道路運送車両の保安基準第29条)。

オープンカーの SLC ならではの日差しと紫外線の注意

フロントのサンシェードが覆うのはフロントガラスだけで、屋根を開けたまま駐車すると、上からの日差しはサンシェードでは遮れない。日なたに駐車するときは、バリオルーフを閉じてからフロントのサンシェードを広げる。

マジックスカイコントロール付きの車は、ルーフトップの透過率をダークモードに切り替えられる。ただしこれは屋根の装備で、フロントガラスを覆うものではないので、フロントの日差しにはサンシェードが別に要る。自分の車にこの装備があるかは、グレードと装備の内容で確かめる。

走っているときの紫外線も、屋根を開けると事情が変わる。JAF の車内の紫外線のテスト(2018年4月)では、フロントガラスは中のフィルムに UV カット機能がある合わせガラスで、オープンカー以外は紫外線の強さが1桁以下だった。運転席の人の腕に貼った UV ラベルは、直射日光を受けるオープンカーでは3分30秒で赤く変わり、UV カットガラスの車は30分後にわずかに赤くなった程度だった。JAF は、走行中に使える紫外線対策としては、サンシェードは後部座席でのみ使えるとし、同じ車種でも年式やグレードでガラスが違う場合があるとも書いている。

ほかのメルセデスのオープンモデルでも、サンシェードを比べている。

よくある質問

SLK R172 用と書かれたサンシェードは SLC に使える?

使えるとは言い切れない。SLC は R172 型の SLK の改良で改名されたモデルで型式の呼びは同じ R172 だが、2016年の改良でフロントガラスやダッシュボードまわりの形が変わったかどうかは確かめられていない。SLK R172 2011〜2016年向けとして売られている商品は、購入前に出品者に SLC への適合を確かめる。

サンシェードで車内はどれくらい涼しくなる?

車内の空気はあまり涼しくならないと考えておく。JAF のテスト(ミニバンで測った値)では、サンシェードを付けた車でも車内の最高は50℃で、別の色の車との差が大きく出たのはダッシュボードの表面の温度だった。

屋根を開けて走るときの日焼け対策は?

フロントのサンシェードは走行中の対策には使えない。直射日光を受けるオープンの状態では、JAF のテストで腕の UV ラベルが短い時間で赤く変わっている。日差しの強い日は屋根を閉じて走る。

ロール式は付けたまま走ってよい?

日よけを広げたまま走ってはいけない。運転席や助手席の窓にサンシェードを付けて運転すると道路交通法の違反になると JAF Mate は解説している。ロール式は固定設置式だが、走り出す前に巻き上げる。

まとめ

最初にやるのは、実車の運転席に座ってハンドルが右か左かを確かめることだ。そのうえで車検証の年式を見て、2016年以降の SLC か、それより前の SLK(R172 型は2011年から)かを確かめる。

  • 右ハンドルの SLC なら、商品名に SLC と右ハンドル車用の表記があるメルセデス・ベンツ純正のフロントサンシェードを基準にする
  • 傘型とロール式は商品名と商品説明の対象表記が SLK R172 2011年-2016年で SLC の名が無いので、出品者に SLC への適合を確かめてから選ぶ
  • サンシェードは駐車中のダッシュボードの熱を抑える道具として使い、走り出す前に外す(ロール式は巻き上げる)

ほかのメルセデスでは、

も書いている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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