Eクラス カブリオレA207 サンシェード 純正と傘型2点比較

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Eクラス カブリオレのサンシェードは、乗っている車が A207 かどうかで選べる品が変わる。同じ E クラスでもクーペは C207、次の世代のカブリオレは A238 で、型式の違う車向けの品を A207 向けとして扱わない。A207 に乗っているなら、商品名か商品説明に A207 の型式が書かれた純正のフロントサンシェードと MegaDefend の傘型の2点から選び、どちらも買う前に適合を確かめる。2点のどちらにするかは、純正アクセサリーを選びたいか、手軽に広げてしまえる物がほしいかで決まる。

目次

型式 A207 の表示がある2点の早見表

ここで比べるのは、商品名か商品説明に A207 の型式が書かれたサンシェード2点だ。

商品 A207 の表示 形 向く人
メルセデス・ベンツ純正 フロントサンシェード 商品名に A207 と C207 を併記。適合欄の型式と車体の組み合わせに食い違いあり 記載が無い 純正アクセサリーを選びたい人
MegaDefend 傘型サンシェード 商品名と商品説明に「A207 カブリオレ 2010年-2016年」(出品者の記載) 傘型。開くだけで使い、ミラーの切れ目あり 手軽に広げてしまえる物がほしい人

純正は、メルセデス・ベンツの純正アクセサリーという出どころで選ぶ品だ。形や素材の記載が無いぶん、買う前の確かめが要る。傘型は開いて広げ、閉じて袋にしまうだけで扱える。どちらも買う前に適合を確かめる。確かめ方は各商品の節に書く。

A207 はどの車か(型式の確かめ)

W212 系 E クラスのカブリオレ

A207 は、W212 系の E クラスのうちカブリオレ(コンバーチブル)の型式だ。同じ系のクーペは C207。クーペは 2009 年のジュネーブ・モーターショーで、カブリオレの A207 は 2010 年の北米国際オートショーで発表され、2台はドイツのブレーメン工場で並行して作られた。

日本での発売と幌

発売時の Car Watch の記事によると、日本では 2010 年 4 月 20 日に「E 350 カブリオレ」が発売された。4 人乗りのカブリオレで、発売時は左ハンドルのモデルだけが用意された。屋根は多層構造のソフトトップ(幌)で、厚さは 23.5mm。騒音や風切り音を遮り、耐候性と断熱性でクーペ同様の室内環境をうたう。40km/h 以下で電動開閉でき、開閉にかかる時間は約 20 秒だ。

次の世代 A238 とは型式が違う

次の世代(W213 系)の E クラスでは、カブリオレの型式が A238、クーペが C238 になる。A238 のカブリオレは 2017 年のジュネーブで発表され、2018 年モデルとして出た。W213・C238・A238 向けと書かれたサンシェードは、A207 に合うとは確かめられていない。

サンシェードで何が変わるか(JAF の実測)

真夏の駐車場での比べ

JAF のユーザーテストは、2012 年 8 月 22 日・23 日に埼玉県戸田市の駐車場で、晴れ・気温 35 度の中、正午から 4 時間、ミニバン 5 台の車内温度を測ったものだ。A207 で測った値ではない。

対策 車内最高温度 車内平均温度 ダッシュボード最高温度
対策なし(黒) 57℃ 51℃ 79℃
対策なし(白) 52℃ 47℃ 74℃
サンシェード装着 50℃ 45℃ 52℃
窓開け(3cm) 45℃ 42℃ 75℃
エアコン作動 27℃ 26℃ 61℃

サンシェードを付けた車は、ダッシュボードの最高温度が 52℃ と、ほかの対策より低かった。ダッシュボードの熱を抑えたいなら、サンシェードを使う意味は大きい。

車内の温度上昇は防げない

一方で JAF は、サンシェード対策や窓開け対策をしていても温度抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇を防ぐことはできないとしている。フロントガラス全面を覆うサンシェードは直射日光を遮る効果は高いものの、15 時の時点で車内は約 50℃ に達した。

JAF の解説では、エンジンを止めるとエアコンも切れ、5 分で約 5℃ 上がり、15 分後には熱中症指数が危険レベルに達した。子どもや高齢者を車内に残すのは危険だと JAF はしている。

ダッシュボードの物と乗る前の注意

JAF の解説では、真夏のテストでダッシュボードに置いた物も傷んだ。スマートフォンは「高温注意」と表示されて一部の機能を除き使えなくなり、使い捨てライターは 2〜3 時間でケースに亀裂が入ってガスが抜け、クレヨンは約 1 時間で溶け始めた。JAF は、可燃性の高い物を車内に放置しないこと、乗る前に窓やドアを開けて換気し、熱くなったハンドルでのやけどに気をつけることを勧めている。

幌を開けたままでは頭上の日差しは遮れない

フロント用のサンシェードは、前面ガラスの内側を覆う物だ。幌を開けたままでは頭上からの日差しが車内に入り、フロント用では遮れない。

JAF の紫外線のテスト(2018 年 4 月)では、紫外線で色が変わるラベルが、オープンカーでは 3 分 30 秒、クリアガラスの車では 16 分 30 秒で赤く変わった。フロントガラスの位置の紫外線の値は、オープンカー以外はすべて 1 桁以下と低かった。フロントガラスはフィルムを挟んだ合わせガラスで、そのフィルムに紫外線をカットする機能もあるためと JAF は説明している。

駐車中に車内の暑さやダッシュボードの日焼けを抑えたいときは、幌を閉めてからサンシェードを広げる。止めたらまず幌を閉める、を手順にしておくとよい。

選び方の基準

1. 型式の表示に A207 があるか

最初に見るのは型式の表示だ。通販で「E クラス サンシェード」と探すと、同じ E クラスでも型式の違う車(セダンの W212 や、次の世代の W213・C238 など)向けの商品が並ぶ。商品名か商品説明の適合欄に「A207」の字が在るかを確かめ、別の型式向けの商品を A207 にも合う物として扱わない。字が在っても、車体の名前との組み合わせが食い違うときは、買う前に販売者に確かめる。

2. 形と扱いやすさ

傘型は開くだけで広げられ、閉じると小さくなる。ルームミラーやドライブレコーダーの周りに切り欠きが在るか、収納袋が付くか、しまう場所を取らないかも見る。形の記載が無い商品は、形を推し量らずに販売者に確かめる。

3. 素材と紫外線カットの記載

素材や紫外線カットの記載の有無と、その表記が一貫しているかを見る。記載が無い商品は性能を推し量らない。表記が食い違う商品は、どちらかの数値に決めて信じ込まない。

メルセデス・ベンツ純正 フロントサンシェード

商品名と商品説明に在ること

商品名は「【メルセデス・ベンツ アクセサリー】純正 フロントサンシェード Eクラス クーペ/カブリオレ (A207 / C207)」で、A207 と C207 の両方の型式が書かれている。販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツの純正アクセサリーで、フロント・ウインドーに簡単に取り付けられるとしている。収納袋が付き、袋に入れるとコンパクトになって、しまうときに場所を取らないという。

記載が無いこと

形(折り畳み式か傘型か)・素材・紫外線カット率・ルームミラー周りの切り欠きの有無は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。

適合欄の食い違いと確かめ方

商品説明の適合欄は「Eクラス クーペ A207/Eクラス カブリオレ C207」と書かれていて、型式と車体の組み合わせが、百科事典の記載(クーペ C207・カブリオレ A207)と逆になっている。A207 の字は商品名と適合欄の両方に在るが、組み合わせが食い違うので、買う前に販売者に車検証の情報で A207 カブリオレに合うかを確かめる。商品説明にも「必ず適合車種をご確認下さい」「写真の取付車両は実際と異なる場合があります」とある。

純正アクセサリーという出どころを重く見るなら、確かめを済ませたうえでこちらを選ぶ。

メルセデス・ベンツ純正 フロントサンシェード Eクラス クーペ/カブリオレ(A207/C207)

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MegaDefend 傘型サンシェード(A207 カブリオレ用と表示)

適用車種の表示

MegaDefend の傘型サンシェードは、商品名と商品説明(出品者の記載)で、適用車種を「Eクラス 4代目 A207 カブリオレ 2010年-2016年」としている。商品名のサイズ表記は「Eクラス A207」。年式の範囲は出品者の記載で、車種の側の資料で確かめた値ではない。

作りと使い方

販売ページの商品説明では、貼り付けではなく開くだけで使える傘型としている。商品名に「10本骨」「バックミラー開き口」「収納ポーチ付き」とあり、商品説明では上部中央に切れ目があって、バックミラーやドライブレコーダーに干渉しないとしている(出品者の記載)。閉じると収納バッグに入り、ドアのサイドポケットやグローブボックスにもしまえるという。

MegaDefend の傘型の、出品者の記載に沿った使い方は次のとおり。

  1. 収納バッグから出し、傘のように開く。
  2. フロントガラスの内側に広げ、上部中央の切れ目をルームミラーの位置に合わせる。
  3. 使い終わったら閉じて収納バッグにしまう。走り出す前に必ず外す。

層の数と UV カット率の表記の食い違い

MegaDefend の傘型は、素材の層の数と紫外線カット率の表記が、販売ページの中で食い違っている。商品名は「10層断熱素材」、商品説明は「11層素材」「11層のナノ高分子断熱材」。紫外線カット率は、商品説明の見出しが「99.9%UVカット」、本文が「99.99%」。外側はチタンシルバーコーティングとしている。どちらの数値が正しいかは決められないので、数値の細かな差を選ぶ理由にしない。

MegaDefend 傘型サンシェード Eクラス A207 カブリオレ用

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2点の比較表

項目 純正 フロントサンシェード MegaDefend 傘型
型式の表示 商品名に A207 と C207 を併記 商品名と商品説明に A207 カブリオレ 2010年-2016年(出品者の記載)
表記の食い違い 適合欄の型式と車体の組み合わせが百科事典の記載と逆 層の数(10層・11層)と UV カット率(99.9%・99.99%)
形 記載が無い 傘型・10本骨
ミラー周りの切り欠き 記載が無い 上部中央に切れ目(商品説明)
収納 収納袋付き 収納ポーチ付き
素材・UV カットの記載 記載が無い 外側はチタンシルバーコーティング
買う前の確かめ 販売者に車検証の情報で確かめる 出品者の適用車種の表示を確かめる

価格は時期で変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。

使ってよいのは駐車中だけ(法令の決まり)

運転中に付けると違反

道路交通法第 55 条 2 項は、運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げる乗車・積載を禁じている。JAF Mate の交通ルールの解説では、運転中に運転席や助手席の窓にサンシェードを付けると視界を妨げるので違反で、反則金と違反点数 1 点の対象だ。前面ガラスと運転席・助手席の窓は、サンシェードやカーテンも視野を妨げる点で違反になると説明している。後部座席の窓に付けること自体は禁止されていないが、後方確認の妨げになるので、同乗者がいなければ運転中は外すのが望ましいとしている。

ガラスへの着色フィルムと装飾板

国土交通省の不正改造の案内では、運転者の視野を妨げ危険であるとして、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスに、可視光線透過率 70% 未満の着色フィルム等を貼ることを禁じている。前面ガラス等に装飾板を取り付けることも禁じている。

走り出す前に外す

フロント用のサンシェードは、駐車中・停車中に使う物だ。走り出す前に必ず外して畳み、運転席の足元やペダルの近くに置かない。走行中の日よけは、同乗者にアームカバーやストールなど、サンシェード以外の物を使ってもらう。

よくある質問

W212 セダン用や A238 用のサンシェードは A207 に使える?

セダンの W212 も次の世代の A238 も A207 とは型式が違い、そうした型式向けと書かれた品は A207 に合うとは確かめられていない。商品名か適合欄に A207 の字が在る物から選ぶ。

サンシェードを付ければ車内に子どもやペットを残しても大丈夫?

残してはいけない。サンシェードを付けても車内温度の上昇は防げない(JAF の実測の節を参照)。

幌を開けたまま駐車するときもサンシェードは効く?

フロント用は前面ガラスの内側を覆う物で、幌を開けたままでは頭上からの日差しを遮れない。駐車中は幌を閉めてから広げる。

走行中に助手席の窓だけサンシェードを付けてもいい?

付けてはいけない。JAF Mate の解説では、運転中に助手席の窓にサンシェードを付けると違反になる。

まとめ

まずは2点のうち1つに絞り、それから適合を確かめる。純正アクセサリーを選びたいなら純正フロントサンシェード(商品名に A207 と C207 を併記・形の記載が無い・適合欄の型式と車体の組み合わせに食い違いあり)、手軽に広げてしまえる物がほしいなら MegaDefend の傘型(出品者の記載で A207 カブリオレ 2010年-2016年用・開くだけで使う・ミラーの切れ目あり)を選ぶ。絞ったら、純正は販売者に車検証の情報で A207 カブリオレに合うかを、傘型は出品者の適用車種の表示を確かめてから買う。

使うのは駐車中だけで、走り出す前に外す。サンシェードを付けても車内温度の上昇は防げないので、人や動物を車内に残さない。

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車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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